ドラえもん のび太の聖杯戦争   作:悪・猫

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9.聖杯戦争一日目/親友の別れ

「ゼィゼィ!!」

 

全力で校舎の廊下を走る…

今まで経験したこともない命の危険が僕は感じていた

後には今までにないほどの殺気を纏ったあの女性が僕達を追いかけていた

 

「のび太、これじゃ共倒れだ!ここは二手に分かれて、あいつをかく乱しよう!」

 

「うん!」

 

士郎の案には賛成だ、このままだと二人とも共倒れになるのは確かだ、ここは二手に分かれ、あいつから逃げるのが先決だ…

だが、問題もある…この作戦を決行して、必ず生き延びられると言う保証は一切ない…

だが、さっきも言ったとおり、そんなことを考えている暇はない、今は誰かが一人生き延びて、今起きている状況を誰かに話さなければならないと言うことだけだ

 

そんな時だった…

 

(お母さん!!!)

 

突然、頭の中にあの幼女の声が聞こえてくる

部活が始まる前に「もう大丈夫だから」と言って家に帰したあの子の声が…

 

(お母さん!応答して!お母さん!)

 

必死な感情が伝わってくる…どうやら、今、自分の身が危険だと分かっているのだろう

 

(助けて…助けて!!)

 

(お母さん!今からそっちに向かうから!それまで生き残って!)

 

すぐに向かう…って…あの子ではこの状況は打破できない…

あいつはいきなり、RPG-7と破壊力同様のレーザー砲をぶっ放してくる魔女と言って等しい存在だ…

確かにあの子にも不思議な力を持っている…としても、あの魔女には絶対に敵わない

 

「くっ!士郎!君はこの階段を降りつづけて、助けを…僕は3階を突っ走るから!」

 

「わかった!のび太!」

 

士郎は階段を降り、僕は3階を突っ走る、RPG魔女はなぜか、士郎は無視し、僕を追いかけてくる

 

「やっぱり!」

 

僕は全速力で逃走する…

するとRPG魔女はまるでどこかのファンタジーゲームで出てきそうな骨で作られた人型のモンスターらしきものを召喚する

おいおい…どこかの魔王みたいに使い魔みたいな物出すなよ…

 

状況がさらに悪化した…RPG-7並みの破壊力を持った魔女+その魔女の使い魔…

使い魔達は魔女の代わりに僕に襲いかかる

 

「つっ!」

 

あの魔女にタイマン張るのは不可能だ、だけど、あの使い魔くらいなら!

僕は逃げるのやめ、襲いかかる使い魔の剣を避け、裏拳で顔面を力いっぱいぶん殴る

 

「なっ…」

 

魔女は自分の横を通りぬける使い魔に驚く

 

「僕を舐めて使い魔を召喚したのいいけど…あんまり僕を舐めないほうがいいよ?」

 

僕は鋭い眼で魔女を睨みつける

だけど、実際は物凄い痛い…岩をぶん殴った気分だ…

一回ぶん殴っただけなのに拳に強大な負担が掛かる、これは長期戦は不利だ

 

と思っているのも関わらず、使い魔は僕に襲いかかる

 

「はぁ…」

 

長期戦は不利…だけど、ここで戦わなければ死ぬ

逃走すると言う手段も考えたけれども、あの魔女よりかはマシだが、こいつらの速さも僕にとっては脅威だ

逃げると言う選択肢は捨てたほうがいい、一か八か…戦ってこの場を回避する

 

一匹…二匹…三匹…次々と切りかかる…

 

一匹目…切りかかる使い魔の顔面をつかみ、手と同化している剣を折り、廊下の壁に叩きつける…

 

二匹目…折った剣を拾いあげつつ、相手の剣を防ぎつつ、剣を下にずらし、全体重を乗せた足蹴りで使い魔の首をへし折る

 

三匹目…剣を振り下ろす…使い魔…それを避け…足を払い、バランスを崩した所を顔面に剣を突き刺した

 

「・・・・・・・」

 

4匹の使い魔を屠った僕をただ、驚いた表情で見る魔女…

 

「あなたは…一体何者ですか?」

 

魔女は僕に対し、初めて口を開く…

 

「それはこっちのセリフだ!どうして、僕と士郎を襲う?」

 

「はっ?」

 

魔女は僕の言葉に首を傾げる…

 

「あなたは”魔術師”…そして、この聖杯に選ばれた【マスター】でしょ?」

 

「えっ?」

 

魔術師…?【マスター】?何を言っているんだ…

 

そう思った時…あの時の事を思い出す…

7年前…僕がもしもボックスで頼んだ…あの【願い】を…

 

そして、あの幼女が時々、【マスター】と呼んでいる事を…

 

(まさか…)

 

本に書かれていた…”聖杯”と…

 

「あなた…まさか…ど素人?いや、魔術回路は充実しすぎている(・・・・・・・・)、ド素人のわけがない」

 

突然、独り言をブツブツと言いだす魔女…

 

魔術回路?どういうこと?

 

「あなたがド素人なわけないわ…人間でその量の魔力と”魔術回路”の数はあり得ないわ…あなた…ホムンクルス?」

 

魔女は鋭い眼で僕を睨みつける

 

魔術回路?ホムンクルス?充実?どういうことだ?

 

魔女の言葉を聞きながら身構える僕…

だけど、使い魔達は襲いかかってはこない

 

「まあどうでもいいわ…あなたはもうすぐ…死ぬのだから…」

 

不気味な笑みを浮かべる魔女…その笑みを見た瞬間、背筋が凍りつく…

 

「悪いな…おまえにはここで死んでもらう…」

 

槍を持った青年が僕の後に突然、現れ…問答無用で…僕に槍を突き刺そうとした…

 

 

 

その直後だった――――――

 

 

 

「のび太君!危ない!!!」

 

突然…僕の前に立った…僕の親友…

 

青年の槍は…ドラえもんの腹に突き刺さった

 

「ド…ドラえもん!!!」

 

漏れる…オイル…

 

青年はため息をつきながら…槍を抜く…

 

「ドラえもん!」

 

僕はドラえもんを抱き抱える…

ドラえもんの腹に空いた穴から茶色いオイルが漏れ…配線がぐちゃぐちゃになっていた…

 

「のび…のび太君」

 

ドラえもんは最後の力を振り絞り、ポケットからどこでもドアを出す…

 

「早く…どこでもドアで逃げて…僕が完全に機能停止しちゃうと…すべての秘密道具にセーフティが掛かっちゃう…」

 

ドラえもんは弱々しい声で…僕に言う

 

「無理だよ!君を置いて行けるものか!!」

 

僕はドラえもんに叫ぶ…そして、ドラえもんを床に置き、立ちあがる

 

「よくも・・・よくもドラえもんを!!」

 

叫ぶ僕…そんな時だった…左手が熱い…僕ははじめて気づく…左手の甲に刻まれた謎の紋章に…

その時…僕は思いだす…

 

 

 

 

「アサシン?」

 

 

「うん!サーヴァント・アサシン!何かあった令呪で私を呼んでね!」

 

 

あの時の会話…最初は意味がわからなかった…

だけど…今、何となく意味がわかった…

 

あの子も…

 

 

こいつらと同じ…未知なる力を持った英雄なのだと…

 

だったら!!!

 

「令呪を持って命ずる!!!今すぐ、ここにきて…こいつらを…こいつらを蹴散らして!暗殺者(アサシン)!」

 

感情を剥き出しにした僕は…手の甲にある刻印に力を込め…叫ぶ

 

それと同時に…まるで瞬間転移のように…自分の前に現れた…幼女…いや、暗殺者(アサシン)

 

「こいつは…アサシンのサーヴァント!!!」

 

槍を持った青年は槍を身構える…

 

鋭い眼で…魔女と青年を睨みつける暗殺者(アサシン)

 

そして…

 

ブォン!!!

 

暗殺者(アサシン)は魔女の使い魔達を蹴散らしつつ…魔女に襲いかかる

 

「つっ!!!あぶねぇ!!!」

 

槍を持った少年は瞬時に魔女の前に立ち…暗殺者(アサシン)のナイフを防ぐ

攻撃的な感情をはじめて、自分の前で剥き出しにした暗殺者(アサシン)

 

「よくも・・・よくもお母さんと青タヌキを!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





Q1.あれ?最弱タグが消えてる…

A1.軽い強化のつもりが、かなり強くなってしまったので最弱タグを削除しました…アハハハハ…強化って難しい、それで色々といじくってしまった(激汗)

Q2.ビリー・ザ・キッドの正体って?

A2.僕は何もしりません(真顔)←現実放棄

Q3.ジャックちゃん最後に青タヌキって言ってるけど…

A3.ドラえもんの代わりに言っておきます、僕はタヌキじゃない!

Q4.最後に一言

Q4.お気に入り登録&感想よろしくお願いします!(たまに忙しくて返信できない時がありますが…)








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