ドラえもん のび太の聖杯戦争   作:悪・猫

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聖杯戦争開始:1日目~4日目/蟲の魔術師
8.聖杯戦争一日目/開幕


「・・・・・・・」

 

僕、野比のび太は授業を受けながらドラえもんのあの事について考えていた

今日の朝、ドラえもんは真剣な表情で僕にこう言った…

大変なことになった…と…

そのことについては今日、家に帰ったらあの幼女について話し合うらしい…

 

(…大丈夫だ、なんとなる…いつも何とかしてきたじゃないか…)

 

僕はそう心に言い聞かせつつ、先生の話を聞く…

そうだ…どんなに危ない冒険でもドラえもんと僕なら必ず乗り越えられる…

 

 

絶対に――――

 

 

 

 

 

 

 

 

放課後――

 

「桜が…行方不明?」

 

「ああ、慎二の奴も行方不明らしい…」

 

サバゲー部にやって来た士郎が真剣な表情で僕に言う…

桜が行方不明…?士郎の家を大掃除した時、そんなそぶり一切見せなかった

家出?たしかに癇癪持ちの兄・慎二に暴力を振るわれていると言う情報を聞いて、一時期、士郎と僕が慎二を問い詰めた事がある

だが、その慎二も行方不明になっている…どういうことだ?

 

「学校は大騒ぎらしい、まだ、警察は動いていないが…警察が動くのも時間の問題だろうな…」

 

そんなバカな―――

 

桜が行方不明?―――

 

 

僕はスマホを出し、桜の携帯にかける…

だが、やはり繋がらない…

 

(出てくれ…桜!)

 

心の中で必死で叫ぶ僕…

スマホを握りしめる…手に汗がにじみ出る

 

何度も何度もかけ直す…

 

だけど、僕の願いは…桜に届くことがなかった…

 

 

 

気づけは冬木の町は真っ暗になっていた…

 

「のび太…そう落ち込むな…桜にもなんらかの事情があるんだろう…」

 

「でも…」

 

「いくら、桜を家族と俺たちが思っていても家庭の事情に口出しはできない、それはのび太もよくわかってることだろ?」

 

確かに…でも、桜は本当の家族と言える存在だ…

4年前…桜と初めて会ったのは…僕が士郎の無茶な特訓に付き合っていた時だ…

あの時、士郎はお父さんを亡くした影響か、無茶なことばかりしていて…それが心配だった僕は士郎の無茶ごとに付き合っていた…そんな日

 

彼女と出会った―――

 

最初に出会った時は僕を見た瞬間、逃走…あの時は嫌われちゃったかな?と思った

けど、次の日、彼女はサバゲー部のマネージャーとして、入部してきた…

最初はあまり話すこともなかったけど、士郎のおかげで桜と僕の会話する回数がだんだん増え…今では大切な人―――とも想えていた

 

 

他人?―――――――

 

家庭の事情?―――――

 

 

そんなの関係ない、確かに何もできなくても…側にいる事はできる

 

 

そう、士郎に伝えようとした時だった…

 

 

グラウンドから金属音が聞こえてくる…僕と士郎は窓を覗く…

そこには…

 

 

 

 

 

4人の人影がいた…

 

一人は…遠坂 凛…この学校のミス優等生&マドンナとも言える存在だ…

そして…二人目は彼女の前に真紅の槍を持った、青タイツ姿の男…

 

三人目は…青タイツ男同様…槍を持った男が青タイツ男とぶつかり合っている…

そして、四人目…黒いローブを纏った、女性が青タイツ男に対し、何らかの攻撃を仕掛けていた

 

顔を見合わせる僕と士郎…

 

あまりにも非現実的な光景に顔を思わず硬直する

 

「のび太、もしかして俺達…夢を見ているのか?」

 

「夢じゃないよ…現実だよ…」

 

そう言った直後だった…

 

黒いローブを纏った女性と眼を合わせてもらう

その時、僕と士郎はヤバイと思った

クスッと薄く笑みを浮かべるローブをまとった女性は空中に無数の魔方陣を展開する…

 

「「に…逃げろ!!!」」

 

さすがにヤバイ…空中に展開された魔方陣を見た直後、僕と士郎は廊下に飛び込む

それと同時に魔方陣から放たれた紫の光線…その破壊力は想像通り、サバゲー部の部室を壊滅に至るレベルだった

 

「つっ…なんなんだ…あいつは…」

 

まるでRPG-7を喰らった気分だ、頭がキ―ンとする

だが、そんなこと考えてられない、いつ追撃を受けてもおかしくない…

僕は士郎の立たせ、一緒にその場から離れる

 

「とにかく逃げよう!もしかしたらあの戦いは見てはいけないものだったのかもしれない!!!」

 

いや、かもではない…明らかに見てはいけなかった

とにかく、考えている暇はない、ここからいち早く逃げなければ、命が危ない!

 

 

 

「・・・・・逃げられましたか」

 

魔術師(キャスター)みられたのか(・・・・・・)?」

 

「ええ…」

 

そう軽く頷くと…宙を飛び…大穴を開けた部室へ向かった…

 

「やれやれ…せっかく気持ちよくどこかの大英雄さんと戦っているのに…てっ…あれ?」

 

金色の槍を持った男は眼の前にいたはずの男と女がいなくなったことに気付く…

 

「やれやれ…俺もまだまだ甘ぇな…」

 

金色の槍を持った男は笑みを浮かべながら…霊体化し…消えて行った…

 

 

 

 

 

 




本編にやっと突入
ここからどんどんシリアス展開?して行く予定です!

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