ガールズ&パンツァー~とあるお人好しとそれに惹かれる少女たちのお話~   作:IKUSA
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遅れてしまい申し訳ございません!!今回はいよいよ”Roselia”の『崩壊』についての話です!!それではどうぞ!!

※注意、駄文です。それでも良ければどうぞ!!


第十話

第十話「的中~逃走と移動~」

 

 “―――奈央が4人に『予言』をした日から2日が経った……。―――”

 

 志乃ちゃんと中等部を周ってから2日が経った放課後、私はいつもの様に志乃ちゃんが居る教室(後から確認したら、文芸部の部室だった)に居ました。

 

「つぐ~、つぐが作ったコ—ヒ—が飲みたいよ~」

 

「もう少し我慢してね?それと—――」

 

 いつもの様にマイペ—スな口調で私に駄々を捏ねている志乃ちゃんに向かって、私は若干頭に手を当てて話をしました。

 

「いい加減、蘭ちゃんを狙撃するの『よっしゃヒットォォォォォ!!』

……はぁ……」

 

 ……そう、マイペ—スな口調で駄々を捏ねているのに、志乃ちゃんはいつもの様に教室の窓を開けて、そこから志乃ちゃんが愛用している狙撃銃(名前は忘れちゃったけれど、確か“ゴリ‣ララァ(?)”と言うあだ名のアニメのキャラが使っていた銃との事)の銃口を外に向けて引き金を引いているのです。そして、さっきの叫びを聞く限りだと……。

 

「……まさか、またぁ……?」

 

「うん♪また♪」

 

「……はぁ」

 

 私は溜息をついてから窓の方に行くと、志乃ちゃんが私に双眼鏡を渡してきました。私は渡された双眼鏡を手に取って双眼鏡を覗き込むと、そこには頭を摩りながら涙目で周りを見渡している蘭ちゃんが居ました。

 

「……もう、また蘭ちゃん涙目になってるじゃん!」

 

「まぁまぁ落ち着いて。後、あまり大声は出さない方が良いよ~」

 

「……え?」

 

 志乃ちゃんはそう言って外の方を指差して来ました。私はもう一度双眼鏡を覗き込むと、そこには涙を溜めたままのジト目でこっちを睨んできていました。

 

「あれ?蘭ちゃんがこっちを睨んでいるけれど……、もしかして……」

 

「まぁ、見事にバレたね。しかもつぐも一緒に怒られそうだね」

 

「そ、そんなぁ~!!」

 

 外からこの部屋に向かおうとしている蘭ちゃんの姿を見て、私はこの後起きる出来事がイメ—ジできてしまいげんなりしていると、狙撃銃を壁に立てかけてから机に置いてあるノ—トパソコンを操作し始めました。

 

「……おぉ~、撮れてる撮れてるぅ~♪」

 

「何が撮れているの?」

 

「ん?ほら、前に中等部にドロ—ンを設置しに行ったじゃん?」

 

「うん。そう言えばそうだったね」

 

「それでね~、今そのドロ—ンが撮影した映像を全て確認していたんだけど、そうしたらさ、結構面白い映像が撮れたよ~♪」

 

「?面白いもの?」

 

 志乃ちゃんはそう言うと、私にパソコンの画面を見せて来ました。私は志乃ちゃんが見せてきた画面を見ると、そこに映し出されていた映像に目を疑った。

 

「え……?な、何これ……!?」

 

「ねぇ?ある意味面白いでしょ?」

 

「お、面白いって……?!こ、こんなのが……!?」

 

 映し出されている動画を見て驚きながら呟くと、一緒に見ている志乃ちゃんは口調を変えずに話し出してきました。

 

「まぁ、“こう言うのが好きな人(・・・・・・・・・・)”にとっては、面白いんじゃない?」

 

「そ、そんな……!!」

 

 志乃ちゃんの話を聞いた私は、再び画面に映し出されている映像を見つめながら唖然としてしまいました。それと同時に私は改めて志乃ちゃんの“異常性”を実感していました。

 

 (こんな映像を見ても、口調も表情も変えずに話せるなんて……。志乃ちゃん、貴女は……)

 

 私が志乃ちゃんの横顔を見つめていると、不意に私の意識を現実に戻す様に志乃ちゃんのスマホに電話がかかってきました。

 

「あ、ちょっと待ってねぇ~」

 

 志乃ちゃんは私にそう伝えながら片手で映像を止めて、電話に出て相手と話し始めました。暫くすると、電話を終えた志乃ちゃんがノ—トパソコンを閉じてバックの中に入れながら、何処か分が悪そうな声音で話しかけてきました。

 

「あ~、つぐ。今からつぐの家に行こう。なるべく早くさ」

 

「え?それは構わないけれど……、何かあったの?もしかして、蘭ちゃんがもうすぐ来るとか?」

 

 いつもと違う話し方をしてきた志乃ちゃんに、若干の不安を感じた私が志乃ちゃんに聞き返すと、志乃ちゃんは少しだけ考えてから答えてくれました。

 

「え~とね、驚かないでね?……“Roselia”が『崩壊』したってさ」

 

「………え?」

 

 ☆

 

「ろ、“Roselia”が『崩壊』したってどう言う事?!」

 

 部室を後にした私たちは、蘭ちゃんに見つからない様に廊下や階段を移動しながら聞くと、志乃ちゃんは腰に付けているホルスタ—から拳銃を手に持って移動しながら答えてきました。と言うよりも……。

 

 (……何で銃なんて取り出しているんだろう……?)

 

私は何故志乃ちゃんが銃を取り出して構えて居るのかが、不思議でしょうがありませんでしたが、そんな私の事を無視してしののちゃんがは話始めてくれました。

 

「正確に言うと、『内部分裂による崩壊』って言った方が良いかなぁ~。さっきスタジオに待機させておいた“協力者(小猫ちゃん)”からの電話でね?『スタジオで練習を開始していた“Roselia”のメンバ—の1人、宇田川あこがスタジオ内で錯乱。その後、そのままスタジオから飛び出して行った』って情報が入ったのさ」

 

「『入ったのさ』って、その後はどうなったの?!」

 

「見つけたぁぁぁぁ!!!」

 

「そ、その声は……!!」

 

 私が志乃ちゃんに話しかけていると、不意に私たちの背後から聞き覚えのある叫び声が聞こえてきました。おそるおそる私が振り向くと、そこには息を切らしながらも背後に怒りのオ—ラを放っていました。

 

「ら、蘭ちゃん……?一旦、落ち着こう?!落ち着いて話し合えば、きっと丸く収まるから!!私からも志乃ちゃんにちゃんとちゅういしておくからさ!?ね?」

 

「つぐみ……」

 

 私の声に気が付いてくれた蘭ちゃんが背中から出していたオ—ラが飛散していくのが見えた……様な気がしました。すると、私の先を歩いていた志乃ちゃんが静かに話し出しました。

 

「そうだね……。確かにつぐの言う通りだね」

 

「―――!!志乃ちゃん……!!分かってくれたんだね……!!」

 

 志乃ちゃんの言葉を聞いた私は、歓喜の余り泣きそうになってしまっていた私でしたが、それを壊すような一言を志乃ちゃんは話しました。

 

「でも、今はそれどころじゃないから♪こうするね!」

 

 そう言って、志乃ちゃんは近くにあった火災報知器のスイッチに拳銃の銃口を向けると、そのまま迷いなく引き金を引きました。小さな発砲音と共に放たれた弾丸は、そのまま志乃ちゃんが狙った場所に直線的に向かって行って、そしてスイッチを押してしまいました。

 

「……はっ!?」

 

「……え!?」

 

「さぁ!逃げるぞぉ~♪つぐ~」

 

 猛々しい警報音を鳴らしている火災報知器を放置して、志乃ちゃんは私の手を掴んで、そのまま一気に階段を降りて行きました。その背後で先生の怒声と蘭ちゃんの叫び声が聞こえてきたけれど、私は聞かなかった事にしました……。だって、絶対後で蘭ちゃんに怒られる未来が決まったのだから……。

 

「蘭ちゃん……。本当にごめん!!」

 

「さぁ、急いでつぐのお店に行くよ~?」

 

「え!?う、うん!!」

 

 私と志乃ちゃんは一緒に急いで校舎を後にしました。校庭に出た私たちはそのまま校門を出ようとすると、1台のバイクが私たちの前で停まりました。驚いている私に対して、志乃ちゃんがバイクの運転手に話しかけていました。

 

「おっす~リ—ダ—♪予定通りだね」

 

「あぁ、連絡が来たからね。2人共早く乗って、急いでお店に連れて行こう。奈央が“例の子達”を連れて来ているから、急いで行こう」

 

「お、お兄ちゃん!?」

 

 バイクに乗っていたのがお兄ちゃんだった事に驚いている私だったけれど、そんな私に志乃ちゃんがヘルメットを投げて来ました。私は驚きながらもヘルメットを落とさずに受け取ると、それを被ってからバイクに付いているサイドカ—に乗りました。それを確認してから、お兄ちゃんはバイクのアクセルを捻りました。

 

「それじゃあ、行こうか」

 

「「うん‣ほい!!」」

 

 私たちの返事を聞いてから、お兄ちゃんは私の家であるお店に向かってバイクを走らせました……。

 




如何だったでしょうか?

今回の話は次回に繋げるための話となっているため、次回の話で”Roselia”のキャラたちが『黒猫』たちとがっつり係わり合っていきますので、どうか楽しみに待っていて下さい!よろしくお願い致します!

感想やコメント、誤字‣脱字等の報告等よろしくお願い致します!!







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