インフィニット・ストラトス 伝説を塗り替える者 作:バリスタ
西宮
「…名前は置いとくとして…
そう言えばグレイシアから親父の端末にメールが来てた」
千冬
「な!?」
西宮
「文面は
『学園での生活が君達を強くするみたいだから
卒業まで待つ…たまに顔出すけどね…
戦うのは卒・業・後♡
P.S.顔出す時菓子折持ってくよ(´º∀º`)』
との事」
千冬
「返事はしたのか」
西宮
「『分かった』と一言」
鈴
「軽っ!」
セシリア
「仮にも相手は宿敵ですわよ!」
簪
「それになおくんを1度殺した相手!」
西宮
「まぁ…そうだけど…今生きてるし…
いいかなって…それにグレイシアにも『軽っ!』
ってつっこまれた」
千冬
「…まぁ…お前らしい判断だ…
なるほど…つまり卒業までは
『敵対しない相手』という認識でいいんだな」
西宮
「はい」
一夏
「…まぁ、あと2年あるんだから何とかなるだろ!」
弾
「だな!」
楯無
「…あと2年…か…」
西宮
「あ、楯無さん」
楯無
「やぁやぁ、後輩諸君…
折り入って話があるんだけど…」
虚
「…」
千冬
「…あぁ…あの話か…」
弾
「…虚が出てきてて…千冬さんも知ってる話…
…何となく察しはついた」
楯無
「…えっと…生徒会継いでくれない?」
西宮
「だってよ、簪」
簪
「うぇ!?」
本音
「…いやぁ…重圧で潰れちゃうよぉ〜」
楯無
「うん…簪ちゃんは副会長とかがいいと思うんだけど…
一応さ…この学園の生徒会長の選出方法が
『常に最強たれ』だからさ…」
西宮
「これ、決めたの織斑先生だろ」
千冬
「……知らん…少なくとも…私は知らん」
一夏
「…じゃあ、ファンか…」
鈴
「…まさか…」
セシリア
「…あぁ…分かりました…」
ラウラ
「…ん?」
シャル
「…ラウラ…つまりね…」
西宮
「つまり…最強を選ぶために
試合するって事か?」
楯無
「…えへへー…バレた?」
弾
「…そっちは予測してなかったな…」
楯無
「…という事で…一・二年合同
生徒会選抜総選挙をやる事になったから!」
西宮
「…俺達に言うってことは…」
束
「強制参加だろうねぇ!」
楯無
「その通りです、束さん!」
束・楯無
『イエーイ!』
ハイターッチ!
西宮
「…マジか…んで何時」
楯無
「半月後…2週間後の今日…
第1から第3試合を予定してるわ
期間的には1ヶ月掛けるつもりよ」
西宮
「長っ……つか、強制参加ってことは
俺達に就任させる気だろ」
楯無
「うん…だって強いじゃん?」
束
「束さんの最高傑作だからしたかないね!」
楯無・束
「イエーイ!!」
ハイタッ!ハイターッチ!!
直人
「…仲いいな…あんたら…
んじゃ、再来週までみんなバラけて特訓か」
簪
「…負けないよ!」
西宮
「おうよ!」
次回より
生徒会選抜総選挙戦編…開始!