ドラえもん のび太の聖杯戦争   作:悪・猫

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2.ドラえもん

僕が冬木に引っ越して来てから1年後、僕と士郎は小学校六年生になっていた

士郎のおかげ、いじめもなくなり、さらに士郎に勉強などを教えてくれたおかげで、なんとか、0点地獄から解放され、今は運動などを中心に頑張っている

だけど、僕はその時、ある一つの悩みを抱えていた…

 

それは士郎と友達になって一年…彼を一度も家に入れた事がないからだ…と言うよりも入れられないのだ(・・・・・・・・)

その理由は…ママとか、パパではない、ママとパパは夜遅くまで仕事に出かけている、主な理由は、そう、僕の親友であり、未来からやって来た猫型ロボット、ドラえもんである

なぜ、ドラえもんと士郎を会わせられないかと言うと、しずかちゃんや、ジャイアン、スネ夫…またその他の友達はドラえもんに対し、そこまで驚かず、近所の人からもドラちゃんと言われ

問題なく、生活できていたが、今回の引っ越したところは違う…

この前、ドラえもんが僕の代わりに買い物に出た時、それを見た町の人たちは「青いタヌキが出た!」「しゃべる青タヌキだ!」と大騒ぎ…動物愛護団体と警察まで出動する事になり…

ドラえもんは二時間の間、冬木の住人と動物愛護団体、そして、警察と"鬼ごっこ”する羽目となった

帰って来たドラえもんは激おこプンプン丸…「僕は猫型ロボットだ!!!!」と怒り狂いつつ、おやつのどら焼きをやけ喰い…その後、お腹を壊し、あれ以来、外出を控えている…

まあ、そんな事件があって…今や、この町である意味で"有名人”のドラえもんを士郎に会わしていいものか…士郎の反応次第では下手に会わせれば

再び、動物愛護団体と警察と鬼ごっこすることになる…

そう、なんだこうだ考えていると…

 

「なあ、のび太知ってるか?この最近、青い猫が出没してるって話」

 

「えっ…?」

 

士郎の言葉を聞き、先程の悩み事…いや、すべての思考回路を一時停止した

それと同時に士郎はある週刊誌を僕に見せた…内容は…

「猫の集会に青いタヌキ?動物愛護団体が行方を追う!!」

えっ?青い猫?青いタヌキ?青い猫…青いタヌキって……はっ?はぁぁぁぁ!!!!

 

思考回路停止と同時に…心の中で悲鳴をあげた

このキーワード…青いタヌキ、青い猫…それ=ドラえもんの確率が高い…いや、ほぼ100%の確率で「ドラえもん」である

 

ただ、気になったのはなぜ、ドラえもんが週刊誌に載っている!?

おかしい!あれほど、外出を控えていたドラえもんがなぜ、夜中に…

 

「のび太…どうしたんだよ、のび太!」

 

一分ほどの思考停止している僕の様子をみた士郎がちょっと慌てた様子で僕に言う

士郎の声かけにより、思考回路がやっと動き出す僕…

 

「な…なんでもないよ!ちょっと、その週刊誌見せて!」

 

僕は士郎から週刊誌を受け取ると死に物狂いで"青いタヌキ”の情報を見る…

週刊誌よれば深夜一時頃、猫の鳴き声がうるさいと言う苦情を受けた警察がその場所の駆け寄ると…無数の野良猫と青いタヌキがそこにいたとのこと…

野良猫は速やかに逃走…青いタヌキはピンク色のドアを出し、逃走したとの事…

 

(完・全・に・ド・ラ・え・も・ん!!!)

 

机に頭を叩きつける僕…

信じたくはなかったよ!!ドラえもん!!!こんな夜中に一体に何してるんだよ!!!!!!

てか、人前で”どこでもドア”使って逃走してるし…!!

 

「の…のび太?まさか…おまえの知り合い?」

 

僕の様子を見た士郎は少々、苦笑いしながら言う…

その質問を聞いた僕はもう”頷く”事しかできない…もうあそこまで感情を剥きだして、意味不明なリアクションを見せれば誰だって気付く…

 

「士郎…今日、家に来れる?会わせたい人がいるんだ…」

 

僕はもう自暴自棄な感情を剥き出しにしつつ…決心した、もうどうにもなれ!!!ドラえもん…自らまいた火種だ、これで警察と動物愛護団体と鬼ごっこになっても自分で責任とってくれ!

 

 

 

 

 

 

 

野比家

 

「こんにちわ、僕、ドラえもんですっ!」

 

僕の部屋で士郎に挨拶をする、未来からやって来た猫型ロボット・ドラえもん…

ドラえもんは一年ぶりのお客さんに大喜びしている…しかし、士郎は今、ある意味でこの町の”有名人”を見て、硬直する

 

「のび太…お前の家ってペット駄目だったんじゃないか?」

 

「まずそこ!?」

 

動揺する士郎の言葉につっこみを入れる僕…まあ無理もない、いきなり、未来からやって来た猫型ロボットが僕の家にいると聞けば、誰でも動揺するであろう…

僕は士郎にドラえもんについて、すべて話す、ドラえもんが未来からやって来た事も…何もかも…

 

「彼は僕の親友でもあり、大事な家族だよ、士郎に今まで会わせられなかったのは週刊誌に載っていたみたいな事が前にもあったからだ…いつか、いつかは紹介しようと思ったんだけど…ごめんね」

 

「のび太が謝ることじゃないよ!事情があっての事なんだから、気にするな、えっと…ドラえもんさん?僕はのび太君と同じ同級生の衛宮士郎と言います、よろしくお願いします」

 

「ドラえもんでいいよ、衛宮君、君の事は全部、のび太君から聞いているよ、ありがとう、僕の代わりにのび太君を守ってくれて…」

 

ドラえもんは笑顔で士郎に言う…すると、士郎は少々テレくさそうに僕を見る

 

こうして、なんとか、士郎とドラえもんを会わすことに成功し、僕の問題は解決した…いや、解決してない!!!

 

「ドラえもん、それよりもこれはどういうこと?」

 

僕は士郎から借りた週刊誌をドラえもんに見せる…

すると、ドラえもんは…

 

「あちゃぁ―…この前、野良猫と集会してるとこの写真だ…」

 

「集会?」

 

「うん、僕の恋話のね」

 

「女子か!!!」

 

思わず、士郎と僕はドラえもんにつっこみを入れた…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




あれ…ドラえもんってお腹壊すっけ…まあいいや(現実逃避)
てっ…ドラえもんって、動物?機械??(苦笑い)

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