TS賢者ハルの異世界放浪紀   作:AJITAMA5

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一日二話投稿だぜ

いえい


第3話『初戦…闘!?』

 森を南下しはじめてから15分程経って…

 

「喉が…乾いた」

 

 僕は項垂れつつも歩みを進めていた。…それよりチート付与されててもやっぱりそこら辺は人間のまんまなんだな…。身体は幼女だから距離は歩けないし体力は直ぐに切れる。

 

 15分歩き続けるだけなのに休憩を挟んでしまうほどだ。

 

「そろそろ森を抜けてもおかしくはないと思うんだけど…」

 

 先ほどから木々の間に隙間が出来はじめ、風が吹き込むようになってきている。

 

「そろそろ抜けられそうだし…走る?」

 

 そう自分に言い聞かせる。…よし、走ろう。と心に決め、コンパスで南を確認し僕は走り出した。

 

 

 

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 ………五分ほど走って森を抜けた。

 

「喉痛い」

 

 走ったせいで喉は痛みを覚え、呂律が怪しくなっている。…そりゃそうだよ僕、走ったんだもん。

 

「水が飲みたい」

 

 森の中には湖などの水源は見当たらなかった。どうやって生きてるんだろうこの森。…まあ今はとりあえず水探ししよう。ちょうどここは他よりも土地が高い位置にあるからすぐに見つかってくれるでしょ。

 

 …まあ案の定すぐに見つかった。さらに200m程まっすぐ行くと橋があるようで、その下はきれいな清流が見える。

 

「よし、あそこに向かおう」

 

 しゃべる度に喉が痛む。すぐに向かおうと思った時、

 

『ガサッ』

 

 …近くの茂みから音がした。まあ大体予想できていたから驚かない。そして僕は声をあげる。

 

「そこのモンスター………貴様………見ているな?」

 

 僕が○IO様の台詞を放つと、そこにいたモンスターはそれを挑発と受け取り、

 

「ブヒャアッ!」

 

 と飛びかかってきた。僕はとりあえずその攻撃をいなしてスキル《鑑定》を発動する。

 

 

 

─────────────────────────────────────────

 

 

 

名称:オーク

 

種族:オーク

 

基礎Lv.:Lv.2

 

基礎ステータス

 

 HP 150/150

 

 MP 0/0

 

 STR 30

 

 INT 0

 

 VIT 24

 

 WIS 6

 

 DEX 12

 

 MIN 4

 

 AGI 16

 

 LUC 20

 

スキル

 

 痛打Lv.1

 

パッシブスキル

 

 なし

 

所持金:0ファルス

 

説明

 

 どこにでもいるただのオーク。特に火の魔法に弱い。

 

 

 

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 あれ…強くない?初めて出会うモンスターは基本ドラ○エ的にスライムかと思ったけどオークだしSTR?筋力かな?の値が僕の倍以上だし、VIT?多分体力?は三倍だし。

 

 ちなみに僕のステータスはこうだ。

 

 

 

─────────────────────────────────────────

 

 

 

名称:ハル·カミシロ

 

年齢:8歳

 

基礎Lv.:Lv.1

 

職業Lv.:賢者Lv.1

 

基礎ステータス

 

 HP 50/50

 

 MP 1000/1000

 

 STR 12

 

 INT 200

 

 VIT 8

 

 WIS 150

 

 DEX 10

 

 MIN 100

 

 AGI 7

 

 LUC 13

 

 

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 …とこんな感じになっている。一見すると他が上回っているように見えるがかなり危ない。

 

 特にAGI(俊敏値)、相手がこれを上回っていると普通の魔法使いでは魔法の詠唱がうまくいかず、すぐに追い詰められてしまう。

 

 …そう、()()()()()使()()()()

 

 オークは僕のことを確実に()()()()()目で僕を見ている。…気持ち悪い。

 

 スキルは先ほど何が使えるか確認済みだ。ならばどうするか、それはもう決まっていた。

 

「ブヒャッ!」

 

 ただ、行動する前にオークが動き出した。こうやって飛びかかって近接戦闘に持ち込むあたり、僕が魔法職というのを理解しているのかもしれない。しかし、

 

「遅い!《ファイアボール》!」

 

 僕はそのまま組敷かれはしなかった。何故なら僕は普通の魔法使いではなかったからだ。

 

   《無詠唱》

 

 このスキルは言葉の通り一定以内の詠唱をすっ飛ばして魔法を打つことが出来るスキルだ。ちなみに一定以上でもある程度の省略は出来る。

 

 僕はそれを持っていたおかげで絶対に当たる位置までおびき寄せて魔法を放つことが出来た。

 

「ブヒイィィ………」

 

 オークがほぼ零距離で放たれた火球によって吹き飛ばされ、燃え尽きる………と思ったら空中で弾け飛び、特徴的なオークの鼻と、刃こぼれしたナイフをドロップした。てか一撃ってどんだけ知力高いの僕は。

 

「この世界では剥ぎ取りの概念は無いんだ…。優しい世界だな」

 

 僕はオークの鼻はアイテムボックスにしまい、ナイフはそのまま装備して川へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




あと一話いけるか…!?

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