園崎リクはジードである   作:彩花乃茶

37 / 106
 今回からジードのオリジナルフュージョンライズも出していこうと思います。


止まらない悪意

~~球子~

 

「ヴァッ!?」

 

 金ぴかお化けに姿が変わった友奈とジードの戦いはジードの方が押され気味だった。

「ジュァ!・・・ッぁァァ・・」

 

 正面から殴り掛かるジードは金ぴかお化けの胸を体重の乗せたパンチで攻撃したら、その金ぴかの鎧の硬さに怯んで、右手を押さえながら後ろに下がる。あの反応、めっちゃ硬いんだなあの鎧。

「おいゼロ!ジードが負けてるぞ!お前も戦えよ!」

 

「そうしたいのは山々だが・・・こっちにもそんなに余裕はねぇんだよ」

 

 どうやらゼロはタマ達を友奈の中に送るため力を集中させてるっぽいな。歌野の時は1人送るだけだったからそこまででもなかったけど、今回は友奈の体が変な奴に乗っ取られてる状態でタマ達4人の意識を送るんだから仕方ないっちゃ仕方ないけど。

「レッキングリッパー!」

 

 ジードは赤い光の刃を飛ばしたけど左腕であっさりとそれが叩き割られた。あの技ってそれなりに切れ味があるはずなんだけど、いっつも簡単に防がれてるよな。

「レッキングバァァストォォォォ!!」

 

 両腕を重ねて光線を放つジードに対して金ぴかお化けは真正面から突っ込んでくる。

「正気か?光線に真正面から突っ込んでくるだなんて。もしかしてあいつ、バカなのか?」

 

「ヌゥゥゥォォォォっ!!」

 

 金ぴかお化けはジードの光線を真正面から受けながらもどんどん前に進んでいく。

「体力と防御力にステータスを全振りしてるようなヤツだからできる芸当ね。ゲームだと長期戦になっちゃう面倒なタイプだわ」

 

 千景は金ぴかお化けをゲームの敵キャラに例えていたら、金ぴかお化けはジードのところまでたどり着いて殴り飛ばした。

「ヴァぁっ!?」

 

 体力と防御力に全振りしてるっていってもやっぱり硬さは武器っぽくて、全身鈍器みたいな金ぴかお化けに殴り飛ばされたジードは勢いよく地面に叩きつけられて、その振動がこっちにまで響いてきた。

「ヴォァ!!」

 

 立ち上がったジードはロボットみたいな赤い姿に変わった。相手が硬いなら自分も硬いので勝負しようってことか!

「サイキックスラッガー!」

 

 ジードは頭の上についてる刃物をブーメランみたいに飛ばしたけど、あの硬い鎧に弾かれて全然刃が届いてないな。

「ジュァ!!」

 

 効いてないってことはジードも分かっていたっぽくてその刃物を手に握ったジードは背中から炎を出して一気に近づいて、勢いよくそれを振り下ろした。

「っ・・!」

 

 だけどあの金ぴかお化けの鎧には傷一つついていなくて・・・ジードは驚いた様子で少し後ろに下がった。

「ブ、ブーストスラッガーパンチ!!」

 

 腕にその刃物をくっつけたジードは背中から炎を出しながら勢いよく殴りつけた。だけどあのロボットみたいな見た目の硬いジードでも金ぴかお化けの鎧には傷一つ付けられていなかった。

「・・・あれでもパワー不足か。・・そうだ!この間のペ・・ぺ、ペッドンを倒したっていうあの2本角ならイケるんじゃないか?」

 

「ペダニウムゼットンを倒したマグニフィセントのことか?」

 

「そう!それそれ!」

 

 あれ、タマとあんずは見た事ないんだよなぁ。あれ、かなり強いらしいし、そのマグ何とかならイケるんじゃないのか?

「それになれたらいいんだけどね。今それにフュージョンライズできる組み合わせの1つ・・・ゼロカプセルは銀ちゃんが使ってるの」

 

 遠くの方では銀は風たちと一緒になってバーテックスと戦ってる。絶賛カプセルの力を使用中で確かに銀を呼んでカプセルを借りるってのは難しそうだな。

「ストライクブースト!」

 

 ジードは後ろに跳び下がりながら右手から熱線を飛ばしたけど、金ぴかお化けは少し後ろに押されただけで大したダメージにもなってなかった。

「・・・ッ!」

 

 自分の攻撃が効かない。そんな相手にどうすれば分からなくなりつつあったジードは気持ちで負けて引き気味になり始めていた。

「気合い負けしてるんじゃないぞジード!マイナス2タマポイントするぞ!」

 

「土居さん。うるさいわよ」

 

「黙ってろタマ坊!!こっちは集中してるんだっつうの!」

 

 千景とゼロは辛口コメントをタマに浴びせてくる。確かに友奈を助けるためにとはいえキリキリしすぎてないか?ちょっと怖いぞ。

「ちっ・・。ちょっと隙間からこじ開けようとしてんのに、全然隙間がねぇ・・。やっぱりジードに隙を作ってもらうしかねぇな」

 

「・・・つまりどういうことだ?」

 

「リクさんの方に意識が向けばゼロさんが私達の意識を友奈さんの方に遅れるってことだよ。タマっち先輩」

 

 友奈を助けるにはゼロビヨンドがタマ達をあいつの中に送らないといけない。だけどそれにはあの金ぴかお化けの意識を中にいる友奈じゃなくこっち側に向けさせていないといけない。正直タマにはよく分からないけど、ジードが戦ってヤツの意識を戦いの方に向けさせてないといけないってことだけは分かった。なら今、タマにできることは1つだ。

「頑張れぇぇ!!ウルトラマンジィィィドォォォ!」

 

 今タマ達にできることといえば1人であの金ぴかお化けを相手にしているジードを応援する。それぐらいだ。だけどタマでも知ってるぞ。この祈りがジードに力を与えるってことぐらいな。

「ウルトラマンジード。友奈さんを助けて」

 

 あんずもリトルスターの光を輝かせながらジードに友奈を助けて欲しいと祈ったら、タマとあんずのリトルスターがジードに向かって飛んでいった。

「さぁ受け取れジード!タマ達のリトルスターだ!」

 

 ジードのカラータイマーに2つのリトルスターが入っていくと、光に包まれたジードが赤い2本角の姿に変わった。

 

 

 

~~リク~

 

 タマと杏から飛んできた光がホルダーの中に入ってきたから僕はその中の新しい2つを取り出してみる。何かウルトラマンのカプセルと、ウルトラの父に似てる気がするな。

『ジャックカプセル、タロウカプセルが起動しました』

 

 杏から出てきたウルトラマンに似てる方がジャックで、こっちのタマのから出てきた2本角がタロウか。

『リク、カプセルの交換を』

 

「カプセル交換・・。でもこれとフュージョンライズできる組み合わせって・・・」

 

『ウルトラの父カプセルを使ってください。タロウとウルトラの父は実の親子関係にあります』

 

 なるほど。実の親子関係だから繋がりがあるってことだね。確かにそれならフュージョンライズできそうだ。

「ユウゴー!」

 

 まずはタマから託された力、タロウカプセルを起動してナックルに装填する。

「アイゴー!」

 

 次にウルトラの父カプセルを起動してナックルに装填した。

「ヒィァウィーゴー!」

『フュージョンライズ!』

 

 2つのウルトラカプセルが装填されたナックルをスキャンする。

「止めるぜ、野望!ジィィィィィィ」

『ウルトラマンタロウ!』

『ウルトラの父!』

『ウルトラマンジード!アレストロック!』

 

 ウルトラマンタロウとウルトラの父、2つの角を持つ2人のウルトラマンの力を解放した僕はその象徴的な2本角を受け継ぐ赤い姿、アレストロックに姿を変えた。

 

 

 

~~霞~

 

「レム、あの姿は・・・?」

 

『ウルトラマンジード・アレストロック。親子関係であるウルトラマンタロウとウルトラの父のウルトラカプセルで変身を遂げた悪の野望を打ち砕く真紅のファイターです』

 

 アレストロック。野望を打ち砕く戦士・・。確かに後姿からもマグニフィセントみたいな頼もしいと思えるほどの力強さを感じるよ。

「ジュァ!!」

 

「ぐっ・・!?」

 

 飛び上がったジードは空中で回転しながら右脚に炎を灯してエタルレクイエムに蹴り込んだ。いくら硬い鎧でも強い打撃ならその衝撃が内側にまで伝わるよね。

「ダァァァァァァッ!!」

 

 怯んでいるエタルレクイエムに目にも止まらないほどの連続パンチを叩き込んだジードは燃える右拳と電撃でバチバチっとなってる左拳を同時に叩き込む。

「炎と電撃、2つの力を使えるんだね」

 

「ギガンティックアーレスト!」

 

 炎と電撃を纏ったジードはエタルレクイエムにタックルを決める。その一撃は確かにクリーンヒットしてエタルレクイエムはその場に倒れようとした途端、まるでゾンビが起き上がるようにゆったりと体を起き上がらせた。

「魔導士は不滅。レイバトスはそう言ってたはずだけどなぁ」

 

 エタルレクイエムはまるで挑発するようにジードにそう告げた。レイバトスはまるで不死身とも思わせる驚異的なまでの再生能力があって、トライスラッガーの再生が追いつかないほどの連続攻撃で何とかその超回復を削ったんだ。

「だけどレイバトスの時みたいにただの連続攻撃ってだけじゃ駄目だよね」

 

 あのフュージョンライズ・・エタルレクイエムはエタルガーの頑丈な鎧とレイバトスの不滅を併せ持ってる姿だ。今だってジードの新しいフュージョンライズ・・アレストロックの必殺技っぽい一撃でようやく一回ダウンを取れた程度。回復させないほどの連続攻撃をだなんてはっきりいって無理な話だ。

「そろそろこっちもとっておきを使っちゃおっか。君の倒してきた怪獣・・・この子達でいいかな?」

 

 エタルレクイエムが出現させた闇は怪獣の形に変化させていく。それはスカルゴモラとサンダーキラー、それとペダニウムゼットンの形になり始めた。やっぱりレイバトスを素材にしてるから魔導士としての力も使えるんだ。

「このままじゃマズいよ。いったいどうする気なのリク?」

 

 右拳と左拳をこすり合わせたジードは火花を発生させながら両腕を広げたら、それを頭の上で×字に重ねて2本の角にエネルギーを集中させた。

「オォォォォォォ!!」

 

 2本の角に炎と雷が渦を巻き始めてる。エネルギーが炎と電気に変換されてるんだ。

「ボルテックブラストロ!!」

 

 熱エネルギーによる熱線と電気エネルギーの光線が2本の角から同時に放たれる。その光線は放たれてすぐに螺旋状の渦になって混ざり合い始めた。

 

 

 

~~若葉~

 

 

「ボルテックブラストロ!!」

 

 2本角から放たれた光線は螺旋状に渦を巻きながら混ざり合い1つの螺旋光線となってまだ実体化しきっていない3体の怪獣を撃ち消すとそのままエタルレクイエムへと飛んでいく。

「・・・これはッ!」

 

 それが間近まで迫った途端、エタルレクイエムはその光線がどのようなものかを悟って避けようとするも・・・防御と回復能力に特化し過ぎたその体ではダークザギの思うほどの身軽さはなかったようで、ジードのボルテックブラストロに吞みこまれた。

「ぐ、あぁぁぁぁぁっ!?」

 

 ボルテックブラストロはその渦で黄金の鎧を削ぎ落していく。それはまさに破壊光線というのに相応しい一撃でまるで全体をドリルで削り崩すように鎧を完全に破壊しつくし、エタルレクイエムの回復すらも追いつかなくなっていく。

「今だゼロ!」

 

 エタルレクイエムの意識が回復の方に向いている今ならば友奈の意識を救うことができるかもしれない。今、まさにそのチャンスなんだ。

「応!行くぜお前ら!」

 

 ゼロはゼロビヨンドへと姿を変えると煌めく紫色の光を右手から放ち、私達の意識をエタルレクイエムとなっているダークザギ・・・その中にいるであろう友奈へと送り出す。

「ここが・・・ダークザギの中か・・」

 

 ダークザギの中に広がる世界は友奈の意識がある程度反映されているのかそこは私達が良く知っている場所だった。

「なぁあんず。タマの目にはこのデカいものが丸亀城に見えるんだけど気のせいか?」

 

「・・・気のせいじゃないよタマっち先輩。ここは間違いなく丸亀城だよ」

 

 そう。私達の正面にそびえたつのは丸亀城。私達の学び舎だった。

「それにしても・・・ダークザギの中の世界ってだけあって変な空よね」

 

 千景は暗い夜に赤い月明りがある禍々しい光景に嫌悪感を抱いている様子だ。いや、この光景に嫌悪感や恐怖心を抱かないほうがむしろ不自然だろう。できれば長居したくない世界だ。

「どうする?手分けして友奈を探すか?」

 

「やめた方がいいわ。ここはダークザギの中よ。1人ずつ消していくなんて姑息なことをやるのかもしれないわ」

 

「・・・そうですね。みんなで行った方がいいかも・・・えっ?」

 

 全員で中に乗り込もうとした途端・・・私達の目の前に映る景色が樹海へと変わった。そこにはカラータイマーを赤く点滅させながらも光線を出し続けているジードと、私達4人の意識を同時にダークザギの中に送ったことで消耗したのか同じくタイマーを点滅させているゼロビヨンドがいた。

「悪ぃ。奴が肉体を持たない状態だっていうから油断した。・・・ここまでバリケードが厳重だとは思ってなかった」

 

 どうやらゼロビヨンドが友奈を内側から支配する力に押し負け、私達が追い出されてしまったようだ。

「そもそも肉体を持たない状態ってだけで魂がここまで留まり続けてるんだ。そりゃまぁ・・・異常なほどその魂に力があるんだろうな」

 

 確かに魂だけでもかなり力があるとはいえ・・・あのゼロビヨンドですらこうもごく僅かな時間しか私達を送っているのがやっとだなんて。

「ヌガァッ!!」

 

 ボルテックブラストロの渦から抜け出したエタルレクイエムだが・・・あちらもそれなりに消耗させられたようでフュージョンライズが解かれて友奈の姿へと戻った。

「やるねぇ。今回は私の負けってことで・・・引いてあげるよ。じゃあまたね」

 

「待ちなさい!!」

 

 千景は私達に背を向けてこの場を去ろうとするダークザギを追いかけようとするも、ダークザギはまたもシャドウを出現させて千景の追跡を阻んだ。

「こんなものぉ!!!」

 

 エースカプセルを握りしめた千景はその力を発動して壁となっているシャドウを真っ二つにしたが・・・既にそこにはダークザギの姿はなかった。

「チッ・・。次こそは必ず高嶋さんを・・・ッ」

 

 友奈を救えなかった事に苛立っていた千景は鎌の刃を思い切り振り下ろして、それを地面へと突き刺す。するとそのタイミングで風さん達もバーテックスを倒し終えてこちらに合流してきた。

「お疲れみんな。そっちは・・・その様子だと失敗したようね」

 

「ごめんなさい風先輩。若葉ちゃん達もごめんね」

 

 リクと結城も変身を解いて戻ってくる。

「別に結城が謝ることじゃない。奴の力は私達が想定していたよりも強かった」

 

「・・・えぇ。結城さんのせいじゃないわ。悪いのは全部高嶋さんの体を奪ったダークザギよ」

 

 ダークザギへの怒りを抑えきれてない千景は鎌を強く握りしめ、爪が食いこんでいるのか血がポタポタと垂れていた。

「ぐんちゃん!血!血が出ちゃってる!」

 

「あっ・・・ご、ゴメンなさい」

 

 結城は千景を心配してその手を握る。

「・・・本当に顔だけじゃなく中身まで高嶋さんに似ているわね」

 

 少し落ち着いた千景は友奈と話していた時のような穏やかな表情を結城へと向けていた。やはり千景も結城に友奈の姿を重ねているのだな。

「タマ、杏。2人のおかげで助かったよ」

 

 樹海化が解け始めるとリクは球子と杏にそれぞれのリトルスターで起動したウルトラカプセルを手渡す。

「なぁリク、結局タマのは何てウルトラマンだったんだ?」

 

「タロウカプセルだって」

 

 球子に宿っていたのはやはりウルトラマンタロウの力だったのか。確かタロウはウルトラの星で教官をするほどの猛者でウルトラマンの中でも特徴的な2本角を持つ戦士らしいな。その熱き戦士の力が球子の熱さに反応したといったところか。

「そんであんずのは何なんだ?」

 

「これウルトラマンのカプセルに似てる気がするね」

 

「ジャックカプセルだって」

 

 ウルトラマンジャック。レム曰くウルトラマンと似ている気がするのは気のせいとのことだったが、映像を見せてもらったかぎりだとウルトラマンの方が筋肉質で確かに顔意外はあまり似ていなかった。そんなジャックの特徴というのがウルトラブレスレット様々な装備に形状が変化するという武器を用いた戦術だという。ペダニウムゼットンとの戦闘の際に杏が球子を守ろうとする時に発揮したのがウルトラディフェンダーという盾だったらしい。

「ふむ・・。これで風さん達だけでなく、千景と球子、そして杏もリトルスターの光を覚醒させたか」

 

 園子は宿すリトルスターの光が強すぎるために今現在ジードにそれを託すことができていないが・・・これで最初に召喚された勇者である私とゼロと一体化している友奈、そして造反神から召喚された歌野以外の勇者がリトルスターの光に覚醒し、それをウルトラマンへと託したことになるな。

「・・・もしかしたら私や歌野にもリトルスターが宿っていたりするのだろうか?」

 

 他のみんながリトルスターの光を宿したのだからもしかすれば自分にもと僅かに期待してみたが・・・そもそもリトルスターの輝き自体が奇跡の力だ。そう勇者全員がその力を宿すわけないな。

 

 

 

~~高嶋友奈?~

 

「あちゃ~。今回は失敗しちゃったなぁ」

 

 ジードくらいどうにかなる程度に考えてたけれど・・・先にタマちゃんとアンちゃんがジードにリトルスターを渡しちゃったせいで形勢逆転されちゃったなぁ。せっかく途中まで有利だったのに。

「あんなドリルみたいに削ってくる光線は予想外だったなぁ」

 

 たぶんタロウとウルトラの父でフュージョンライズした姿なんだと思うけどまさか硬さと再生力を兼ね備えたエタルレクイエムを倒せそうになるほどだとは思わなかったよ。たぶんここまでウルトラカプセルを集めたジードにはエタルレクイエムじゃ勝てないよね。

「勇者は適当にバーテックスとかシャドウを相手にさせておけばいいとして・・・次はどのカプセルで行ってみようかな」

 

 とはいえ手持ちの怪獣カプセルはそんなに多くないんだよね。ほとんどが伏井出ケイがマーキンド星人から買っていたスペシャルモンスターカプセルだし。エタルレクイエム以外にフュージョンライズできる手持ちの組み合わせはあと1つしか持ち合わせてないんだよね。

「やっぱりそろそろとっておきを使っていくしかないかなぁ」

 

 次にジードと戦う時はにはそのとっておきのフュージョンライズを使うことを決めた私は2つのカプセルを取り出す。

「もうすぐ君たちの出番だよ。ゼロダークネス、ウルトラダークキラー」

 




ウルトラナビアプリ

ウルトラマンジャック
身長 40メートル
体重 3万5千トン
得意技 スぺシウム光線

 帰って来たウルトラマンことジャックはウルトラブレスレットという様々な形状に変化する万能武器を所持しています。そのブレスレットを完璧に使いこなすジャックは武器の扱いに関しては一日の長と言われるほどの実力があるそうです。

ウルトラマンタロウ
身長 53メートル
体重 5万5千トン
得意技 ストリウム光線

 ウルトラマン№6のタロウはウルトラの父とウルトラの母の実子です。体内にウルトラ心臓という特別な臓器を備えている彼はウルトラダイナマイトという自らを大爆発させる大技を使ったとしても心臓が無傷なら再生する事が可能となっています。

次回「探索!インファント島!」

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。