銀河パトロール隊員ニニック   作:獅子河馬ブウ
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前回の続きです。

何なリーと読んでくだサイヤ人←誤字ではない


番外編4 これがドラゴンボール!願いを叶えられるのは3つだけ⁉︎

そして、5分が経ち。

 

「「おわっ⁉︎」」

 

ターニックがニニックとターブルの2人に戻った。

 

「本当に30分で戻るんだな。」

 

「はい、フュージョンは合体している時の制限時間は30分です。それと合体した後は1時間経たないとまたフュージョンは出来ません。」

 

「成る程な………という事は連続のフュージョンは無理という事か。」

 

ニニックはフュージョンが連続で出来ないと言う事を理解した。

 

「もうドラゴンボールについて話をしていいかのう?」

 

「あ、そうでした。では、そのドラゴンボールについて教えてください。」

 

「いいじゃろう。先ずドラゴンボールというのはこのナメック星に存在する願い玉の事じゃ。」

 

ムーリ長老はニニック達にそう言うと、

 

「「願い玉?」」

 

「そうじゃ、ドラゴンボールを7つ集めれば何でも願いが3回まで叶う事ができる龍、ポルンガが現れる。」

 

「な、なんでも………⁉︎」

 

「願いが………叶う……しかも3回も…⁉︎」

 

2人が驚くのは無理じゃない。何故ならそんな物はお伽話とかに出る物なのにそれが現実として存在していた。

 

「ほ、本当に存在するんですか⁉︎」

 

「ま、まさか俺たちを馬鹿にしようしているんじゃ?」

 

ニニックとターブルはムーリ長老を疑ったが、

 

「そんなわけないじゃろ。お主達はナメック星を救った英雄なんだ。そんなお主達に我々ナメック星人は御礼としてそのドラゴンボールを試練なしで使う事を許したわけじゃ。」

 

「試練?なんか、ドラゴンボールってそう簡単に手に入るような物じゃないのか?」

 

ニニックはそう言うと、

 

「そんなわけ無い。試練をする事によってドラゴンボールを求める者が悪しき心を持つ者か、そうでは無いかと見極めるんじゃ。」

 

「成る程、確かにそうすればそのドラゴンボールが悪行に使われなくてすむって事ですね。」

 

ターブルはムーリ長老の言っている事を理解した。

 

「ん?て事は俺たちは試練をしなくてもそのドラゴンボールを使えるってわけか?」

 

「その通りじゃ。」

 

ニニック達はそれを聞くと新しいゲームを手に入れた子供の様に喜んだ

 

「な、なぁターブル!お前は何を願う⁉︎」

 

「え、えっと……………。」

 

ターブルは自分は何を願うか考え始めた。

 

「…………すいません、願いが思い浮かびません。」

 

ターブルはあまり欲を持たない性格であり、願いが思い浮かばなかった。

 

「俺の場合は…………カツ丼10年分でも頼むか。」

 

「あ、それなら僕はお好み焼きとたこ焼きを10年分頼みますよ。」

 

ニニックとターブルはそんな他愛もない願いを頼もうとした。仮にこの場にジャコがいたらとんでも無い願いを考えていただろう。

 

「そうか、では他の長老からドラゴンボールを借りてくる様に村人に頼んでおこう。」

 

ムーリ長老はそう言った。

 

「ありがとうございます。ところで、あのカプセルを抱いている人はどうしますか?」

 

ターブルはそう言ってカプセルを抱きながら、気絶している女性について聞いた。

 

「そういえば、すっかり忘れていたな。」

 

ニニックはそう言って気絶している女性に近づいた。

 

「ん?………ッ⁉︎これは不味い!ムーリ長老!」

 

「どうしたんじゃ⁉︎」

 

ムーリ長老は呼ばれて直ぐにニニックのところへ向かった。

 

「こいつを見てくれ!」

 

ニニックはそう言って、気絶している女性の顔を見せた。

 

「むっ⁉︎こ、これはいかん‼︎」

 

と、ムーリ長老が焦った。

 

「どうしたんですか?」

 

ターブルが気になって、ニニック達の方へやって来た。

 

「ああ、この女が病気を抱えているみたいでな。」

 

ニニックはそう言ってターブルに女性の顔を見せた。

 

「この症状は…………⁉︎」

 

ターブルは何か知っている様だった。

 

「何か知っているのか⁉︎」

 

「は、はい!この女性は昔ヤードラット星に流行ったウイルス性の心臓病と同じ病気にかかっています。」

 

ターブルはニニック達に女性がかかっている病気について説明した。

 

「それは治るのか?」

 

と、ニニックはターブルに病気は治るのか聞いた。

 

「残念ですが、心臓病を治す薬や対策は未だに出来ておらず、病気に掛かった者は全てヤードラット星にある人気が無い場所に隔離され死んでいきました。」

 

「マジかよ⁉︎」

 

と、ニニックは驚いた。それを聞いていたムーリ長老も口には出さなかったが驚いていた。

 

「それが本当だとしたら、ウイルスがこのナメック星に広がってしまうのでは?」

 

ムーリ長老がそう言うが、

 

「その事なんですけど、どうもこの女性はウィルスを全て体の中に抑えている様です。」

 

「ウィルスを全て抑える?そんな事が出来るのか?と言うかなぜわかるんだ?」

 

ニニックはターブルに聞いた。

 

「はい、心臓病は掛かったから約3年経って体に影響が出ますが、この人の場合は3年以上も病気に掛かっているみたいです。恐らくヤードラット星人やナメック星人みたいに何かしらの能力などを使って今日まで耐えて来た様です。」

 

「成る程、でもこいつは今にも死にそうな顔をしているぞ?これって、やばくは無いか?」

 

「やばいどころか、この女性は1日足らずで命を落としますよ!」

 

「「なっ⁉︎」」

 

ニニックとムーリ長老はそれを聞いて、驚いた。特にニニックはせっかく助けたのに死んでしまうと後味が悪いと思っていた。

 

「ムーリ長老!確かドラゴンボールって、なんでも願いが叶うのか⁉︎」

 

「あ、ああ。そうだとも。」

 

「ニニックさん、一体何をするつもりなんですか?」

 

ターブルはニニックが何をしようとするのかわからなかった。

 

「ドラゴンボールを使って、こいつの病気を治す。」

 

ニニックはそう言うと、

 

「ええええっ⁉︎ド、ドラゴンボールを使うんですか⁉︎」

 

「1つ願いが余っていたから、丁度いいだろ?」

 

「まぁ、確かにそうですけど。でも良いんですか?」

 

「何がだ?」

 

「いや、確かに僕らは正義の銀河パトロール隊員ですけど、折角なんでも叶う願いをあって間もない人の為に使うのはちょっと勿体無い感じがするんです。」

 

ターブルはそう言うと

 

「………俺は元々欲が無いからな。人が救えるんだったらドラゴンボールでも何でも使うぞ。」

 

と、ニニックは言った。

 

「そうですか……ニニックさんがそう言うなら良いですけど。」

 

「よし、ならムーリ長老。早速ドラゴンボールをたのむ。」

 

「任せておけ。」

 

ムーリ長老はテレパシーを使い、他のナメック星人達からドラゴンボールを集める様にと言った。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

そして、30分が経ち。ニニック達の前には大玉スイカ並みに大きい星型のマークが入ったオレンジ色の球をそれぞれの村から持って来た7人のナメック星人がいた。

 

「まさかネイルさんが来るなんて思ってもいませんでした。」

 

ターブルはそのうちの1人が最長老さまの所にいたネイルだと言うことに驚いた。

 

「7つのうち1つは最長老さまの所にあるんだ。だから、私はそこから持って来たんだ。」

 

ネイルはそう言った。

 

「それにしても、こんな大玉スイカみたいな球で本当に願いが叶うのか?」

 

ニニックはネイルにそう聞いた。

 

「スイカという物は何なのかは知らないが、ドラゴンボールは7つ揃う時にナメック星の言葉で神の龍ポルンガを呼べるんだ。」

 

ネイルはそう言うと、

 

「ナメック語?それって俺たちが今使っている言語の事か?」

 

「ナメック語とは我々ナメック星人が使っている言葉だ。ポルンガはナメック語でしか呼び出す事は出来ない、更には願いを叶う事も出来ない。」

 

「不便過ぎないか⁉︎」

 

ニニックがそう言うのも仕方がない。でも、こうでもしないとドラゴンボールを悪用されない様にしている。

 

「まぁ、いいや。取り敢えずムーリ長老ポルンガを呼んでくれ。」

 

「わかった。」

 

ニニックはムーリ長老にポルンガを呼び出す事を頼むと、ムーリ長老はその頼みを聞き、地面に置かれているドラゴンボールの前に立った。

 

「タッカラプト ポッポルンガ プピリットパロ。」

 

ムーリ長老が呪文らしきものを言うと、ドラゴンボールが光り出した。そしてさらに

 

「おいターブル!空が急に暗くなったぞ⁉︎」

 

「た、確かナメック星は夜はなかった筈ですよね⁉︎」

 

ニニックとターブルが急に空が暗くなった事に戸惑った。すると、ネイルが話しかけて来た。

 

「ドラゴンボールを使用する間は、空が暗くなる現象が起こるんだ。」

 

「な、成る程、流石願いが叶う龍を呼び出す時の演出は凄いな。」

 

ニニックがそう言うと、

 

バリバリバリバリバリバリ、ビガァァァァァァァァン

 

「「ま、眩しい⁉︎」」

 

ニニックとターブルは急にドラゴンボールが激しく光った為に、目を瞑ってしまった。そしてその光が天まで昇り龍の様な形へとなっていく。

 

「…ひ、光は止んっ⁉︎」

 

「ど、どうしたんだ?ターブッ⁉︎」

 

ターブルとニニックが目を開けると、其処にはナメック星人の特徴である触角が生えた巨大な緑色の龍がいた。

 

「こ、これがポルンガ?」

 

「な、なんて神々しい存在なんだ。」

 

ニニックとターブルはポルンガの神々しさに感動していた。

 

『ドラゴンボールを揃えし者よ、願いを言うがよい。どんな願いでも可能な限り3つ叶えてやろう。』

 

ポルンガはそういうと、ニニックは息を飲んだ。

 

「じゃ、じゃあ取り敢えず其処で気絶している女の病気を治してくれないか?」

 

ニニックはポルンガにそう言うが、

 

『・・・・・・・・。』

 

「あれ?おい、どうしたんだよ?」

 

「ニニックさん、先ほどネイルさんがナメック語でしか願いが叶えられないって、言っていたじゃないですか。」

 

ターブルはそう言うと、ニニックは「あっ!」と言ってネイルの言ったことを思い出した。ニニックはムーリ長老に向き合った。

 

「と、取り敢えず其処で気絶している女の病気を治してくれで頼む。」

 

「わ、わかった。」

 

ムーリ長老はポルンガにナメック語でニニックの言った願いを伝えた。

 

『……容易いことだ。』

 

ポルンガは目を光らせると、気絶していた女性も光り出し、光りがやむと

 

「え?」

 

「あれ?」

 

其処に気絶していた女性が50代から20代に若返っていた。

 

「「わ、若返っているぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ⁉︎」」

 

ニニックとターブルは先ほどまで気絶していた女性が健康になる事ならまだそれほど驚かないが、体が健康になったのでは無く体が若返っている事を目にすると、目が飛び出すほど驚いていた。

 

「ムーリ長老!俺は病気を治せって言ったんだ!なんで若返らせたんだよ⁉︎」

 

と、ニニックはムーリ長老が頼んだ願いを間違ってしまったと思い詰め寄り、ムーリ長老に聞き出そうとしたがその答えをムーリ長老ではなく、実際に叶えたポルンガが答えた。

 

『病気を治す、ついでにサービスとして肉体の年齢を発病する前までに戻してやった。』

 

「サービス良すぎだな⁉︎」

 

ニニックは見かけの割にサービス精神が良いポルンガに驚いていたら、

 

「・・・う・・・・ここは?」

 

「あ、ニニックさんこの人が起きましたよ!」

 

先ほどまで気絶していた女性が起き上がった。女性は暫く気絶していた所為か状況が解らず周囲を見渡していた。

 

「おい、大丈夫か?」

 

「あ、貴方達は何者?」

 

女性は初めて見るニニック達を少し睨み、何者かと聞いた。

 

「俺は銀河パトロール隊員のニニック。こっちは同じ隊員のターブルだ。」

 

「ど、どうも。」

 

ニニックは女性に自己紹介を行なった。

 

「(銀河パトロール?何処かで聞いたような。)ご丁寧にありがとうそれよりも聞きたい事があるの。」

 

「なんだ?」

 

「此処はアルハザード?」

 

女性は此処はアルハザードかと聞いてきた。

 

「いいえ、此処は西の銀河にあるナメック星です。」

 

ターブルが此処はアルハザードでは無いことを言う。

 

「………アルハザードでは無いのね。」

 

女性は悲しい顔をした。ニニックはその女性の悲しい顔をみると気絶する前に何かあったのではと思い話しかける事にした。

 

「なんか辛そうな事があったんだな。」

 

「………わかるの?」

 

「その顔から察すると、今まで何かを犠牲にしてきたのに結局は己の願望をかなえられなかったって、感じだろ?」

 

ニニックはそういうと、図星だったのか、女性は黙り込んだ。

 

「…………貴方って、人の心が読めるの?」

 

「いや、そんな昔の特撮でありそうな悪の組織のボスっぽい格好とその表情で推測しただけだ。」

 

「敵組織のボスって…………あながち間違いでは無いわね。」

 

と、女性は自身が今身につけている服をみると、如何にも悪の組織が着ていそうな服だと思い苦笑いをした。

 

「ところで1つ聞いて良いか?」

 

「何かしら?」

 

「あの巨大なカプセルって、あんたの物か?」

 

とニニックはすぐ近くで地面に置かれているカプセルについて聞いた。それを見た女性は、目を大きく開き病み上がりの体なのに陸上選手顔負けの速さでカプセルまで走り、

 

「あ、アリシア‼︎」

 

女性はカプセルをそう呼び抱きしめた。抱きしめ方はまるで自身の家族を抱いているようであった。それを見たニニックはターブルに近寄り小声で会話を行なった。

 

「………なぁ、ターブル。彼奴は心臓病だけではなく頭の病気を抱えているみたいだな。きっと薬を結構摂取した結果であーなったんだろう。」

 

と、ニニックは女性を可哀想なものを見る目で女性を見ていた。しかし、ターブルは目を凝らしてカプセルの中を覗くと、一瞬驚いた顔をしたが、すぐに冷静になりニニックにあのカプセルの中身の事を伝えた。

 

「いや、よく見てください。あのカプセルの中には女の子がいますよ。」

 

ターブルはそう言うと、ニニックはカプセルをよく見た。すると、カプセルの中には裸になっていた幼い女の子がいた。しかし、その女の子が入っているカプセルには全体的に液体が大量に入っており、空気が一つも無かった。

 

「なんで裸なんだ?と言うかあの女の子は生きているのか?」

 

「さぁ、僕に言われても知りませんよ。と言うより、あの人をどうしますか?」

 

「………ちょっと聞いてみるか。」

 

ニニックはカプセルの中にいる女の子について知る為、訳を知っていそうな女性に近づいた。

 

「ちょっと良いか?」

 

「………なにかしら?」

 

「そのカプセルの中に入っているのはあんたの娘か?」

 

「………ええ、そうよ。この子は私の娘のアリシア、アリシア・テスタロッサよ。」

 

カプセルの中にいる幼い女の子の名前はアリシアと言う名前らしい。

 

「成る程、アリシアって名前か。ところでその子はなんでカプセルの中に入っているんだ?病気でも患っているのか?」

 

ニニックは女の子は病気を患っているのかと思っていた。

 

「違うわ。この子は10年くらい前にとある実験に巻き込まれて命を落としたの。」

 

「え?」

 

ニニックは驚いた。この女の子は10年くらい前に死んでいると言うのに未だに肉体は朽ちておらず、まるでこの女の子だけの時間が停止しているように肉体の鮮度が保っていた。

 

「それで私はアリシアを生き返らせる為に、この子のクローンであるフェイトを作った。」

 

「「く、クローン⁉︎」」

 

ニニックとターブルが驚いた。何故ならクローンを作るのは銀河法で禁止されていた。そしてそれを銀河パトロールの前に堂々と話した事にも驚いた。

 

「私はフェイトにジュエルシードという物を集めるようにと言ったの、でもフェイトは中々集められなくって、私はフェイトに虐待をしてしまった。」

 

女性は涙を流しながら話した。その涙からはとても犯罪者が流す涙ではないとニニックとターブルは思い、女性の話をそのまま聴き続けた。

 

「私はフェイトをその時まではアリシアの代用品しか見ていなかった。でも、ジュエルシードがある程度集まった時、私はアリシアと昔に約束したことを思い出したの。」

 

「約束?」

 

ニニックはアリシアとしたその約束が気になった。

 

「それは昔、アリシアと私が晴れた日に綺麗な野原でピクニックしていた時の事だったわ。あの時、アリシアは私に妹が欲しいと言ったの。私はつい勢いに乗って約束をしてしまったわ。」

 

((勢いで約束するのかよ⁉︎))

 

と、ニニックとターブルはそんなその場の勢いで妹を作ろうと約束したプレシアに心から驚いていた。

 

「私はその約束を思い出した時には、既に手遅れだったわ。今まで散々フェイトを虐待してきたのに、今更家族として接するなんて言えるわけないじゃない。それに仮にも戻ったらあの子は犯罪者である私の娘として世間に扱われる。そんな事になったら………フェイトは……。」

 

女性は話をしていくうちに最初よりも流していた涙の量が徐々に増え、最終的にダムが崩壊する勢いで大量に流しだしてしまった。その涙を見たニニックは、

 

(………こいつは俺の親と違って、ちゃんと子供を愛していたんだな。)

 

ニニックはその女性が大切に思っている娘の事を少し羨ましくなった。基本サイヤ人は例外を除いて自身の子を常日頃から虐待に等しい特訓を無理やりさせて強くしていったが、そのサイヤ人とは違い目の前にいる女性は体が病気に侵されても我が子を助けたい気持ちでいっぱいだった。

 

「だから、私はフェイトに大嫌いと言って、私の事を嫌う様にしたの。でも、あの子は私を嫌いにならなかった。それどころかお母さんと言ってくれた。」

 

女性は拳から血が出る程力強く握りながら話した。

 

「私は嬉しかったわ。でも、あの子の将来の為にも私はフェイトと別れたの。」

 

「そして、アルハザードって言うところへ行く為変な空間に落ちたと言うわけだな?」

 

「ええ、そうよ。」

 

と、女性は言った。

 

「あの、先ほど話していたジュエルシードってこの石のことですか?」

 

ターブルは女性とカプセルと共に落ちてきた9個の石を見せた。

 

「そうよ、それがジュエルシードよ。」

 

ターブル達はジュエルシードを観察した。

 

「ジュエルシードって、なにか力があるのか?」

 

ニニックは女性にジュエルシードがどんなものかと聞いた。

 

「ジュエルシードはジュエルシードを手に入れた者の願望を叶えてくれるわ。」

 

「それって、ドラゴンボールと同じだな。」

 

ニニックは条件はやや異なるが、ジュエルシードの力がドラゴンボールと同じ願いを叶える石だと口にすると、それを聞いた女性がニニックに話しかけた。

 

「ドラゴンボールってなんなの?」

 

「あんたの背後にあるあれだ。」

 

「へっ?」

 

女性は後ろを振り向くと、其処にはこちらをじっと見つめているネイル率いるナメック星人と早く次の願いを言わんかと思っているような目でこちらを見ているポルンガであった。

 

「な、なんなのあれは⁉︎」

 

女性は初めてみるナメック星人とポルンガに驚いていた。

 

「何ってドラゴンボールから出てきた願いを叶えてくれる龍のポルンガだ。」

 

「ポ、ポルンガ?なんか見た目が不気味ね。」

 

「お前が人の事言えるのか?」

 

と、ニニックは見かけによらず娘思いな女性にツッコミを入れた。

 

「あのポルンガは7つのドラゴンボールを揃える時に出てくるんだ。そんでもってポルンガが何でも3つの願いを叶えてくれる。」

 

「3つの願いを叶えてくれる?本当かしら、このジュエルシードも願いを叶えてくれるけど、ほとんどが所持者を不幸にするとんでも無い事になるばかりよ。」

 

女性はニニック達にジュエルシードについての事を教えた。

 

「それって願いを叶えるのではなく不幸にする石じゃ無いですか?・・・まぁ、でも大丈夫です。ニニックさんが願いを頼んだところ、ポルンガはちゃんと正確に願いを叶えましたよ。」

 

ターブルはそう言った。

 

「それって、どんな願いを叶えたの?」

 

女性はどんな願いを叶えたのかが気になった。

 

「お前の病気を治す様にと頼んだぞ。」

 

「はぁ?私の病気を治す?そんな・・・・・あれ?さっきから身体が苦しく無い様な。それに、何故か身体が若返ったように軽いような。」

 

女性は漸く身体の異変に気付いた。

 

「あ、鏡で自分の顔を見てください。」

 

すると、ターブルは何故か持っていた鏡を女性に渡した。ターブルから鏡を渡された女性は鏡を手に持つとそこに映る自身の姿を見た。

 

「なんで鏡なんか・・・・・・・え?えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええっ!!?」

 

女性は鏡を見て、先ほどまで五十代であった自身の体が二十代に若返っていた事に驚いた。

 

「いや、俺は病気を治す様に頼んだらサービスで若返らせてくれたみたいなんだ。」

 

「え?あんな怖い姿をしているのに、サービス良すぎでしょ⁉︎」

 

女性は先ほどニニックがポルンガに言った事と似たような事を言うと若干ポルンガが少し傷ついた。そして、プレシアの脳内にはある事が思いつく、

 

(ドラゴンボール・・・・ジュエルシードよりも凄いロストロギアだわ。・・・・・あれ?ちょっと待って。私の不治の病を治せるのなら、アリシアも!)

 

女性はそう思い、ニニック達に自分の娘の蘇生を頼もうとしたら

 

「そう言えば、あと2つの願いはどうするか?」

 

「ニニックさんはカツ丼10年分でしたね。」

 

「よし、じゃあカツd「ま、待って‼︎」ん?」

 

ニニックがムーリ長老に2つ目の願いを叶えようとしたら、女性が止めた。

 

「ど、どうしたんですか?」

 

ターブルは女性に聞くと、

 

「私の病気を治してくれた事はお礼を言うわ。でも、その残りの内の1つは私に譲ってくれないかしら?」

 

女性はそう言うと

 

「どんな願いを叶えて貰いたいんだ?」

 

ニニックが願いの内容はどんなものかと聞いてきた。

 

「私の願いはアリシアを生き返らせる事よ。私はそうする為にアルハザードへ行こうとしたの。お願い!その願いを私に譲って!」

 

と、女性はそう言うが、

 

「それは駄目だ。このドラゴンボールはナメック星を救ってくれた彼等が使う権利がある。権利が無いお前に願いをかな「ムーリ長老、2つ目の願いはあの人の娘さんの蘇生でお願いします。」っな⁉︎」

 

ネイルが駄目だと言おうとしたが、ターブルがアリシアの蘇生をムーリ長老に頼んだ。

 

「いいのか⁉︎あの親子は君達とは赤の他人だぞ⁉︎そんな人物の為に君は願いを叶えようと言うのか⁉︎」

 

ネイルはターブルにそう言うと、

 

「僕も特にニニックさんみたいに欲は無いんです。それにあれ程自分の子供を救う為に犯罪者になったんですよ。そんな彼女の為にも僕はアリシアって子を生き返らせます。」

 

「流石はターブルだ。」

 

ニニックはターブルの信念に感動した。そして、それを聞いた女性も涙を流してニニック達にお礼を言った。

 

「わかった。では、早速ポルンガに頼んでみよう。」

 

ムーリ長老はナメック語を使いアリシア・テスタロッサの蘇生をポルンガに頼むが、

 

『・・・・・・生き返らせる事は出来ない。』

 

「「なっ⁉︎」」

 

「そ、そんな。」

 

ポルンガがアリシアの蘇生は出来ないと言った。

 

「ど、どうしてなんですか⁉︎」

 

「お前は何でも願いを叶える事ができるんだろ‼︎」

 

ニニックとターブルはポルンガにそういうと、

 

『何故なら、アリシア・テスタロッサは生きているからだ。』

 

『・・・・・・・え?』

 

ポルンガがそういうと、辺りは静かになった。

 

「ど、どう言う事だ!」

 

『アリシア・テスタロッサは死んでるのではなく、意識を失い植物人間状態になっているのだ。』

 

「な、なんですって⁉︎」

 

女性は驚いた。

 

「て事は・・・・・ムーリ長老、アリシア・テスタロッサの蘇生では無く、起こさせろでポルンガに言って下さい!」

 

「あ、ああ、わかった。」

 

ムーリ長老はポルンガに再びナメック語で願いを言うと、ポルンガは目を赤く光らせた。

 

『・・・・・・・・容易い事だ。』

 

ポルンガがそう言うと、カプセルの中が激しく光った。そして、光りがやむと、カプセルが開くと、

 

「・・・・・・・ううん、ママおはよ〜。」

 

「あ・・・ア・・・・・・・・・アリシア‼︎」

 

「うわっ⁉︎」

 

女性は涙を流しながら、目を覚ましたアリシアを抱く。

 

「アリシア!アリシア!」

 

「ママ、どうしたの?なんでそんなに泣いているの?」

 

10年以上も植物人間状態になっていたアリシアは今まで女性が何をしていたのかは知らなかった為、どうして泣いているのかは知らない。

 

「良くやったなターブル。でも、良いのか?折角の願いを他人の為に使うなんて。」

 

「僕はニニックさんの真似事をしただけですよ。何たって、ニニックさんは僕の憧れの人物でもありますから。」

 

ターブルはそういうと、ニニックは照れた。

 

「そうか・・・・・ところで、ターブル。」

 

「なんですか?」

 

「今更な感じだが、あの女の名前ってなんなんだ?」

 

「・・・・さぁ?なんでしょう?」

 

ニニック達はこの後、アリシア母の名前を聞いたところ、プレシア・テスタロッサと言う名前らしい。ニニック達はプレシア達にこれからどうするかと相談したところ。銀河パトロールに入ってくれるみたいだった。話によると、アリシアを養う為に入るらしい。だけど、暫くはこのナメック星に住むようだった。

因みにジュエルシードはポルンガに処分して貰おうと思い、最後の願いでジュエルシードを処分してくれと頼んだところ。ポルンガがジュエルシードを食べてしまい、その影響によりポルンガの背中から龍の翼が生えた。ポルンガは最後の願いを叶え終わると姿を消して、ドラゴンボールがナメック星の彼方此方に飛んで言った模様。するとポルンガがパワーアップした事により、最長老さまも影響が出ていた。それは、最長老さまが少し若返っていた。そのおかげで最長老さまが自分の力だけでニニック達のところまで飛んで来た。ネイルとムーリ長老達は最長老さまが若返っていた事と自分の力だけで飛んで来た事にも驚いた。最長老さま曰く、ポルンガがパワーアップした事により、ドラゴンボールを作った最長老さまもパワーアップしたらしい。その影響で若返ったようだった。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「本当にありがとうございます。」

 

「気にしなくても良いですよ最長老さま。俺たちは自分のやりたいようにやっただけですから。」

 

「そうですよ。僕達は銀河パトロール隊員の仕事としてやったまでですから、あまり気にしないでください。」

 

あれから数十分が経ち、ニニック達の前には最長老さま率いるナメック星人達とテスタロッサ親子がいた。

 

「私とアリシアを助けてくれてありがとう。」

 

「ママと私を助けてありがとう!」

 

テスタロッサ親子はニニック達にお礼を言った。

 

「お前達も時々銀河パトロールに来いよ。」

 

「ええ、アリシアのリハビリが終わったら顔を見せに行くわ。」

 

ニニックとプレシアは握手をして話し合った。

 

「ターブルお兄ちゃん、助けてくれてありがとう!」

 

「お、お兄ちゃん⁉︎な、なんか複雑な気持ちだな。」

 

ターブルはアリシアからお兄ちゃん呼ばわりされて戸惑っていた。

この後、ニニック達は他のナメック星人達との別れを済ませて、宇宙船に乗り銀河パトロール本部に帰って行くのであった。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「それにしてもどうしますか?」

 

「どうするって、何をだ?」

 

宇宙船の中でニニック達はレポート用紙を持っていた。

 

「今日の任務の内容をレポートに書き込むようにと言われていましたが、何処まで書き込みますか?」

 

「そりゃあ…………テスタロッサ親子とドラゴンボールは伏せとくか、何せプレシアは後で調べたら指名手配されていたらしく、一、二週間前に虚数空間に落ちて死亡したって書かれていたからな。」

 

ニニックは宇宙船にあるディスプレイを起動させると、プレシア・テスタロッサについての情報が映っていた。

 

「この犯罪履歴の殆どはアリシアちゃんを助ける為に行った事なんでしょうね。」

 

「だろうな。お前はこの事を報告するか?」

 

ニニックはターブルにそう言うと、

 

「いいえ、ナメック星にいたのは犯罪者ではなく娘思いのお母さんとその娘さんが住んでいましたと書いておきます。」

 

ターブルはそう言って、レポートを書き始めた。

 

「まぁ、ポルンガはナメック星人が作った幻の龍って書いとくか。」

 

ニニック達は今回の起きた事件の半分を別の内容に書くのであった。

 

「ところでターブル。」

 

「なんですかニニックさん?」

 

「幼女にお兄ちゃん呼ばわりされるのはどんな気分だ?」

 

「ファッ⁉︎」

 

この後、ターブルは約半年ぐらいは他の隊員からロリコンやロリーブルと呼ばれるのであった。




プレシア・テスタロッサ(精神年齢約50歳・肉体年齢約28歳)種族ミッド人

戦闘力460〜???

アリシアとフェイトの母親である。
元々は大魔導師として名を馳せた魔導工学研究者である。
とある実験により、娘のアリシア・テスタロッサが命を落とす(本当は植物人間状態である。)その後、プロジェクトF.A.T.Eに参加をしてアリシアのクローンであるフェイトを作り出すが、人格はアリシアと異なっていた為、フェイトを娘ではなく都合のいい道具のように見ていた。その後、アリシアを蘇らせる方法を探そうと彼方此方の惑星へ行くが、それが原因でウィルス性の心臓病に感染するが、病気を他の人に感染させない為に体に封じる薬を摂取する。ジュエルシードの存在を知るとフェイトと使い魔のアルフに取ってくるように命じたが、ジュエルシードをあまり手に入れていないフェイトを虐待するが、とある日にアリシアとの約束を思い出し、フェイトの将来の為嫌いと言う。その後、9個のジュエルシードで開いた虚数空間にアリシアと落ちるが、ナメック星に出てくる。
ポルンガがプレシアの心臓病を直すと同時に肉体年齢を若返らされて戸惑う。


アリシア・テスタロッサ(精神年齢と肉体年齢共に5歳)種族ミッド人

戦闘力???

プレシア・テスタロッサの実の娘。プレシア・テスタロッサの実験により、死亡ではなく植物人間と化した。
アリシアはポルンガの力により、目を覚ましたところ。最初はナメック星人がいたので一瞬だけ怖がったが、プレシアに抱かれて安心感を得て、ターブルの願いによって命が救われた為、ターブルをお兄ちゃん呼ばわりする。それと何故かターブルに惚れた。







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