ドラえもん のび太の聖杯戦争   作:悪・猫

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13.聖杯戦争開始二日目/断罪者

巨大な御神木のような樹木…

 

まるで絵にかいたような自然の中に彼はいた…

 

この世界は…彼の心境…

 

ただ一つも…汚れていない…自然…

 

彼は数々の世界を救った…過去も未来も…この世界とは全く無関係な世界も………

世界は違うど…彼は決してその世界を見捨てやしなかった

そのまっすぐな眼は人の心を変え…勇気と希望を与えた

 

だけど…ある日…

 

 

 

彼の心は汚れた――――

 

 

「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

悲鳴をあげる少年…それと同時に二人の少女に突き刺さった黄金の剣…

 

「さようなら…そして…ごめんなさい」

 

彼の”恋人”と”子”は…ある”英雄”に殺された

 

その瞬間だった…彼の心は死んだ…

 

自分の身勝手な願いのせいで親友を救えず…さらに絶対に守ると決めた大切な存在を殺されたショックは…彼の心境は…朽ちた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だけど…彼は再起する…恋人と同じ境遇に立たされた子供達にすべて…すべて…救うために…

そして…二度と足を踏みいれる事もないだろうと思われた……”魔術の道”に…足を踏みいれた

 

少年は殺した…

 

殺して―――

 

殺して―――

 

殺して殺して殺して…殺しまくった―――

 

”少数の罪なき子供達のために大勢を殺す”

 

そんな歪んだ感情を胸に抱きながら…彼は非人道的な方法で…殺した…

 

 

 

それは自分の私欲ではない…ただ…救いたいがために殺した…

 

そして…彼は救った子供達の心のよりどころになった

時に感情をぶつけられることもあった…だが、彼は子供達の怨み、憎しみを背負い…戦った…

 

子供達のため…そして、恋人と子のために…彼は子供達の敵とも言える二大勢力を…再起不能に陥るまで…完膚無きまでに叩き潰した…

 

そして…彼はこう呼ばれた…断罪者【ビリー・ザ・キッド】と…

 

戦いを終えた後…彼は子供たちが幸せになれるよう…施設を建設…

 

子供達に安らぎと幸せを…そう願って…

 

 

 

 

だが…ある日…ある”英雄”によって…一人の子供が…殺された…

 

 

「エミヤ……………………エミヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

怒りと悲しみの叫び…

 

彼は”初めて”人を怨んだ…”英雄”と言う存在を…”魔術師”と言う存在を…

 

そして…生まれた…皮肉な物だ…

 

初めて抱いた感情が…彼の心を…復讐と呪いで埋め尽くした…

 

「我…英雄を断罪する者…我…魔術すべてを否定する者……断罪せよ…【■■■■■■■■■■】!!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

聞こえない…

 

突然、入る…雑音…

 

誰なの…あなたは…あなたは…もしかして…もしかして!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「先輩…?」

 

眼が覚める私…

 

いつから私は寝てしまっていたのであろうか…

 

私は眼をこする…その時、手につく…涙…

 

「涙?」

 

なぜ泣いているのであろう…なぜ、ここまで心が苦しいのであろうか…

あの時は全く違う痛みと苦しみ…

蟲にいじられていた時よりも辛くて…苦しい…

 

「まだ…この体に慣れてないのかな…」

 

びっしょりと濡れた服を脱ぎ捨て…風呂場に行き、シャワーを浴びる…

 

弓兵(アーチャー)がこの世に現界して…私の人生は新しく始まった…

私を蝕んでいた刻印虫はすべて…消滅し…さらに食潰されていたはずの遠坂の魔術回路は蘇り…私の髪は昔と同じ色に戻っていた

弓兵(アーチャー)は不思議な力を持っている…時間を巻き戻したり、早送りにしたりする時間操作系の力を持っている…

その力で私の魔術回路に巣食う、刻印虫のみを巻き戻し、寄生される前に戻した…とのことだ…

その影響か、変化していた髪は黒く戻り、魔術回路は遠坂の物に戻っていた…

 

だけど…記憶だけは残る…あの忌々しい記憶が…

 

けど、私は前に進む…

 

のび太先輩をこの聖杯戦争から…守る…

 

弓兵(アーチャー)も約束してくれた…のび太先輩を守ると…

 

 

「先輩…絶対にこの殺し合いから救って見せます…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

「マスター!儂はいつ、暴れていいんじゃ!儂はこの戦を見学するためにこの世界に現界したのではない!!」

 

「安心しろ…もうすぐ、おまえには動いてもらうぞ、弓兵(アーチャー)

 

「おっ!そうかそうか!それで…マスターの宿敵との戦いはいつじゃ!あ奴ほどの力を持った英雄ははじめて見る、早く一戦まみえてみたいのぅ…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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