ドラえもん のび太の聖杯戦争   作:悪・猫

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聖杯戦争開始前
プロローグ


これは…僕、野比のび太が過ちの物語だ…

 

どうしてこうなってしまったのであろう…まさか、こんなことになってしまうなんて思ってもなかった

 

そう…これは僕がまだ小学5年生の頃の話である

あの時の僕は【魔法使い】になった夢を見て、【魔法】にあこがれていたんだ…

だから、僕は未来から来た猫型ロボット・【ドラえもん】に頼んで【もしもボックス】を出してもらった

 

もしもボックスとは「もしも」○○の世界にできたら…と言う願いを叶えてくる電話ボックス型の未来道具である

僕はこのもしもボックスを使って、【魔法の世界】にしようとした…

 

ここまではよかった…だけど、この後の僕の【欲張り】と【言葉の間違い】…そして【神の悪戯】が僕とドラえもんの運命を大きく変える事となった

 

「待てよ…もしも、魔法の世界にしても、僕が魔法を使えるわけじゃないんだよね?」

 

「そうだね、確かにその保証はないね」

 

”魔法を使える”保証がない…ドラえもんの言葉で不安になる僕…

僕はまぬけで、ドジで…運動神経もそんなに良くない…得意と言えばあやとりと射撃、早寝くらいだ…テストもいつも0点で…

そんな僕が魔法の世界でまともな【魔法】を使えるわけがない………

 

「そうだ!魔法使いが少数だけいる世界にしよう!」

 

「少数にしてどうするの?」

 

「少ない魔法使いを見つけ出して、弟子入りするんだ!それも、最上級魔法使いに!そうすれば、ジャイアンやスネオは魔法を使えないし、僕だけが【魔法使い】になれる!」

 

これが一つ目の過ち…

 

そして…二つ目の過ちはそう決めて、もしもボックスに入った時だった

 

(魔法使いって言うのもちょっと子供っぽいな…魔法使いをかっこ良く例えるとなんなんだろう…魔法…魔法…いや、魔法っていいかえれば、【魔術】って言うんじゃないか?魔術…そうだ、魔術師だ!)

 

二つ目の…過ち、そして、ことの発端となる決定打となる願いを…もしもボックスに伝えた…

 

「もしも魔術師が少数いる世界になったら!」

 

ヂリリリリリリリリリリリリリリリリリ!!!!

 

 

僕の願いを聞きうけたもしもボックスからベルが鳴る…

 

「さぁ!明日は【魔術師】を探すぞ!」

 

そう、意気込む僕…こうして、魔術師がいる世界に僕とドラえもんは飛び込んだ…

 

 

 

 

 

 

一日目

 

まずは学校に行ってみた…だけど、あまり、”元”の世界と変わりはなく、いつも通り、勉強をし、下校して…いつものメンバー達と遊んで、家に帰るだけだった

 

 

 

 

二日目

 

今日は土曜日!今日こそ、魔術師を見つけて、弟子入りするぞ!

まずは公園に行ってみた、だけど、やはり、魔術を使う人は誰もいなかった…

まあ、”少数”と言ったからな…また明日探そう…

 

 

 

7日目

 

いくらなんでも少なすぎる!

7日間も探したのに、見つからない!

もうこれはもしもボックスが故障しているとしか思えなかった

ドラえもんに今日訴えようと思った、その時だった

 

「のび太…ちょっとこっち来て」

 

突然、少々動揺した表情でママは僕を呼んだ

リビングにはドラえもん、パパがいた…

 

「のび太…突然ですまないんだが、仕事の都合で引っ越さなければならなくなった、来週冬木市に引っ越す…友達にお別れを言っておきなさい…」

 

「えっ…」

 

パパの言葉を聞いた僕の眼の前は真っ暗になった…

引っ越すと言うことは今いる友との別れ…

もしもボックスの事も…魔術師の事も…きれいさっぱり…考えられなくなった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

14日目…

 

とうとう、この日がやってきてしまった

みんなとの別れの日…

 

「のび太、冬木の学校に行っても元気でね」

 

「ドラえもんものび太の事頼んだぞ!こいつ、いつもいじめられるばかりだから」

 

「のび太、いつでもここに戻ってこいよ!俺達、一生友達だからな!!」

 

静香ちゃん、スネ夫、ジャイアンは涙を流しながら車に乗った僕とドラえもんに言った

 

「うん、また連絡するよ、静香ちゃん、スネ夫、ジャイアンも冬木に遊びに来てよ」

 

「もちろんだ!」

 

ジャイアンは僕に手を差しのべる、僕はジャイアンの太い手を握り、強く握手した

 

「バイバイ…みんな!きっと…!きっと…!また戻ってくるから!」

 

車の窓から顔を出し、手を振る僕とドラえもん…

 

だけど、この時…僕とドラえもんは知らなかった…

 

冬木の地こそ…魔術師がいる町だと言うことを…

 

そして、その”魔術師”達によって繰り広げられ…願いを叶えるために戦う…”聖杯戦争”に…僕とドラえもんは巻き込まれた…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お母さん?」

 


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