ドラえもん のび太の聖杯戦争   作:悪・猫

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この話で「ぼくがかんがえた最強のさーヴぁんと」が登場します
酒に酔ったいきよいで考えたサーヴァントなので、正直、とても不安ですが…


6.聖杯戦争開始二日前/ビリー・ザ・キッド

「ふむふむ…なるほど、士郎のお父さんの倉庫で本を見つけて、興味本位で魔方陣を作って、この子を召喚したと…」

 

三時間かけて、やっと誤解が解け、ホッとする僕…

だけど、ドラえもんの表情はまだ引き攣ったまま…無理もない、まさか、こんなことが起きるなんて、思ってもなかったであろう

それにあまりにも非科学的すぎる…過去の英雄を現在に呼ぶ出すなんて…ドラえもんによれば、22世紀でもそんなことをできないらしい…

むしろ不可能に近いらしい…死んだ人間…あるいは過去の英雄を現代によみがえらせる…いや、降霊させるなんて…

 

「もしかしたら…僕は君にとんでもない道具を渡したのかもしれない…」

 

ドラえもんは真剣な表情で、僕の布団ですやすやと眠る幼女を見る…

 

「けど、僕…ここに引っ越してからドラえもんの道具にあまり頼ってないよ!」

 

僕がこの【冬木】に引っ越してからドラえもんの道具にあまり頼っていない

むしろ、ドラえもんの道具で何かをした覚えもない

 

「確かに…けど、冬木に引っ越す前に君に渡した道具が【未来】を大きく変えてしまったのかもしれない…下手をすれば、僕達がいる世界はもしかして、別の世界軸かもしれない…」

 

心当たりがあるような言葉…

どうやら、ドラえもんには心当たりがあるらしい…いや、らしいではない…”あるのだ”

 

「のび太君…もしかしたら、君はとんでもない事件に巻き込まれたのかもしれない…」

 

今までないほどの真剣な表情…それほど危険なのかもしれないと言うことだ…

 

「のび太君、決して、この事を誰にも話していけないよ、もちろん士郎にも…桜ちゃんにもだよ…それほど重大な事なんだ…今日は僕はこの本をすべて読んで、どれほど危険なのか判断する…

のび太君はいつもどおりにみんなと接していて…決して…決して、今回の件について、さとられてはいけないよ…」

 

「わかった、桜にも士郎にも言わないよ」

 

ドラえもんのかつてないほどの真剣な表情に僕は頷くことしかできなかった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見てしまった…

 

先輩が何も知らずに…あの儀式をしているところを…

 

 

 

駄目だよ…先輩…

 

駄目…呪文を唱えたら戻れなくなる…

 

 

駄目…ダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメダメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

ああ…なんで…なんでのび太先輩が…マスターなの?

 

 

どうして…どうして…!!!!!

 

 

 

 

 

「のび太先輩、ごめんなさい…ちょっと、私、体調崩しちゃって…はい、ごめんなさい、明日こそ…明日こそ、一緒に買い出しに行きましょう…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほほぅ、まさか、ハサン・サッバーハ以外の暗殺者(アサシン)を呼び出すとは…触媒が特殊だったか…あるいはマスターが特殊なのか…カカ、桜よ、お主も面白い者を引き寄せるのぅ

この冬木の地で暗殺者(アサシン)はハサン・サッバーハと決まっておる、じゃが、あの少年はそのルールを捻じ曲げ、別の暗殺者(アサシン)を呼び出しよった…」

 

「お爺様…」

 

うす暗い虫蔵で…私…間桐桜は悲しみを押さえつけていた…

先輩を…野比のび太をこの手で殺さなければならないと…

まさかの事態だ…まさか、先輩に…あんな魔術回路が眠っているとは思ってもなかった

いまや、のび太先輩の体に眠っていたすべての魔術回路は完全に目覚め…今は暗殺者(アサシン)に十分な魔力を与えている

 

 

「現在召喚が確認されておるのは【槍兵(ランサー)】【騎兵(ライダー)】【魔術師(キャスター)】【暗殺者(アサシン)】【狂戦士(バーサーカー)】…

残るは三騎、どうやら我々にも運気が回って来たらしい…まさか三騎士の一角を我々が召喚する事となろうとは…」

 

間桐臓硯は不気味に笑う…三騎士の一角を召喚すれば、聖杯を勝ち取れる可能性が一気に上がる…

 

「さぁ…桜、サーヴァント召喚の儀式を執り行おう…」

 

「おじい様…私は…私は…戦いたくありません…」

 

「桜、お主も分かっておるだろ…もうこの儀式から降りぬ事は出来ぬ、おまえは気弱すぎる…ほしい物は力づくでも奪い取ればよい、いい機会ではないか?お主が【暗殺者(アサシン)】のマスターを望むのであれば【暗殺者(アサシン)】のみを殺し、そのマスターを奴隷なりなんなりとすればよかろう…」

 

「・・・・・・」

 

 

私に――――そんな資格なんてない…

 

「私は…戦えません…」

 

「そうか…桜よ、慎二は聖杯戦争に参加したがっている、サーヴァントのみ、召喚し…後は兄に任すがいい…あやつがいくら馬鹿者でも、それ相当の英雄が召喚されれば、あやつの性格もかわるかもしれぬからのぅ」

 

桜の言葉を聞き、臓硯は作戦を変更する…

桜はあきらかに暗殺者(アサシン)のマスターに恋をしている…

暗殺者(アサシン)のマスターは特殊な魔術回路を持っている…桜と交われば、それ相当の血統を持って生まれてくるだろう…

 

「慎二には暗殺者(アサシン)のマスターは殺すなと言っておく…可愛い孫の願いだ、それくらいはしてやろう…それでどうじゃ?」

 

「…わかりました」

 

私はお爺様の条件を飲み…魔方陣の前に立ち…呪文を唱える…

 

 

 

「繰り返すつどに五度 ただ、満たされる刻を破却する 」

 

 

ああ…でも無理だろうな…

 

 

Anfang(セット)、告げる 」

 

 

兄さんがのび太先輩を殺さなくても…他の魔術師(マスター)が先輩を殺す…

 

 

「汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に…聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ 」

 

 

 

ああ…私にもっと…力があったら…もっと…抵抗できる力があったら…

 

 

「誓いを此処に、我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者 」

 

 

誰か…私を…助けて…

 

 

「汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――」

 

 

呪文を唱え終えた…魔方陣は神々しく光り出す…

 

そして―――――

 

 

 

虫蔵で姿を現した英霊…

 

カウボーイハットを深くかぶり…顔はフェイスガードと髑髏のマスク…そしてサングラスで隠されている…

手には最新鋭の狙撃銃(スナイパーライフル)、腰に装着されているクロムシルバーのコルト・SAAがあやしく光る…

放たれる魔力の風…その風が虫蔵に散らばる虫の死骸を吹き飛ばして行く…

 

「こ…こやつは・・・」

 

過去の英雄ではない…間桐臓硯は確信する…

まちがいなく今現代に近く銃をぶら下げている…間違いなく、我々が予測する事ができない未来からやって来た【英雄】である

 

そして――――

 

眼に見えぬ…スピードで…お爺様の後に周り込み…首をつかみ…持ち上げた

 

Pocket.ON(ポケット・オン)

 

「な…何をする…うぎゃぁぁぁぁぁ!!!」

 

お爺様の体がみるみる内に腐ってゆく…魔術回路も…虫も…

 

「そんな…馬鹿な…虫はともかく…魔術回路までぇぇぇ…!!!」

 

まるで時間操作(・・・・)のようだ…その力はお爺様にこの先にある未来のように体と魔術回路を腐らせてゆく

 

「嫌だぁぁぁぁぁぁぁ…まだ…まだ死にたくない…桜ぁ…令呪…じゃ…令…」

 

 

 

 

ボト…

 

 

腐った血肉が…地面に落ちる…

 

未来の英雄は腐った血肉を踏みつけ…私の前に立った…

 

弓兵(アーチャー)…真名…ビリー・ザ・キッド…助けに来たぞ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                               (マスター)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




Q1.えっ?誰?

A1.だ…誰でしょうね…本人はビリー・ザ・キッドって名乗ってますよ?(震え声)

Q2.蟲爺瞬殺…本当にビリー・ザ・キッドなんですか?

A2.さ…さぁ…

Q3.最後に一言!

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