ガラクタと呼ばれた少女達   作:湊音

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「敷波を是非ともうちの鎮守府へ!」

 

「いや! 彼女のような素晴らしい艦はうちの鎮守府が貰い受けよう!」

 

 顔は良く見えないが、どこか偉そうな人たちががアタシの名前を呼びながら騒いでいる。

 

「流石は敷波です、姉の私も鼻が高いですよ」

 

「全く、私も教えた身として嬉しいわよ」

 

 綾波と大井さんが私の肩を優しく叩いてくれた。

 

「うん、敷波は強かった。 敷波さえ前線に出てくれるなら僕たちも安心だよ」

 

「すごいっぽい! 本当に本当にすごいっぽい!」

 

 膝をついて肩で息をしている時雨と夕立がアタシに賞賛の言葉をかけてくれた。

 

「そうだね、敷波はよく頑張ってくれたよ。 私の作戦が成功したのは君のおかげだよ」

 

 ミナトさんが褒めてくれた事で頬が熱くなるのが分かる。演習はきっとアタシたちの勝ちで終わったんだと思う。どうやって勝ったのかは覚えていないけれど、こんなに皆が喜んでくれているのなら頑張って良かった。

 

「ミナトさん、アタシ凄かったでしょ、ね? あっ、いや……、ま、どうでも良いんだけどさ……」

 

 照れ臭さもあったけど、少しだけ調子に乗ってみても良いかもしれない。そんな気持ちで発したアタシの言葉に返事は無い。

 

「あっ、あれ? 綾波? 大井さん? ミナトさん? 時雨、夕立?」

 

 周囲を見渡したけどさっきまで騒いでいた偉そうな人も居ない、喜んでくれていた人たちも居ない。怖くなって皆を探そうとしたけどアタシの身体は動いてくれなかった───。

 

 

 

 

 

 

「もう諦めたらどうかな?」

 

 頭上から誰かの声が聞こえて私は咄嗟に顔を上げる。

 

「おはよう、そろそろ降参してくれないかな?」

 

「えっ、あれ? 時雨……?」

 

 喋って気付いたが口の中が痛い。着弾の衝撃で口の中を切ってしまったのかもしれない。それに、冷静になってくると身体中が痛い。主砲を握る右手は震えているし、制服も海水で濡れてしまって乾いている場所は無い程だった。

 

「少しの間だけど、意識が無かったみたいだね」

 

「アタシ負けちゃったの……?」

 

「ううん、艤装は無事だし演習のルールだとまだ終わってないよ。 球磨さんや夕立はまだ戦ってるみたいだからね」

 

 痛む身体に鞭をうって立ち上がってみると、確かに大きな照明に照らされた人影が二組見える。

 

「僕はそろそろ夕立の応援に行きたいんだけど、降参してくれるかな?」

 

「……ヤダ」

 

「でも、敷浪じゃ僕に勝てないと思うけど……」

 

 時雨は申し訳無さそうにしているけれど、きっとその通りだろう。事実アタシが海の上で寝ている時に艤装に砲撃しておけばアタシは負けていたと思う。

 

「時雨はさ、どうやってそんなに強くなったの?」

 

「強くなんてないさ」

 

「ううん、強いよ。 やっぱり武勲艦って凄いのかな」

 

 今も戦い続けている姉の事を思い出す、艦としても艦娘として生まれ変わっても姉の名前は有名だったから。実際訓練の時でも綾波はアタシが出来なかった事を簡単そうにこなしていたし、どんな訓練でも綾波には助けられてばかりだった。

 

「時雨はさ、艦娘として生まれ変わった時に皆喜んでくれた?」

 

「僕が建造された時は『ガラクタ』が増えたって言われたかな」

 

 アタシが建造された時には姉の方が良かったと言われた事があったけど、佐世保の時雨と呼ばれている彼女が『ガラクタ』と呼ばれる意味が分からない。

 

「だけどね、そんな僕たちを大切にしてくれた人が居た。 僕たちのために命をかけてくれる人が居た」

 

「何それ……」

 

「その人のために僕は頑張ってる。 戦場に私情を挟むなって怒られそうだけど、僕たちはもうただの艦じゃないからね」

 

 眼を閉じて思い返してみる。あの人が来てからは色々と騒がしくなった、柔軟体操のときにアタシを潰そうとしたり、急に演習の話を持ってきてアタシが作戦の主役だって言い出したり。

 

「それじゃあ行くね。 主機も缶も無事みたいだし、演習が終わるまでゆっくりしていると良いよ」

 

「うん、もう少しだけここで休ませて貰おっかな」

 

 右手の12.7cm連装砲はもうダメだろう。そっと手放すと紛失防止につけられたフロートのおかげでゆらゆらと波に漂う。時雨はアタシのその仕草を見て降参したと思ったのか綾波と夕立の居る方向へと舵を切った。

 

「……ふん! ボロボロになっても、アタシは負ける気なんて無いからね……!」

 

 時雨の砲撃は凄かった。全部避けようと思って必死だったけれど全然ダメだった。だからアタシは主機、缶、そして魚雷発射管にだけは当たらないように痛いのを我慢して身体で受ける方法を選んだ。

 

「演習用だけど、やっぱり痛かったなぁ……」

 

 海上を照らす照明に右手をかざして見ると所々赤くなっているし、明日には青痣になっているかもしれない。私は右手で目を隠すとその時に備える。

 

「べ、別に痛くて泣いてる訳じゃないからねっ……!」

 

 なんとなくミナトさんに見られているような気がしてどうでも良いことを口にしてしまったが、正直ここまで作戦が上手く行くとは思わなかった。綾波が居た方向から聞こえる砲撃の音が増える、きっと時雨が合流したのだろう。

 

「結局、アタシの出番かー……」

 

 時雨の言葉には驚いたけど、だからと言ってここで諦めてしまえば駆逐艦としての意地を失ってしまう。アタシは幸運艦でも武勲艦でも無い、だけど諦めの悪さだけは誰にも負けたくない。

 

「そろそろ夜戦ね。 ま、得意だからいいけどさ」

 

 海上を照らしている照明が切れると同時にアタシは立ち上がると暗闇に慣らしておいた目を開けて合図を待った───。

 

 

 

 

 

「そろそろ諦めるクマ」

 

「確かにこれ以上続けても勝ち目は無いかもしれませんね……」

 

 あれほど動き回っていたというのに平然としている姉を見ながらため息をつく事しかできなかった。

 

「これはもう必要無いですね」

 

「本当に諦めるクマか?」

 

 私が14cm単装砲を手放したのを見て球磨姉さんが驚いたような素振りを見せた。あれほど食って掛かっていた私が急に素直な態度を見せたことで動揺していたようだったが、主砲を手放した事で疑いをかける事もできなかったのだろう。

 

「なんでしたっけ? 最後に握手をして終われば良いんでしたっけ?」

 

「何がしたいクマ」

 

「あの人が持ってきた雑誌に喧嘩した後は握手で終わるってのが王道だって書いてあったのですけど?」

 

「……そういうものかクマ?」

 

 まだ警戒している姉を信じさせるために魚雷発射管も取り外してみせる。これで作戦が失敗しているのであればただの馬鹿かもしれない。

 

「それじゃ、お疲れ様です♪」

 

「お、お疲れだクマ……?」

 

 互いに近づいて握手を交わすと思った以上に小さな右手を力強く握り締める。

 

「球磨姉さんはこれがなんだかご存知ですか?」

 

 私は自分の太もも辺りに取り付けられた艤装を指差して笑みを浮べた。姉さんは暗い海上のせいか眼をこらして確認しようとしていたが、突如として光を放ったソレに慌てて眼を隠す。

 

「流石は呉の工廠ですね、こうして私たちサイズの『探照灯』まで作ってくださるなんて♪」

 

「な、何をするクマッ!」

 

 怯んだ姉さんを抱きしめるようにして軽く持ち上げる。少しだけ姉さんの足が海面から離れた、実際の艦を持ち上げるなんてできるはずも無い事だが、私たち艦娘なら不可能じゃない。

 

「それじゃあ一緒に海水浴でも始めましょうか♪」

 

 主機が海面から離れた事により缶からの出力を海面に伝えることができなくなった姉さんはジタバタと暴れていたが、探照灯に照らされた海上に腰を落として魚雷の発射動作に入っている敷波を見て勝利を確信した───。

 

 

 

 

 

「敷波、中破。 綾波、中破。 大井、大破。 以上江田島訓練所の報告終わり」

 

 演習終了後にミナトが損害報告を行っていたが、疲れ果てていた3人は地面に腰を下ろしてうな垂れていた。

 

「球磨、大破……。 夕立小破、時雨、損害無し……。 こちらの報告終わりです」

 

「さて、こちらは損害こそ大きい物の旗艦は生存扱いです。 そちらは逆に損傷軽微な艦が2隻に旗艦が大破、この場合結果はどうなるのでしょう?」

 

「そ、そちらの勝利です……」

 

「良かったな、勝ったぞ」

 

 へたり込んでいる3人にミナトは声をかける。

 

「へっ? アタシたち勝っちゃったの……?」

 

「ちっ、なんて作戦……、あっいえ、なんでもありませーん。うふふっ」

 

「つ~か~れ~ま~し~た~……。 少しだけ、休ませてください~……」

 

 探照灯と同じく敷波に持たせた魚雷も通常よりも強力な物を用意してもらっていたのだが、海水や着弾確認用のペンキでボロボロになった大井は予想していたよりも損害が酷く流石に苛立っているらしい。

 

「ちょっと良いかな」

 

 どうにかへたり込んだ3人を立たせようと苦戦していたミナトに話しかけてきたのは時雨だった。

 

「あなたには失望したよ」

 

「急ですね、何か気に入らない事でも?」

 

「当たり前じゃないか! 勝つためだからって味方ごと魚雷に巻き込むなんて酷すぎるよっ!」

 

 叫ぶようにして否定の言葉を伝えてきた時雨に驚いたのか、全員が黙り込む。

 

「逆に聞きたいんだが、時雨はどうして敷波に止めを刺さなかった?」

 

「えっ? それはこれが演習で命の取り合いじゃないから……だけど」

 

「そうだな、これは演習だ。 弾も魚雷も演習用のもので、最悪の事態に備えて救助の準備も整っている。 逆に考えればどれほど本気で相手に向かっていっても誰も死なないって事だよな」

 

 ミナトの言いたいことは単純だった。必死で戦っていた江田島組に比べ、時雨たちは本気になれていなかった。

 

「ここまで追い込まれるのは上官の無能が原因かもしれない、私たちはそうならないために努力を続ける。 だけど、格上の敵が鎮守府に攻めてきて今回の作戦以外手段が無いって時に時雨は指を咥えて全員が殺されるのを見守るのか?」

 

「そんなあるかも分からない状況を考えろって……」

 

「それを考えるのも演習を行う理由だろ……、って! おい、球磨っ!」

 

「んっふっふー……。 そうクマ、結局は球磨たちがしてやられたってだけクマ」

 

 小さな少女の身体の何処にこのような力が在るのかと思えるほどだったが、球磨はミナトを担ぎ上げると海の方へと歩いていく。

 

「これは可愛い妹を危険な目を合わせた分クマッ!!」

 

 ミナトの身体は美しい円弧を描くように球磨と共に海へと落ちて行く。

 

「夕立も混ざるっぽーい!!」

 

「ぼ、僕は遠慮しておくかな……」

 

 あれほどの演習をした後だというのに未だに体力が有り余っている呉組に唖然としながらも笑っていた敷波たちだったが、夜風に冷やされて可愛らしいクシャミが聞こえ始めてお開きとなった───。

 

 

 

 

「どうだったクマ」

 

「ん? もう入渠は終わったのか?」

 

「別にあれくらいどうって事無いクマ、ペンキも海で遊んでいるうちに取れていたクマ」

 

 演習の後片付けをぼんやりと眺めているミナトに声をかけたのは球磨だった。肩には白いタオルかけられており、髪もどこか湿っているので一応は入渠を済ませてきたのだろう。

 

「みんな強くなったな」

 

「嫌味かクマ?」

 

「まさか、本気でそう思っているよ。 実力もそうだし、最後に時雨が俺に噛み付いてきただろ? それが嬉しくてさ」

 

 軍人として、兵士としての成長も素直に喜んでいたミナトだったが、本当に嬉しかったのは非道な作戦に異論を唱えてくれた時雨の姿だった。

 

「鹿屋基地の艦娘はやればできるけど文句が多いって良く言われるクマ」

 

「良い事じゃないか、お前たちは兵器じゃない。 自分たちで考える事ができるって証拠だよ」

 

「そのせいでいつも大淀や金剛たちが苦労しているクマ」

 

 球磨の口ぶりからミナトが居なくなった基地では2人が主となって面倒を見てくれているというのが分かった。

 

「まだ戻ってこないのかクマ?」

 

「そうだな、その前にそこで隠れてるやつに用事を聞いておこうか」

 

 ミナトが大きくため息をつくと建物の影から申し訳無さそうに北上が顔を覗かせる。

 

「あちゃー、バレちゃってた?」

 

「……なんだか親近感を感じるクマ」

 

「分かるのか?」

 

 湿って元気の無かった球磨のアンテナがゆらゆらと揺れている。2人に面識は無かったようだが、何か感じる物があるらしい。

 

「北上……、かクマ?」

 

「な、なんで分かったのさ?」

 

「勘クマ」

 

 その答えがツボに入ったのか呆れたように笑い出した北上を見て湊も頬を緩ませる。

 

「何でこんな所に北上が居るクマ? 確か呉に配属されたって聞いていたクマ」

 

「ん~、艦娘になるのやめよっかなって」

 

「球磨としては妹がこんな事を言っているがどうする?」

 

 湊の問いかけに球磨は数秒黙り込んでしまったが、答えは単純だった。

 

「別に北上がそうしたいならそれで良いクマ」

 

「良いんだ」

 

「そうみたいだな」

 

 姉妹艦である球磨がここまではっきりと言い切ったのは北上にとって意外だった。

 

「むしろやりたくないならやらない方が良いクマ。 そうじゃないと無駄に駆逐艦の子達が沈むだけクマ」

 

「やっぱりそうだよねぇ……」

 

「だけど覚えておくクマ。 北上が艦娘を辞めるって事はこれから救えるはずだった命を捨てているのと同じクマ」

 

 球磨は真っ直ぐ北上に向きなおすとゆっくりと言葉を続ける。

 

「今日の演習、悔しいけどクマは大井たちに負けたクマ。 きっとこれが深海棲艦相手ならクマも時雨も夕立も今頃ここには居ないクマ」

 

「そ、そんな事もあるんじゃないかな……」

 

「だけど、クマのチームに北上が居たらきっと勝ってたクマ。 いつか大井たちも沈む日があるかもしれないクマ。 だけど、そこに北上が居たらそうならないかも知れないクマ」

 

 多くの仲間を犠牲にして生き残ってしまった北上という艦。自分が艦娘になればきっとまた仲間を犠牲にしてしまうのでは無いか。それが北上が艦娘になりたくないという理由だったが、球磨の回答は全くの逆だった。

 

「……ちょっと話しすぎたクマ。 こういうの真面目なのはクマじゃなくお前の仕事だクマ」

 

「せっかく関心していたんだけどな」

 

 球磨は自分の柄じゃないと思ったのか隣に立っていた湊の胸を軽く叩くと頭を掻きながら歩いていってしまった。

 

「これは知り合いの話なんだけどさ」

 

 湊は近くの柵に腰掛けると、完全に黙ってしまった北上を隣に座らせるとゆっくりと口を開いた。

 

「これは聞いた話なんだが、部隊の仲間が死んで自暴自棄になった男が居たんだけど───。

 

 

 

 

 

 

 

「それではお世話になりました」

 

「こちらこそ、新しい配属先でも頑張ってくださいね♪」

 

「なぁ、大井ってまだ根に持ってたりするのかな?」

 

「しっ、知らないわよ! アタシじゃなく綾波に聞いてよ!」

 

 輸送船に乗り込む前に挨拶を済ませようと思っていた湊だったが、大井の笑顔が若干引きつっている事に関して敷波に問いかけた。

 

「大井っち~、そんなにピリピリしなくてもさぁ~……」

 

「北上さんも北上さんです!! 私にくらい教えてくれても良かったのに!」

 

 結論から言ってしまえば、北上は一度呉に戻り再び艦娘としての道を歩むことにした。世話になった大井には事情を伝えようと思ったのだが、湊の話が終わった時には大井は眠っており伝えたのは早朝になってしまった。

 

「また来るからさ、待ってて欲しいんだけどダメかな?」

 

「待ってます……! 次は沢山話したいことがあるんです!」

 

 大井は北上の手を掴んでブンブンと上下に振っていたが、北上の方は嬉しいのか面倒なのか少し複雑そうな表情を浮べて頷いていた。

 

「お前たちも訓練頑張れよ」

 

「はいっ! 次は正々堂々勝てるように頑張りますねっ!」

 

 柔らかくも元気良く返事を返してくれたのは綾波だった。艦娘として経験に差のある夕立と一対一を行い、夜戦に入ってからは時間切れまで二対一で奮戦した彼女の成長は湊にとっても楽しみだった。

 

「べっ、別にアタシもそれなりには頑張るけどねっ! ふん!」

 

 相変わらず素直じゃないなと思いながら湊は敷波の頭を撫でる。誰がなんと言おうが演習で勝てたのは彼女が最後まで諦めなかったのが大きな要因だった。

 

「訓練が終わったらうちの鎮守府に引っ張るつもりだから今まで以上に気合入れて頑張れよ」

 

「へっ? いいのかよ、アタシなんか褒めてもさ。 なんも出ないよ?」

 

 予想外の回答に慌てていた敷波を見て球磨や時雨を含めた全員が笑ってしまった。

 

「さて、そろそろ出発するかな。 遅れるとまた山城に愚痴を言われてしまうからね」

 

「ところで、あなたは何処の提督さんになるっぽい?」

 

「ん? 鹿屋基地だけど? それに、元々私の所属は鹿屋基地だからね」

 

 湊の言葉が理解できなかったのか、頭上に?マークが見えそうな夕立を他所に時雨が目を見開いて鯉のように口をパクパクとさせていた───。


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