巨影都市オブ・ジ・エンド   作:銀色の怪獣

36 / 72
どうも、銀色の怪獣です。


今回は恒例の「ダブルネーミング回」に加えて「勝手な生態妄想シリーズ回」です。ネーミングはネタバレしまし+たが、一体なんの巨影の生態を妄想したのでしょうかねぇ?

ついでに、とうとう今回は原作とかの人物がそのまま、ご本人たちが出て来ます。果たして誰でしょうねぇ・・・?

あと、後書きで三度どーでもいいネタ(フュージョンライズ)やってますので、気が向いたら見て下さい。

ではどうぞ~



第三十四話 臭悪(しゅうあく)で醜悪(しゅうあく)な『巨影』

何気ない平和で当たり前の日常。もし、その平和で当たり前の日常に異形の存在「巨影」が現れたなら・・・

 

 

 

―――マガジャパッパッパッ・・・!!―――

 

「ストビュームダイナマイトぉ!!」

 

―――ドォオオオォォォンッ!!―――

 

―――ガッ!?マガッ・・・ジャッパ・・・パッ・・・―――

 

日本のとある山岳地帯の奥地にある湖の湖畔にて、(くれない)に燃える巨大な英雄(ウルトラマン)と、まるでタツノオトシゴに手足を生やしたかのような怪獣が戦い、今まさにウルトラマンが必殺技で怪獣を爆散させた所だった。

 

「やった!オーブが勝った!!」

「これで万事解決ですねキャップ!!」

「そうね!これで水がくさくなる事は無くなったわね!!」

 

そんなウルトラマンと怪獣の戦いを、胸に「SSP」というバッジを付けた三人組が見て、撮影していた。

そんなSSPの面々およびウルトラマンがこの山奥の湖に、もっと言えば先の怪獣を追っていたのには理由がある。

それは・・・あのタツノオトシゴに手足を生やしたかのような怪獣は「浸かった水を臭くする」という特性を持っており、そんな怪獣がたまたまSSPの面々やウルトラマンの"人間の姿"が暮らす大都市の水源であるこの湖に現れ、水を臭くしてしまったからだった。

だが、怪獣はウルトラマンが倒した。これで大都市の水は元通りになる。万事解決と相成った・・・ハズだった。

 

 

「あーあ、ガイのヤツ、何の罪も無い怪獣を殺しちまったなぁ・・・こりゃ、怪獣の『遺恨』が残るぜぇ・・・ハアッハッ!楽しみだねぇ!!何が起こるかなぁ~?」

 

怪獣が倒され、SSPの面々もウルトラマンもいなくなった湖の湖畔に、黒いスーツを着た一見すれば爽やかで優雅だが、目には狂気を宿し、喋り方も立ち振る舞いも完全に変態な青年がいた。

 

「全く、ただ水浴びをしてただけなのに殺されて、お前もさぞかし無念だよなぁ『水ノ魔王獣』よぉ。んんっ?」

 

そんな変態・・・青年は湖畔に落ちていた一枚のカードを、あのタツノオトシゴに手足を生やしたかのような怪獣が描かれた謎のカードを手にしつつ、そのカードに語りかけていた。すると、

 

―――マガジャパッパッパッ・・・!!―――

 

突然、どこからともなく鳴き声が、確かにウルトラマンに倒されて爆散させられたあの怪獣の鳴き声が聞こえたではないか!!そんな鳴き声の出所は・・・謎の青年が手にしている怪獣が描かれたカードから出ていた。一体、何がどうなっているのだろうか?

 

「ははっ、そうだよなぁ。ムカつくよなぁ、無念だよなぁ・・・ならさぁ、その仕返しをしてやりなよぉ!お前の"本当の力"を、人間どもに見せてやれぇ!!」

 

一方で、謎の青年は怪獣が描かれたカードから聞こえる鳴き声に、その「怒り」と「無念」に満ち満ちた鳴き声を聞いて満足そうに微笑むと・・・怪獣が書かれたカードを湖に放り込んだ。これが後に起きる大事件の幕開けとなるのであった。

 

―――マガジャパッパッパッ・・・!!―――

 

 

 

 

 

 

「う、うわぁああああ!?な、何じゃコレーーーっ!!?」

「ひ、ひぃいいいぃぃぃっ!?何が・・・何がどうなってるのよ!!?」

「い、一体、何が僕たちに起きているんですかっ!!?」

 

 

「ど、どうしたんだみんな!?そんな大声で叫んだりして―――って、な、何だソレ(・・)・・・?」

 

「ガ、ガイさん・・・助けてぇ・・・」

「ぼ、僕たちぃ・・・どうなっちゃたんですかぁ・・・」

「こんな姿ぁ・・・嫌ですよぉ・・・」

 

件の異臭騒ぎの元凶の怪獣が倒されて数日後の早朝から響く悲鳴。その悲鳴の主はあのSSPの面々であり、その悲鳴を受けてSSPの元に居候している「ガイ」という名の青年が大慌てで駆けつけた・・・そこで、ガイは「とんでもない光景」を目の当たりにした。それは―

 

「ナ、ナオミ、ジェッタ、シン・・・お前ら・・・その姿・・・まるで怪獣じゃないか・・・!?」

 

SSPの面々の悲鳴を聞きつけて駆けつけたガイが見たもの、それは・・・ほんの数日前まで確かに人間の姿であったSSPの面々が人外の、鼻が異様に肥大化して垂れ下がっていたり、体中に鱗が生えていたり、尻尾が生えていたり、といった具合の異常が起きているのを目の当たりにした。ちなみに、この異変はSSPの面々だけではなく街中で起きているのだ。加えて、

 

「うっ!?く、くさい・・・鼻がもげそうだ・・・」

 

「や、やっぱりぃ・・・臭いですかぁ・・・?」

「僕たちもぉ・・・臭くて鼻が曲がりそうですぅ・・・でもぉ」

「このニオイぃ・・・僕たち自身からぁ・・・出てるんですよねぇ・・・いくらぁ・・・ファ〇リーズしてもぉ・・・消えないんですよぉ・・・」

 

「なん・・・だって!!?」

 

人が怪獣になるという信じがたい現象に驚くガイであったが、不意に漂ってきた香り、それも明確な「悪臭」に思わず顔を歪め、鼻を覆った。

そんな悪臭の出所であるが・・・何と怪獣化してしまったSSPの面々の体から発せられていたのだ。加えて、何故か怪獣化したSSPの面々は妙に間延びしたというか、やたらゆったり喋っていた。と、ここで―

 

「ほほぉ、こりゃあ見事に怪獣になってるなぁ。いやぁ、実に見事な変身っぷりだなぁ」

 

「その声は・・・!!」

 

「「「ジャグラー・・・どこだぁ・・・?」」」

 

「あ?俺はここだぜぇ」

 

という声と共に誰かが、あの湖畔にいた変態的な青年こと「ジャグラー」が何の前触れも無くガイやSSPの面々の前に現れた。そんなジャグラーがガイたちの前にわざわざ現れた理由とは―

 

「それにしても・・・あーはっはっはっはぁ!やっちまたなぁ、ガイぃ!!お前のせいで何の罪も無い人間か怪獣になっちまったなぁ、オイ!!」

 

「!?オイ、どういうことだジャグラー!?」

 

「どういうことだって、お前・・・そのままさ。お前が余計な事を、あの湖にいたただ水浴びしてただけの怪獣をぶっ殺しちまったせいで、怪獣の体液が水に流れ出して、そのせいで最終的にコイツらみたいにみーんな怪獣になるんだよぉ!!」

 

「なん・・・だと!?」

 

「「「なん・・・だってぇ!!?」」」

 

突如として現れたジャグラーはガイや怪獣化したSSPの面々をニヤつきながら一瞥した後、この場にわざわざ出向いた理由を、SSPの面々や街の人々が怪獣化した原因を嫌味を含めて語った。

 

そう、人々の怪獣化の原因は・・・あのタツノオトシゴに手足を生やしたかのような怪獣の体液(・・)が大都市の水源である湖に流れ出した結果、人々は怪獣の体液によって悪臭を放つ怪獣と化してしまったのだ。

そして、その原因は言わずもがな怪獣を直接殺したウルトラマン(ガイ)だった。だからそのガイと敵対しているジャグラーは嫌味を言うために、残酷な現実を告げるためにわざわざガイたちの前に現れたのだった。

 

「ははっ!そりゃそうだよなぁ!!怪獣だって特に悪いことしてねぇし、人目に付かない山奥でひっそりと水浴びしてたのに、自分の楽しみ奪われてムカついてたお前(ガイ)にぶっ殺されりゃ、そりゃ恨むよなぁ!遺恨だ何だが残るよなぁ!!」

 

「・・・そんな・・・俺は、ただ単に・・・あの怪獣が水を臭くしてみんなに迷惑かけてたから―――」

 

「オイオイ、別に"臭くなった"程度で、飲めないわけじゃねぇだろ?考えてみろよ、インドとかアフリカじゃ水が臭おうが汚かろうがお構いなしに飲んだり風呂の水に使ったりしてるぜぇ?」

 

「そ、それは・・・そうだが・・・」

 

「だろぉ?つまりさぁ、今回の事は贅沢でワガママな人間とお前(ガイ)が一方的に怪獣を悪者にしてぶっ殺した事の『報い』なんだよぉ!ひゃはははっ!因果横暴ってヤツだなぁ!!」

 

ジャグラーが語った事の真実に、発言の「正論さ」の前にはガイやSSPの面々は押し黙るしかなかった。

 

確かにあの怪獣こと巨影「水ノ魔王獣 マガジャッパ」は大都市の水源を臭くはした。しただが、あくまで「臭くした」だけであって水は飲めるレベルであり、決して飲めなかったり水に毒を流したりするような「汚染」はしていない。

だが、現代日本の清潔で、無味無臭な「キレイな水」に慣れすぎた(・・・・・)人々はマガジャッパによって臭くなった水を、水を臭くしたマガジャッパを「悪者」と決めつけ殺した。マガジャッパの持つ恐ろしい性質を理解しないまま・・・結果、今回のように人間が怪獣になるという事件が起きてしまったのだ。

 

そう、今回の一連の騒動は全て欲深く、贅沢な人間が招いた「因果横暴」な結末だったのである。

 

「そんな・・・俺は、俺は・・・俺のせいで・・・!!」

 

「そうだ!その通りさ!!お前のせいでみーんな怪獣になっちまうんだよ、ガイぃ!!」

 

ジャグラーによって告げられた真実を前に、両手をワナワナと震わせつつ、自分のしでかしたことの重大さに打ちひしがれ、ガイはガックリと膝を付いてしまった。

そんなガイを見たジャグラーはそれはそれは愉快そうに、それはそれは嬉しそうに笑い、喜び、嘲ってその場を去って行った。

 

後に残されたのは呆然と立ち尽くししかない怪獣化したSSPの面々と、自負の念に駆られて茫然自失としているガイ、そして大都市中に溢れる怪獣化してしまった人々だけだった・・・

 

 

 

 

 

「如何でしょうか、我がクレナイ商事の新商品は?」

 

「はい、とても素晴らしいですね。現在販売させて頂いているセーデガンヌも素晴らしいですが、こちらの香水も素晴らしいですね。是非とも我が社で販売させて頂けませんか?」

 

「そうですか!はい、是非ともよろしくお願い致します!!」

 

「いえいえ、こちらこそこらからもよろしくお願い致します」

 

とあるオフィスビルの建ち並ぶ大都市の一等地にあるビルの一室にて、ピシッとしたスーツを着込んだ端正な顔立ちの青年営業マンが、青年が勤める『クレナイ商事』なる企業の新商品の香水(・・)のサンプルを取引先に持ち込んで宣伝を行っていた。

そんな営業マンの青年だが・・・何と、あの「ガイ」と呼ばれていた青年であった。しかし、何故ガイは営業マンをしているのだろうか?

 

 

 

「ふぅ、やっぱりラムネは美味い。さてと・・・次はメトロポリスにある小売店に訪問か。よし、行くぞ」

 

取引先での営業を終え、大都市の片隅の公園でガイはラムネを飲みつつ、手帳で次に行く営業先の確認をしていた。すると、

 

「何で・・・何でだよ、ガイ・・・お前、何やってやがんだ・・・?」

 

「んっ?ああ、ジャグラーか。見ての通りの営業マン・・・色々あってみんなのために(・・・・・・)も就職したのさ、俺」

 

「は、はあっ!?あのヒモのプロのお前がかっ!?」

 

「ヒモのプロって・・・人聞き悪いな。俺は自由人なだけだ」

 

「って、そうじゃねぇ!ガイお前、何でお前のんきに営業マンなんてしてるんだって聞いてんだよ!お前のせいで怪獣化した連中はどうしたって聞いてんだよ!!まさかお前、アイツらを見捨てやがったのか!?」

 

不意に、ガイの元にジャグラーが現れた。そんなジャグラーは心底驚いたような表情で必死に言葉を絞り出しながらガイに、せっかく絶望させたのに今は元気そうに、おまけに営業マンまでやっているガイへ詰め寄ったのだが、

 

「バカなことを言うなジャグラー。俺はアイツらを絶対に見捨てやしない。ましてや、俺の責任で怪獣になっちまった人たちに償いもしないわけないだろう」

 

「じ、じゃあ何で営業マンなんてしてるんだ―――」

 

コレ(・・)さ」

 

「なっ、何だコレ?」

 

「嗅いでみろ。いい匂いがするぞ」

 

ジャグラーの問いに対し、ガイはキッとした表情でジャグラーの問いを否定しつつ、ジャグラーに向かって液体の入った小瓶を、ガイが起業した『クレナイ商事』の商品である香水を投げ渡した。

 

「た、確かにいい匂いだが・・・これが何だって言うんだよ?」

 

「それはな・・・怪獣になってしまった人々の協力を、彼らの『力』を得て作った香水だ」

 

「!?こ、これが・・・?これが、あの悪臭を放つ怪獣どもの力で作られたって言うのか!!?どういうことだ・・・?」

 

「実はな、あの怪獣になってしまった人々が放つ悪臭や体液は一定時間が経つともの凄くいい匂いになるんだ。だから俺は、俺たち(・・・)はそれを香水にして売ってるんだ。生活費や治療費とかのためにな」

 

ガイがジャグラーに投げ渡した香水を嗅いでいたジャグラーに対し、ガイは驚くべき事実を告げた。

何と、芳醇でえもいわれぬ香りを放つ香水の原料は怪獣になってしまった人々の放つ悪臭というか分泌物であり、その悪臭や分泌物は時間が経過すると悪臭どころかものすごくいい匂いになるのだ。

そこで、ガイと怪獣化した人々はそれを利用して香水を作り、企業や小売店に販売しているのだ。怪獣化したことで、あまり人前に出られなくなった人々の唯一にして、最大の収入源になるから。

 

「って、そうじゃねぇ!俺はなガイ、何でお前は何の罪も無い連中怪獣にしといて、自分はのんきに営業マンなんてしてるんだって聞いてんだ―――」

 

「だから、それがみんなへの、俺のせいで怪獣化した人々のために出来る俺なりの償いだからさ。加えて、人間はそんなにヤワじゃない。人間はなジャグラー、どんな状況に置かれても、どんな姿になっても生きる事を諦めないのさ」

 

「なん・・・だと・・・?」

 

ガイが営業マンをしている理由、それはガイなりの「償い」と怪獣化した人々が見せた「生きる事を諦めない意思の表れ」であった。

 

確かにガイはよかれと思ってマガジャッパを撃破したが、そのせいで流れ出したマガジャッパの体液によって人々が怪獣化した。

 

結果、当然ながら怪獣化した人々はとてもじゃないが人前に出れないし、そうなると収入が無くなって生活が出来なくなるという大問題が発生した。

 

だが、人々というか「人間」というしたたかで、それでいて生き意地が(いい意味で)汚い種族は自分が置かれた状況で最大限に、最善の解決策や適応手段を見せてしまう種族なのだ。

 

そう、驚くべき事に怪獣こと巨影「悪臭怪獣 セーデガン」と化した人々はそれを受け入れ、あろうことかセーデガンという怪獣の特性を活かした『商売』を行って収入を得ていたのだ。

その際、流石にセーデガンという人外の姿では商売や色々な事に不都合が出るため、唯一マトモな(・・・・)姿であるガイが営業マンとしてセーデガンの体液から作った香水を、日本中で一大ブームと化している香水『セーデガンヌ』の売り込みの営業などを行っているのだ。

全ては償いのために。全てはこの地球という星の、地球に住む人類という種族が持つ「地球の文明」において欠かせない「お金」を得るためなのだ。お金が無いと何も出ないし成り立たないのが地球の文明だから。

 

「ま、そういうことだ。ジャグラー、お前もいつまでもプーやってるのはよくないぞ?特に地球にいるなら尚更だ。じゃあ、俺は次の営業があるからこの辺で」

 

絡んできたジャグラーに事情を説明し終えたガイは営業の資料や試作品を入れたスーツケースを持ち、呆然としているジャグラーをそのままにして公園を後にした。

 

ガイ去りし後、

 

「何で・・・何でだよガイぃ!何なんだよ!!一度くらい俺に勝たせろよ!この野郎ぉぉぉーーーっ!!!」

 

せっかく追い込んだのに、せっかく絶望させたのに、せっかく勝ったと思ったのにあまり応えていない・・・正確に言えば応えてはいるものの、だからといって絶望したり投げやりになることはなく、自分に出来ることを見付けて前に進んでいるガイ(とセーデガン化した人々)を見たジャグラーは悔しさのあまり感情をむき出しにして大絶叫した。白昼の公園内で。周りには親子連れとかいるのに。その結果、警察が飛んできてエラいことのなったのは別の話だが。

 

こうしてジャグラーの目論みは失敗に終わった。全ては人間という凄まじい適応力を持ち、それでいてお金に汚い醜悪な種族を侮っていたが故に。

 

そう、人間とは良くも悪くも醜悪(しゅうあく)なのだ。

仮に臭くて、悪者そのものな臭悪(しゅうあく)な怪獣の姿になっても金儲けを忘れないようなたくましい種族なのだ、人間とは。

 

 

 

 

 

 

 

 

「え~っと、君が電話してくれたジャグラス・ジャグラー君?」

 

「はいそうです。今日はよろしくお願いします。これ履歴書です」

 

「ああ、どうも。じゃあ面接始めるけど、この『ムルナウの館』で働こうと思った志望動機は何かな?」

 

「はい!俺、この館に欲しいものがあって・・・じゃなくて、ですね―――」

 

ガイとジャグラーの間に一悶着が起きてからしばらくの後、とある大都市の外れにある大きな屋敷、通称『ムルナウの館』内にて、この館で働くお偉いさんが「働きたい」と電話してきた人物の面接を行っていた。

その人物とは・・・何と、あのジャグラーであった。そんなジャグラーはいつもの飄々とした変態的な感じを止め、シワ一つ無いスーツをピシッと着こなし、身だしなみや立ち振る舞いを正して履歴書を片手に面接に臨んでいた。

 

ちなみに、何故ジャグラーが面接に訪れたかというと―

 

「ガイの野郎、見てろよ!無職なんて言わせねぇぞ!!俺だって就職してやるぜ!!」

 

というガイへの対抗心、とこの『ムルナウの館』にある「ある物」を手に入れるためにやって来たのだが・・・それはまた別の話である

 





如何でしたか?

今回は『ウルトラマンオーブ』から「水ノ魔王獣マガジャッパ」と『ネオ・ウルトラQ』より「悪臭怪獣セーデガン」の登場です。

で、なぜ今回「マガジャッパの体液を浴びた人間がセーデガンになる」という設定を妄想したかと言いますと、マガジャッパは「魔王獣」というカテゴリにもかかわらず、他の連中みたいな甚大な被害をもたらす特性も持っておらず、せいぜい「水を臭くする程度(「水は臭いけど、この程度なら問題ない」と劇中では発言があった)であって、別に「水そのものを腐らせる」わけでも「水を汚染する」わけでもないじゃないですか?
なのに魔王獣・・・なので、そこは「魔王獣」というカテゴリに属して当然の、マジで「禍邪波(マガジャッパ)」らしい能力を考えました。何気にセーデガンとマガジャッパって見た目、能力などが酷似してるし。

ついでに、今回は臭くて悪者=臭悪な怪獣よりも人間の金に汚い醜悪さを描きましたが・・・マジでお金無いと何も出来ないからねぇ。別にお金に執着するのは、金儲けするのは悪いことでは御座いません。

で、何故にガイさんを営業マンにしたかは「ガイさんはヒモ」とネットでネタにされてる部分があるから、その辺を採用しました。

以下、どうしてもやりたかったネタ↓

フュージョンライズ!

悪臭怪獣 セーデガン

―――セーデ・・・ガァン!!―――

水ノ魔王獣 マガジャッパ

―――マガジャパッパッパッ・・・!!―――

かぐわしき香りで我を包め!!
超合体!スカトリジン!!

―――ゼガッパッパッパッパ・・・!!―――

名前の由来:最初は「マガジャデガン」か「セーデガジャッパ」だったが、何か語呂悪いから悪臭成分「スカトール」と刺激臭成分「ピリジン」を合わせた。
ついでに、他には「シュールストレミング」とか「キビヤック」、「ホンオフェ」とか「エピキュアチーズ」(全部臭い食べ物)でも考えたが、いいのが浮かばなかったので。

スカトリジンのコンセプト「ボガールも裸足で逃げ出す悪臭。ボガールも食わない・食えない」

能力:とにかく臭い。マガジャッパとかセーデガンが目じゃない臭さ・・・にもかかわらず、いい匂いもする。そのため悪臭+いい匂いが交互に襲いかかり、凄まじい「リバウンド効果」を生んでしまう。
某『千〇千尋の神隠し』のオ〇サレ神みたいに悪臭で周囲の物を腐らす。

見た目:ベースはマガジャッパだが、頭部には嘴(マガ水流の発射器官)じゃなくてセーデガンの鼻、手足はセーデガン(人間みたいな手足→物が掴める、肉弾戦、殴り合いなどが出来る)

どうでもいいですが、作者は最初マガジャッパを「マジャガッパ」だと思ってました。だってアイツ河童っぽいし。

 ▲ページの一番上に飛ぶ
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。