瑠璃色の道筋   作:響鳴響鬼

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航跡-8《美倉島へ》

 呉港にある施設の休憩所で、乗船予定の連絡船が来るのを待っていたまほとみほ。そして先程自分たちを助けてくれた角松、菊池、尾栗の3名は対面になるように施設にあるベンチに腰をかけていた。

 

「なるほど、そう言った経緯でお父さんの故郷に行くことになったのか」

「はい。もっとも全ては自分の不甲斐なさが招いた結果なんですが…」

 

 船の時間までは少し時間があるため、約束どおりまおに関することを聞いていたまほとみほ。だが、先にこちらの自己紹介をしておかねばならなかったため、簡単な紹介とここまで来た経緯を説明した。戦車道の名家であり、名門である西住流の生まれであること。10連覇のために暴走してしまい、黒森峰女学園を優勝に導くことができず、戦車道チームを崩壊させてしまい、のうのうと兄を頼って父の故郷に向かっていることと、まほの自己嫌悪ぶりな発言が次々と出てきた。

 最も角松たちは戦車道にそこまで詳しくなく、黒森峰女学園が敗北云々なども知らなかったし、西住流についても聞いたことがなかった。別段興味がなかったと言えばそれだけなのだが。だがそのこともあり、まほとみほを特別色眼鏡で見るようなことはなかった。と言ってもこの三人は有名であろうが関係なく接するのだが。逆にまほとみほの方がいま目の前にいる自衛隊のお偉方に緊張しているほどだ。

  

「そこまで気負う必要はない。キミは充分に若いんだから、今はまだ学ぶべきことをしっかりと学んで、そこから自分がどう生かしていくかが大切なことだ。全ての責任が自分にあるということ事態は捨てたほうが良い」

「しかしそれが上に立つ者ではないのでしょうか。常に前に立ち、強い意思と共に皆の模範たらんとすることは。そしてその全ての責任を負う覚悟なくして人を導くことなど…」

 

 角松の話を聞き、まほなりにこれまでの隊長として西住流としての経験を語る。いつも常々教えられてきた強い意思と力こそが上に立つべき者であり、それが皆を引っ張っていく者の姿なのだと。

 

「常に強い人間か。確かにそれは上に立つ者として必要なスキルなのかもしれない。だがな、それが全て正しいとは限らない。そもそも強さとは色々ある。力が強い者。意思の強い者。信念の強い者。心が強い者。数え切れないほどの強い人間がいる。でも、それに見合うほどの思いやる心が大事だ。強さだけを求める人間が破滅していくのは歴史が証明している。共に闘ってくれる仲間を思いやり、信じられなければ人は自ずとついては来ない。そのような関係では、信用はあれど人の信頼を無くすことになる。それは上に立つ者ならば絶対に失ってはならないものだ。責任云々の前に、本当にキミが責任を取るにたりうる仲間(・・)達ならばな」

 

 かつての上官であり、尊敬している《みらい》の前艦長だった梅津三郎一等海佐。彼もまた上に立つ人間ではあるが、まほの言うような強い人間とはまた違った印象を抱く。温和であり昼行灯などと揶揄されるも『国にとって軍隊なんてあるかないか分からんくらいが丁度いい。ただ誰も見ていなくても…いかなる時も行灯の火は消してはならない』と以前みらいにて梅津一佐なりの強さと決意を聞いたことがあった角松。部下の命を第一とし、専守防衛を貫く。それが梅津一佐という人間の強さだと。

 

「それは…そうかもしれません」

 

 彼もまた、護衛艦という船を動かす人間であり、大勢の乗組員を預かる艦長を務めている。いざ戦闘となれば、敵味方の被害も考慮し相当な責任を覚悟し行わなければならないのだ。そもそも年上かつ、恐らく自分よりも遥かに責任に対して強い角松には釈迦に説法すぎたのかもしれない。ことごとく言い負かされて、少しばかり消沈してしまうまほ。思えば自分の回りいたものは自分ではなく西住流の西住まほしか見てくれなかった。本当はそれがいやなのはまほ自身が一番わかっているはず。

 

「まあこれはあくまでも俺の持論だがな。君たちはまだ若い。まだまだ多くの人達と出会いや別れを経験する。そこから学んでいけばいい。人生なんてこれからなんだ」

 

 少しばかり顔を俯くまほに角松は助言を言う。まほの言うことも一理はある。ようはもう少しだけ視野を広げて物事を見るべきだと。角松の言葉はまるで、子供を促す父親のようなものだった。もしここに亡くなった父、常夫がいたならば同じような言葉で自分たちに助言してくれたのかもしれない。

 

「そうだぜ。今はまだ自分のことがどうなるかなんてわかるわけじゃねえ。俺なんて君たちと同い年くらい頃なんか博多でバイクを乗り回して馬鹿やッてたもんだ。それが今じゃ、一介の自衛官になってる。人生なんてどう転ぶかわからないもんさ」

 

 かつては暴走族に入り、旭日旗降って走っていた時に本気でこの旗を守りたいと考えて自衛官になった尾栗。人生なんて、どう転ぶのはわからない。色んな出会いや経験が大事だと角松に続くように言う。

 

「君たちのお兄さんも、色々考えて海自に来たんだろう。色んな考えで自衛隊に入る人間はいるが、きっと君たちを守りたい気持ちで入ったと思うよ。それだけ君たちを大事にしているならね」

 

 話を聞き、海江田まおという人間を自分なり分析する菊池。話したことなどほんの数分でしかないが、悪い印象は抱いていなかった。ひと目見れば好青年という感じであり、まほとみほの話を聞けば、とても妹思いなのだろうというのはわかる。だからこそ、二人を守るために海自に入っているではと思ったのだ。

 

「でも私。兄がどんどん遠い存在になりそうで怖いんです。ずっと居てくれたから…」

「みほ…」

 

 尾栗と菊池の話を聞き、わかる気持ちはあったみほ。だが、どうしても心の奥ではまおに対し納得できないのが大きかった。確かにまおを強く慕っているのは自覚している。だからこそ、まおが海自に入り、自分の知らない人物になりそうで嫌だった。そして何より、父や祖父たちが亡くなった海にまおがいることがどうしても怖い気持ちがあった。それは無論、まほも同じだった。祖父である海江田四郎も海で亡くなったとみほから聞き、悪寒が走っていたのだ。

 

「君たちがお兄さんのことを強く慕っているのは聞いていてよくわかる。お父さんの件も含めれば彼に対する心配もな」

 

 まほとみほが、まおに対し一番心配していることを角松は察する。そしてまおを強く慕っているのも感じていた。自分とて同じ心配を家族がしているのは知っている。いつ何時に有事が起こり、その瞬間にも命を落とすとは限らない。残された家族のことを思えば辛く悲しいことだと。それに加え、彼女たちの父親は海で亡くなっているのだ。そして祖父である海江田四郎もロシア原潜との衝突事故により帰らぬ人になっている。立て続けに海での不幸が続けば、まおのことを心配するのは当然といえば当然だ。

 

「俺にもカミさんと息子が一人いる。こんな仕事もしているから、いつ何時俺たちがこの国を守り、戦わないといけない日がくるとも限らない。やはり死と隣り合わせなのは間違いないんだ。心配してくれる家族がいるのも事実だが、例えそうだとしても俺には守らなければならない大事な家族がいることに変わりはない。命を掛けてなんて大層なことは言わないが、覚悟くらいは持っているつもりだ。それに俺たち自衛官は毎日死なないために必死に訓練を行っている。死ぬために自衛官をやっているやつは一人も居ない」

「「……」」

 

 角松の話を真剣に聞いていたまほとみほ。若者たちの自主独立性を高める学園艦での学生生活が多く、こういうことを真剣に語る大人にはなかなかあったことがなかった。二人は自然と角松の話しに聞き入っていたのだ。

 

「すまないなこちらの話ばかりで。さっき菊池が言ったように、お兄さんもまた君たちを守りたい気持ちがあるのは間違いないと俺は思う」

「そう…なんでしょうか……」

 

 以前、父の夢を継ぐためにというのをチラッと聞いていたのを覚えていたまほは懐疑的になってしまう。本当は自分たちに呆れ果てて出ていったのではというのが少なからずあるからだ。自分たちの元に来てくれ、そんなことはないとわかっていても、悪い思考に傾倒しがちなのでそればかり考えてしまうまほ。

 

「お兄さんに聞いてみるといい。折角また会えるんだ。こういう職種柄、なかなか家族に会えることは少ないから、聞けることはしっかり聞いて、一杯話すんだ。そのために行くんだろう?」

「は、はい」

「そうですね…そのためにここまで来ましたから…」

「なら、それまでは充分気をつけてな。君たちの乗る船が到着したようだ」

 

 角松が立ち上がると、二人の乗る美倉島経由の連絡船が到着したのを告げる。

 

「あの、貴重なお話を聞けて色々ありがとうございました」

「あ、ありがとうございました」

 

 まほとみほは立ち上がると、これまでの件を含めて感謝の言葉を述べ頭を下げた。短いながらも、二人にとっては本当に貴重な話しだったからだ。

 

「礼には及ばない。俺たちもあまりお兄さんのことは話せなかったし、ほどんど自分たちの話しばかりだったからな」

「いえ、とても貴重なお話でしたから。勉強になりました」

「そうか。なら、これでお別れだな。こちらも君たちと話せてよかったよ」

 

 その言葉を最後にまほとみほは、連絡船に乗るために桟橋の方へと向かっていった。

 

「さて、俺たちもそろそろ来る頃だから向かうか」

「そうだな。確か反対の桟橋だったな」

 

 尾栗たちも江田島に向かう連絡船が到着する桟橋に向かうことにした。ちょうど振り向いた矢先に帽子を被り、サングラスをかけた少女たちとすれ違う。

 

「ちょっといいか君たち」

 

 突然角松が今通りすぎた二人の少女を止めた。声を掛けられた瞬間に体がビクッとなり、ゆっくりと顔を向けた。

 

「な、なんですか?私たち早く船に乗らないといけないんですが」

「もう出ちゃいますから……」

 

 サングラスに帽子を深く被り、如何にも怪しいといった雰囲気の二人。

 

「なぜあの二人をつけているんだ?」

「べ、別に着けてなんかいませんよ!!な、何の言いがかりですか!?」

「ちょ、ちょっとエリカさん!!そんな慌てるように言ったら怪しまれるじゃないですか!」

「う、うるさいわね!小梅が何も言わないからでしょ!」

 

 サングラスと帽子を深く被った二人の少女。銀髪と赤みがかった癖毛が特徴。先程の話したまほとみほと同じ黒森峰女学園の生徒であり、同じ戦車道を嗜む仲間の逸見エリカと赤星小梅だったのだ。あれからどうしてもまほとみほのことが気になり、様子見がてら別邸に向かおうとしていた時に、二人が別邸から出ていくのを見かけ、同じく心配していた小梅と共にこうしてここまで付いてきてしまっていたのだ。迷惑とわかりながらも、二人のことが心配になり。角松が気づいたのは、先程まほとみほがナンパされている時だった。恐らく自分が出なければ彼女たちが加勢して追い返そうとしているのだと。

 ちなみにエリカなのだが2学期が始まると同時に1ヶ月の停学処分が出ており、来年の春までは飛行禁止処分が下されている。その程度で済んだのはこれ以上黒森峰女学園の評価を下げるわけにはいかないという学校側の思惑と口止めを含めてのことだが。なので今のところはまだ自由の身である。

 

「あまりこそこそと人をつけるのは関心しないが、君たちは彼女たちの知り合いか何かかな?」

「な!!えっと、私は彼女たちの……あの…」

 

 付けていたのを咎められ、それが事実であるため、何を言えばいいか冷や汗を流すエリカ。いつも強気な彼女ではあるが、海上自衛隊には散々世話になっており、目の前の人物があの梅津艦長と知り合いと相まって言葉に詰まってしまったのだ。迷惑を掛けたのに、エリカ一人のためにと体験航海までさせてくれたのだから。

 

「まぁ、あまり怪しまれると本当に連行されるから気をつけるんだぞ」

「は、はぁ……」

 

 何か言われると思いも、角松も彼女たちの正体に薄々察し、それ以上は何言わずにその場をあとにした。不思議と思いつつも、エリカと小梅は美倉島へと向かう連絡船の方に向かっていった。

 

「やれやれ。海江田の一族は本当に話題が欠かさないのかねえ。あの子たちの話しを聞いてたら、なんだか俺も海江田に会いたくなってきたぜ」

「なら、くらまにでも足を運んで会ってみるか?恐らくまだいると思うけど」

 

 ここ最近、急激に話題になり始めた海江田という言葉に、笑みを浮かべる尾栗。時代が変わろうともこの一族は大きな存在感を出している。

 

「同じ海の上にいるんだ。必ず会えるさ。もしかしたら、いつか部下になるかもしれないしな」

 

 その言葉が現実になるかは、まだわからないまでも、海江田まおには期待の気持ちはあった角松たちだった。

 

 

 無事に連絡船へと乗ることが出来たまほとみほ。呉港をゆっくりと出港し、巨大な造船所や海上自衛隊呉基地の横を航行していく。

 

「ああ!!自衛隊の船だ!!」

 

 小さな子どもが両親と共に、呉基地に停泊している護衛艦の数々を指差しているのを見ていたみほ。

 

「あのお船に乗れるんだよね!!」

「ああ、チケットもあるから大乗だ。ちゃんと動くところにも乗れるんだぞ」

「やったぁ!!」

 

 親子の仲むつまじい姿を見ていたみほ。その姿に高校生になった今のみほでも羨ましく見ていた。かつての自分たちもああいう仕草をしていたのだからと。

 

「護衛艦…か。あれに角松さんたちやまおが乗っているんだな」

 

 正直今まで生活の中で戦車にしか興味を示さなかったまほも、先程の角松との話を聞いていたので、護衛艦等に無意識に興味が出ていた。桟橋には、多種多様な護衛艦が勢揃いしている。巨大な飛行甲板を有した空母のような艦に不思議な四角い形を前後に付けた艦。その後方には真っ黒な色をし、船体の半分以上が海に浸かっている潜水艦。

 

(あ。あの船……)

 

 みほが一隻の護衛艦に目が止まった。主砲を2門背負い、広めの飛行甲板と独特なシルエットなので記憶に残っていた。艦番号も3520と記載されていることから、まおが乗艦している練習艦《くらま》だとわかったみほ。まおは間違いなく、自分たちの近くにいるのだと実感した。

 

「…っ」

 

 その時だった。風が吹き、潮の匂いがしたのを。みほはこの匂いが嫌だった。思い出したくもない、父との別れのことを。物言わぬ遺体と対面した日を。本当なら連絡船の内部にいたかったが、人が多く風の通る吹きさらしのデッキに座るしかなかった。無意識の中、顔を俯かせ握りしめる手が小刻みに震えてしまう。

 

「大丈夫だ。みほには、私が付いてる…」

 

 その時だった。まほがすぐにみほの手を包み込むかのように手を握ってくれた。今は自分がみほを守るのだと。今度こそ必ずに。

 

「お姉ちゃん……!!」

 

 握ってくれたまほの手に安心するみほ。だが、すぐにみほはまほの手もまた小刻みに震えているのがわかった。まほだって、みほと同じく海という場所が父を死に追いやったとしてトラウマになっているのは知っている。昔は家族皆で海水浴とか普通に行っていたのに、今では潮を感じながら海を眺めることには躊躇いがあった。だが同じ兄妹なのに、まおだけはそこを嫌うことはなく、海という場所に希望を見出しているのを聞いたことがあった。当時の二人はそういうまおには理解できず、嫌いだったことを思い出す。そんなところではなく、自分たちに目を向けてほしかったと。今更ながら、とんでもない思い違いだったと恥ずかしさがあった。

 

「お兄ちゃんと一杯話さないといけないね」

「そうだな。今なら沢山話ができる気がする。お父様の生まれた島で、きっとな」

 

 失った時間を取り戻すためにも。正直、どんな話になるのかもわからない。また感情が爆発してしまいそうな普段が拭いきれないが、やはり話をしなければ始まらない。離れ離れになっていた姉妹の距離は間違いなく近づいていた。

 そしてまほも、まおに対する己の気持ちに決着を付けなければならない。

 

「むぅ。隊長たち、なんだかべったりくっついてるわね」

「エリカさん。あんまり押さないでください。バレちゃいますよ」

 

 エリカと小梅という思わぬ珍客を連れて行きながら、船は真っ直ぐに美倉島へと航行していく。

 

 そして…

 

 自然と海が溢れる豊かな島。曽祖父である海江田巌を始め、祖父、そして父が育った場所。自分たちのもう一つの実家とも言える場所がある島《美倉島》。

 その島に降り立ったまほとみほ。だが……

 

「お兄ちゃんは?」

 

 到着した美倉島には、(まお)の姿はどこにもなかった。

 

 




-次回-

美倉島へと到着したまほとみほ。だが肝心のまおの姿はなく、どうしたものかと思った矢先。一人の女性がまほとみほを出迎えてくれた。その人物こそ、父である常夫の母であり、自分たちの祖母だった。まおの事情を聞き、そのままの足で墓参りに向かう三人。海江田家の墓前の前に立っていたのは、今度は海江田四郎の同期でありライバルだった《深町 洋》!?



ということで、ジパング組とまほとみほの回でした。ちなみに今回梅津艦長の言葉はジパング20巻-航跡211-梅津三郎という回で角松がかつて聞いた言葉を引用しました。非常に心に残る言葉なので使わせて頂きました。そして梅津艦長が亡くなるとなった回でもあり、悲しい回でもあります。

そして、付いてきてしまったエリカと小梅ですが、この二人はかなり重要な存在です。まおたちが家族組なら、この二人は黒森峰組という感じですから、問題解決のために登場させます。

次回は常連になりつつある深町艦長との再登場です。もちろんたつなみは呉基地にいますのでいるのは当然ですね。ついに西住姉妹と接触します。そして重要ポジである海江田夫人も出ますよ。正直、名前どうしようか考えているんですけど、難しいから祖母とか直接の名前は出ないでで通すかもしれません。



ここからは蛇足な話です。小説書いていて、ふと思いついたネタ三連。投稿する云々はさておき、皆さんどれか読みたい!!ってありますか?以前の感想欄でまおのif的な内容があったので。ただ今はこの小説を完結へと向かうために全力で取り組んでおりますのでご安心を。あっちの禁断ルートもぼちぼちやっていきます。

1.西住まおがもし高等部に進んでいたら?ifルート(ヤンデレ、ダーク、シリアス系)
海上自衛隊としての道を諦め、まほとみほのために黒森峰女学園高等部に進学するまお。別段状況が好転するようなことがなく、以前にも増して妹二人の依存はかなり高くなり、段々と束縛される日々が続いてしまい、さすがのまおも心労が出てしまう。そんな時に出会ったとあるカンテレを弾く人物により、まおが大きく狂わされる物語になります。
島田流がめっちゃ絡みます。基本的にみんな病んでます。

2.西住まおがもし西住家から養子に出されていたら?ifルート(恋愛、シリアス系)
生まれて間もない西住まおが西住家から海江田家に養子に出される物語。西住夫妻の願いにより、自由に生きて欲しいとのこと両親は死んだことにしてもらい、小さな島でのびのび生活していた海江田まお。祖父と同じ海自を目指そうか悩んでいた際に、島内の友人からの誘いによりに黒森峰女学園男子分校の体験入学に同席することになったまお。
そこで出会ったのは西住流後継者と言われる西住まほ。初対面から他人の気がしないとのことから次第にまほと惹かれ合ってしまい……やがて恋仲に落ちしてしまう。だがそれは…禁断の恋でしかなかった。
的な内容です。ちなみにこちらは常夫は生きていますが、成長するにつれ親の愛情ではなく他人との愛情に飢えている感じのまほになりますです。

3.本編前の物語。主に中等部編(基本的にはコメディ、ギャグ系)
こちらは西住まおが海自を目指す決意をする直前までの話。彼がこれまで経験してきたモノローグ的なやつであり、ただ中等部は本当にバカ騒ぎばかりなので、ほぼギャグ系になります。中等部入試~3年最後の大会までの物語になります。

感想や意見、評価お待ちしております。

瑠璃色の道筋if作品ならどれが読みたいですか?

  • まおが高等部に進学するifルート
  • まおが養子に出されるifルート

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※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。