ラブライブ!サンシャイン!!×バディファイト〜みんなで掴む輝き〜   作:俊介
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 今回からバディ杯の予選二日目のファイトです。今回はAqoursのメンバーがファイトします。
 それではどうぞ!


第189話:バディ杯 予選二日目

 観客席では雨宮カイが急ぎ足で歩いており、知った顔を見つけて立ち止まった。

 

カイ「遅れてゴメンね。もう始まっちゃったみたいだね」

 

梨子「大丈夫。今始まったばっかりよ」

 

 梨子がフリーファイトをし終えてから少し時間が経ち、既にお昼休みは終わっており、二日目の予選がスタートした。参加者達はサバイバルファイトが行われる空間内にいる状態だ。

 ちなみに梨子が所持していたポイントは曜、ダイヤが所持していたポイントはルビィ、鞠莉が所持していたポイントは花丸に引き継がれている。

 

スバル「遅かったね」

 

カイ「うん。少し話し込んじゃったみたいだね」

 

善子「さすがに少しってレベルじゃないと思うわよ」

 

 これに関しては善子の言う通りだ。

 カイは梨子がフリーファイトをする前から電話の為に離れている。そして、戻って来たのは既にお昼休みが終了し、ちょうど予選が今なのだ。

 

カイ「相談に乗っていたんだ。と言っても、少しは雑談もしていたけどね」

 

アオイ「カイ兄らしいね。何か勘違いさせちゃうようなこととか言ってない?」

 

カイ「勘違い? よく分からないけど、普通に相談に乗っていただけだから問題ないと思うよ」

 

 カイは頭の中に疑問符を浮かべつつ、アオイの隣の席に座る。

 

カイ「Aqoursはまだ誰ともファイトしていないみたいだね」

 

梨子「でも……たった今、曜ちゃんがファイターと出会ったみたい」

 

 いくつかあるモニターの一つには曜がファイターと出会っているところが映し出されている。

 ちなみに曜が出会ったファイターはチーム“ダンジョンセット”の西沢(にしざわ)アカリだ。

 

善子「曜、気をつけるのよ。あの人は強いわよ……!」

 

 

 ★

 

 

 空間内では曜とアカリがダンジョンワールドの草原エリアで対峙していた。

 

アカリ「やったー! まさか二日目の最初の相手がAqoursのメンバーだなんてね! これは絶対に面白いファイトになるよ!」

 

 アカリが無邪気な笑顔なのに対して、曜はあまり快く思っていないような表情を浮かべている。その理由は曜はチーム“ダンジョンセット”をあまりよく思っていないからだ。と言っても、その原因の全てはアキトと言っても過言ではない。

 

アカリ「それにここで会えてちょうどよかったよ! 会ったら言いたいことがあったし」

 

曜「言いたいこと?」

 

アカリ「うん! これだけは言っておきたかったんだけど、初日にアッキーが失礼な態度をとってゴメンね」

 

曜「……え?」

 

 曜は突然の謝罪に驚いて何を言えばいいのかとっさに思いつかない。

 

アカリ「って、鳩が豆鉄砲を食ったような顔をして固まってるよ〜?」

 

曜「ゴメン。ちょっと……ううん、かなり意外だったから驚いちゃった」

 

アカリ「アタシだってちゃんと謝ったりできるよ? 予選初日の事はちゃんと謝っておきたかったんだ!」

 

曜「どうして?」

 

アカリ「アタシはお互いに楽しくて面白いファイトをしたいって思ってるから! こっちの印象が悪いと思われてスッキリしたファイトできないなら、自分のことじゃなくても謝っておくのが正解かなってね」

 

 アカリの素直な理由を聞いた曜は微笑む。

 

アカリ「そうそう! やっぱり笑顔の方がファイトも面白くなるしね!」

 

曜「西沢さんっていい人だね」

 

アカリ「ラッキー! 褒め言葉をもらっちゃった! あと、同学年だし名前呼びでいいよ」

 

曜「それなら私のことも名前呼びでいいよ。アカリちゃん、いいファイトにしようね!」

 

アカリ「オッケー! 曜ちゃんとのファイト、飛びっきり面白いファイトにするよ!」

 

 

 ☆

 

 

曜「どんな困難があっても、私は打ち勝ってみせる! そして、私は自分に出来ることを! ルミナイズ《チョウコクノ黒竜》! ヨーソロー!」

 

アカリ「いくつもの不思議な魔術であなたは大混乱、アタシは超ハッピー! ルミナイズ《マジカル・トリック》!」

 

『オープンTHEフラッグ!』

 

曜「ダークネスドラゴンワールド!」

曜の手札6/ゲージ2/ライフ10

バディ:逆襲の黒死竜 アビゲール

 

アカリ「マジックワールド!」

アカリの手札6/ゲージ2/ライフ10

バディ:伽藍の絶対少女 メアリー・スー

 

 

アカリ「おっ、先攻はアタシだね! ドロー、チャージ&ドロー!」

アカリの手札6→7/ゲージ2→3

 

アカリ「ライフ1を払って〈ガンロッド ハンマーシュミット Type-CLA〉装備!」

アカリの手札7→6/ライフ10→9

 

ガンロッド ハンマーシュミット Type-CLA

攻撃力3000/打撃力1

 

アカリ「起動能力でアイテムをレストして、相手に1ダメージ。さらにデッキの上から2枚をドロップして、モンスターがあったからゲージ+1できるよ!」

アカリのゲージ3→4

ドロップ0→2/ドロップの魔術師の種類0→1

 

曜「うっ……!」

曜のライフ10→9

 

アカリ「ゲージ1を払って、キャスト〈ナイスワン!(最高だぜ)〉2枚ドロー!」

アカリの手札6→5→7/ゲージ4→3

ドロップ2→4/ドロップの魔術師の種類1→2

 

アカリ「ラッキー! センターに〈伽藍の絶対少女 メアリー・スー〉をバディコール!」

アカリの手札7→6/ライフ9→10

 

伽藍の絶対少女 メアリー・スー

サイズ2/攻5000/防3000/打撃力2

 

アカリ「キャスト〈セフィロトの講義〉デッキの上から2枚を見て、その中のカード1枚を手札に加えて、もう1枚はゲージ行き! そして、メアリー・スーの能力で魔法を使った時に1枚ドロー!」

アカリの手札6→5→7/ゲージ3→4/ドロップ4→5

 

 アカリは手札を見てほんの僅かの間だけ考える。

 

アカリ「ゲージ2を払って、キャスト〈ノゥペイン・ノゥゲイン〉2枚ドローして、手札1枚を捨てる!

アカリの手札7→6→8→7/ゲージ4→2

ドロップ5→9/ドロップの魔術師の種類2→4

 

曜「今手札から捨てたカードって……!」

 

アカリ「そう! 今手札から捨てた〈バトルウィザード ザ・ストレート〉の能力でライフ1を払えばゲージ+2!」

アカリのゲージ2→4/ライフ10→9

 

曜(アカリちゃんのドロップゾーンが増えるのは私にとって好都合だけど、確か〈大魔法 マイ・グランファーザークロック〉は使った後に……)

 

アカリ「ライトに〈マジックアーティスト アンディ〉をコール。アンディがいれば手札からコールする《魔術師》のコールコストに必要なゲージを1つ軽減できるよ!」

アカリの手札7→6

 

マジックアーティスト アンディ

サイズ1/攻1000/防2000/打撃力2

 

アカリ「ゲージ1を払って、センターに〈世界の中心 メアリー・スー〉をコール! 登場時能力でデッキから魔法〈大魔法 マイ・グランファーザークロック〉を手札に加える!」

アカリの手札6→5→6/ゲージ4→3

ドロップ9→11/ドロップの魔術師の種類4→5

 

 元々センターにいたメアリー・スーが消え、新たに別のメアリー・スーが現れる。

 

世界の中心 メアリー・スー

サイズ2/攻4000/防3000/打撃力2

 

アカリ「場に《魔術師》が2枚あるから、手札の〈転送師 デンドウ〉の能力を使えるよ〜。このカードを手札から捨ててゲージ+2!」

アカリの手札6→5/ゲージ3→5

ドロップ11→12/ドロップの魔術師の種類5→6

 

曜「これでドロップゾーンの魔術師が6種類……!」

 

 これでエクストラターンを得られる魔法〈大魔法 マイ・グランファーザークロック〉の使用条件は整ってしまったのだ。しかも、そのカードは既にアカリの手札の中にある。

 

アカリ「あははっ! 今回は回しすぎたコーヒーカップ以上にデッキが回ってる〜!! キャスト〈ガッチャ!(捕まえたぜ!)〉これで次にアタシが使う魔法のゲージコストを曜ちゃんのゲージからも払える!」

アカリの手札5→4/ドロップ12→13

 

曜「それって……私のゲージを使えるってこと!?」

 

アカリ「大正解! じゃ、この魔法のコストでゲージ2を払う時に曜ちゃんのゲージを2枚を使うね〜」

アカリの手札4→3

 

曜「ゲージがなくなっちゃった……」

曜のゲージ2→0

 

アカリ「いくよ……キャスト〈大魔法 マイ・グランファーザークロック〉!!」

 

 アカリが大魔法を唱えると、天に大きな時計が現れ、辺りに時計の鐘の音が鳴り響く。

 

アカリ「大魔法の効果でアタシのドロップゾーンのカード全てをデッキに戻してシャッフル。そして、このターンの次はまたアタシのターン!」

アカリのドロップ13→0→1

ドロップの魔術師の種類6→0→1

 

曜(このターンは一度しか攻撃してこないけど、次のターンはもう攻撃回数に制限はない……!)

 

アカリ「アタックフェイズ。メアリー・スーで攻撃!」

 

曜「うわぁ!」

曜のライフ9→7

 

アカリ「これでターンエンド……でも!」

アカリの手札3/ゲージ5/ライフ9

ドロップ1/ドロップの魔術師の種類1

 

 アカリがターン終了を宣言すると同時に時計の鐘の音が鳴り響く。そして、時計の針が本来の動きとは逆向きに動き始める。

 

アカリ「これでアタシのエクストラターン! ドロー、チャージ&ドロー!」

アカリの手札3→4/ゲージ5→6

 

アカリ「アイテムの効果でレストして、相手に1ダメージ。さらにデッキの上から2枚をドロップして……モンスターがなかったからゲージは増やせないね」

アカリのドロップ1→3

ドロップの魔術師の種類1→2

 

曜「それでも効果ダメージが厳しいよ……」

曜のライフ7→6

 

アカリ「キャスト〈コーシャー〉ゲージ+1、1枚ドロー!」

アカリの手札4→3→4/ゲージ6→7/ドロップ3→4

 

アカリ「場のメアリー・スーをソウルに入れ、ゲージ1を払って、センターに〈壊滅の魔女 キャシー・ザ・デバステイター〉をコール!」

アカリの手札4→3/ゲージ7→6

ドロップ4→6/ドロップの魔術師の種類2→3

 

壊滅の魔女 キャシー・ザ・デバステイター

サイズ3/攻10000/防5000/打撃力2

2回攻撃/ソウルガード/ソウル1

 

アカリ「アタックフェイズ、キャシーで攻撃!」

 

曜「うっ……!」

曜のライフ6→4

 

アカリ「2回攻撃の能力でスタンド。キャシーで再攻撃!」

 

曜「キャスト〈ドラゴンシールド 黒竜の盾〉ダメージを0に減らして、私のライフを+1!」

曜の手札6→5/ライフ4→5

 

 曜は黒竜の盾でキャシーが放った魔力の弾丸から自分の身を守る。

 

アカリ「実はまだ終わらないんだよね〜。キャシーの能力でアタシのデッキの上から2枚ドロップ。そうすればキャシーはスタンドし、さらに1枚ドロー!」

アカリの手札3→4

ドロップ6→8/ドロップの魔術師の種類3→4

 

曜「スタンドしながらドローできるなんて……!」

 

アカリ「キャシーで攻撃!」

 

 今度は魔法で自分の身を守ることができず、曜はデバステイターの攻撃をまともに受けてしまう。

 

曜「うわぁぁぁ!!」

曜のライフ5→3

 

アカリ「あははっ! ターンエンドだよ!」

アカリの手札4/ゲージ6/ライフ9

ドロップ8/ドロップの魔術師の種類4

 

 アカリのターン終了宣言と同時に大魔法の大きな時計は消滅した。

 

 

曜「次こそは私のターンだね。ドロー、チャージ&ドロー!」

曜の手札5→6/ゲージ0→1

 

曜(早速ピンチになっちゃったけど……手札は悪くない!)

 

曜「私達の底力を見せるよ! ゲージ1を払って、センターに〈逆襲の黒死竜 アビゲール〉をバディコール!」

曜の手札6→5/ゲージ1→0/ライフ3→4

 

アビゲール『任せておけ!』

 

 曜の場のセンターに胴体が上下に分かれている黒竜──アビゲールが現れる。

 

逆襲の黒死竜 アビゲール

サイズ1/攻6000/防1000/打撃力2

 

曜「早速だけど力を借りるよ。コストでアビゲールを破壊して、キャスト〈ブラック・リチュアル〉ゲージ+1、ライフ+1、さらに2枚ドロー!」

曜の手札5→4→6/ゲージ0→1/ライフ4→5

 

アビゲール『俺はただ破壊されるだけではないぞ!』

 

曜「破壊されたアビゲールの能力でアカリちゃんのデッキを2枚ドロップして、私は1枚ドロー!」

曜の手札6→7

 

アカリ「やるねぇ〜!」

アカリのドロップ8→10

 

曜「ゲージ1を払い、キャスト〈オビチュアリー〉を設置。設置時にドロップゾーンに《黒竜》があれば1枚ドロー!」

曜の手札7→6→7/ゲージ1→0

 

曜(今、私のドロップゾーンにアビゲールは二種類……)

 

曜「センターに〈束の間の安息 アビゲール〉をコール。登場時能力でゲージ+1。さらに《黒竜》を設置してあればゲージ+1!」

曜の手札7→6/ゲージ0→2

 

束の間の安息 アビゲール

サイズ1/攻5000/防1000/打撃力1

 

曜「ライトに〈沈鬱の蛇黒竜 バルザム〉をコール。登場時の能力でアビゲールを破壊して、ゲージ+1、1枚ドロー!」

曜の手札6→5→6/ゲージ2→3

 

沈鬱の蛇黒竜 バルザム

サイズ2/攻5000/防4000/打撃力2

 

アカリ「あれれ〜、設置魔法を破壊しなくてよかったの?」

 

 曜の場にある設置魔法〈オビチュアリー〉を破壊を破壊すれば、アカリは手札一枚を捨てさせることができたが、曜はあえてセンターのアビゲールを破壊した。

 

曜「これで大丈夫! アビゲールを破壊したおかげでドロップゾーンのアビゲールは三種類になったよ。それでこのカードの解放条件を満たせた!」

 

 曜の体から青紫色の光が溢れ出す。

 

曜「ゲージ2を払って〈ドラゴンフォース“超克の型”〉解放!!」

曜の手札6→5/ゲージ3→1

 

 曜は体から溢れ出した青紫色の光を身に纏い、空中に浮かび上がる。

 

 

ドラゴンフォース“超克の型”

フラッグ:ダークネスドラゴンワールド

種類:アイテム 属性:黒竜/武器

攻撃力7000/打撃力3

■『解放条件!』〔君のライフが5以下で、君のドロップゾーンにカード名に「アビゲール」を含むモンスターが3種類以上ある〕

■【装備コスト】ゲージ2を払う。

■場のこのカードは破壊されず、手札に戻せず、能力は無効化されない。

■このカードが攻撃した時、君のドロップゾーンのサイズ1の《黒竜》モンスター1枚までを【コールコスト】を払わずコールする。その後、相手のドロップゾーン12枚につき、相手の場のカード1枚を破壊する。

[貫通]

 

 

アカリ「これがドラゴンフォース!? いいねいいね〜、さらに面白くなってきたぁ〜!!」

 

曜「いくよ、アタックフェイズ! 私のドラゴンフォースでキャシーに攻撃! 攻撃時にドロップゾーンの〈逆襲の黒死竜 アビゲール〉をノーコストでセンターにコール!」

 

アビゲール『これで次のターンに曜を守れる!』

 

逆襲の黒死竜 アビゲール

サイズ1/攻6000/防1000/打撃力2

 

アカリ「貫通はやだな〜、ドロップの魔法1枚をデッキの下に置いて、キャスト〈フェイカウッ!〉その攻撃を無効化して、1枚ドロー!」

アカリの手札4→3→4/ドロップ10→9→10

 

 曜はキャシーに向けて青紫色の光線を放つが魔法によって阻まれてしまう。

 

曜「まだまだ! バルザムでキャシーに攻撃!」

 

アカリ「ソウルガード!」

ドロップ10→11

 

デバステイター/ソウル1→0

 

曜「アビゲールでキャシーに攻撃!」

 

アビゲール『任せろ!』

 

アカリ「破壊されちゃったか〜」

アカリのドロップ11→12

ドロップの魔術師の種類4→5

 

曜「これでターンエンド!」

曜の手札5/ゲージ1/ライフ5

 

 

アカリ「アタシのターン! ドロー、チャージ&ドロー!」

アカリの手札4→5/ゲージ6→7

 

アカリ「アイテムの効果でレストして、相手に1ダメージ。さらにデッキの上から2枚をドロップして、モンスターがあったからゲージ+1!」

アカリのドロップ12→14

ドロップの魔術師の種類5→6

 

曜「くっ……」

曜のライフ5→4

 

アカリ「ゲージ2を払って、センターに〈世界の中心 メアリー・スー〉をコール! 登場時能力でデッキから魔法〈大魔法 マイ・グランファーザークロック〉を手札に加える!」

アカリの手札5→4→5/ゲージ7→5

ドロップ14→16/ドロップの魔術師の種類6→7

 

世界の中心 メアリー・スー

サイズ2/攻4000/防3000/打撃力2

 

アカリ「メアリー・スーをソウルに入れて、ゲージ2を払い、センターに〈壊滅の魔女 キャシー・ザ・デバステイター〉をコール!」

アカリの手札5→4/ゲージ7→5/ドロップ16→18

 

壊滅の魔女 キャシー・ザ・デバステイター

サイズ3/攻10000/防5000/打撃力2

2回攻撃/ソウルガード/ソウル1

 

曜「また!?」

 

アカリ「キャシーの起動能力。手札の《魔術師》2枚を捨てて、相手の場のカード全てを破壊!」

アカリの手札4→2

ドロップ18→20/ドロップの魔術師の種類7→8

 

曜「全て破壊!? コストでアビゲールを破壊して、キャスト〈ダークネス・ヒーリング〉合計ライフ+4!」

曜の手札5→4/ライフ4→8

 

 デバステイターが起こした魔力の嵐に飲み込まれ、曜のモンスターと設置魔法は破壊されてしまうがドラゴンフォースは無傷だ。

 

アカリ「破壊される前に【対抗】魔法か〜。やっぱり簡単には勝たせてくれそうにないね! さすがだよ!」

 

曜「アカリちゃんこそ本当に強いよ。破壊されたアビゲールの能力でアカリちゃんのデッキを2枚ドロップして、私は1枚ドロー!」

曜の手札4→5

 

アカリ「それに加えて〈オビチュアリー〉で手札を1枚ドロップだね」

アカリの手札2→1

ドロップ20→23/ドロップの魔術師の種類8→9

 

曜(これでアカリちゃんの手札は1枚。だけど、あのカードは……)

 

アカリ「続けるよ! ゲージ2を払って、キャスト〈大魔法 マイ・グランファーザークロック〉!!」

アカリの手札1→0/ゲージ3→1/ドロップ23→25

 

 再び天に大きな時計が現れ、辺りに時計の鐘の音が鳴り響く。

 

アカリ「大魔法の効果でアタシのドロップゾーンのカード全てをデッキに戻してシャッフル。もう言うまでもないかもしれないけど、このターンの次はまたアタシのターンだよ!」

アカリのドロップ25→0→1

ドロップの魔術師の種類9→0→1

 

曜「そんな……!」

 

 曜にとっては追加ターンを得られてしまうのだけでも十分厳しい。それに加えて、アカリのドロップゾーンのカードが全てデッキに戻ってしまったのだ。

 

アカリ「アタックフェイズ。キャシーで攻撃!」

 

曜「うっ……」

曜のライフ8→6

 

アカリ「2回攻撃!」

 

曜「うわぁ!」

曜のライフ6→4

 

アカリ「キャシーの能力でアタシのデッキの上から2枚ドロップして、キャシーはスタンドして1枚ドロー!」

アカリの手札0→1/ドロップ1→3

 

曜「絶対に耐えてみせる……!」

 

アカリ「キャシーで攻撃!」

 

曜「ドロップゾーンの〈戦域の支配者 アビゲール〉の能力。ドロップゾーンのこのカードをデッキの下に置いて、ゲージ1を払うことでこの攻撃を無効化!」

曜のゲージ1→0

 

 ドロップゾーンから現れたアビゲールが身を挺してデバステイターの攻撃から曜を守る。

 

曜「ありがとう、アビゲール」

 

アカリ「このターンはこれで終わり!」

アカリの手札1/ゲージ1/ライフ9

ドロップ3/ドロップの魔術師の種類1

 

 時計の鐘の音が鳴り響き、本来の動きとは逆向きに時計の針が動き始める。

 

アカリ「エクストラターン! ドロー、チャージ&ドロー!」

アカリの手札1→2/ゲージ1→2

 

アカリ「アイテムの効果でレストして、相手に1ダメージ。さらにデッキの上から2枚をドロップして、モンスターがあったからゲージ+1!」

アカリのゲージ2→3

ドロップ3→5/ドロップの魔術師の種類1→2

 

曜「うわぁ!」

曜のライフ4→3

 

アカリ「アタックフェイズ。キャシーで攻撃!」

 

曜「キャスト〈刃ノ黒衣〉攻撃を無効化して、アカリちゃんのデッキを1枚ドロップ!」

曜の手札5→4

 

アカリ「まだ終わらないよ〜! 2回攻撃!」

アカリのドロップ5→6

 

曜「うわぁぁぁ!!」

曜のライフ3→1

 

 キャシーの攻撃を受けた曜は微かによろめく。

 

アカリ「ここまで攻撃を耐えられると思ってなかったけど、もう残りライフは1だね」

 

曜「そうだね……たった1しか残ってないよ。でも、私はライフが残っている限りは諦めない!」

 

アカリ「うんうん、そうでないと面白くないよね! キャシーの能力でアタシのデッキの上から2枚ドロップして、キャシーはスタンドして1枚ドロー!」

アカリの手札2→3/ドロップ6→8

 

 再攻撃が可能となったキャシーは魔力を貯め始める。

 

アカリ「キャシーで攻撃!」

 

 キャシーは貯めた魔力を曜に向けて全て放つ。

 

曜「ありがとう……あの時にこのカードを私に引かせてくれて。キャスト〈ドラゴンシールド 黒竜の盾〉ダメージを0に減らして、私のライフを+1!」

曜の手札4→3/ライフ1→2

 

 曜は前のアカリのターンにアビゲールの能力で引いた黒竜の盾でギリギリ持ち堪えたのだ。

 

曜「あ、危なかったぁ〜……」

 

アカリ「耐えられちゃった……うん、いいね! これでターンエンド!」

アカリの手札3/ゲージ3/ライフ9

ドロップ8/ドロップの魔術師の種類2

 

 

曜「このターンで何としてでも決めてみせる! 私のターン。ドロー、チャージ&ドロー!」

曜の手札3→4/ゲージ0→1

 

曜「千歌ちゃん、また使わせてもらうね。キャスト〈サン・イン・ザ・ダークネス〉1枚ドロー。そして、私のドロップゾーンが8枚以上だからゲージ+1!」

曜の手札4→3→4/ゲージ1→2

 

曜「キャスト〈悪夢ノ檻〉を設置」

曜の手札4→3

 

曜「ライトに〈束の間の安息 アビゲール〉をコール。登場時能力で合計ゲージ+2!」

曜の手札3→2/ゲージ2→4

 

束の間の安息 アビゲール

サイズ1/攻5000/防1000/打撃力1

 

アカリ「黒竜のモンスターが出たから、設置魔法〈悪夢ノ檻〉の効果でアタシのデッキを1枚ドロップされちゃうんだね」

アカリのドロップ8→9

 

曜「レフトに〈沈鬱の蛇黒竜 バルザム〉をコール。登場時の能力で〈悪夢ノ檻〉を破壊して、ゲージ+1、1枚ドロー! さらに破壊したカードの効果でドロップゾーンの〈アビゲール “バニシング・デスホール!”〉を手札に加える!」

曜の手札2→1→3/ゲージ4→5

 

沈鬱の蛇黒竜 バルザム

サイズ2/攻5000/防4000/打撃力2

 

曜「アタックフェイズ。まずはアビゲールでキャシーに攻撃!」

 

アカリ「ソウルガード!」

アカリのドロップ9→10

ドロップの魔術師の種類2→3

 

曜「次は私がキャシーに攻撃! 攻撃時にドロップゾーンの〈黒印竜 ディエス〉をライトにコール!」

 

黒印竜 ディエス

サイズ1/攻防3000/打撃力1

 

アカリ「ドロップの魔法1枚をデッキの下に置いて、キャスト〈フェイカウッ!〉その攻撃を無効化して、1枚ドロー!」

アカリの手札3→2→3/ドロップ10→9→10

 

曜「バルザムでキャシーに攻撃!」

 

 ドラゴンフォースの攻撃は止められてしまうが、続いて攻撃を繰り出したバルザムがキャシーを破壊した。

 

アカリ「う〜ん、仕方ないかな」

アカリのドロップ10→11

ドロップの魔術師の種類3→4

 

曜「ディエスで攻撃。攻撃時にデッキの上から3枚をドロップ!」

 

 そして、この能力でドロップされたモンスターの数だけダメージを与えられる。

 

アカリ「モンスターが2枚だから2ダメージ……ディエスの攻撃も受ける!」

アカリのライフ9→6

ドロップ11→14/ドロップの魔術師の種類4→5

 

曜「ファイナルフェイズ! ゲージ3を払い、場のディエスを破壊して、センターに〈アビゲール “バニシング・デスホール!”〉を必殺コール!!」

曜の手札3→2/ゲージ5→2

 

必殺アビゲール『ここで決める!』

 

アビゲール “バニシング・デスホール!”

サイズ3/攻防8000/打撃力3→6

 

アカリ「今のアタシのドロップゾーンは14枚。必殺モンスターは効果で打撃力が上がるだけじゃなくて、単体の攻撃も無効化できない状態だね!」

 

曜「その通り! 必殺アビゲールで攻撃!」

 

必殺アビゲール『バニシング・デスホール!!』

 

 アビゲールは巨大な暗黒の球体と共にアカリに突っ込む。

 

アカリ「コストでアタシのデッキをドロップして、キャスト〈シャドウ・クルセイダー〉受けるダメージを3減らす!」

アカリの手札3→2/ライフ6→3

ドロップ14→18/ドロップの魔術師の種類5→6

 

 完全には防御できなかったが、魔法で受けるダメージを軽減したことでアカリのライフはまだ残っている。

 

必殺アビゲール『耐えられたか……!』

 

曜「私に任せて! ゲージ2を払って、キャスト〈ブラックボルト・リング〉これで必殺アビゲールはスタンド。さらにこのターン中、攻撃力+3000!」

曜の手札2→1/ゲージ2→0

 

アカリ「そんなカードが入ってたの!?」

 

曜「必殺アビゲールで攻撃!」

 

必殺アビゲール『これで終わりだぁ!!」

 

アカリ「うわぁぁぁ!!」

アカリのライフ3→0

 

 

 ☆

 

 

曜「ヒヤヒヤするファイトだった……。アカリちゃん、いいファイトをありがとう!」

 

アカリ「また機会があれば面白いファイトをしようね!」

 

 敗北したアカリは待機エリアにワープした。

 

曜「よし、これでまずは一勝だね!」

 

 勝利したことでポイントを獲得した事を確認した曜は次のファイターを探しに向かった。

 

 

 ★

 

 

 ダンジョンワールドの魔王城エリアではチーム“ダンジョンセット”の冴木(さえき)シオンがスペシャルファイターを相手に勝利を収めていた。

 

シオン「いやぁ、ギリギリでしたよ」

 

 シオンがファイトしていたファイターは元μ’sのメンバーの星空(ほしぞら)(りん)だ。

 

凛「負けちゃったかぁ……。楽しかったよ!」

 

シオン「こちらこそ勉強になりましたよ」

 

 ファイトに負けた凛はどこか別のエリアにワープし、代わりに待機エリアからアカリが戻って来る。

 

シオン「君が負けた後に勝ててよかったよ」

 

アカリ「助かった〜、ありがと! それにしても、まさかあの元μ’sの人に勝っちゃうなんて驚いたよ!」

 

シオン「いやいや、アキトも元μ’sのメンバーを相手に勝っているさ。まあ、あの人は主に力押しだったから対処しやすかったのもある」

 

 そう口にしたシオンからは余裕を感じられる。

 

シオン「さて……今日が最後の予選だから楽しもうか」

 

アカリ「え、予選ってまだ明日があるよね?」

 

シオン「アキトは飽きたから明日は来ないらしいよ。予選に出ないといけないメンバーが一人でも欠けていたら失格……つまり、アキトが来ないと明日は出られないってことだよ」

 

 そう言って、シオンは次のファイターを探しに向かった。

 

アカリ「えぇ〜、アタシは結構楽しんでいるんだけどなぁ」

 

 そう呟いたアカリはシオンが向かった方とは別の方向に進み始めた……。




 大体の組み合わせは決まっているので進めれる時に執筆を進めていきたいと思います。


 今回のカードは〈結晶化現象〉
 使用条件はありますが、1枚ドローし、モンスター1枚の能力を無効化してレスト。個人的にスタドラの中で結構好きな魔法です。
 条件を満たせば自分のターンにも使えると思い、実際のファイトでソウル複数枚持ちの厄介なモンスターを突破したのが印象に残っています。
 余談ですが、この作品の『第105話:残りのメンバー』のファイトでゆりちゃんがセンターのモンスターを突破する為に〈結晶化現象〉を使っていましたが、あれは自分の実体験が元だったりします。


 活動報告『みんなで掴む輝き オリキャラ情報(大人)』に「橘 コトネ」の情報を追加しました。
 他のキャラクターもですが、活動報告には後書きの紹介には載っていない情報もあったりします。
 それではまた次回に。

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