うちの姉様は過保護すぎる。   作:律乃

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お久しぶりです(土下座)

今回の話はそのまんまの話です。
なので、未来ちゃんとごちうさのみんなとの絡みを楽しんで見ていただけると嬉しいです。

では、本編をどうぞ!!

※ものの数分で読めるように簡単に書かせてもらいました。読者の皆様が楽しんで読んでもらえれば幸いです。

※※長めです


011 ご注文は再会ですか?【未来ちゃん誕生日記念】

ちゅるるちゅるる

 

と、のどかな小鳥のさえずりが何処からか聞こえてきて、私は目をゆっくりと開ける。

 

そして、私は目を見開くことになるのだった。

 

(ここってどこなの?)

 

私がいるのは落ち着いた雰囲気が漂う石畳みの家が立ち並んだことによって出来た小道で、そこから前に向くと赤煉瓦が敷き詰められた歩道があり、その先には緩やかに流れている川があり、その上をスイスイとゆったりと進んでいく小舟。

 

明らかに私が住んでいる街ではない光景に辺りをキョロキョロと見渡す。

 

「…どうしよ。ここって並行世界、なのかな…?」

 

しかし、並行世界に繋がる聖遺物や出来事に巻き込まれてしまったという覚えはない。

 

ならここは何処なのだろうか?

 

悶々と並行世界に来てしまった経緯を思い出していると

 

「…未来お姉ちゃん」

 

小さな声で名前を呼ばれた後、ちょんちょんと背中を突かれる。

 

「きゃあ!?」

 

周りが見えなくなるくらいに考えていた時につんつんと背中を突かれたことに飛び退ける勢いで驚愕し、振り返った先に居たのは---

 

「…?」

 

---眠たそうに半開きしている黄緑色の瞳に映る私の目は円を見事までに描いていて、可愛らしい系統に整った顔立ちは不思議そうに首を横にしていて、(くちばし)を閉じているひよこがプリントアウトされたフードを浅く被り、そこからはみ出いる水色が入った銀色の髪の毛は胸元まで垂れ下がっていて、卵のポケットが付いたダブダブのパーカーから覗く手脚は細っそりと肉が付いてないように思えて、今に倒れそうな感じに思える。

 

それらの容姿が該当する人物は私は一人しか知らない。

そう、彼女は私の世界では数ヶ月前に行方不明になったままになっていた暁歌兎ちゃんだった。

 

「…うた、う…ちゃ、…ん?」

 

一人探しに出かけた彼女のお姉ちゃんと共に行方不明になって、もう一年とちょっと。

私達は二人が生きているとは思えなくて、捜索隊も打ち切られて、調ちゃんもセレナちゃんもマリアさんもみんなも二人を失った悲しみを乗り越えて、ここまで生活してきた…なのに、どうして…ここで歌兎ちゃんに…。

 

元気そうな様子の歌兎ちゃんを見ていたら、涙が溢れてきて、歌兎ちゃんが私の涙を見てアタフタしていた。

 

「…み、未来お姉ちゃん?どうして泣いてるの?僕悪いことした?」

「…んん、歌兎ちゃんは悪くないよ。ただ」

 

ただ、元気そうな姿が見れて嬉しい。今まで亡くなってしまったと思っていたから、と言おうとした私の声を遮るのは聞き覚えのある元気一杯の声で。

 

「あっ、歌兎!コラ、知らない人に声をかけちゃ誘拐されま---あれ?未来さんデス」

 

私達の方に掛けてくるその声の主は私の思った通りの人だった。

赤煉瓦を蹴るのは緑色のスニーカーで妹と同じように細っそりとした素足を包むのは薄紫色のニーソックスで、その上を身体のラインを隠すようにダボっとした橙のパーカーから覗くのは緑色の短パンのダメージデニム。

走るたびにバサバサと揺れる明るめの金髪はショートで、妹と話している私を見て、垂れ目がちの黄緑色の瞳は丸くなり、綺麗系統に整った顔立ちを驚きに染めている。そして、何よりも彼女のトレードマークとなっている特徴的な《デス口調》と前髪の左側に大きな✖︎(ばってん)マークがあしらっている髪飾り。

 

歌兎ちゃんがいるということは彼女といることは安易に想像出来るそんな人物、歌兎ちゃんの実姉である暁切歌ちゃん。

 

彼女も私達が探していた人物で。

 

「切歌ちゃんも無事だったんだね…」

 

(本当に良かった…)

 

二人が無事だったこと、そして二人を見つけられたことに安堵して涙が止まらない。

響もみんなにもいい知らせができる。

 

「あわわわ!?未来さんが泣いてるデス!?」

「…どどどどどうしよう!?」

 

わんわんと泣く私の周りをあたふたしていた切歌ちゃんと歌兎ちゃんは私を連れて、お世話になっているというラビットハウスという喫茶店へと案内してくれた。

 

 

 

 

ⅰ.

 

「ただいま」

「…デース」

 

兎がカップを持っている看板が掛かっている喫茶店へと意気揚々とは入っていく二人の後に続く私を見るのは喫茶店にいた白いワイシャツに黒いロングスカートの上に紫色・水色・桃色の黒いフリルが可愛いベストを着用した私や切歌ちゃん、歌兎ちゃんと同じ年頃の女の子たちだった。

 

「遅いぞ、二人共」

「どこで道草うってたんですか」

「…あれ?切歌ちゃん達の後ろにいる人って?」

 

不思議そうな顔をする三人に「ふっふふ」ともったいぶるように笑う切歌ちゃん。

 

「この人はデスね」

 

ニヤリと笑い、私を紹介しようと両手を広げた切歌ちゃんの声を遮るのは歌兎ちゃんである。

 

「…この世界に迷い込む前にお世話になっていた小日向未来お姉ちゃんだよ」

「…デデデース…」

 

バタンと倒れこむのは切歌ちゃんでもったいぶるつもりがあっさりと歌兎ちゃんに紹介されたのがショックだったのか、薄っすらと涙が見える。

そんな切歌ちゃんの様子には目もくれず、歌兎ちゃんは入り口付近で立ち止まったままの私を三人の前まで連れていくと今度は三人の紹介をしてくれた。

 

「…水色の制服を着ている人がこのラビットハウスのマスターのお孫さんであるチノお姉ちゃん」

「香風智乃です。切歌さんと歌兎さんにはいつもお世話になってます」

 

私へとぺこりと頭を下げる水色の制服を着た子はチノちゃんという名前だそう。

会釈したことによってふわりと揺れるのは水色が混ざった銀色の髪の毛には両サイドに✖︎(ばってん)マークがあしらっている髪飾りを付けていて、私をまっすぐ見つめる垂れ目がちな瞳は髪の毛同色。年相応の幼さを残りつつも整った顔立ち。全体的な華奢な身体付きを水色の制服で包み、そして私が目を引いたのは頭の上はちょこんと乗っかっている真っ白な毛玉で---

 

(なんだか…切歌ちゃんと歌兎ちゃんを足して割ったような子だな)

 

---私の視線に気づいたのか、チノちゃんが頭の上に乗っけていた毛玉を抱きかかえると歌兎ちゃんへと差し出す。

 

「アンゴラウサギのティッピーです」

「…もふもふで気持ちいい。未来お姉ちゃんも触ってみて」

「そ、そうなんだ…」

 

チノちゃんから差し出されたアンゴラウサギを私へと差し出す歌兎ちゃんから受け取った私は一回手元にある白い手玉もといアンゴラウサギを見つめ、恐る恐るそのフサフサな毛並みへと両手を沈める。

すると、そのフサフサな毛並みにびっくりした後ともふもふとティッピーを撫でる。

 

「そんなにくしゃくしゃにするでない。擽ったいではないか」

「…へ?」

 

(このウサギ喋った?)

 

目をぱちくりする私にすかざすチノちゃんが有無を言わさぬ勢いで言う。

 

「さっきのは私の腹話術です」

「…チノちゃんの?」

「はい」

「…ん、本当」

 

チノちゃんから横にスライドすると、私の視線の意味を汲み取った歌兎ちゃんがコクリとうなづいていた。

そのあと、ティッピーをチノちゃんに返した後に次は隣にいる紫色の制服を着ているツインテールの子の紹介にうつる。

 

「…紫色の制服の人がリゼお姉ちゃん。絵も料理も上手」

「天々座理世だ。よろしく頼む」

 

紫が入った黒髪をツインテールにして、つり目がちの髪の毛同色の瞳は私を見ていて、淡く微笑む口元も合わせて顔立ちは整っている。紫色の制服が隠れている身体のラインは出るところは出て引っ込んでいるところは引っ込んでいるという同じ女性でも一目見て綺麗と思ってしまうくらいに顔立ちと合わせて整っている。そして、男勝りのような口調と何処か鋭い雰囲気の中に隠れている優しさに。

 

(リゼちゃんは翼さんとクリスを足して割った感じかも)

 

そして、最後は桃色の制服に身を包んだ子の紹介をしてくれるんはずなのだが---

 

「…ピンクの制服の人はココアお姉ちゃん。僕のこっちのお姉ちゃんでパン作りのお師匠さん」

「歌兎のお姉ちゃんはあたしだけデス!!」

 

---歌兎ちゃんのココアちゃんの紹介文の一部に過剰反応を示した切歌ちゃんが銀色のお盆を持ったココアちゃんの肩を強く揺さぶる。

 

「どういうことデスか!ココアさん!!あたしを裏切ったんデスかっ!!」

「きりかぁーちゃーんー、めがーぁーまぁーるよー」

 

強く揺さぶる切歌ちゃんの両手首を掴むココアちゃんは明るめの栗色の髪の左がに桜の髪飾りを付けていて、顔立ちは可愛いと人懐っこい雰囲気が滲み出でいるような感じで、桃色の制服に隠れている身体は年相応な感じに出ているところは出て、引っ込んでいるところは引っ込んでいるって感じだろうか。

 

(この子は響と切歌ちゃんを足して割ったような子かも)

 

人懐っこい雰囲気といい、何処か犬を連想させる仕草も含めて、彼女は二人に似ているような気がする。

 

(それよりも)

 

もうココアちゃんの瞳が渦巻きを作っているのにいまだに揺さぶっている切歌ちゃんの過保護は私の知っている時と同じで苦笑いを浮かべる。

 

「…未来お姉ちゃん、こっち来て」

 

苦笑いを浮かべる私をカウンター席に座らせた歌兎ちゃんが焼いてくれたパンとチノちゃんが入れてくれたカプチーノを飲みながら、私は切歌ちゃんとココアちゃんの喧嘩(?)が終わるのを待った……




ということで、未来ちゃんとごちうさのみんなとの会話でした。
シャロちゃんと千夜ちゃんの紹介は後々に更新します!そちらも楽しみに待っていただけると幸いです。






と、ここから雑談コーナーとなりますが…そこそこ長めとなるので、読んでる最中に眠たくなった時は我慢せずに寝てくださいね。
それでは、そこそこ長めですが…雑談コーナーの始まりです。


今日、11月7日は様々なものがありますが---まず小日向未来ちゃんの誕生日ですね!
未来ちゃん、お誕生日おめでとうございますっ!!!(๑>◡<๑)

誕生日限定メモリア、もうニヤニヤが止まらなかったです(ニヤニヤ)
特に最後のあのシーンが好きなのですが…ネタバレとなるといけないので、気になる方は是非ともメモリア獲得頑張ってください!

と、そのメモリア獲得のミッションが未来ちゃんに因んだ《39》だったのもつい笑みがこぼれましたね。
スタッフの皆さんの未来ちゃん愛が眩しいです(о´∀`о)

また、XD公式サイドに載せてあるスペシャルの四コママンガですが…こちらも可愛かったっ!
あの人をかたどった遊園地で遊ぶ未来ちゃんが幸せそうで…そして、なんだかんだ言いつつ、未来ちゃんに付き合ってあげるクリスちゃんはいい子だと思いました(微笑)



そしてそして、11月7日といえば…《ココアの日》だそうで、ある企業とコラボしたグッズ---私はゲット出来なかったんですが---もあり、本編も本当はココアちゃんと未来ちゃんの会話文で埋め尽くしたかったんですが…私の腕ではこれが精一杯でした(苦笑)

また、私はココアを飲みそびれてしまったんですが…皆さんはココア飲みましたか?

ココアって美味しいですよね〜♪
寒い季節になると、ココア・コーヒー・抹茶ラテ・コンポタージュの四点セットが無いと生きていけない律乃であったりします(笑)



ココアちゃんといえば、今日はご注文はうさぎですか?最新刊と千夜ちゃんソロキャラソン発売日ッ!!だったのですが、私はまだどちらも獲得できてないです(汗)

本屋さんに立ち寄ってみたのですが、置いてなかったですね、最新刊。売り切れていのか、はたまた置き忘れていたのか…恐らく前者だと思うので、もうしばらく経ってから最新刊は買い求めようと思います!

そして、ソロキャラソンといえば、どのCDにも収録されている《わーいわーいトライ!》って曲が私は好きなんですっ!
理由は歌詞の一部である『くるりと一回転』の『いっかいてん』の部分の『か↑』と跳ね上がるところが好きなんです。贔屓とかそんなんじゃなくて、モカさんの『か↑』の伸ばしが美しいのと『かぁ』ってなる所も好きでして…なので、《わーいわーいトライ!》では、みんなの『か↑』の所を全神経集中して聴いているっていうしょうもない話です、すいません(土下座)



しょうもない話で終わってしまいましたが、これで雑談コーナーお終いです。
ここまで読んでいただきありがとうございますm(_ _)m

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