鋼鉄戦記『一時凍結』   作:砲兵大隊
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Schrecken und Ehrfurcht (09.衝撃と畏怖作戦)

「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか!」

熱風に焦がされひりつく喉の奥は血の味がする。それでも神は我々を見捨てたと、神の子と同様に叫ばずには居られないのだ。
教会への祈りを怠ることはなく、敬虔な信徒であったはずだ。
だが聖職者が並べ立てる屁理屈は嘘だと悟ってしまった。神の子でさえ死を前にすれば哀れな子羊に過ぎないのだと。
積み上げられた瓦礫と死体の山が炎の渦の中で蜃気楼のように燃えていた。
悲鳴と喧騒が響き渡る世界の空を見上げれば、星に混じり血と鉄で錬成された魔導の光が幾つも瞬いては消えていく。

黎明の子、明けの明星よ。あなたは天から落ちてしまった。

大いなる反逆を引き起こした全ての原典、知恵に満ちた美の極みこそかの魔王。墜天は神が万能であることを否定する。
きっと悪い夢だと目を閉ざし、耳を塞ぐことが出来たならばどれだけ救われただろうか。
どれだけの損害を受けたのか想像も出来ず、これより起こる帝国による逆襲を祖国は防ぐことは出来ない。分かりきった敗北の二文字を受け入れるしかない。
我々はきっと手を出してはならなかったのだ、地獄の窯の底を覗けば引きずり込まれる。祖国に死と恐怖の旋風が巻き起こるだろう。

「くそったれ」

天に夜闇より深い漆黒が星々を染め上げ、翼の様に世界を覆い尽くしていく様をみて、哀れな子羊は吐き捨てた。

★―1925年5月25日―★

第二〇三魔導大隊は半数の脱落者を出したものの、共和国側のライン戦線中央に痛烈な打撃を与えた。余りの成果に司令部をもってしてもやり過ぎだと言わしめたという。
柔軟性に優れた精鋭部隊による強行偵察で一時的に共和国軍に混乱をもたらした帝国軍は粛々とはいかずとも右翼の撤退に成功。
これをもって帝国軍による霧と太陽作戦は完遂した。
そして帝国は共和国の左翼を引き込み、包囲殲滅するため次の段階へと移行する。獣を狩るならば頭を狙えば良い、衝撃と畏怖作戦(Schrecken und Ehrfurcht)はとある研究成果を基に計画された。
別次元の世界において第二次世界大戦中に第三帝国が開発した史上初の軍事用液体燃料ミサイルは、此方の世界において奇しくも同名のⅤ1として一足先に完成する。
音速を突破するため現存するあらゆる兵器での迎撃は不可能だが、とても採算が合わない馬鹿げた玩具を輸送機に仕立て上げたのである。
搭乗員は魔導師に限定され、常に防殻と耐衝撃術式を展開していなければ空中分解しかねない危険な代物は大真面目に作戦に組み込まれた。
戦線を飛び越え襲撃する人間ロケットだ。
少数の魔導師による敵中枢部への降下と破壊は更なる混乱を巻き起こし指揮系統を粉砕するだろう。

賽は投げられた、帝国に勝利を

「馬鹿げた話だ、と笑うべきなのでしょうか。砲弾に括り付けられるとは。大隊長」

「笑いたければ存分に笑うがいい、バイエル大尉。貴様らにはその権利がある」

気を緩めればバイエル大尉の膝が小鹿の様に震えだしそうだった。別段武者震いなどではない、ただただ恐怖があるのみ。
誰が好き好んで爆弾を抱えて敵方へと突撃する。大日本帝国と違い我らには信じるもの(天皇)が居ないのだ。
あるいは神に祈れと言うのだろうか、クソッタレ。この時ばかりはデグレチャフ少佐にも余裕がないのか、何処か遠い目をしている。

「……やはり、私が志願します。バイエル大尉」

目の縁に昏く隈を作ったローゼ・フォン・エッカート少尉が私の背後から囁くように告げてくる提案は心底有り難い。有り難いが到底賛成など出来ない。
あの日以来取り扱いに困るようになったエッカート少尉とは相変わらずツーマンセルを組んでいるが、今回の作戦に参加するのは私だけだ。
純粋な実力と、もしも我々が帰還できなかった場合に備えて隊の指揮を引き継ぐべき人材を残していかなければならない。

「私は、黒翼だ。なめて貰っては困るよ、エッカート少尉」

自らに言い聞かせるように胸元の宝珠を握りしめた。偽りの英雄、神に選ばれることのない罪人であろうともやるべきことくらいは分かるというもの。
原作との乖離が既に致命的な段階にまで進行している以上、原作に存在しないエッカート少尉が参加するよりも私自身が不意な出来事に直接対応する方が良い。
なにより壊してしまった女性を死地に追いやるほど、神の手は断ろうとも落ちぶれたつもりはないのだ。

「その意気だ。大尉」

デグレチャフ少佐は一歩を踏み出し、工場の中心に置かれたV1の前で、天高々に声を上げた。既に僅かに見えていた動揺や不安すら分厚い幼顔の仮面の下に隠している。

「戦友諸君、祖国に神の御加護があらんことを。ただし、我ら将兵がヴァルハラに有給を取る限りにおいて」

振り返り、笑みを浮かべ、選別された我ら魔導中隊と敬礼する残りの魔導大隊に宣誓する。

「我ら神に代わりて祖国を救う!カエサルのものはカエサルに!我が戦友諸君、人間による戦争の時間だ。勝ちに行くぞ!」

笑みは敵を威嚇する攻撃的表情だ。だが、これほどまでに人は獰猛に笑えるものか。私の様な偽りの偶像ではない、本物の英雄が此処にいる。
あのデグレチャフ少佐ならばと誰もが思うのも納得した。現代知識やら、聖人の力なんて関係はない。

有り方そのものが英雄だ(うらやましい)

搭乗用のタラップに足をかける。最初の頃、後方に下がろうと躍起になっていたころが懐かしい。気付けば此処まで来ていた。
振り返れば信頼しきった表情で送り出そうとする仲間たち、前回の怪我が治って居ないというのに態々病院から抜け出してきたのだ。

「アリベルト」

完全に機体に入り込んだ後で、頬に湿った暖かい吐息がかかり唇を落とされたのだと理解する。
見上げると何処か暗い表情を浮かべたエッカート少尉が、名残惜しげにそっと離れていくのが見えた。随分とエッカート少尉も節操なしになったものだ。
手動で完全にハッチが閉じ、接続された宝珠からロケットへと魔力が流れ込み、青白い輝きと共に防殻を展開。
無線は封鎖され孤独な空間の中、テンカウントだけが支配した。じんわりと滲んだ頬の汗を肩口で拭う。

「0」

私の全身に轟音と衝撃が、ドラムの様に叩きつけたのであった。

★―共和国目標C地点上空―★

原作にて私が指揮するC隊の目標ポイントは外れであったが、私の加入だけでなく戦場の推移が大きく原作乖離しているため安心は出来ない。
失敗すれば帰り道すら覚束ないこの任務は、3部隊の目標の何れかに敵の司令があることを祈るだけだ。

『01より各位、最終工程に入る。状況知らせ』

「09より、異常なし」

窓のない人間ロケットの中で、座標指定だけが唯一己が地図の上に存在していることの証明だった。万が一迎撃されてしまえば爆弾を抱えた我々は空に花火を打ち上げることになるだろう。
トン級の爆薬は防殻を容易く吹き飛ばし塵すら残さないに違いない。音速を超えるため実際は一瞬なのだろうが何時間にも感じた。

『01より各位。時間だ。距離測定、角度算出急げ』

『05より、01。目標捕捉』

「09より、01。目標捕捉」

『大変結構。各位の突撃準備完了を確認』

私が指揮する小隊の刻々と変わる通信データを見つめながら時計を一瞥する。手動のバーに触れた手がやけに汗で滑った。
ただ来たるべき時が来るのは一瞬だ。仲間たちのことを思い出し自然と高鳴りだす心臓を押さえつける。

『01より、総員へ。フェーズ7へ移行せよ。繰り返す、フェーズ7へ移行せよ』

バーを一気に引いて空中でミサイルは崩壊する。前方は多量の弾薬が乗せられたドア・ノッカーで視認することが出来ないが、強烈な暴風が全身に叩きつけた。
敵の発見を遅らせるための非魔道降下を何度も訓練で行ったが実戦ではたった二度、何れにしろ慣れる気はしない。
速度メーターが赤く250を示す。このまま墜落すればひき肉にもならない。

「通信封鎖だ。小隊のみの回線に切り替える。繋げ」

次々と送られてくる確認に安堵の吐息を吐き出すと、規定値ぎりぎりで腰の紐を引く。専用に作られたパラシュートは無事に開いてくれたようだ。
胸元の安全帯が引きずられる強烈な衝撃に肺の中身が全て吐き出された。だが想像外の事態が此処に来て発生する。

『此方、10!パラシュートが開きません!』

よりによって私の隊、それもヴァイス中尉の機材不備!あのマッドサイエンティストめが、なにが万事上手くいくだ!
舌打ちしたい気持ちを抑えて、心を落ち着かせる。此処まで来てしまったのだから腹をくくるしかない。

「09より、小隊各位!宝珠の使用を許可する!魔導戦闘に切り替え、衝撃に備えろ!」

悪いことは一度起これば連鎖的に繰り返すものだ。人間ミサイルから切り離された爆薬が大地に突き刺さり、巨大な花火を噴き上げた。
高速で過ぎ去る視界の中、たった一発だけが敵の建造物に直撃したことを悟る。黒煙でまったく見えなくなるが目標の建造物はあと2つ、潰しきらなければならない。
96式を起動し、空中で短機関銃の梱包を破り捨てる。何時他の場所より増援が来るかも分からない、四の五の言っている場合ではないのだ。
パラシュートを切り離すも、展開した飛行術式が完全に速度と姿勢を制御してくれる。

「申し訳ありません、隊長!」

「構わん、爆裂術式用意!後で研究者共を一発殴る許可をやる!」

急降下し即座に編隊を組んだ小隊は真下へと爆裂術式を投射した。巨大な火炎が巻き起こり、全身火だるまの人間が飛び出していくのが見えた。
決まった初撃を確認して次の目標を目指して飛行する。だが我々の不幸はこれで終わりではなかった。

「魔導反応確認。2個中隊規模!?」

「……情報部は、何をやっているッ!」

やっと絞り出せた言葉は余りにも不甲斐ない味方への罵倒であった。なにが重要拠点の守りは低いことが想定されるだ、クソッタレ。
アリベルト達は知らない事であるがこの日、不幸な事に空いたライン戦線上空網に対する補充要員が丁度後方施設に到着した日であった。
原作と違い、多数の共和国魔導師を狩り過ぎた故の弊害である。
嘆いても仕方ないと意識を切り替えて、敵の通信を見ることを優先した。混乱しているのか流れていく情報に眩暈を覚える。

「上がってくるぞ!小隊各位は対魔導師戦闘…いや、次目標の破壊を優先しろ!」

「ですが隊長!」

「私が時間を稼ぐ!増援が期待できない以上、遅滞戦闘は不可能。目標の完遂が優先だ!」

心配してくれるのは嬉しいが私とて到底死ぬ気はない、最大限の抵抗をさせてもらう。
最も、この作戦で司令部を潰せなければ敵の腹の中で孤立し、統制された敵の追撃を受けることになるのだ。何としても避けなければならない。
祖国はエース・オブ・エースを幾らでも使い潰しが利く便利な駒とでも思っているのだ。震える脚に拳を叩きつけて活を入れた。

《な、何が起こったんだ!》《訓練か?》《違う!帝国軍だ!いいから空に上がれ!格好の的だ!》《嘘だろ、此処がどこだと思っている!》《前線が崩壊したのか!》

付け入る隙は通信から見る限り、一部対応が早いものも居るが敵の殆どが新兵という所だ。偽りだとしても、ネームド付きによる戦場の洗礼を受けるがいい。
誇示するように魔力の供給量を増大させ未だ上昇していない魔導師に弾丸をばら撒いた。軽快な音を立てて吐き出す短機関銃の弾丸はすべて燃焼術式を封入した、大盤振る舞い。
バックドラフトという言葉を知っているだろうか、発生した建造物内の火災に対して新鮮な空気を送ると急速に火災が拡大する現象のことである。
目の前で、防殻によって火炎を免れた魔導師たちが脱出するために壁を破壊したことで偶発的に起こった。
フラッシュバンを食らったように閃光で視界の全てが掻き消える。慣れてきた視界の中でも、耳鳴りが止まらない。
少なくとも未だ上がっていない2個小隊は今の損害で立ち直れないことを祈るしかない。

《相手は烏だ、ネームドだぞ!》《何でこんなやつが此処に!》《統制射撃だ。絶対に近づけるな!》

「甘いんだよッ」

急速旋回し未だ隊列を組む前の敵中隊に飛び込む。圧倒的数の差を相手にするには指揮を掻き乱し、1対少数の状況を無理にでも作り出すしかない。
高速軌道をとる96式においつける宝珠は未だ共和国では確認できていないのだ。利点は最大限利用すべきだろう。

「09より、10!これより小隊の指揮と01への通信は貴様がとれ!」

『了解!神の加護の有らんことを!』

気付いてはいないだろうが、ヴァイス中尉より送られた最大の皮肉に自然と口角が上がった。絶望的な戦場に立つ兵が思わず笑みを浮かべるというのがわかる。
笑うしかないのだ、なら盛大に邪悪に笑うがいい。相手が少しでも怯え、攻撃の精度が落ちるように祈る。

「嗚呼、何たる日だ!右も左も獲物ばかり、啄むには困らない!」

オープン回線で咆哮を上げて、私の進行方向から逃げるように乱数軌道をとった敵を執拗に追いかける。私の瞳には既に捉えていたカバーに入ろうとした本命に貫通術式を叩きこんだ。
恐怖に顔を歪ませた敵の戦意は削り取られ、放たれる弾丸も狙いが覚束ない。態々、あえて撃たずに唇を落とせる距離まで近づいた。

Bonne soirée(こんばんは)

「うわぁああああああああああああああああ!」

狙い通り誤射を避けるため、私への他からの射撃が甘くなる。リロードしている余裕があるか分からないため、弾の節約にもなる一石二鳥だ。
手刀で防殻を貫き、至近距離で弾をばら撒こうとする銃口を掴んで背後から接近する魔導師へと逸らした。
盛大な同士討ちを音だけで確認しつつ魔導刃を突き立て喉を掻っ切る。蹴り飛ばせば、助けに行こうとする魔導師諸共爆裂術式で吹き飛ばす。

「はっははははははははははははははっ。共和国魔導師諸君!貴様らは今まで何をしてきたのかね?おままごとか?どうやらオムツも取れてないらしい」

喋ることで動揺を誘い、わずかな時間を稼いでリロードする。実際の所、V1に乗っている間に展開し続けた防殻によって普段より消耗が激しい。
何より相手の数が多すぎるため早く敵の司令部が潰れることを祈るばかり。ただ、神に見放された時点で私が祈ろうとも意味はなさそうだ。

《01から03小隊は前衛だ!一斉に襲い掛かるぞ!》《再編しろ、指揮権を一時移行する!》《第04小隊は私に続け!狙撃術式で援護を!味方に当てる間抜けは居ないな?》

「貴様が指揮官か」

「ッ!」

通信を基に特定し、最大加速で対応する前に貫通術式で防殻を貫き胴体に風穴を開ける。ライン戦線の空を守り続けた時にやり続けた常套手段は今でも有効らしい。
出来るだけ宝珠は破壊するようにはしているが、多数の交戦データは取られているだろう。そろそろ対策されても可笑しくない。

「帝国の化け物め!」

「罵倒の言葉も稚拙で、品位の欠片もない」

魔力の爆発で弾かれるように移動すると、先ほどまで居た場所に統制された狙撃術式が突き刺さる。更に追いかけるように宙を舞う光の弾丸は私に食いついて離さない。
どうやら相手は新兵を肉壁にし、それなりに使える部隊で縫いとめる作戦の様だ。大変結構、むしろ格闘戦が楽になって狩り放題だ。
下でもう一つの目標がヴァイス中尉達によって爆破されたことに、一瞬意識が向いた敵に襲い掛かる。
爆裂術式を即興で接触式から時限式に変え、視界を封鎖する。出来るのかは知らないが今度魔導技師に煙幕術式の製作を依頼しよう。
最低限の装備しか持ち込めなかったため発煙弾がない事に舌打ちをしながら、魔導刃を振り下ろした。

「貴様ッ」

「烏ぅううううううううううう!」

名も知らぬ女性の魔導師が、胸を魔導刃で貫いたというのに憤怒の表情で銃口を押し付けてくる。殺した相手に恋人でもいたのか随分と恨まれているらしい。
放たれた弾丸を防殻で弾き手刀を傷口に差し込んで抉り取った。女性にこの様な事をする羽目になるとは。
だが吐き捨てる暇すら与えられない。一瞬でも足を止めた鳥は格好の的とばかりに防殻に貫通術式が幾筋も突き刺さる。
一発の貫通を許し、右肩に灼熱の激痛が走る。言葉にならない悲鳴を上げ、力の抜けた手より短機関銃が零れ落ちていった。

「死ねっ烏!」

一瞬呆けた思考を何とか取戻し、魔導刃を煌めかせて突撃してきた魔導師に左腕で拳銃を引き抜き、術式を即座に再計算。貫通術式を封入して叩きつけた。
士官用の名作拳銃は防殻を貫ける程度の威力はあったようで直前に失速した敵兵から強引に短機関銃をはぎ取る。
魔力は限界、吐く息は荒く、耳鳴りは止まず、視界は朦朧、全身の寒気と震えが止まらない。

「大変結構。貴様ら程度を片づけるのに何の問題もない」

やせ我慢を吐き出して死を覚悟した瞬間、

「これ、は」

―――それは起きた。魔力が勝手に放出され黒翼を天に拡大し続ける。鳴り響く終末を告げる法螺と、錆びついた亡者共の悲鳴。
身を引き裂く苦痛と止めどもなく流れ出した漆黒の魔力が意識を塗りつぶしていく。一度体感したこの感覚を忘れることはない。
地獄の門が開き、三千世界の烏の羽ばたきがリフレインする。何年たっても忘れることはない魔王の気配。

嗚呼、信仰が崩れ落ちる

誰かの吐息が耳元にかかり、閉じゆく世界の中ぐるりと全てが黒く深く消えていった。



ノム様、巌窟親Gィ様、N-N-N様、Argan•Argar様より誤字報告を頂きました。有難うございます。
日間1位、お気に入り千件、総合評価2千達成。