ドラえもん のび太の聖杯戦争   作:悪・猫

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31.聖杯戦争開始6日目/闇夜に潜む脅威

「さて…学校に行く前に話しておこうかしら…桜の事について、そして、今後の事について…」

 

和室…

遠坂は真剣な表情で僕と士郎、そして桜…さらにセイバー、ランサー、ライダー、ジャック、アーチャーに言う

桜の過去、それを聞くのはかなりの覚悟が必要だ、だけど、僕は今日、彼女に伝えた絶対に君を守ると…

彼女を守ると誓った以上、それ相当の覚悟が必要だ、僕は知らない…魔術の世界を全く…だから、知る必要がある、彼女を守るために…

そして、しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫達を無事にこの聖杯戦争から脱出させるために

 

「まずは…桜は間桐の人間ではないわ…桜は遠坂の次女…つまり、私の妹よ」

 

「!?」

 

遠坂の一言で僕と士郎の表情が一変する

重い一言がずしりと僕と士郎の心にのしかかる

たしかに、桜が間桐の人間ではないのは予測はしていた…それに出来杉も言っていた

桜は間桐の人間ではないと…

 

「桜は私の妹…なぜ、桜が間桐の家にいるかと言うと、それは間桐の魔術の血が途絶えようとしていたから…遠坂と間桐は古くから同盟関係を結んでいて、その同盟書にどちらかの跡継ぎが途絶えるときはお互いに養子に出すって言う馬鹿げた約束を結んでいたわけ…間桐の魔術が途絶えた理由…それは間桐の次期当主なるはずだった次男が魔術の道を拒んだため…だから、間桐は遠坂に養子を求めた

当然、魔術師の父は同盟を継続していると証明するために養子を出す事決意した…それが…【遠坂 桜】よ」

 

遠坂は歯を食いしばりながらみんなに言う…

 

「待ってくれ、間桐の魔術師が滅びるって…慎二はどうなんだよ?本来、長男が当主になるべきじゃないのかよ?」

 

「慎二は魔術回路を持ってないのよ…彼の父はその次期当主になるはずの次男の兄…兄の方は魔術回路が充実してなかったらしいから…そして、才ある魔術師の子は時期に後継者争いで殺し合う…父さんはそれを阻止するために…桜を間桐の家に養子に出したの…」

 

遠坂の唇から一滴の血が零れおちる…

辛い思い出…桜との別れの時の言葉…

 

(さようなら…遠坂さん(・・・・)

 

姉妹なのに、姉妹じゃなくなる…あれほど辛い事はなかった

どんな魔術の鍛錬よりも本当に辛い思い出

幼い私にとって…あの出来事は…本当に…本当に辛かった

だけど、間桐の家でも幸せに暮らして行けるはず…そう信じていた…だけど…

 

「出来杉英才のあの言葉…桜は幸せじゃなかった…幸せに…暮らせていると信じてたのに…」

 

遠坂の唇からさらに血が流れる

それほど…衝撃的で悔しいのだろう、桜の幸せを願っていた、だけど、間桐は桜の幸せなど考えず…幸せなど与えなかった

実の姉として、それを知らなかった、いや思いもしなかった…そんな事実を…

 

「姉さん…」

 

「それが私と桜の関係よ…はぁ…野比君、あなたにお礼を言うわ、ありがとう、私の代わりにあいつを殴ってくれて、おかげで何もかも吹っ飛んだわ」

 

遠坂は僕に頭を下げる

 

「遠坂!ちょっ!頭をあげて!!」

 

慌てる僕…そんな時…

 

「さて…ランサーのマスター、謝罪はそこまでにして、俺の話を聞いてもらおうか?野比のび太も困っているからな」

 

桜のサーヴァント…アーチャーが遠坂の謝罪を見ながら一言…真剣な表情でアーチャーは声を発した

 

「まずは…桜の体についてだ、桜の体は間桐当主によって魔術回路が変化していた…だが、それを俺はタイムふろしきで体内時間を巻き戻し、魔術回路を遠坂の物に戻した…間桐の当主は生死不明だ」

 

「えっ…」

 

桜の表情が激変する…

どういうこと…?お爺様はあの時…アーチャーに…殺されたはず…

なのに…どうして…

 

「まだ、不確定なんだ…奴の体は蟲の構成されている…あの時、確実に仕留めたと思っていたのだが…どうやらしぶとく生きている可能性が出て来た…お前達も注意しろ、あの不老不死に魅入られた老人はあまりにも危険だからな……それと、野比のび太、お前の甘さ…今回で最後にしておけ…そうしなければ…死ぬぞ?お前…」

 

鋭い眼でアーチャーを睨みつける…どうやら、自分の甘さ…つまり、二日前の夜の僕の行動についてまだ、怒っているらしい

確かに…あの行動はあまりにも危険だ、サーヴァントにも匹敵する化け物を相手しているアーチャーに対して…僕は自分自身の甘さでアーチャーにわがままを言ってしまった

これは僕にとっては致命的な弱点だ…

 

「桜、俺はしばらく、お前の側から離れる…野比のび太と遠坂凛、衛宮の側から離れるなよ…自分の身が危険と感じたらすぐに令呪を使用して、俺を呼べ」

 

「うん…」

 

桜は表情を歪めながら…暗い表情でアーチャーに言う…

 

「わかったわ、間桐の当主についてはアーチャー、あなたに任せるわ、私達は…取り合えず、一時休戦よ、下手に動けば蟲爺の罠にはまる可能性があるわ」

 

遠坂はアーチャーにそう言うとアーチャーは静かに頷く

 

「それと…キャスターの件についてだ…野比のび太、衛宮士郎…キャスターと遠坂に魔術について教えてもらっておけ、おまえ達はまだ、自分自身の実力の半分も出し切れていないぞ?

魔術を扱えないと…死ぬと思っておけ…あの蟲はサーヴァントでも手を焼くからな…せめて、自分の身は自分で守れるようにしろ」

 

アーチャーは今までよりもあせっているように見えた

それほど、危険な状況なのがアーチャーの表情からすぐに察する

間桐の当主…出来杉をあんな化け物に変化させたのもそいつに違いない…出来杉を利用した計画を事前から仕組んでいたに違いない

前回はアーチャーのおかげで何とか出来杉を救えたが、アーチャーに指摘された通り、僕の甘さが自分やみんなを危険にするかもしれない

その甘さが自分の命、またや、みんなの命を脅かすかもしれない…

 

(甘さは…なるべく表に出さないようにしよう…)

 

桜を守る、そのためにも甘さをあまり出さないようしなければならない

そうしなければ…桜を最後まで守りきれない…

 

「分かった…アーチャー、桜の事は任せて」

 

「あぁ…次会う時…前よりかはマシ(・・)だと願う…」

 

アーチャーは鼻で笑いながら僕に言う

 

「以上だ…あぁ、言い忘れていた…野比のび太…お前の魔術属性は3つ、【起源】【炎】【風】…炎は【火力】、風は【銃弾】と【展開】、起源は…自分自身の【心】…せいぜい、起源を【炎】で燃やすなよ」

 

アーチャーの意味深な言葉に僕は首を傾げる…炎は【火力】、風は【銃弾と展開】、起源は【心】…

炎と風は分かる…だけど…起源って…何?

そう思っている内にアーチャーは霊体化し…姿を消す…

 

「遠坂…起源って…何?遠坂?」

 

僕は遠坂に起源について聞く…だけど、遠坂はアーチャーの言葉に少々驚いた表情で僕を見ていた

 

「あなたの秘密がわかった気がするわ…野比君」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




前回の話について、少々お話します

前回の話でのび太が「僕は君を見捨てない」と言うシーンで、のび太らしくない、桜を道具扱いしていると言うご指摘を受けました
この発言はのび太は彼女を決して、道具扱いしているのではなく、桜を守ると言う意味での発言です(説明が滅茶苦茶下手で申し訳ございません)
しかし、ご指摘を見て、たしかに見方を変えれば意味が全く違いなと思い、訂正させていただきました
これは僕の文章での知識が不足しているから起きた事です、不愉快に思われた方は本当に申し訳ございません

これからもこんなことが起きてしまうかもしれません、その時はご指摘お願いします

知識不足については今後、勉強して補っていこうと思います


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