仮面ライダー エグゼイド −ダブル・エンディング−   作:真ん中
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エクストリームとムテキって別角度で相手にしたくないライダー


第9話 加速とTime!!

 

「うぉぉぉ!!」

 

エグゼイドが右ストレートを放つ

 

「ふん」

 

それを回避しエターナルエンドもまた右の拳をエグゼイドに放つ

 

それを左手で掴み攻撃を回避するエグゼイド

 

「俺達も見てるだけじゃやばそうだな」

「そうだね、翔太郎…僕達も動こうか」

 

キーッ!! 上空を鳥のような機械が飛び回りそれがCRで眠っているフィリップをデータ化し吸収する

 

「よっしゃ、行くぜ…」

 

戻ってきたそれをダブルがドライバーに差し込み

 

ガシャン!

 

【エクストリーム!!】

 

ダブルの真ん中が裂け開くそこに白銀の鎧が出現する

 

【プリズム!】

「プリズムビッカー!!」

 

更に盾状の武器を取り出し柄を引き抜くと盾と剣の武器となる

 

「さてと…フィリップ、お前は奴の弱点を探してくれ」

「ああ、任せてくれたまえ」

 

そう言いながらダブルはエグゼイドとエンドに割って入る

 

剣を振り下ろしエグゼイドとエンドを切り離し、距離を置かせる

 

「…エクストリーム…それも知っているぞ…敵の情報の解析と分析に特化した力だと…ある意味でムテキよりも厄介な存在だ…だからこそ…」

 

ブォン!! 漆黒の闇がエンドから溢れそれがダブルを包む

 

「くっ…っなんだっ!!?」

「っ翔太郎まずいよ!!」

「どうした!!?」

「地球のデータベースに…アクセスできない!!!」

「何!?」

 

「それは絶望だ、人々の産んだ絶望エネルギーが貴様達を包んだ、貴様の力は地球のデータを覗くこと、地球が産んだ人間という種の負のエネルギーの効果で貴様達の閲覧能力を抑制させてもらった」

「くっ…なんて野郎だ…!」

 

「それでも、俺達はお前に勝つ!!」

 

エグゼイドが再びエンドに殴りかかる

 

「いいや勝つのは俺だ」

 

エグゼイドの右拳を弾きカウンターで左拳でエグゼイドの腹部を殴る

 

ダブルもまたプリズムソードでエンドに斬りかかるが蹴りを入れられ後退し更に追撃で2度ほどパンチを貰う

 

「ぐあっ…!!」

 

エグゼイドがその隙を狙いエンドを後ろから攻撃しようとするが

 

「はぁぁっ!!!」

 

振り向くことなく後ろに蹴りを入れ更に回し蹴り、回し蹴りの反動を使ってもう一度回転し蹴りをエグゼイドに与える

 

「ぐっ…!!」

 

エグゼイドは吹き飛びダブルの所まで後退する

 

「強い…どうなってんだこいつ…」

「翔太郎、永夢君…見てくれ、エンドが纏っているあのオーラ」

 

サイクロンが指を指すとエンドは街中から黒いエネルギーを貰っているように見える

 

「アレって…さっきエンドが言っていた街の人々の絶望のエネルギー…」

「ああ、恐らくその絶望のエネルギーとやらで自身を強化し…ムテキと戦える力にまで引き上げたんだ」

「なんつぅ野郎だ…」

 

「お前達で俺に勝つ事は不可能だ、それを今から教えてやる…はぁぁぁっ!!!!」

 

エンドがそう言うと絶望エネルギーが大量にエンドから湧き出てくる

 

「っ何かまずいっ!!」

 

エグゼイドの言葉と同時に

 

【エターナルマキシマムエンドライブ!!】

 

その絶望のオーラを右拳に宿らせ一瞬でエグゼイド達に近寄り拳を振り抜く

 

「っ2人共っ!!!」

 

エグゼイドがダブルを突き飛ばしエンドの一撃を諸に受けてしまう

 

「永夢「君」!!!!」

「ぐぁぁっ!!!」

 

ズギャギャァァンッ!! 途轍もないエネルギーがエグゼイドに直撃しそのままエグゼイドは吹き飛ばされる

 

数百メートル先のビルを突き破り地面に衝突する、地面には小さなクレーターができ衝撃で地面に亀裂が入る

 

「…っ…何ていう力だ…」

 

少し蹌踉めきながら立ち上がる

 

「…エターナルエンド…確かに強いな…ん?」

 

エグゼイドが周りを見る

 

「うえぇぇぇん…おかあさぁぁん!!」

「怪物だぁ!!逃げルルォォ!!」

「くそっ!!なんでっ!!こんな事に!!」

 

街の至る所で火の手が上がり建物は倒壊、人々は逃げ惑い、子供が行き場をなくし泣いている

 

「…なんだよ…これ…」

 

そして人々から絶望エネルギーが湧き出て全てミレニアムタワーに集まって行く

 

「…っ!!なんなんだよこれっ!!」

 

エグゼイドはそう言いながら女の子に近づきしゃがむ

 

「大丈夫?もう心配はないよ」

 

「うゔ…仮面ライダー…発見ダァ!!」

 

エグゼイドと女の子の側に近寄るバグスタードーパント、一気に駆け寄り攻撃を仕掛けてくる

 

「…街の人は…俺が守る!!」

 

ドン!! 立ち上がりながらアッパーカットで拳を当て更に渾身の一撃の右ストレートでバグスタードーパントを一瞬で粉砕する

 

「ごぱぁぉぁ!?」

 

バグスターメモリが排出され人の姿に戻る

 

「…早く逃げるんだ、ここは危ない」

「…うん、頑張ってねお兄ちゃん、助けてくれてありがとう」

 

女の子はお礼を言いながら去って行く

 

「…どこへ行ってもきっと危険に代わりは無い…早くエンドを倒して、この状況をなんとかしないと…!!」

 

エグゼイドがそう言いながら足に力を込め跳躍しようとした瞬間だった

 

「え…?」

 

ガクッと膝を突き体制を崩す

 

「な、なんだ…体に力が…入らない…」

 

ヨロヨロと動き、近くの建物にもたれかかる

 

「…うぐ…体は…なんともない…なんだ…この気だるさ…くっ…早く戻らないと…」

 

 

 

「っく…!!はっ!!」

 

ガンッ!! キンッ!!

 

プリズソードとビッカーシールドでエンドの攻撃をなんとか凌ぐダブル

 

「っ永夢の奴どうしたんだ…?なんで戻ってこねぇ!!まさか…今の攻撃で!?」

「それは無いよ翔太郎、ムテキは無敵さ、ダメージを受けない…だがしかし…確かに遅すぎる」

 

ガキンッ! 重い一撃が盾ごと貫きダブルが体制を崩す

 

「うあっ…く…!!」

「戻ってこれないのは当然だ、あの攻撃を受けたんだ、ハイパームテキと言えどただでは済まない」

「…何?」

「ふん、今頃奴も分かっているはずさ俺の力の恐ろしさを」

 

 

「あぅ…ぐ…これは…まさか…」

 

ヨタヨタと動きながらゲーマドライバーを抑えるエグゼイド

 

そしてパチパチと音を立て火花を散らしているのはムテキガシャットであった

 

「…く…ムテキガシャット自体にダメージが…あるのか…」

 

渾身の力を振り絞りミレニアムタワーに向かう

 

「いや…それだけじゃ無い…っ…」

 

エグゼイドが両手を確認する、そこから青と赤の電子データのようなものが漏れ出しては消えて行く

 

「俺の…バグスターウイルスが…直接ダメージを受けているんだ…っ!!」

 

 

「なんだと…!?」

「バグスターウイルスに直接ダメージを与える力…!!?」

「そうだ、俺には「強制的にダメージを与える力」が宿っているとはいえハイパームテキのようにダメージを無効化する相手には確かに意味がない…が強制的にダメージを与えるのは何もムテキ自身で無くてもいい」

「…!そうか…君は…」

「フィリップ何かわかったのか…?」

「…ああ、彼はハイパームテキの弱点を知っている…それはハイパームテキは永夢君にしか変身できないこと、そして…永夢君の変身には…体内のバグスターウイルスが必要だと言うことだ…」

「その通りだ、流石探偵…俺の攻撃を受ければ仮面ライダーに必要な力自体にダメージを与え最終的には…破壊する、バグスターウイルスは勿論、貴様達のガイアメモリ…更には大野内が持っていたデータ全てに保存されているライダーに必要なアイテムも全てな」

 

「バカな…!!」

「…永夢を変身させなくするつもりか…!!」

「ハイパームテキに正面から戦って勝てるなどと思っていない、だからその根源たる…ライダーにとって必要不可欠の物を破壊する…これはハイパームテキだけで無く全ライダーに言える弱点…貴様達は俺の力で永遠に力を失う」

「マジかよ…だとしたら俺達、盾があってよかったぜ…」

「だけど…っぐっ!!」

 

エンドの同等の連続攻撃を盾と剣で捌き避けることで精一杯、攻撃に移ることが一切できない

 

「ダメだっこのままじゃ攻撃できねぇ…!!」

「エクストリームは攻撃特化の形態では無いからね…攻撃するのならファングジョーカーの方が良いんだけど…っ!!」

「確かにファングジョーカーなら攻撃はできるだろうが…今度は防御ができねぇだろう…な…っ!!!」

 

ギリギリでエンドの攻撃をいなし一定距離を保ちつつ回避する

 

攻撃に転じなければなんとか相手の攻撃を捌くことは出来る、それを可能にしているのはやはりこの2人の長年仮面ライダーとして活動してきた経験、知識の賜物だろう

 

「流石だな、ダブル…ならば…」

 

シュン…と一瞬で高速移動し背後に回り込む

 

「なにっ!?」

 

ガキンッ! 何とか体を動かし盾でエンドのパンチをガードする

 

「ふん」

 

その動作を完了した時には既にエンドはまたしてもダブルの背後に移動

 

「っ翔太郎!!後ろだっ!!」

「っらぁっ!!」

 

その言葉に反応し盾で背後を攻撃するように牽制する

 

 

「甘いな」

 

それを軽く屈んで避けその体制で蹴りをダブルに加える

 

「ぐわぁぁっ!!」

 

ダブルは大きく吹き飛び地面を転がる

 

「くそっ…!!」

「まだだ」

 

ゴォォ… エンドの頭上に絶望エネルギーが集中しそこから漆黒の球が打ち出される

 

「っうぉぉぉ!!」

 

倒れている場合では無いと判断したダブルは直ぐに立ち上がり剣と盾で無数に飛んでくる球を弾き守り避ける

 

だが

 

「ぐぁぁぁっ!!」

 

あまりの数に避け切る事が出来ず1発、2発と漆黒の球に当たり火花を散らして吹き飛ばされる

 

「うぐ…」

「翔…太郎…少し…体が重く…」

「フィリップ…?」

 

サイクロンことフィリップは自身の体を確認する、すると自身を構成するデータが分解され霧散していく

 

「不味い…僕の体を構成しているデータが…破壊されている…」

「何だって!?」

「このまま奴の攻撃を受け続ければ…僕はもう2度とこの地球で活動することは出来ないだろう」

「マジ…かよ…」

 

「俺の力を思い知ったようだな、ダブル…俺の力でお前の右側は消滅する、俺の力で消滅した場合もう2度と復元することはできない」

 

その言葉は過去にフィリップが復活した事を知っているような口ぶりだった、いや彼は大野内から知らされているのだろう

 

「…そんな事はさせねぇ…もう2度と…フィリップを失うわけにはいかねぇんだ」

「翔太郎…」

「口だけでは何とでも言える」

 

再び絶望エネルギーを頭上に集中させダブルを狙おうとする

 

「消え失せろ」

 

しかし

 

「うぉぉぉ!!!はぁぁぁっ!!」

 

ズギャァァンッ!! まるで流星、黄金に煌めくエグゼイドが空からその絶望エネルギーをキックで打ち破った

 

「っ…戻ってきたか…!!」

 

「…遅れて悪かったな…2人とも…」

「永夢!!お前体は…!!?」

「正直まだキツイ…だからこそさっさと終わらせて、人々を救う、今の俺達にできる事を全力でやるしか無い」

「そうだよな…フィリップ」

「わかってるさ、消滅に怯えているんじゃあ勝てるものも勝てない、行くよ2人とも」

「「おう!」」

 

「…無駄な事を…」

 

 

 

「ってめぇ…!!!」

「ふぅん」

 

ガン!!ガキンッ!

 

クロノスとゲムノピアクロノス、2人のクロノスの攻防は続く

 

次から次へとパンチとキックの応酬が続くのだが少しづつ押されるのはクロノス

 

「くっ…!!」

「流石は花家さん、クロノスの適合者では無い人間の筈なのにここまで使いこなすとは、しかしやはり完全な適合者では無い」

 

ガンッ!!

 

ゲムノピアクロノスが前方に蹴りを放ちクロノスを後退させる

 

「スペックが向上しようとも使用者の適合率が低ければ所詮それはただの人形に過ぎない、今の君は檀正宗のクロノスよりも弱い」

「黙れ…!!!」

 

右の拳を振るうも簡単に回避されてしまう

 

「っち…!その力…ドーパントか…!!」

「そうです、この力は「アイズ」と言ってね相手の微細な筋力の動きや向きなどで相手の動きを読む事が可能な能力…この力を使う限り貴方の攻撃など当たりません…まぁ使う必要もありませんが」

「何を…!!」

 

【アランブラ!!】

 

バチィィ!!

 

「ぐぁぁぁっ!?!?」

 

体が痺れる電撃を浴び動けなくなるクロノス

 

【アイスエイジ!!】

 

ズバババッ!! つらら状の氷が無数にクロノスに衝突する

 

「ぐぅぅっ!!」

 

体の至る所が凍り身動きがさらに取りづらくなる

 

「ふん」

 

ガンッ! クロノスを踏みつけるゲムノピアクロノス

 

「見なさい、お仲間の戦いを私が出る必要さえないのです」

 

そう言いながら指を指す、そこでは

 

「ブゥゥン!!」

 

ゲンムがブレイブ、レーザー、ポッピーに殴りかかる

 

「っち!こういう時に限って面倒な奴を…!!」

「…ポッピーピポパポは下がっていろ!!」

「わ、分かった…!!」

 

「ちょこまかと…私を焦らすなぁ!!」

 

【ガッシューン…ガシャット!!キメワザ!!デンジャラスゾンビデッドォ!!】

 

もう1体のデンジャラスゾンビが出現しブレイブに襲いかかる

 

「くっ!!」

 

ガキンッ!ガキンッ!と剣で斬り付けるもまるで効いていないかのように進軍する

 

「やろっ…!!飛彩!」

「余所見している暇があるのかっ!!」

 

ゲンムがレーザーに飛びかかりパンチの応酬

 

「っやろっ!!こいつ敵に回った時に限って厄介なんだよっ!!」

 

「たぁっ!!」

 

ブレイブがソードで斬りつけ追撃をしようとした瞬間

 

ガシッと足を掴まれる感覚が襲う

 

「っ!?なっ…!!」

「喰らえぇ…」

 

ズガァァンッ!! 激しい爆発音と共にブレイブを捉えていた黒いゾンビが爆発を起こす

 

「ぐぁぁぁっ!!」

 

吹き飛ばされ転がるブレイブ

 

「っ…マジかっ!!」

「とぁっ!!はぁっ!!」

 

攻撃の手を緩めないゲンムに対し攻撃できないレーザー

 

「っ待てよ…いい事思いついたぜ…!!よっと!!」

 

前蹴りをゲンムに放ち、よろめくゲンム

 

「これで決めるしかねぇな」

 

取り出したのはプロト爆走バイクガシャット

 

【爆走バイク!】

 

「やっぱりな、もう使えるようになってた訳か」

 

【ガッシューン…ガシャット!!爆走!独走!激走!暴走!爆走バイク!】

 

「くっ…監察医…一体何を…っ」

「飛彩はそのまま分身体と戦っててくれ…こっちは俺に任せろ」

 

そう言いながらレーザーはゲンム本体に殴りかかる

 

その攻防は互角しかし

 

「よっと…これならどうよ」

 

【アガッチャ!ギリギリ!ギリギリ!チャンバラ!】

 

「ほらよ!!」

 

バキンッ!! 両手に持ったアローの連撃でゲンムを圧倒し始めるレーザー

 

「ぐふぅ…なにぃっ!!!」

「こいつで終わりだ!!!はぁっ!!」

 

ズキャンッ!!強烈な一撃がゲンムに直撃しそのまま

 

「ぐぁぁぁっ!!」

【game over】

 

消滅するゲンム

 

「なにをっ!!?」

 

ブレイブがその光景を見て驚く、更にブレイブと戦っていたゲンムの分身体もゲンムの消滅に伴って消える

 

「ブゥゥンッ!残りライフ73!!」

 

そして復活するゲンムしかし

 

「私を倒し…む?」

「どうやら元に戻ったようだな」

「どういう事だ?」

「神が言ってたろ、特殊能力を自分に受けてもコンティニューすれば元に戻るって…褒められた方法じゃ無いけど最も効率のいい解除の仕方っつぅ事さ」

「ぐぅぅ…!!何か分からないがどうやら私を利用したようだな…!!」

 

「ん?どうやらそちらは終わったようですね…私の方も終わりそうですが」

 

ゲムノピアクロノスがクロノスの首を片手で掴んでいる

 

「ぐっ…」

「スナイプ…!!今…っ!!!?」

 

パラドクスが動こうとした瞬間足に力が入らなくなったのか地面に倒れこむ

 

「なっ…に…?」

 

そしてパラドクスの体からデータが漏れ出したかのように青と赤のデータが空中に漂い消える

 

「はっはっは!どうやらエンドがエグゼイドにダメージを与えたようですね」

「何!?ムテキにダメージだと!?あり得ない!!!」

「ええ、ハイパームテキにダメージというのは少し違いますね…正確には宝生さんのバグスターウイルスにダメージが与えられているという事です」

「バグスターウイルスにだと…!?」

 

「そうです、エターナルエンドにはバグスターウイルスやその他の特殊なエネルギーに対して直接ダメージを与える機能があるのです、バグスターウイルス、ガイアメモリ、コアメダル、コズミックエナジー…ありとあらゆるエネルギーや力を直接破壊する、それがエターナルエンド」

「っ…たしかにそれだったらムテキにも…いや永夢自身にダメージを与えられるって事か…」

「それだけじゃない…研修医のバグスターウイルスにダメージということは…」

 

横たわるパラドクスに目線を移す

 

「パラドにも…」

 

心配そうに目線を移すポッピー

 

「なんの…これ…くらい…くっ…!!」

「パラド…無茶すんな」

 

レーザーがパラドクスに近づき肩にポンと手を乗せる

 

「ふん」

「ぐぁぁっ!!」

 

クロノスが投げ飛ばされ地面を転がる

 

「まだ私に勝つつもりでいるようですね…なら絶望を味あわせてあげしょう」

「何?」

「ふふっ」

 

【ポーズ…】

 

周りの時間が停止する

 

「ポーズだと…!!!」

 

その場で動けるのはクロノスである大我のみ

 

「ボロボロのクロノス1人で私を相手になどできませんねぇ…」

「っ…!!うぉぉぉぉ!!!」

 

クロノスが飛び込む、しかし

 

【ユートピア!リボル!】

 

ドガガガッ!! 無数の弾丸がクロノスを襲い更に周りの岩なども浮かび上がりクロノスを攻撃する

 

「ぐぁぁぁっ!!」

「これで終わりです」

 

【キメワザ、ライダージャッジメントオブゴッド】

 

無数の羅針盤が地面に出現しゲムノピアクロノスが回し蹴りをするとその羅針盤の針が同期しその場にいるライダー全てがその指針の餌食となる

 

「絶望しなさい」

【リスタート】

 

ズギギャャアン!!

 

「「ぐわぁぁぁ!!?」」

 

ゲムノピアクロノス以外の全員のライダーが吹き飛ばされ転がる

 

ゲンムはゲームオーバーとなりポッピーとパラドクスは変身解除にまで追い込まれる

 

「がっ…はっ…」

「強…すぎる…」

 

「たあっ!!…残りライフ72…」

 

「パラド!パラド!!」

「う…うぅ…」

 

横たわりグッタリとしたパラドに呼びかけるポッピー

 

「く…このままでは…ジリ貧だ…」

「だけど…ここで負けるわけには…いかないっしょ…」

 

「ふふ、貴方達の希望がいつまで持つか…ふふ…」

 

 

 

「はっはっはっ!!」

「ふん!!」

 

エグゼイドの攻撃を全て捌き弾き蹴りを入れエグゼイドを自分から離す、そして更に斬り込んできたダブルをまずはマントで目隠しする事で視界を遮る

 

「っ!!野郎!!」

 

バサァッ! マントを振り払うと眼前にエンドはいない

 

「あん?どこに…」

 

ドォンッ!!

 

「なっ!?」

「くっ…!!」

 

ダブルの目の前にエグゼイドが落下してきた

 

「なんだっ…!!」

「翔太郎構えて!!」

「空から永夢が降ってきたって事はっ!!」

 

ダブルが上空を見上げるとエンドが再び絶望エネルギーを集め無数の球を発射する

 

「永夢!!俺の後ろに!!」

 

ガンッ!!ゴガン!! 盾と剣で懸命に球を撃ち落とすダブル

 

「ぐっく…!!流石に永夢でも攻撃受けるわけには…いかねぇんだろ!!!」

「翔太郎さん…!!」

「俺は…!!永夢も…フィリップも失いたくねぇんだ!!」

「無駄だ!!お前達はここで終わる!!!」

 

絶望エネルギーを身に纏いそのままダブルとエグゼイドを蹴り抜けようとする

 

「うぉぉぉ!!プリズムブレイク!!!」

 

ドォォン!!

 

「「うわぁぁぁ!!」」

 

ダブルの反撃で直撃こそしなかったがエグゼイドとダブルは吹き飛ばされてしまう

 

「ぐっ…く…」

 

エグゼイドの体からはバグスターウイルス、ダブルの体からは地球のデータが漏れ出している

 

「フィリップ…しっかりしろ…」

「わかってるよ…翔太郎…僕もこんなところで…消えるわけにはいかないからね…」

「俺だって…力を失うわけには…パラドを失うわけにはいかないんだ…」

 

「…失うといいお前達の大切な存在を失え、本当の絶望はそこから始まる」

「大切なものを…失う…お前…」

「そうだ、俺にとって香澄は全てだった、それを失った悲しみ憎しみが…俺を強くする」

「ふざけんな…その力を…街を…人を悲しませるようなことに使うんじゃねぇ!!!」

 

「貴様に何がわかる!!」

「分かるさ!!俺も大切な人を失った事があるからな!!」

「何!?」

 

ゆっくりと立ち上がりながらダブルは言う

 

「お前と同じさ…俺は…俺のミスで…大切な人を失った…今だって思い出すと後悔しちまう…けどな、その人と約束したんだよ」

 

翔太郎は思い出す、あの日…ダブルに初めてなった日ビギンズナイト…何度も何度も思い出しては挫け立ち上がってきた思い出

 

「俺はあの人の最後の言葉を守る、そうやって生きてきた、お前はどうだ?」

「翔太郎…」

「俺は…」

 

思い出すのは我狩と香澄が輝いていたあの日々

 

『大丈夫、大和なら何度だって立ち上がれる!自分を信じて!自分の道を信じて』

 

何度立ち止まりそうになっても香澄がいたから立ち直れた

 

でももう

 

「…アイツはいない…!!アイツは…もう!!!」

 

絶望エネルギーが更に加速度的に溜まっていく

 

「っ翔太郎さん!フィリップさん!!これ以上は!!!」

「分かってるっ!!」

「翔太郎…少しいい案が思い付いた」

「何!?本当か!!?」

「ああ、だから少し君にダブルの主導権を渡す、準備に少し時間がかかるからね」

「それで何とか出来るのか?」

「ああ、これは最後の賭けだ…悪魔と相乗りした男なら最後の賭けくらい乗ってくれるでしょう?」

「ったりめぇだ、永夢!お前も乗ってくれるな!!」

「ああ!!そう言うのは俺も好きだぜ!フィリップさん!頼みます!!」

「ああ、それじゃあ2人とも…少し頑張ってくれたまえ…」

 

「フィリップの作戦のためにも…俺達がここでくたばる訳にはいかねぇよな!」

「ああ、行くぜ!!」

 

 

 

「クロノスも限界ですねぇ…今一番動ける人は檀黎斗君貴方くらいです…貴方では私には勝てない」

「ぐ…」

 

「世界の終わりは近い、絶望が渦巻くこの世界で世界は静かに終わっていくのです」

「そうは…いか…ない…世界を…終わらせるなど…俺達が…っ!!」

 

ブレイブは立ち上がろうとするが既に体は限界、立つことすらできない

 

「っ…うぉぉぉ!!!」

 

クロノスが動く、皆の思いを受け取り意地でもゲムノピアクロノスに攻撃を当てようと奮起する

 

「…無駄なことを…」

 

バッ!!動いたゲムノピアクロノス、クロノスの攻撃を簡単に避け蹴りを加える

 

「うぐぁぁっ!!!!」

「大我!!!!」

 

そのまま吹き飛び変身解除にまで追い込まれる

 

「これで分かったでしょう、貴方達では勝つことはできない、そして私に敗北し希望はここで潰えるのです」

 

ジワジワと近づくゲムノピアクロノス

 

しかし

 

ガリガリ…と何かを引きづる音がその場に鳴り響く

 

「む?」

「連絡通りだったな」

 

そこには赤のジャケットを身に纏い巨大な剣を引きづりながら歩いてくる男の姿

 

ガンッ!!剣を地面に突き刺し

 

「まさか俺たちの依頼でこんな事に巻き込まれているとはな…やはり俺達から仮面ライダーは切っても切り離せないらしい」

「おやおや、誰かと思えば照井竜さんではありませんか…まさか貴方がここにくるとは…」

「…家族との約束だからな」

 

 

−1時間前−

 

「もしもし、俺だ」

『おう照井か?』

「…左か?どうした」

『ちっとばかしまずい事になっててな…お前の力…借りられるか?』

 

「竜君?」

「…」

「パパどこか行くの?」

「…あ、ああ…」

「…行ってらっしゃい、竜君…竜君は仮面ライダー何だから、みんなを助けるヒーロー…なんでしょ?」

「パパは仮面ライダー!!がんばれー!!」

「2人とも…!ああ、行ってくるよ」

 

 

「…俺は仮面ライダー…人々の笑顔と生活を守る!!!」

 

【アクセル!!】

 

「変……身っ!!!!」

 

ブォォォン!!

 

赤に染まるライダー、仮面ライダーアクセル

 

「奴も仮面ライダー…!!」

 

ゲンムが驚きを隠せない

 

「待て…奴はバグスターとドーパントの力を全て使える…それに時間を止めることも…!!」

 

ブレイブが倒れ込んだままアクセルに言い放つ

 

「…時間を…?」

「ふん、仮面ライダーアクセル…貴方が来た所で現状は何も変わりませんよ!この世界は絶望で包まれるのです、人々の絶望がこの世界を終わらせる!」

「…そうか、絶望が…この世界を」

「そうです!!貴方にも分かるでしょう!!照井竜!!」

「俺に質問をするな…それに安心しろ…俺は…全てを振り切る」

 

【トライアル!!】

 

テッ

 

トライアルメモリが挿入される

 

テッ

 

そして色か変わりイエローシグナルへ

 

「させませんよ!!」

 

【ポーズ!!!】

 

そして時間が止まる

 

「無駄です、貴方も貴方の家族も全て絶望の底へ…」

 

テーン!! ブォォォン!!

 

「何!?」

 

色が変わり黄色から青に変化、超高速のアクセルが今静止した時間で動き出す

 

一瞬でゲムノピアクロノスに近づき殴る

 

「ぐっ!!?何が起きているっ!!」

 

距離を置き

 

【アノマノカリス!!リボル!!ルナ!!】

 

遠距離攻撃を仕掛けアクセルを攻撃するも全て高速で避けられ一瞬で距離を詰められる

 

更に連続でキックやパンチを食らうゲムノピアクロノス

 

「くっ!!ならばっ!!」

 

【アイズ!!】

 

(この力で動きを先読みし…攻撃を…!!?)

 

回避ようとするも既に拳が当たっている、右に左にと避けようとした時には既に攻撃が当たっている

 

「バカなっ!!?攻撃が分かっているのに避けることがっ!!体が…!!ついていかないっ!!!」

 

ズドン!!強烈な蹴りを受け少し後退するゲムノピアクロノス

 

「更に…振り切るぜ!!」

 

【トライアルマキシマムドライブ!!!】

 

ドンッ!!

 

更に加速しアイズでは筋肉の動きを捉えることはもはや不可能、ただ移動速度が上がっただけではない拳や足を振り抜く速度が異常であり

 

肉眼で拳や蹴りを視認することはできない

 

一瞬で10発以上の攻撃を受けるゲムノピアクロノス、一撃一撃は大したことではない、しかし数の暴力

 

それはたった10秒にも満たない、時間が静止している世界で10秒とはおかしな話だがその時間で数百発の攻撃を受けるゲムノピアクロノス

 

攻撃を防ごうと腕を振り上げてもその腕をはたき落とされ、足を振り抜こうとしてもその足を弾かれ、何もさせてもらえない

 

動くことさえできない連撃がゲムノピアクロノスに襲いかかる

 

そして

 

ドォンッ!!

 

最後の回し蹴りがゲムノピアクロノスに直撃する

 

「お前は絶望するのが好きらしいな、なら絶望がお前のゴールだ」

「ぐぁぁぁぁっ!!?」

【リスタート】

 

爆発を起こし時間が動き出す

 

「え…?」

「何が起きた…?」

 

その場にいたアクセルとゲムノピアクロノス以外は驚きを隠せなかった

 

「どういう事だ…?まさかクロノスのポーズの中を君は動いたというのか!!?」

 

ゲンムがアクセルに質問する

 

「…俺に質問するな!!!…まぁいい、俺のトライアルは全てを振り切る速度で動くことができる…それは例え時間であっても俺は振り切ってみせる」

「時間さえ振り切る速度だと…?バカなっ!!」

 

「つまり…超高速で…時間の壁を…破ったという事です…か…ぐふっ…」

「ああ」

「油断しましたね…ポーズの力を過信しすぎましたか…っ…しかし…まだ…わたしにはエターナルエンドが存在しますっ!!貴方達の希望は必ずっ!!潰えるのです!!!」

 

 

 

 

 

 








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