ラブライブ!ウルトラ伝説!私たちの光!   作:海神アグル

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書けば書くほどお気に入り登録してくれた方が逃げていき、リメイクってダメなのかな~と、後悔してます。

でもそんな事は気にせずどうぞ。



先輩禁止!#2

電車に揺られ数時間。

 

別荘に着いた感想だが、でかい……。

 

とにかくでかい。

 

他のメンバーも同様で、唯一氷麗が驚いてなかった。

 

西木野……真姫の家で居候してるって話だし、馴れたンだな。

 

「「「「「「「おぉ~」」」」」」」

 

氷「相変わらずすげぇよな…」

 

穂「すごいよ真姫ちゃん!」

 

凛「さすがお金持ちにゃー!」

 

真「そう?普通でしょ?」

 

真姫は穂乃果と凛の賞賛を何でもないと言わんばかりに返す。

 

何でもなくはないだろ…。

 

目の前にプライベートビーチがある別荘なンて、そうそうお目にかかれるもンじゃねェぞ。

 

氷麗も思ってるようで、

 

「何が普通だよ?こんな別荘は普通じゃあり得ねぇよ……」

 

とぼやく。

 

真「何言ってるのよ。昔はよくパパとママと私とあんたの四人で一緒に来てたんだから、もう馴れたでしょ?」

 

氷「そりゃそうだが…」

 

幼馴染みだからこそ出来る体験か。

 

ニ「ぐぬぬぬぬぬ……」

 

ニコは何故かぐぬぬっていた。

 

そンなに悔しがる必要ないンじゃね?

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

次に来たのは寝室。

 

しかしまァなンつーか……ベッドがでかい。

 

とにかくでかい。

 

無駄にでかい。

 

そのでかさに穂乃果と凛と海未は思わず「わぁ~!!」という声を出していた。

 

何でもかンでも大きくすればいいってものじゃねェだろうがァ。

 

穂「こことーった!!」

 

そう言ってベッドに勢い良く飛び込ンだ穂乃果。

 

オイオイ、愉快にケツ振りやがって!

 

誘ってンのかァ!?

 

そしてそンな穂乃果に続くように、凛もベッドにダイブする。

 

「凛はこっち~!」

 

竜「お前ら……」

 

盾「ふかふかだし、広そうだね~」

 

盾や海未はともかく、このバカ2人はよくこンな事ではしゃげるな。

 

オイ穂乃果、ベッドの上でゴロゴロしてンじゃねェ!

 

凛「海未先輩たちも早くとった方が……あっ」

 

海「やり直しですね」

 

あの絵里がいきなり言った事だ。

 

急に先輩禁止と言われても中々慣れないのが普通か。

 

凛「うんっ!海未ちゃん、盾君、竜司君、穂乃果ちゃん」

 

1年でもノリが軽い凛なら、慣れるのに時間はそうかからないだろう。

 

穂「竜ちゃん!一緒に寝よ!」

 

竜「ほざいてろアホが」

 

 

竜司sideoff

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

嵐助side

 

 

竜司達は二階に行ったが、俺は西木野の別荘に着くとすぐにキッチンの方に向かった。

 

理由は俺が恐らく料理当番になると思うから。

 

側には南さんや西木野、ニコさんもいる。

 

そんな彼女達に構わず、俺は調理器具やら調味料の場所を確認していく。

 

って………あれ?

 

思ったより少ない……。

 

包丁とか最低限のものはあるみたいだが……。

 

そんな時だ。

 

ニ「りょ、料理人っ!?」

 

ニコさんの仰天声が聞こえた。

 

そちらに振り向くと、西木野にニコさんと南さんが向かい合っており、それを遠目から朱雀と氷川が見ていた。

 

真「そんな驚く事?」

 

こ「驚くよ~。そんな人が家にいるなんて……凄いよね!」

 

朱「一般家庭に料理人がいる事自体が普通におかしいんだよ……」

 

西木野の家には料理人とかがいるらしい。

 

何故こういうお金持ちお嬢様は一般の人と少し感覚がズレているのだろうか?

 

ニ「っ……へえ~、真姫ちゃん家もそうだったんだ~!にこん家も~専属の料理人、いるのよねえ~!だからにこぉ、ぜ~んぜん料理なんかやった事なくて~」

 

こ「へえ~!ニコ先輩もそうだったなんて~!」

 

ニ「にこにーでしょ」

 

こ「え?」

 

ニ「ニコ先輩じゃなくて、にこにー!」

 

こ「あ……うん!!」

 

………なんかいい感じに終わろうとしてるけど、ニコさん、あんた絶対それ見栄だろ?

 

まぁ、後で虎亜に聞けばいいか。

 

 

嵐助sideoff

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

竜司side

 

 

全員が練習着に着替え、外に集合したところで練習メニューを考えてきた海未の説明が始まった。

 

「これが!合宿での練習メニューになります!」

 

海未は窓に貼った練習メニューを指しながら言う。

 

希「おー…」

 

こ「凄い……こんなにびっしり…」

 

練習メニューには遠泳10kmにランニング10km、精神統一や腕立て腹筋20セットと書かれていた。

 

何ですかこれはァ?

 

トライアスロンの選手の練習メニューかァ?

 

遠泳10kmって何だよ…。

 

穂乃果と凛とニコはそれぞれ水着に着替えていて、既に海で遊ぶ気満々。

 

まさかこれから練習するなんて思っても見なかった3人の表情は実に不服そうだ。

 

穂「って海はぁ!?」

 

海「……私ですが?」

 

穂乃果の言葉に海未がキョトンとした顔で返す。

 

ナニイッテンダ!! フジャケルナ!!

 

盾が海未のボケにツッコム。

 

「違うよ海未。海未じゃなくて海ね…」

 

海水の海を指差しながら言う盾。

 

海「あ~、それなら……ほら♪」

 

手を合わせて納得した海未は満面の笑みで遠泳10kmと書かれているところを指差した。

 

穂「遠泳、10キロ……!?」

 

ニ「その後ランニング10キロ……!?」

 

それを見た穂乃果とニコは10kmという数字と、その後に書いてあるランニング10kmに顔を引きつらせていた。

 

そりゃそうなるよな。

 

俺だって絶対やだ。

 

朱雀やイクスすら、顔を引きつらせていた。

 

海「最近、基礎体力をつける練習が減っています。折角の合宿ですし、ここでみっちりとやっといた方が良いかと」

 

盾「それ……みんなの体力は持つの?」

 

海「大丈夫です!熱いハートがあれば!!」

 

竜「お前はどこの超熱血テニスプレイヤーだ」

 

何?練習中誰かがへばっていたらその人そっくりに応援するの?

 

いくら大和撫子の海未でも暑苦しいこと極まりない。

 

正直ンな事をされたらイラッとくる。

 

ニ「やる気スイッチが痛い方向に入ってるわよ……。何とかしなさい」

 

穂「う、うん……凛ちゃん!」

 

凛「分かったにゃ!」

 

3バカトリオは何やら相談して、海未を説得しようとしていた。

 

すると凛は海未の手を引き、

 

「あー!海未ちゃんあそこー!」

 

「えっ!何ですか!?」

 

そう言って空を指差していた。

 

穂「今だー!」

 

ニ「行っけー!」

 

その間に穂乃果とニコ、ことりに花陽は砂浜の方へ走っていった。

 

海「あ、あなた達ちょっとー!?」

 

絵「まぁ、仕方ないわね~」

 

海「えぇ…?良いんですか絵里先輩………あ」

 

先輩禁止に気づいた海未に、絵里はウインクしながら人差し指を立てて言う。

 

「禁止、って言ったでしょ?」

 

海「すみません……」

 

「μ'sはこれまで、部活の側面も強かったから、こんな風に遊んで、先輩後輩の垣根を取るのも、重要な事よ?」

 

盾「それにまだ合宿は始まったばかりだよ。1日くらい許してあげよう?海未」

 

絵里の言葉に海未がイマイチ納得いってない表情をしていたが、盾が海未の頭をポンポンと撫でると、海未はコロッと「分かりました」と態度を変えた。

 

朱「まあ……遊ぶなら勝手にして。僕は寝てるから」

 

朱雀が昼寝をしようとしたので、俺とイクスも便乗する。

 

竜「じゃあ…俺も…」

 

火「俺も…」

 

そう言って俺たち3人は別荘の中に入る。

 

絵「あっ、コラ!3人とも待ちなさい!!」

 

絵里が止めにくるが、

 

蒼「好きにさせてやれ。あいつらには、あいつらのペースがあるんだ」

 

蒼燕が絵里を止める。

 

絵「でも……」

 

蒼「第一、先輩後輩の垣根を取るのは、お前らμ’sのメンバーの方だろ?」

 

それでも絵里はまだ不服そうだ。

 

蒼「俺と虎亜と茜、寺獄と氷川と土方で充分だろ?」

 

蒼燕がそう言うと、絵里は渋々納得した。

 

それを聞いた俺とイクスと朱雀の3人は今度こそ、昼寝をしにいく。

 

つーか、杖を使ってるヤツが海で遊べるかよォ。

 

 

竜司sideoff

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蒼燕side

 

 

竜司と朱雀と火神の3人が昼寝をしている間、俺たちは水着に着替えて、ビーチに出る。

 

絵里たちμ’sのメンバーは、海ではしゃいだり、水鉄砲で遊んでいた。

 

虎亜と茜がカメラで、その様子を録っていた。

 

なんでも次のPVで使うとか……。

 

唯一、西木野……真姫がパラソルの下でイスに座って読書をしていて、氷川は隣でだらけている。

 

寺獄と土方は、スイカ割りの用意をしている。

 

俺はというと、砂浜に座り海を静かに見ていた。

 

そこへ絵里が来た。

 

ロシアのクォーターっていうだけあって、スタイルは抜群で、水着になると色気が溢れ出る。

 

絵「何してるの?蒼燕」

 

そう言って俺の隣に座る。

 

蒼「いや、ちょっとな……。昔の事を思い出してた……」

 

絵「そう……」

 

それだけ呟くと、絵里も俺と一緒に海を見る。

 

しばらくの静寂が流れたが、不意に絵里が口を開く。

 

「あの時はすごく心配したのよ?」

 

「そういや、あの時の絵里はめちゃめちゃ泣いてたな」

 

「も、もう!茶化さないで!! ホントに心配したのよ!? 私のせいで蒼燕が死ぬんじゃないかって……」

 

顔を赤くしながら睨む絵里だが、すぐにその顔を暗くする。

 

ああ、よっぽど心配かけてたみたいだな。

 

蒼「悪かったよ…」

 

俺は茶化した詫びに絵里の頭を撫でる。

 

まだ幼い時、絵里の家族と俺の両親で海に行った事がある。

 

その海はとても綺麗で、絵里が物凄くはしゃいでいた。

 

それが仇になったのか、準備体操をしなかった絵里は足をつり、溺れかけた。

 

それにいち早く気づいた俺が絵里を担いで助けたのだが、今度は俺が急に来た大波にさらわれ溺れた。

 

何とか火事場のバカ力で絵里だけでも浅瀬に放り込めたが、急な事だったので息を満足に吸えず、深いところまで溺れた。

 

このまま死ぬんだなって、その時やけに冷静だったのを覚えてる。

 

諦めていたその時、海の底から青い光が俺にせまり包み込んだ。

 

そこで俺はアグルと出会った。

 

その後の事はよく覚えてない。

 

気づけば絵里が俺に抱きついて、泣きわめいていた事だけは覚えている。

 

両親に聞くと、俺が青い光に乗って現れたとの事らしい。

 

そしてその時から、俺の右手首にはアグレイターが装着されていた。

 

絵「あの時の青い光って、結局何だったのかしら?もしかして、あれってアグルなのかしら!!」

 

絵里は目をキラキラさせながら聞いてくるが、俺はそれを「さぁな……」と言ってあえてぼかす。

 

こいつをこっちの危険な世界に踏み入れさせる訳にはいかないからな……。

 

その時、穂乃果と希が大声で呼んでくる。

 

穂「おーーい!! 絵里ちゃーん!蒼燕さーーん!!」

 

希「二人ともー!そんなとこでイチャついてないで、こっちに来なよーー!!」

 

絵「イ、イチャついてなんかいないわよ!!」

 

大声で否定する絵里。

 

俺は立ち上がり、絵里に言う。

 

「行くか?絵里」

 

そして歩き出すと、

 

「あっ、待ってよ蒼燕!!」

 

絵里も手を伸ばしながら慌てて俺の後を着いてくる。

 

俺と絵里は並んで歩くがその途中、俺は不意打ちで絵里の水着を褒めた。

 

「あっ、絵里。その水着よく似合ってるぞ」

 

「っ~~~~!?///」

 

すると絵里は面白いくらいに顔を真っ赤にしながら俯く。

 

やっぱ可愛いな、絵里は。

 

 


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