インフィニット・ストラトス 伝説を塗り替える者   作:バリスタ

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恐らく三部構成

…まぁ何とかするよ…


夏祭り 上

 

 

西宮

「…遅い………

 

いや…俺が早すぎたのか…?」

 

 

篠ノ之神社 鳥居前

 

 

西宮

「…あれ?時計止まってる…

 

携帯…あ…机の上……」

 

 

 

 

 

女性

「大丈夫ですから」

 

 

 

西宮

「ん?」

 

 

 

男1

「いいじゃんちょっと遊ぶだけだから!」

 

 

 

ガタイのいい男共が少女に話しかけている

 

 

 

女性

「友達を待ってるので」

 

男2

「じゃあさ、その友達も一緒に!」

 

女性

「遠慮させていただきます」

 

男3

「…っち…下手に出りゃ偉そうにしやがって!」

 

 

無理やり少女を引っ張り

 

どっかに行こうとする男共

 

 

西宮

「ちょいちょい…それは見過ごせないよ?」

 

男1

「あ?んだテメェ」

 

西宮

「ん?あどうも…西宮と申します」

 

男2

「ナメてんのか?あ!?」

 

西宮

「いやぁ…男を舐める趣味は無いよ?」

 

男3

「調子に乗んじゃねぇ!」

 

女性

「危ない!」

 

 

ゴスっ!

 

 

吹っ飛ぶ西宮

 

 

男3

「へっ!んだ雑魚かよ」

 

 

西宮

「自分のお腹見てみなよ」

 

男3

「あァ!? …っ!?」

 

西宮

「まぁ、見ずとも分かるだろうけど」

 

男3

「あかっ…何しやがった」

 

西宮

「吹っ飛ばされるフリして蹴り入れただけだよ

 

フルスイングのつま先…

 

 

 

 

さてさてさーて…何をするつもりだったのかな?」

 

 

男1

「い、いや俺ら友達だからさ!」

 

男2

「そうそう!危ないから守ってやろうと思って」

 

 

西宮

「へぇ…」

 

静かに男共の残党に歩み寄る西宮

 

西宮

「実に感動的…友情だな

 

 

 

…だが無意味だ」

 

 

 

 

ノーモーションのハイキックで1人を倒す

 

西宮

「ぜーんぶ見てたからね☆」

 

男1

「く、クソがァ!」

 

 

大振りの右ストレート

 

 

西宮

「しょーりゅーけん」

 

 

 

 

 

 

男共

「お、覚えてやがれ!」

 

西宮

「やだ」

 

 

 

 

 

女性

「ありがとうございます!何かお礼を!」

 

西宮

「んー…俺も友達待ってて

 

…時間教えてもらえたりします?

 

腕時計…電池切れてて…」

 

女性

「あ、はい……………すいません…

 

携帯の電池切れてました…」

 

西宮

「…あらら…ははっ…面白い偶然だ!」

 

女性

「そうですね!西宮さん」

 

西宮

「およ…あぁ…さっき名乗ったな…」

 

篠木

「私、篠木と言います…篠木龍華です」

 

西宮

「龍華さん…ね…オッケー覚えた」

 

篠木

「あの…間違えじゃ無ければいいんですが…

 

IS学園の…西宮…直人さん?」

 

 

西宮

「……イイエヒトチガイデス」

 

篠木

「…………」

 

西宮

「その通りでございます…」

 

篠木

「ならさっきのも納得です!」

 

 

 

 

西宮

「あ、そうそう…もう1つ偶然なんだけどさ

 

俺も旧姓篠木なんだ…びっくり」

 

篠木

「えっと…ご両親の離婚とかで?」

 

 

西宮

「いやぁ…両親…亡くなってね…

 

母親の姉にあたる人に引き取って貰って

 

今は母方の姓なんだ」

 

 

篠木

「……に…い…さん?」

 

西宮

「…(おいおい…嘘だろ…ライカさん…)」

 

龍華

「…!!痛っ!?」

 

西宮

「大丈夫!?」

 

龍華

「大…丈夫…です……」

 

西宮

「…そう、なら良かった」

 

 

 

龍華

「…兄さん」

 

西宮

「……」

 

龍華

「返事してください…兄さん!」

 

西宮

「…何故?」

 

龍華

「家族写真です…本当の両親と…兄妹の写真」

 

 

西宮

「……(ライカさん…詰めが甘ーい!)」

 

龍華

「それを見た時にも、頭痛に襲われて…

 

…今やっと全部思い出しました…」

 

西宮

「…全部…ねぇ…」

 

龍華

「…また一緒に暮らせますか?」

 

西宮

「……平和になったら…な…」

 

 

龍華

「………兄さん……待ってますね」

 

 

 

 

 

「おーい!直人ー!」

 

西宮

「…ん?あ、鈴!」

 

龍華

「鈴…凰鈴音さん!?」

 

 

「ん?誰?その子」

 

西宮

「妹…」

 

「へぇ……………ヘェ!?」

 

 

 

 

龍華

「本物の凰鈴音さんだ!」

 

「直人の妹!?」

 

 

 

 

本音

「なおなおー!」

 

「…なおくん…お待たせ」

 

西宮

「おー!…って女子しか集まってこねぇな…」

 

 

龍華

「…更識さん?本音ちゃん?」

 

「え…龍華…ちゃん?」

 

本音

「どぅわ!ホントだ!」


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