殺人はダメだからエロゲーならいいかなって。
ちなみにエロシーンはないです。ただの1発ギャグです。

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茅場晶彦に転生したからSAOをエロゲームにする!

 「これはただのゲームではない。アダルトゲームである。

 一部の物は気づいているかもしれないが、君達のメニューからはログアウトの項目が消えていることだろう。そう、君達はこのゲームをクリアしなければリアルの世界に戻ることは出来ない。

 ああ、現実世界の人に助けてもらえるなど思わないことだ。強制的にナーブギアが外された場合、即座に脳の一部に電流が流れ、性欲が普通の何十倍にも増幅されて、(社会的に)死ぬことになる。もちろんこれは外の世界にも通告しておくから安心すると良い。

 最後に諸君らには些細なプレゼントを用意させてもらった。アイテムボックスに入っているから後で確認したまえ。

 それでは諸君、この世界を楽しんでいってくれ。」

 

 茅場晶彦のアバターが消える。とたんに静まり返っていた広間が声で埋め尽くされる。大半が絶望と茅場晶彦の正気を疑う物であった。

 そして、皆が茅場晶彦の言っていたプレゼントを確認しはじめた。何の変哲もない鏡。しかし、それを実体化した瞬間にアバターが光に包まれる。

 とっさのことに目を瞑ってしまったが、目を開けると先ほどとは違った光景が映っていた。

 

 皆女になっていた。

 自身も鏡を見る。そこにはどう見ても女になった自分の姿が映っていた。思わず股間に手を当てるがついている。

 女はそのままリアルの姿に、男は男の娘の姿に。

 

 茅場晶彦。稀代の天才にして稀代の変態は男の娘でも余裕で行ける罪深い変態だったのだ。

 こうして、歴史にその名を残すこととなったあのSAO事件が始まったのだった。

 

 

 そうして俺たちはこのアインクラッドを攻略する羽目になった。

 しかし予想外のことが起きる。なんとβテスト通りのモンスターは最初の猪型モンスターしかいなかったのだ。

 それ以外のモンスターは卑猥極まりない、触手型モンスターやオーク、淫蟲ばかりが襲い掛かってくるのだ。普通に倒せれば問題はないが、もし彼らにやられてしまった場合は悲惨なことになる。一部の物は喜んでいたが。

 

 それならば町から出なければいいのではないかと思うかもしれない。町は基本的にモンスターが存在しないためだ。

 しかし、β版には存在しないモンスター襲撃イベントが存在するのだ。もしこの時にレベル上げをしていないと、イベント中約12時間程もひたすらリスポーンしてはモンスターに即座に倒されて被害に合うことになるのだ。それ故、例え女であろうとも外に出てレベル上げをしなければならなかった。

 

 故に俺たちは望もうと望まなかろうと攻略を進めていかざるを得なかった。

 

 

 75層、そこで俺は茅場晶彦改めヒースクリスと対峙していた。

 

 100層のアインクラッドの内75層、つまり四分の三のところまで攻略は進んでいた。高レベル帯となり、敵の触手やオーク、淫蟲も媚薬スキルなどを使うようになり手ごわくなってきたが、それでもなんとか2年でここまで来ることが出来た。75層のボス、にゅるにゅるムカデはかなりの強敵だったがなんとかクリアすることが出来た。きりのいい階層まで来て、攻略組の皆も喜んでいた。

 

 しかしそこで俺は気づいてしまったのだ。SAO最強の騎士、《チン聖剣》ヒーフクリスこそが茅場晶彦なのだと。

 

 「ふむ、一つ聞いていいかね。《二刀流》のキリト君。なんで私が茅場晶彦だと分かった?」

 

 「そんなの簡単なことに決まってるだろ。お前みたいな変態がただ見ているだけで満足できるわけがない!」

 

 そう、そうなのだ。1万人をエロゲーの世界に閉じ込めるような人間が、ただ見ているだけで満足するだろうか!

 彼は絶対に前線に居る。そしてじかにその目で痴態を見に来ているはずなのだ。

 

 「成程。さすがは僕が見込んだキリト君だ。

 そうもともと君にはホモの素質があった。それに加えてあのリアル男の娘のようなかわいらしい顔。だからこそ君には《二刀流》スキルを送ったのだが、これはまさに想像以上だったよ。だからキリト君君に一つチャンスをあげよう。」

 そうして茅場晶彦から決闘を申し込まれた。

 

 つまり、戦えというのか…。ここで決着をつけようということなのか。

 

 「だめよ、キリト君!《チン聖剣》は対人戦で最強なのよ!?敵う訳がない!」

 

 アスナが叫ぶ。きっと逆の立場なら俺もそうしただろう。でも俺はこの戦いから逃げることは出来ない。

 決闘用のウィンドウに映る、YESをクリックする。

 

 「さあ、勝負だ、茅場晶彦!!」

 

 

 あの勝負は俺が負けそうになったものの、アスナのおかげでなんとか勝つことが出来た。

 囚われていた一万人も順次開放され、無事俺たちはリアルに戻って来れたのだった。

 

 茅場晶彦はその後警察に自ら出頭し、裁判を受けている。

 事件について彼は何も語らなかったそうだ。語ることはないらしい。

 

 というか正直な話、語られる方が嫌だ。お願いだから何も言わずに墓までもっていってくれ。

 

 

 




戦闘シーンとか書けないし書きたくもないんで打ち切りエンド。
なんでこんなん書いたんだろうね。アイマスのネタ考えてたらふと頭に浮かんだから書いたけど。

ちなみに須郷さん事件起こしてないよ。こんな恥ずかしい事件に関わってられるか!だって。


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