喧嘩稼業と、終末のハーレムを読んで
思いついたネタ。

KEY(ドM)

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こんにちはんこそば。
KEY(ドM)と申します。

ボクシングをやっていて、
喧嘩稼業の石橋が好きだから
つい書いた。

それでは、ご覧ください。
KEY(ドM)


『おちんち〇が破裂どころか、破壊された不死身の最強ボクサー』

「ぐおおぉ・・」

 

自分が、今されようとしていることが信じられなかった。

 

生まれたときから知っていたたった一つの事実。

 

 

 

我こそが最強なり。

 

 

どんな相手だろうと、叩き伏せてきたし、

ぶちのめしてきた。

 

 

快楽を得るために、殴り合い、

戦いを貪るように続けていた。

 

 

 

だが、これは、これは何か。

 

 

俺を投げようとしている、ドS野郎、

佐藤十兵衛が、ぼそり、と何かをつぶやいた

かと思うと、股間に激痛が走る。

 

 

ぐちゃり、という音が聞こえたかと思うと、

視界が暗転し、目の前が真っ暗になった。

 

 

薄れゆく意識の中、わかったもう一つの事実は、

 

 

俺は、佐藤十兵衛に負けたということだった。

 

 

 

 

 

 

目を覚ました時、目の前に女の顔が見える。

 

 

ぼうっとする意識のまま、目の前の女の

目をじっと見つめる。

 

 

その顔は、昔自殺した、継母によく似ているものであった。

 

 

「・・か・・あ・さ・・ん?」

 

 

「!??」

 

俺がからからの喉でそういうと、

女は驚いたのか後ろに飛びのき、

驚愕の表情を浮かべる。

 

「・・・・・・・・・あ、ああ・・・。」

 

そして、耳をつんざく声が室内に響き渡る。

 

 

「よかったああああああ!!」

 

そのやかましい女の声で、嫌でも

目を覚ますこととなる。

 

 

 

 

女とは縁がなかった。

 

再婚し、継母となった相手とは

父の命令で何度も、何度もセックス、

いや、レイプをしたことはある。

 

だが、恋愛というものを特に経験したことはないし、

小学生のころには、地元で粋がっていた

ヤンキーを持ち前の体格でつぶしていた。

 

20歳を超えるころには、俺と真っ向から

戦おうとするやつはいなくなった。

 

ボクサーとなり、痛みを与えてくれる

絶対者の存在を求め続け、リングで戦う日々。

 

気が付けば、WBOでランキング1位となる。

 

そこでも、俺の期待は裏切られることになる。

 

神の拳を持つといわれるウォーレン・ウォーカー。

 

奴は、俺との戦いを避けた。

 

そして、悟った。

 

この世で、俺より強い奴はいないのだと。

 

絶対者は、親父は、継母はもういないだと。

 

 

そんな俺を満足させくれるかもしれない相手が

出てきた。

 

 

田島。

 

 

あの、ウォーレン・ウォーカーを

ボクシングで正面から倒したやつだ。

 

 

そして・・・。

 

 

そんなことを黒服と、グラサンをかけている

女どもに守られながら道を歩きつつ、考える。

 

(くそうぜぇ・・・アマどもが・・・。)

 

病院で倒れている俺が目を覚まし、

数々の精密調査を行い、

パンダのように別の場所に護送される。

 

が、そこで何かがおかしいことに気が付く。

 

 

(・・・?女ばかりで男がいない・・・?)

 

あたまの中に浮かんでくる疑問。

 

それは、車の中でも、道を守られながら

歩いているときでも、女しか見かけないということ。

 

場所は、自分の知っている東京であることから

日本であることは間違いない。

 

 

だが、男の姿を全く見かけない。

 

 

(・・・・・やはり、こいつらの言っていたことは本当だったのか?)

 

目を覚ました俺に、女たちが告げた言葉。

 

 

それは、男性のほとんどが死滅し、世界にほんの何人かしか

残っていないということ。

 

それを聴いたとき、自然と拳を握り締めていた。

 

「ふざけるなっ!!」

 

男がほとんどいないだと?

 

・・・・それでは、セック〇(喧嘩)が

できないだろうがっ!!

 

この、いきり勃っているチンコは

どうすればいいというのだろうか。

 

「あなたのきもちはわかります。・・こんなこと、

急に言われたって信じられないでしょうね・・・。」

 

女は、何を勘違いしたのか

そういう。

 

 

違う違う違う。

 

 

こんなところにいつまでもいられるか。

 

俺は、陰陽トーナメントに出て、

日本の国宝と謳われる関、金降山、

そして、田島とヤるんだ。

 

それに、何より借りを返す相手がいる。

 

真正面から俺と拳で打ち合い、

策を講じらせて罠に嵌め、

俺を倒したあいつ。

 

(・・・じゅうべええぇ・・・)

 

体が熱く燃え、

心臓の鼓動が速くなる。

 

 

 

殺す。

 

 

 

次は、負けない。

 

 

女の言葉を適当に聞き流しながら、

どうやって再戦するかを考えていた。

 

 

 

 

片っ苦しい検査が終わり、

何でも、TV局の人間と面会をすることになった。

 

よくわからない、女。

 

セック〇(喧嘩)したい俺にとって

女自体には大した興味もなかった。

 

 

こんなことをしているぐらいなら、

サンドバッグを叩いていた方がマシだ。

 

テレビ局の人間も押しかけてきて、

病院の一室で、厳重な警備体制の中、

生放送が執り行われることになる。

 

アホそうな顔をしている、

金髪ロングの女がベッドで横になって

寝ている俺に、笑顔でマイクを向けてくる。

 

「はじめまして!!」

 

愛想笑いを浮かべているが、

巨体の俺にびくついているのか、

引け腰なのが見て取れる。

 

「お名前を伺ってもよろしいでしょうか。」

 

「・・・・石橋強だ。」

 

俺がぶっきらぼうにそういうと、

しん、とあたりが静まり返る。

 

他に言うことは何もないのか。

 

言外に、そう語っているのがわかる。

 

気まずそうなインタビュアーが

場の空気を何とかしようと取り繕う。

 

「・・・あ、あはははは。石橋さんって硬派なんですね・・・。

ところで、すごい体つきをされていますけど、何かスポーツとか

されていたんですか?」

 

「ボクシングだ。・・・プロのな。」

 

構えを取り、女の顔の前にジャブを放つ。

 

ぶおっ、と拳圧で女の前髪が後ろに少し浮き、

元の髪型に戻る。

 

がくがくと膝を震わせておびえている。

 

 

女を殴りはしないが、優しくする義理もない。

 

こうして、威圧的な態度をとっておけば、

これから先、うっとおしく付きまとってくる

こともないだろう。

 

半泣きのインタビュアーが

気丈に最後の質問をしてくる。

 

 

 

 

ここが、俺の人生の分岐点だった。

 

 

十兵衛へのリベンジのことばかりを

考えて、セックス(喧嘩)を夢想していた

からか、陰茎に血液が流れ込み、

通常よりも大きく勃起する。

 

 

そして、カメラが回っている前で、

思わず言ってしまった。

 

「・・・・十兵衛ええ!!

おちんち〇が破裂してしまう!!

はやく、セック〇(喧嘩)させろおおおっ!!」

 

俺の言葉を受けて、顔を赤らめる

インタビュアーに、カメラマン。

 

 

そして、しん、と先ほどとは

違った意味で静まり返る場。

 

 

病み上がりで、思考力が落ちていたのか。

 

ただ単に、興奮しすぎていて

狂っていたのか。

 

 

それは、俺にもわからなかった。

 

 

 

 

後日、放送を見ていた女どもから

子作りをしたいとかいう申し込みが

殺到することになった。

 

 

 

 

石橋のおちんち〇が破裂しそうなので続かない。

 

 

 

 






あの世界の女にとって、
石橋はある意味希望なんじゃないかな(適当)

主人公とは別の方向性で
救世主だと思うんですけど(名推理)

石橋本人は、性的快楽を得るためなら、
女も普通に抱くから、いいんじゃない?

KEY(ドM)


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