人が嫌いな少年は槍を持つ   作:スコープ

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作者
「ああ、やっと投稿出来ました……おのれテストめ……
そして前回に関して訂正した方がいい場所があればドンドン教えて下さい!他には良い神話生物とかも教えてくれたら嬉しいです!」

第1章スタート!


第1章 カラ…カウ…?

ミライ(パークガイド)日記

○月×日、ショウ君をジャパリパークへご招待しました初めてのガイド、頑張らなくては!

 

着いて早々にモンスターと遭遇すると言うトラブルは有りましたが、サーバルさんを含むフレンズさん達と一緒にこれを見事倒す事に成功ーー

 

した所までは良かったんです……その後、いきなりショウ君が背の高い草に私とサーバルさんを連れて隠れました。最初は何故?と思って居ましたが、その疑問は直ぐに晴れました。空から謎の生物?が降りて来たからです…姿はピンク色の甲殻を持ち、三対、計6本の脚の先に鋏が付いていて、昆虫の羽の様な物ももっている。そして頭部は渦巻き状で、所々から短い触覚の様な物が生えた、この世の物とは思えない存在でした……

 

ですがその存在をショウ君が持つ力で討伐…そしてその際ショウ君の過去を知り、それに私は言葉を失いました。余りにも悲惨な過去を持っているのを知り、つい抱き締めてしまいました……それをサーバルさんに見られて私が有らぬ疑いをかけられたりましましたが…兎に角!色々調べるべき事も有りますが、まずは最初の私の仕事、ガイドも頑張らないと!

 

 

 

…ショウ視点

 

ミライ

「さて、これからショウ君が色々なけものさん達と出会い、友情を深めれる様に、私が誠心誠意、パークを案内させて頂きます!」

 

ミライさんが笑顔で僕にそう言う……そういえばさっきの怪物ーーミ=ゴは一体だけなのだろうか?さっきは(文字通り)不意を突いて倒せた。けど、2体以上なら、絶対に危険だと思う…いや、それどころか逆に不意を突かれたら……?

 

ミライ

「まずはこの草原エリアからパークを巡って行こうと思うのですが……ショウ君?どうかしましたか?」

 

ショウ

「あ、大…丈夫……です」

 

いけない。つい考え過ぎてミライさんに心配?されちゃった…

僕は取り敢えず大丈夫と言っておく

 

ミライ

「そうですか、何か有ったら遠慮なく言って下さいね?ショウ君はまだ子供なんですから…ね?」

 

ミライさんが微笑みながらこっちを見る…

 

ーーお母さんが…優しかったら……

 

こんな風に微笑んでくれたのかな……?ーー

 

……ううん、考えないでおこう…アイツ(元母親)なんか思い出したく無い……

僕が少し嫌な気分になりかけてると、サーバルさんが

 

サーバル

「ねえ、何処に行くか決まって無いんだよね?なら、一緒にカラカルの所に行かない?」

 

ミライ

「カラカルさんですか!!!!」

 

ショウ

「からかう……?」

 

サーバルさんが、からかうさん?の所に行こうと提案して、ミライさんが少し…ううん、普通に興奮して、大声を出す。あっ、でも大声を出すとまた……

 

サーバル

「うひゃあ、そ、そういえばガイドさんはカラカルに会った事無かったっけ?」

 

やっぱり…今日はサーバルさんが悲鳴をあげるの多い……う〜ん、もしかして何時もこんな感じなのかな?

 

ミライ

「はい……お恥ずかしながらまだパークに来てから日が浅く、まだお会いしてない方が多いのです……」

 

ショウ

「……意外、ミライさんなら全員じゃ無くても半分くらいは会ってそうなのに…」

 

僕はミライさんに会ってそんなに経って無いけどなんとなくそう思ってしまう

 

ミライ

「ですから、カラカルさんについても資料の事でしか知らないのです、ですから、是非お会いしたく…」

 

あ、なんか顔がふにゃってしてる……

 

サーバル

「ふふふ、急ぐ事も無いんだしゆっくり行こうよ……あっ、でもさっきの変なのには気をつけよーね」

 

サーバルさんが少し不安そうにこっちを見る。多分、また怪我をするかもしれないって思ってる……と、思う

 

ミライ

「ショウ君、道中には沢山のモンスターがいます。パークの治安の維持の為にドンドン倒していきましょう!」

 

ショウ

「……おー」

 

……これで掛け声は合ってるよね?

 

ーーーーーーーーーー

 

ショウ達から少し離れた所……そこに銀髪で、黒い耳と尻尾の生えた少女がショウ達を見ていた

 

???

「……あのお守り…間違い無い、やっぱりこのパークに来たのね。

 

 

 

ショウ…あなたの事、見極めさせて貰うわよ……」

 

どうやらショウ達を観察、もとい見極める様だ…そして少し顔色を変え…

 

???

「それにしても、あの槍と刀…お守りと関係が…?そしてあの怪物…調べる事は沢山あるわね」

 

ーーーーーーーーーー

 

ミライ

「そういえば、ショウ君。ジャパリパークに来た経緯は思い出しましたか?」

 

ミライさんがここに来た時の事を覚えているかどうかを聞いて来た……流石に死んで神様が僕を生き返らせた…なんて言っても信じて貰えないと思う…それに実際には覚えてない様な物だと思うから、首を振っておく…それにしてもこのバスで移動するのは分かるけど……自動運転で無人……普通ならホラーになるよね……でも確かにミライさんがガイドするのに運転してたら大変だよね…でも自分で動かす事も出来る見たい……乗り降りする所にはミライさん曰く停車ボタンがあるみたい

 

ミライ

「ジャパリパークへ招待する為、私はジャパリバスと共にショウ君に会いに行きました。

 

そして私はショウ君に、『けものはお好きですか?』と、問いかけたんです。それにショウ君は頷いて、バスに乗りました。その時のショウ君は突然の事だったのに、とても落ち着いていました

 

もしかしたら心の何処かでこんな日が来ることを知っていたのかも知れませんね……」

 

……そう言われるとそんな感じがする。けど、実際は死んで直ぐに来た様な物だし…

 

サーバル

「ふっふっふ、もしかして、ガイドさんが美人だから、ショウは見惚れてボーっとしてただけだったりして」

 

"そうなの?ショウ?"

 

なんでこのタイミングでお姉ちゃんの声が……?

えっと、どうしよう…実際にミライさんは美人だと思うけど、本当に見惚れてバスに乗ったのかな?

 

ミライ

「び、美人じゃないですよー」

 

……そうなのかな?

 

サーバル

「ええー?美人だと思うよけどなぁ?」

 

ミライ

「だって、私、けも耳も尻尾も無いですし、もふもふしてなければ翼も無いですし……」

 

え?美人ってそう言う物なのかな?う〜ん……そう言われると死ぬ前に美人って言われた人見なかったし……もしかして美人って動物っぽい事を言うのかな?

 

サーバル

「ガイドさんの美的感覚って……というかショウもそんなに考えないで!美人って綺麗な人の事だよ!?動物っぽいとか、そう言う事じゃないからね?」

 

ショウ

「あれ?……声に出てた?」

 

サーバル

「表情で何となくわかるよう……」

 

?、なんかサーバルさんが疲れてる…?

 

ーーーーーーーーーー

 

???

「パークガイドは、変な人…それでショウは常識が簡単に塗り替えられる…っと、パークガイドの方は兎も角、ショウはあんなので大丈夫なのかしら?悪い人に騙されそうで怖いわね」

 

この少女、意外とショウの事を心配している様だ。

 

???

「あっ、先に進むみたいね…気づかれない様に追うのは骨が折れるけど、仕方ないわね」

 

少女はショウ達が進むとちょこちょこと隠れながら追いかけて行った……

 

ーーーーーーーーーー

 

今少しバスを止めて、休んでいる……アニマルガールが居たからだ……ミライさんが「どんどんフレンズを増やして行きましょう!」と、言って居たし当たり前だと思う

 

ミライ

「ショウ君。ジャパリパークには、世界中から様々なけもの達が集められており、アニマルガールとして暮らしています

 

中には大変貴重なけものもいるのです。そう、例えばーー」

 

バーバリライオン

「サーバル、お前はトラブルメーカー(・・・・・・・・)なのだから、もっと慎重に行動しろ」

 

サーバル

「バリーちゃん何時もそれ言う〜」

 

バーバリライオン

「いや、何度言っても治らんからなのだが……」

 

サーバルさんってトラブルメーカーなんだ……

 

ミライ

「あちらに居る、バーバリライオンさんはかつて、地球上から姿を消した…と、されるくらいお会いするのが難しい方なのです。

 

こうしてお会い出来る上にお話まで出来るなんて……本当にこのパークは素敵ですね……!

 

うふふー、あはー」

 

あ、また顔が……癖なのかな?

 

サーバル

「ショウ、ガイドさんは無類のけもの好きだからああなっちゃう事もあるけど気にしないで大丈夫だよ…

 

慣れると楽しいしね」

 

ショウ

「……お疲れ様?ご苦労様?」

 

なんか疲れてそうだから言っておく

 

サーバル

「うん、ありがとうショウ、実を言うと最初の頃かなり疲れた……」

 

あ、もしかして初めて会ったけものが居たりさっき言ってた貴重なけものが居るとああなるのかな?

 

ミライ

「し、あ、わ、せ、ですー」

 

……ミライさんって本当に大丈夫なのかな?

 

ーーーーーーーーーー

 

偽サーバル

「…………」

 

所変わってショウ達からそこそこ離れた場所、緑色の偽サーバルが立っていた。そこに

 

アフリカゾウ

「あ、サーバル〜この前言ってたゲーム貰って来たよー!一緒にやろ〜?」

 

このアニマルガール……アフリカゾウもこの偽サーバルを本物と間違えている様だ……だが、偽サーバルはアフリカゾウの事など気にもせず

 

偽サーバル

「…………イカナクテハ」

 

そう言い、何処かへ行ってしまった

 

アフリカゾウ

「あれれ、おーい!サーバル!?」

 

ーーーーーーーーーー

 

ミライ

「ショウ君、モンスターについてもう少しお話しておきましょう」

 

サーバル

「ガイドさん、真剣だね!」

 

サーバルさんの言う通りに、ミライさんが真剣な表情をして、話して来る……

 

ミライ

「ええ、このパークを巡る上でとても重要な事ですかね、力も入ります。」

 

確かにそうだと思う……命に関わる事だと思うし

ミライ

「ショウ君、モンスターについては……

 

 

 

何もわかっていません」

 

なるほど、何もわかっていないんだ……

 

サーバル

「…………」

 

ミライ

「何もわかっていません」

 

?、なんで今二回も?

 

サーバル

「……モンスターについてお話してくれるんだよね?」

 

ミライ

「はい、だから『何もわかっていない』と、お話させて頂きました」

 

うん、そうだね、サーバルさんは何が不思議なんだろう?

 

サーバル

「とんだ期待ハズレだよ!」

 

ミライ

「す、すみません!パークの総力を挙げて調査しているのですが、未だに有用な情報は手に入らずに……!」

 

あ、そう言う事?確かにそうかも知れないけど……ね?

 

ショウ

「サーバルさん……何もわかっていないって事は何があっても……不思議じゃない……って事……なら……色々な事を考えて……行動すれば……良い」

 

サーバル

「あ、そっか、でも何かもっと情報が無いの?」

 

ミライ

「あ、はい、ただ多種多様な個体が居てそれぞれが特性を持っている事が分かって来ています

 

それらの得られた特徴から我々はモンスターを セルリアン と呼称しています」

 

セルリアン……セルリアンはあのミ=ゴと関係が有るのかな?

 

サーバル

「そういえば、カラカルがそんな風にモンスターの事を呼んでた様な…」

 

ショウ

「ありがとうございます……ミライさん」

 

僕がミライさんにぺこりと頭を下げる

 

ミライ

「いえいえ!こちらこそ大した情報も無くて……すみません」

 

今度はミライさんも頭を下げる…それを見たサーバルさんが

 

サーバル

「え、えーっと……す、すみません…?」

 

何故か頭を下げる……いや、本当になんで?

 

ショウ

「なんで……頭を下げるの?」

 

ミライさんも不思議そうに見ている……

 

サーバル

「えっと……なんか空気を読んで?」

 

ミライ

「何故空気を読んだら頭を下げる事になるんですか…?」

 

……僕も空気を読んで行けば敵を作りにくいのかな……?ミライさんが呆れた顔をしながら話を続ける

 

ミライ

「因みにモンスターは最近セルリアンと呼ばれる事の方が多いですね!それに私の眼鏡には解析機能も付いているので、分かった事はお伝えしますね!……不完全なので分からない事も多いですが……」

 

ショウ

「何時も……そんな風なの……?」

 

サーバル

「うん、この期待ハズレ感とかも結構多いかな……」

 

ミライさん……本当に大丈夫なのかな?

 

ーーーーーーーーーー

 

偽サーバル

「…………」

 

再びショウ達の居場所から進んだ場所……そこをサーバルが歩いていた。

 

偽サーバル

「……シッテル、ニオイガ、スル……

コレハ……さーばるノ、キオク……?」

 

偽サーバルは何処かで嗅いだ事の有る何かのニオイに釣られて、進む方向を少し変え、歩く速さもちょこっとだけ速くなっていた

 

ーーーーーーーーーー

 

サーバルの日記

○月×日、今日は新しいお客さんが来たんだ!名前はショウって言うんだって!ショウはすごくて、お守りで私達をパワーアップさせたり、そのお守りの形を変えて自分で戦うんだ!ただ戦ってる時に少し怖い目をするのと懐かしい匂いがするのが気になってるんだ……

あ!あとね!モンスターが出た後に変な音がして、その音はなんか…虫の羽音みたいだったんだ!その後ショウが急に草むらに私とガイドさんを連れて隠れたんだ……

そうしたらビックリ!ピンク色の虫みたいな怪物が出て来たんだ!でもその怪物をショウは一人で倒しちゃうし……ショウってどんな生活をして来たんだろう?

 

 

 

サーバル

「ねえ、ショウ?そのお守りってどんな風に使ってるの?」

 

からかうさん?の所に向かってるバスの中で、サーバルさんがふとそんな事を聞いてきた……僕は少しだけ考えて

 

ショウ

「……想像…かな……?」

 

そう答えたら、次にサーバルさんが

 

サーバル

「なら想像した通りの物が出てくるの?」

 

と、聞いてきた……何と無くサーバルさんが言いたい事は分かったかな……多分槍と刀以外は出せるの?って言いたいんだと思う

 

ショウ

「ううん……出てくるのは…槍3本と……刀1本だけ……刀は分裂した後は自由に……動かせるから、それを……工夫したら…他の武器みたいには……なるかも……」

 

サーバル

「へぇー……くんくん…くんくん…」

 

???、サーバル…さん?

 

ショウ

「どうしたの……?サーバルさん」

 

サーバル

「あ!ご、ごめんね?なんかショウから懐かしい匂いがするから、つい……」

 

サーバル……さんも…?懐かしい……

 

ショウ

「そうなんだ……僕も…サーバルさんが……何と無く……お姉ちゃんに……似てる感じが…する」

 

サーバル

「そうなんだー!もしかしてショウと私って何処かで会ってたりしてー!それにショウのお姉ちゃんって人にも会ってみたいな!」

 

サーバルさんが笑いながらそう言ってきた……悪気は無いんだと思うけど……お姉ちゃんは、もう…死んで…

 

"ショウ、大丈夫……?"

 

大丈夫……声は聞こえる……いつか会えるよ……

 

ミライ

「と、所でサーバルさん!私達が会いに行っているカラカルさんとは仲がよろしいのでしょうか!?わ、私気になって!」

 

ミライさんが大声でサーバルさんに聞く……気を使ってくれてるのかな……?

 

サーバル

「うひゃっ!?お、大声で言わなくても分かるよう……

仲良しだよ、大切なトモダチ(・・・・・・・)なんだ!」

 

ショウ

「そっか…大切な……トモダチ…か……」

 

ーーーーーーーーーー

 

カラカル

「ふぁあ、よく寝た。んー、やっぱり昼寝は最高だわ。……少しお腹が減ったわね……あ、確かジャパリまんじゅうがあったけ?」

 

ショウ達が向かう先、そこで彼女は木の上で昼寝をしていた様だ、そして今起きて腹が空いたのでジャパリまんじゅうと言う物を食べるつもりらしい

 

偽サーバル

「…………」

 

そこに、緑色のサーバル、偽サーバルがやって来た…先程知っている匂いを追っていた事からここにその匂いの元が有るのだろうか?

 

カラカル

「ん?……サーバル?」

 

彼女もサーバルと偽サーバルの見分けがつかない様だ……何故だろうか?

 

カラカル

「何か変ね……?あー、まあ、変なのは何時もの事か」

 

それに酷い言い様だ、確かに変かもしれないが

 

偽サーバル

「ソレハ、マンジュー?……ソレヲ、シッテイル……」

 

カラカル

「……?って、ちょ、ちょっと、何よ…?」

 

偽サーバルがカラカルにジワリジワリと近寄って行く

 

そして…

 

 

カラカル

「キャーーーーー!!??」

 

大きな悲鳴が周りに響いた……

 

ーーーーーーーーーー

 

ミライ

「パークの動物が人間の女の子の姿になったのは突然だったんですよ?その時の騒ぎ様は凄くて後にも先にもあの時が一番でしょう」

 

サーバル

「へー、見てみたかったなー」

 

今、ミライさんがパークの動物が人間になった時の話をしてくれている…とても楽しそうに

 

ミライ

「その原因は私達が星の砂(サンドスター)と呼んでいる物質が関係しているみたいなのですが……詳しい事は分からないんですよね……

でも!星の砂(サンドスター)には感謝しきれません!そのおかげで皆さんと遊んだりこうしてお話したり出来るように……!」

 

……本当に楽しそうに話してくれてる

 

サーバル

「初めて会って話した時もガイドさんずっと興奮しっぱなしだったもんね」

 

ミライさんがその時どんな顔してたのか簡単に想像出来る……

 

ミライ

「だって今まで映像や資料でしか見る事の出来なかった皆さんとお会い出来るだけでなくお話する事が出来るなんて夢のようで……っ!」

 

あ、ミライさんの顔がまたフニャッとしてる…さっきからよくこの顔を見る気がする……

 

サーバル

「ふふ、私もパークスタッフやお客さんと話せて嬉しいんだよ?」

 

ショウ

「そう……なんだ……」

 

ミライ

「好きな食べ物をお願いしたり、漫画やゲームも楽しめるようにもなりましたものね」

 

…………

 

ショウ

「そうなんだ…………」

 

サーバル

「そ、それだけじゃないもん!お話するだけで楽しいのっ!……確かにジャパリまんじゅうは好きだけど……」

 

そうなんだ……出来れば買ってあげたいな……さっきから仲良くしてくれてるし……

 

ミライ

「ふふ、特製のジャパリまんじゅうはパークを訪れる方だけでなく、皆さんも大好きですからね」

 

そうなんだ……じゃあパークでは有名なのかな……?

 

サーバル

「ショウ。管理センターのある街に行ったらお土産に買って来て欲しいな!……あ、でもお金……」

 

それなんだよね……神様の蒼さんはその辺りはどうしてくれたんだろう?

 

ミライ

「……?あの、ポケットに紙が……」

 

ミライさんがそう伝えてくれたので、僕の上着のポケットを見てみると、四つ折りの紙が入っていた……なんか嫌な予感がする……でも、見ない事にはどうしようもないから取り敢えず広げて見ると……それは手紙だった内容は、以下の通り

 

 

〜ショウへ

チーーース!最近タマネギ生で食って腹壊した蒼だZ E☆ジャパリパークは満喫してるかい?これ見つけた頃には金銭面の心配してると思うけど、大丈夫だ、問題無い

お前の上着の内ポケットに預金通帳とか色々詰め込んだし、反対側のポケットにジャパリコインも何かに困らない様に詰め込んで置いた!袋に入ってるぞぉい!大体10万ジャパリコインは入ってるからな!前に来た時の奴だがな!預金通帳には9576万52円ぐらいぶち込んで置いた!知ってるか?株って流れを読めば簡単なんだぜ?

 

蒼より〜

 

 

この手紙を破って捨てそうになった僕は悪くない……ハズ。何故か凄くうざいと思った

ガイドさんとサーバルさんが止めなかったら破いていたと思う……因みにまだ2人には見せてない

 

ミライ

「どうしたんですか……少し見せて貰えますか?」

 

サーバル

「あ!私もー!」

 

見せない理由(転生云々)が無いから取り敢えず渡す2人は読み始めて……

 

ミライ

「……何ですかこのハイテンション……と言うかタマネギを生で!?更に見つけたタイミングまで……

 

って!何ですか!?10万ジャパリコインって!地味に大金ですよ!?預金通帳にも凄い額…って今度は中途半端な数字ですね!?最後の52円は何ですか!?」

 

サーバル

「う、うわぁ……この人ある意味ミライさんよりも凄いかも……

 

うわっ!?10万ジャパリコイン!?それに中途半端な金額!」

 

読み終えるまでにこんな反応をしていた……実際に内ポケットに預金通帳、反対側のポケットにジャパリコインが入ってた……

 

ーーーーーーーーーー

 

???

「それにしても、草原は隠れる場所が少なくて尾行しにくいわね……私の役目はショウ達を影から見守る事なのに……

しばらくは放っておいて大丈夫そうだし先回りしておこうかしら……」

 

此処では先程からショウ達を追跡している少女がショウ達より先の場所に向かおうとしていた……役目は陰から見守る事、そう言っているが、側から見たら完全なストーカーである……それに気づいているのだろうか?しかし、少女を見ている者は居ないので関係ないだろう。そして少女は 妙な胸騒ぎがするしね と言って先回りをするべく移動を始めた

 

ーーーーーーーーーー

 

ミライ

「草原エリアは、地球上の平原に住む様々なけものが過ごしやすい環境を完璧に再現しているんですよ

 

草原に住むけもの多くは、外敵から〜〜……」

 

さっきからミライさんは平原の動物に関しての話をしてくれている……んだけど……

 

ショウ

「そう……なんだ……(ウトウト…)」

 

凄く眠たくなって来た……こんな時に何かに襲われたら本当に危ない……実際に酷い目に遭ったから分かる……

 

サーバル

「……ガイドさんが、ガイドっぽい……!」

 

ミライ

「ふふ、新米とは言えパークのガイドですから……って今さらっと悲しい驚き方をされた気がします…!

 

おや……?ショウ君?眠いんですか?」

 

ショウ

「……はい……すみません……」

 

そろそろ本気で寝むくなって来た……バスの揺れが心地良い……そう言えばバスの音が殆ど出ない……だから余計に……

 

サーバル

「ショウ、ショウ!……はい!ここ!(ポンポン…)」

 

サーバルさんが膝を叩いてる……膝枕…?お姉ちゃんにもよくやってもらったな……

 

ミライ

「目的地に到着したら起こしますから寝て大丈夫ですよ」

 

ミライさんもそう言ってるし……良いかな……

 

ショウ

「ん……ありがとう……サー…バル……さ……」

 

僕はサーバルさんの膝に頭を乗せると、サーバルさんの「どういたしまして!」と言われたのを最後に寝てしまった……

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

ミライ

「……寝てしまいましたね」

 

私はサーバルさんの膝の上ですやすやと寝ているショウ君を見ながらそう言う。こんなに小さな子供があんな人生を送っているなんて信じたくも無い……でも、あの時見た傷は古い物ばかりだった…虐待も虐めも本当にあって、そして周りの助けも無し……更には姉も……私なら耐えられる気がしない……自殺してしまうと思う…

恐らく「蒼」と言う人物が助けたのでしょう……彼(恐らく)は一体何者なのでしょうか……?

 

サーバル

「なんか弟が出来た気分〜」

 

サーバルさんは笑顔で言ってますが……弟…ですか……

 

ショウ

「ん…ん〜……おね……えちゃん…」

 

あ……ショウ君……やっぱり…寂しいですよね…

 

サーバル

「うーん……ショウにはお姉ちゃんが居るんだよね?私もショウのお姉ちゃんになったら…ショウのお姉ちゃんは私のお姉ちゃん?それで私がショウのお姉ちゃんで……?あれ?あれれ?」

 

ミライ

「あ、余りお姉ちゃんとショウ君の前では言わないであげて下さいね…?」

 

って、こんな事言ったらサーバルさんは必ず聞いて来るじゃないですか!えっと今の内に何か良い言い訳を……

 

サーバル

「??、どうして…?」

 

良し!思いつきました!

 

ミライ

「ほ、ほら…今は会えないでしょうし、思い出させると寂しい思いをしてしまうでしょう……?」

 

サーバル

「そっか、そうだね……!」

 

あ、相手がサーバルさんで助かりました……

 

ーーーーーーーーーー

 

カラカル

「……はぁ……サーバル、一体どう言うつもりなのかしら。私を襲うなんて…」

 

彼女、カラカルは先程偽サーバルに襲われていた……しかし、怪我などは無いみたいだ

 

カラカル

「そんなにアレが欲しかったの……そんな事で私を……トモダチだと思ってたのに……」

 

どうやら、何かを奪われたみたいだ……そしてそれが原因で、サーバル本人との友情に亀裂が入りそうだ…

 

ーーーーーーーーーー

 

ショウ

「……ん、ん〜?……おはようございます……ミライさん、サーバルさん」

 

僕は何となく起きてしまった。上にサーバルさんの顔がある(あと胸も)……やっぱり1人…いや、お姉ちゃんが居ないと不安になって長く寝れない見たいだ…

 

サーバル

「おはよう、ショウ。まだ距離があるけどどうする…?」

 

ショウ

「……もう、起きようかな……」

 

そう言って体を起こす。するとミライさんが

 

ミライ

「おや、あそこに誰か居ますね……寄って行きますか?」

 

誰か居るみたいだ……一応寄って行こう

 

ショウ

「お願いします……少し日にも当たりたいので……」

 

そしてミライさんが停車ボタンを押す……バスはゆっくりと速度を落として、プシューと言う音と共に止まった

 

サーバル

「ん?あの2人は……おーい!」

 

サーバルさんがバスから出てすぐ、黄色と黒のアニマルガールの元へと走って行った……知り合いかな……?

 

ミライ

「あの2人は……ヒョウさんとクロヒョウさんですね!」

 

へぇ〜……ヒョウさんとクロヒョウさんがサーバルさんと楽しそうに話してる……

 

ショウ

「……楽しそう…だね」

 

ミライ

「はい!因みにパークに居るアニマルガール達は他のけものを狩ったりしません!お陰で皆さん仲良く暮らせています。でも、ちょっとした喧嘩や、小競り合いは有るそうですが……例えばーー」

 

ミライさんがサーバルさん達の方を見る…そこでは

 

サーバル

「もう!ヒョウが怖い怪談話するから夜が怖くなっちゃったよっっ!私夜行性なのに!」

 

ヒョウ

「あはは、ごめんごめん、そんなに怖がって貰えるとわなぁ」

 

クロヒョウ

「ごめんな、ヒョウお姉ちゃんがごめんなっ」

 

ヒョウ

「サーバルは本気で怖がってくれて可愛いわー」

 

サーバル

「は、反省の色が見えないよ!でも、可愛いって言われてちょっと嬉しい自分が居るー!」

 

怖くて涙目のサーバルさんと、怖い話をしたヒョウさん達が居た……喧嘩ってああ言うのだっけ?

 

サーバル

「うぅ〜、ショウ〜!何か怖い話でヒョウをビビらせてー!」

 

え、ええ……何かあるかな……?あ、お姉ちゃんがしてくれた話が有ったっけ?確か…

 

ショウ

「じゃあ……こんなのはどう……?

 

 

昨日は海に足を運んだ

今日は山に足を運んだ

明日は何処にしようか?

僕は頭を抱えた

「手を焼いているんですか?」

この人は僕にアドバイスをしてくれる良い人だ

「どうも」

僕はそう返した

 

 

こんなので良い?意味が分かると怖い話だけど」

 

僕は最初、お姉ちゃんからこの話を聞いた時、全然分からなかったけど、分かったら怖くなったなぁ……

 

サーバル

「?、??……ぜ、全然分かんない

 

ヒョウ

「ひ、ひぇぇぇ……」

 

あ、気づいたのかな?少し震えてる……でもそこまで?

 

クロヒョウ

「うわぁ……ヒョウお姉ちゃん逆に聞く耐性無いから……」

 

サーバル

「え、えっと良く分からないけどありがとうショウ!」

 

 

 

 

 

サーバル

「いつもカラカルが居るのはこの辺なんだけど……あっ居た、おーい!カラカルー!」

 

サーバルさんが、からかうさん?を見つけて手を振る……だけど

 

カラカル

「…………サーバル。のうのうとまた来た(・・・・)わね……私に何か言うことが有るんじゃ無いかしら?」

 

からかうさん?の様子がおかしい見たい……何か…怒ってる?

 

ミライ

「な、何か怒ってる様ですね……サーバルさん、何か心当たりは……?」

 

サーバル

「え?何だろう?何がバレたんだろう?」

 

ショウ

「……流石に……それは……」

 

ミライ

「心当たりが多すぎて逆に分からないんですね……」

 

一体今まで何をして来たんだろう?

 

カラカル

「………………そう、しらばっくれるのね」

 

ミライ

「あ、カラカルさん!」

 

良く分からないけど、何かに怒って走り去ってしまった……

 

サーバル

「待ってー!何に怒ってるのー!」

 

ミライ

「ショウ君。何か様子がおかしいですね……追いかけて確かめましょう!」

 

僕達は急いでからかうさんを追いかけ始めた……でもさっき「また来たわね」って言った……でも、サーバルさんはさっきからずっと一緒だった……なら

 

偽サーバル……なのかな?

 

 

次回 からかうじゃなくてカラカルよ!




作者
「はーい!今回は、ゲストに最後ちろっと出たカラカルさん、そして前回(レギュラー)のメンバーで、ショウの持つグングニルと、ATフィールドを解説しまっす!」

カラカル
「はーい、カラカルよ、本編ではまだ余り出てないけど、ガンガンこっちでは出るわ」

ショウ
「でも、基本僕が解説するんだけど……」

サーバル
「そうだね……まずは…前回で、ミ=ゴに攻撃された際、ATフィールドが発動しなかった事についてだね!」

ミライ
「あれ…?これって前回説明すべき点じゃ……」

ショウ
「そうだね、作者、後で裏に来て」

作者
「はい、分かりました……さて、そんなことより解説です。これにはですね、ショウ君の心の状態が重要なんですよ……」

ショウ
「リビトーとデストルドーの…バランスで…デストルドーがかなり高い状態……」

サーバル
「リビトー?デストルドー……?」

作者
「簡単に言うとリビトー=生きたい。デストルドー=死にたい。みたいなもので、ATフィールドは心の壁、他者との境界。そしてショウ君は死にたいか生きたいかなら死にたいと思っています。つまりデストルドーが高いしかしそれではLCLと言う液体になってしまうなのでお守り内蔵ATフィールドが『生きたい』と、思わせる為の働きをしているんです。要は普通に生かすので精一杯だから防御に回せないだけですね」

サーバル
「へ、へぇー」

カラカル
「つまり、物理的には働かなくても、生きる為に働いているのね」

ショウ
「そのとうり……」

ミライ
「成る程、解説は以上です!次回は遂に本編でカラカルさんが活躍ですよ!」

カラカル
「そうね、少し暴れれば良いのだけど」

作者
「検討しときます」

ショウ
「次回 からかうじゃなくてカラカルよ!本編の僕のからかう発言どうなるんだろ……」



カラカル
「所でショウのATフィールドは実際に防御に使われたらどれぐらい強いのかしら?」

作者
「う〜ん、外なる神の一撃をギリギリ耐えれるぐらいには……」


一同
「……えっ?」

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