インフィニット・ストラトス 伝説を塗り替える者   作:バリスタ

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進化・真価・深化










第9章 開催 生徒会戦
シンカ


西宮side

 

楯無

「調子はどう?」

 

西宮

「ん?あぁ、楯無先輩」

 

楯無

「いつもみたいに呼び捨てでいいのに」

 

西宮

「一応、他の生徒もいますし……あれ?

 

そう言えば…先輩…ISは?」

 

 

楯無

「…あぁ…没収されちゃった」

 

西宮

「はぁ!?」

 

楯無

「だから私、会長降りるの」

 

西宮

「なんでだよ…」

 

楯無

「…ここ数ヶ月、IS学園に多くのテロリストが来たでしょ?

 

それなのに私が出てない、戦ってないってなってね」

 

西宮

「…俺たちのせいか?」

 

楯無

「ううん…違うよ……私が弱いから…

 

足引っ張っちゃうって思って……違うわね…

 

 

逃げてたんだと思う」

 

西宮

「…」

 

楯無

「私…もう…楯無じゃ居られないかも」

 

西宮

「…あぁ…確か楯無は…

 

受け継がれていくんだったっけ」

 

楯無

「うん…だけど…もう私…戦えない…

 

誰かを守る力も無い……怖いの…」

 

 

西宮

「…わかった…アンタの次の代の生徒会は

 

俺が請け負うだから生徒会は任せろ」

 

楯無

「…ごめん…ずるいよね…迷惑だよね…」

 

西宮

「ったく…ずるかねぇよ…」

 

 

 

 

西宮はそっと自分の肩に楯無の頭を抱き寄せ

 

 

優しく話す

 

 

 

 

楯無

「!?」

 

西宮

「やっと頼ってくれたんだ…

 

 迷惑なわけあるか」

 

楯無

「あの西宮君///」

 

 

西宮

「…わりぃ」

 

 

楯無

「……ありがとう」

 

西宮

「…本当は適当に負けるつもりだったんだがな

 

 負ける訳にゃいかなくなったな…」

 

楯無

「え?」

 

西宮

「おっと…」

 

 

楯無

「…簪ちゃんはかなりのジョーカーよ」

 

西宮

「それを言ったら弾や本音はダークホースだろ」

 

楯無

「ふふ…」

 

西宮

「最悪…奥の手使うか」

 

楯無

「奥の手?」

 

西宮

「楯無にも秘密だ」

 

楯無

「え~ ケチ~」

 

 

西宮

「誰にもいわないか?」

 

楯無

「言わない!」

 

 

西宮

「…来いキバット!」

 

 

キバット

『おう!』

 

どこからともなく

 

手のひら大のコウモリのような生き物が

 

飛来する

 

 

楯無

「…可愛い」

 

キバット

『照れるぜ』

 

西宮

「…なぁキバット」

 

キバット

『なんだ?』

 

西宮

「俺か楯無だったらどっちを選ぶ?」

 

 

キバット

『さっきの話を加味したら

 

 俺様は嬢ちゃんを選ぶぜ』

 

 

西宮

「だよな…」

 

キバット

『どうする?』

 

 

楯無

「え?え??」

 

西宮

「ちょうど良いだろう…キバット」

 

キバット

『あぁ…嬢ちゃん手ぇ出しな』

 

楯無

「え?はい」

 

キバット

『ガブッ!』

 

楯無

「い!?」

 

 

楯無の顔にステンドグラスのような模様が

浮かび上がる

 

 

楯無

「な!?」

 

 

腰のあたりに鎖が現れ

 

ベルトに変化する

 

 

キバット

『あらよっと!』

 

ベルトの中央にキバットが止まる

 

 

楯無

「え?」

 

 

 

姿が変わる

 

 

 

西宮

「上手くいったな」

 

 

楯無

「なにこれ…」

 

 

「ライダーアーマー九号機

 

  キバだよ!」

 

 

楯無

「キバ…」

 

「なおくん」

 

西宮

「ん?」

 

「キバはもう、なおくんは使えないけど

 

 わかってる?」

 

西宮

「わかってるよ…」

 

 

「そういうと思ったよ…

 

 はいこれ」

 

西宮

「んと…」

 

 

渡されたのは特殊な形のデバイス

 

 

西宮

「何これ」

 

「今までの戦闘データ」

 

西宮

「…これをどうしろと」

 

 

「これから重要なことを言うよ…

 

 西宮君のクウガは戦闘データを内部に保存しない」

 

 

西宮

「はぁ!?」

 

「でも…クウガもIS…戦闘データや

 

 経験値で進化する」

 

西宮

「その為の戦闘データ…」

 

「ただ…読み込んだ後…

 

 クウガがどう変化するか束さんでも分からない」

 

西宮

「まぁ、そのとき考えようぜ…

 

   んじゃ……インストール!」

 

 

楯無

「……黒い…___?」









○○モン!進化!







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