俺が最強なんだ by魔人 作:トロロうどん
魔人ブウが優秀な魔導師を吸収するため、文明の発達した星を界王神の記憶やビビディの記憶を探った結果 3つの星の名前が上がった。
ドラゴンボールや回復術を使うことが出来る 純粋な心を持つ人々が住むナメック星。
多彩な魔術を使い、多くの魔導師がいるが その中には邪悪な心を持つ者が多い コナッツ星。
魔界と同じ邪悪なオーラを放ち、魔法が科学として一般的に存在し 悪の魔導師しか存在しない 魔凶星。ビビディもバビディもここの生まれだ。
まず、魔人ブウはドラゴンボールや回復術を手に入れるためにナメック星に向かうことにした。
「……のだが、俺の知っている位置に星はあるのだが……ナメック星人は住んでいない…まぁ、界王神どもの記憶から大体の位置が分かるから瞬間移動すればいいだけなのだがな」
魔人ブウのいた時空間ではナメック星の異常気象によって一度違う星に移り、更にフリーザによって破壊されたためにまた星を移っている。
ナメック星人達は2回、移住しているのだ。
そして、魔人ブウが今いる時空間はナメック星に異常気象が訪れる前 ブウ(ピッコロの記憶)の中とはナメック星人達のいる場所が違うのだ。
界王神の記憶を使ってナメック星人の居場所を探り当てる。
「……さて、ここか」
「何者だ!貴様!」
突然、現れた魔人ブウに警戒をしないはずはない。
ナメック星人の若者が邪悪な気を放つブウに今にも戦闘を仕掛けようとしている。
「さぁ、こい!ナメック星人達よ!同化してもなんでもいい!私を楽しませろ!」
魔人ブウの声はナメック星全域に響き渡り、ナメック星を恐怖と狂気に包んだ。
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1時間も経たない間にナメック星人の9割が壊滅していた。
ナメック星人の老人達は殺され、若者達が負ければ、ピッコロの力を使って無理矢理同化させる。
戦いが重なるたび、魔人ブウの戦闘力は増していく。
同化してパワーアップした者達も次々と倒されていく。
魔人ブウを倒すため、残ったナメック星人50人ほどが一人のナメック星人に全てをたくした。
ナメック星人の中で一番の戦闘力を持つものに受け継がれる カタッツ という名前を持つ者。
ナメック星最後の超戦士 カタッツが魔人ブウの前に現れた。
「貴様は私が倒す!ナメック星人の名にかけて!」
「確かにお前のパワーは大した者だよ、しかしそれでもフリーザより少し強い程度で私に勝てるはずがあるまい」
いくら強いナメック星人達が同化したとしても、相性が悪ければあまり力は伸びない。
その点を気にせずに50人と同化したカタッツの力はまたこの時空には存在しない宇宙の帝王 フリーザの本来の姿よりも少し上な程度。
フリーザを一撃で倒せる界王神の何百倍も強い魔人ブウのからすれば少し息を吹き掛ければ倒れるような相手だ。
恐竜と蟻…いや、それすら越える実力差があるのだ。
「そうだ、ハンデをやろう」
「なに…?ハンデだと?」
ブウは自分の体の一部を1cm程度に千切り、それをカタッツの前になげた。
その小さな物は、少しずつ形を代え ついには人型に変化する。
「ブー、こいよ デカブツが」
そこには、1cmの魔人が立っていた。
「くっ!なめやがって!消し飛べ!」
「ハッー」
カタッツが苛立ち、小さな魔人を消すために気功波を放つ。
しかし、小さな魔人も負けていない。気功波を撃ち 相殺した。
「なっ!?」
「やはり、この程度か。気絶させろ 同化してやる」
「があっ!?」
魔人ブウの言葉に反応し、小さな魔人がカタッツの首もとを蹴り気絶させる。
「むっ?こいつピッコロの親族か?少し似ているな」
カタッツと同化する際、ピッコロとの幾つかの共通点を見つける。
戦闘力の高いナメック星人達を同化吸収したブウの戦闘力は少しだけだがパワーアップしていた。
170兆→180兆へと10兆のパワーアップを果たした。
「これなら、大きなダメージを受けてもナメック星人達の能力を使えば大丈夫だな。しかしナメック星人達を吸収しただけでここまでのパワーアップ出来るとはな 吸収にも効率があるのだろう……それでもベジットに敵わないのは腹が立つが」
ベジットの強さへ怒りと嫉妬を抱きながら、魔凶星に瞬間移動する。
「どれが魔導師か分からんな、まぁいい全て吸収すればいいだけだ」
ナメック星を滅ぼしたように、魔凶星も壊滅させていく。
強きものを吸収し、自分の力にしながら。
そして、次の星 コナッツ星の住民達を吸収しているときに嬉しい誤算が起こった。
「……こいつはヒルデガーンの作り方を途中まで見つけていたようだな…。放っておけば400万年以上かかっていだろうな、しかし俺なら1000年で十分だ」
人間からすれば1000年という時間は長いが、長い時間を生きるブウにしてみれば一瞬である。
多くの魔導師達を吸収しても1000年もかかるヒルデガーンの召喚は難しいものと言えよう。
1000年後、魔人ブウは更に歓喜する。
ヒルデガーンの召喚と同時に伝説の超サイヤ人に遭遇するのだから。
次回!いきなり1000年後!v(・∀・*)