ドラえもん のび太の聖杯戦争   作:悪・猫

22 / 67
21.聖杯戦争開始三日目/SOS

聖杯戦争開始から3日目…

僕と士郎は学校に登校する事を決意していた、理由は1つ

一つは士郎の家には僕達の学校の担任教師であり、衛宮邸の保護者・藤村大河が頻繁に出入りしているためである

僕は自宅で引きこもることは可能だが、士郎はそう言った理由があるため簡単にはいかない

僕から見れば超超天然教師なのだが、案外、真面目な一面があり、もし、士郎が仮病で学校を欠席したとなれば、大変だ

現に昨日は士郎のサーヴァント、セイバーのついての説明と僕の宿泊許可をもらうのにもかなり、頭を使った

なので、この家に引きこもると言う手はかなり大変だ

 

だが、この行動は問題がいくつもある

 

それは士郎のサーヴァント・セイバーはサーヴァントが所持している能力・霊体化が使えない

理由は彼女の真名と過去にあると予測したが、僕と士郎は彼女の真名を知らない

それは僕はまだ、セイバーに信用されていないのと、僕もあまり人の事を言えないが、士郎はマスターとしての自覚があまりない

霊体化出来ないと言うことはひそかに学校への同行ができないと言うことだつまり、士郎はサーヴァントなしで学校に行かなければならない

それはあまりにも危険だと言うことを僕は理解している、だから僕も学校に同行する、同じ目的を持つ同士と言う理由ではなく、親友として、僕は士郎を守る

だが、不安要素は残る、僕のサーヴァントのクラスはアサシン、明らかにセイバーのような近距離戦闘を得意とするサーヴァントを相手にするのはとても分が悪すぎる

 

だから…

 

「のび太…それも…持っていくのか?」

 

士郎は真剣な表情で僕を見て…言う

なぜ、真剣な表情なのだと言うと、僕はアーチャーからもらったコルト・SAAを手に握っていたからだ

 

「うん、本当は持っていきたくないんだよ…だけど、いざとなったら自分の身は自分で守らないといけないし、士郎も守らないといけないから…大丈夫、カバンにちょっと細工してるから誰にもばれないと思うから…」

 

僕は真剣な表情で、士郎にそう言い、カバンの底に細工した隠しポケットにコルトSAAを入れる

 

「そればそうだけど…それ実弾なんだろ?サーヴァントは大丈夫だとして、マスターに当たったら…」

 

「うん…当たり所が悪かったら死んじゃうだろうね…」

 

この銃を持っていくのは本当は嫌だ、たしかに僕は銃の知識もあるし、実銃を撃ったこともある…だからこそ、実銃の威力を知っている

もし、実弾が生身の人間に直撃すれば……考えるのはよそう、考えるだけで背筋が凍りつく

だけど、人間と言う生き物は生存本能を剥き出しにすれば、他人の事を考えられなくなり、他人を傷つけてしまう…

さっきは士郎にあんなことを言ったが、本当は使いたくはない…

 

「だけど、マスターに…人間に使うことはないと思う…本当に…」

 

僕はそう呟きながら…カバンのフタを閉め、霊体化したジャックちゃんと士郎と共に衛宮邸を出た

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学校…

 

 

僕達は学校につくといつも通り、教室に荷物を置いた

 

(ジャック、サーヴァントの気配は?)

 

学校に着くと僕は真っ先にジャックにサーヴァントの気配を探らせる

この学校にもしかしたら、僕と士郎、そして遠坂以外のマスターが存在するかもしれない

もし、鉢合わせすれば昼間であろうと襲いかかってくるかもしれない…

 

(サーヴァントの気配は…二つある…一つは隣の教室…もう一つは…屋上…だけど、魔力が弱々しい)

 

「!?」

 

意外な真実に表情を歪める僕…

この学校には僕と遠坂以外のサーヴァントが存在する…それ=この学校にマスターがいる可能性が高いと言うことだ…

 

「・・・・・・・・士郎、僕、ちょっと忘れものしたから取ってくるから、士郎は絶対に此処を動いたら駄目だよ!」

 

僕は士郎にそう言うとカバンを持ち、ジャックちゃんと共に隣の教室に向かう…

 

「遠坂!!!」

 

隣の教室のドアを思い切り開け、遠坂の名前を叫ぶ僕…

僕の声に驚いた隣の教室の生徒たちは硬直すると同時に僕に眼線を集める

 

もちろん、あの遠坂も僕の声を聞き、硬直している

 

どうやら、遠坂は屋上にいるサーヴァントの存在に気付いていない

時間がない!弱っているとは言え、あのサーヴァントが何をやらかすか分からない…

 

「遠坂!ちょっと来てくれ!早く!!」

 

僕は他の生徒の眼線など気にせずに教室に堂々と入り、遠坂の手をつかむ

 

「ちょっ!なにをいきなり!」

 

突然の僕の行動に顔を表情を赤める遠坂

説明する余裕はない…とにかく魔術に詳しい遠坂と正面衝突が得意なランサーを連れていかないと!

 

そんな時だった

 

(マスター、ここはどうやらアサシンのマスターについて行った方がいいぞ、俺もさっき気付いたんだが…屋上に消滅しかけの【英霊(サーヴァント)】がいる)

 

霊体化したランサーが遠坂に伝える

その言葉を聞いた遠坂の表情が一変する…消滅しかけ…それならほっておけばいいと誰でも思うがそれは違う

もし、そのサーヴァントが消滅間際になにかややこしいことを起こせばこの学校に密集している生徒と教師が巻き沿いを喰らってしまう…

 

「野比君!急ぐわよ!」

 

その可能性に気付いた遠坂は僕の手を振りほどき、急いで教室を飛び出す

 

僕も遠坂の後を追う…

 

息を切らしながらも階段を急いで駆け上がり…

 

そして…教室に辿りついた…

 

「お前が…野比のび太…」

 

眼に入ったのは…体が透けている…銀の軽鎧を纏った青年…

僕は彼の姿を見た直後、あの夜の事を思い出す…

彼の鋭い槍が…ドラえもんの体を貫く姿を…

 

「ラ…ライダー!」

 

僕は彼に叫ぶ…

 

僕の叫び声を聞いたライダーは悲しい表情で僕を見る…

 

「はっ…まさか、野比のび太と言う少年が…アサシンのマスターだったとはな…こりゃぁ…腹くくらねぇとな」

 

弱々しい声で…ライダーは僕を見る…そして…

 

「野比のび太…俺を今ここで殺してもいい…だが、お願いだ…俺のマスターを…源静香(・・・)をあの外道から救ってくれ!!」

 

感情を剥き出しにし…土下座で僕に頭を下げるライダー…

僕はライダーの言葉を聞いた直後…背筋が凍りついた…

 

「静香ちゃんが……?君のマスター……?」

 

彼の言葉に体が震える…どうして…どうして…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

静香ちゃんが――――――――――どうして…この聖杯戦争に?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






▲ページの一番上に飛ぶ
Twitterで読了報告する
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。