巨影都市オブ・ジ・エンド   作:銀色の怪獣

43 / 72
どうも、銀色の怪獣です。

いきなりですが、作者(と相方)は色々あって引っ越すこととなり、それに伴ってしばらく更新をお休み致します。

具体的には

5月11日にネットを一時解約→5月16日に新居に引っ越し→5月21日にネットを再接続する工事→そこから一週間ほどでネットが再開できる→パソコンでの執筆再開 って感じです。

作者は主にパソコンでお話を作っているので・・・

ネットが再開通し次第、また投稿します

ということで、今回はまだネットが繋がっていた昨日(5月10日)に仕上げたお話をどうぞ。

今回も巨影の魅力を出しつつ、最後はクスッと出来る、いったん更新をお休みするのでその最後らしくおバカ・・・クスッと出来る感じにしました。

では、どうぞ~



第四十話  交わる『巨影』

 

何気ない平和で当たり前の日常。もし、その平和で当たり前の日常に異形の存在「巨影」が現れたなら

 

 

 

―――カラッキィ!!―――

 

「ティガ!根っこだ!!」

 

「ヘヤッ!!」

 

夜の帳が下り、辺りを照らすのは月明かりと星明かりのみとなった高原にて、剛力の赤と俊足の紫を身に纏った超古代の光の巨人(ウルトラマンティガ)が、黄色い花粉で人々を甘い夢の世界へと誘って堕落させて滅ぼしてしまう恐ろしい超古代植物(ギジェラ)の親玉と戦っていた。

 

「ヌゥンン・・・!ハァッ!!」

 

―――ドォオオオォォォン!!―――

 

―――カラッ!?キ・・・キィ・・・―――

 

超古代の光の巨人(ウルトラマンティガ)が放った必殺技(ゼペリオン光線)超古代植物(ギジェラ)の親玉の体を吹き飛ばした直後、超古代植物(ギジェラ)の"本体"である根っこが地底へと逃走を図ったが、超古代の光の巨人(ウルトラマンティガ)超古代植物(ギジェラ)の根を逃がすまいと鷲掴み、その身を赤熱させて敵を焼き尽くす「ウルトラヒートハッグ」で超古代植物(ギジェラ)を爆散・完全に焼き尽くしたのだった。

 

 

 

 

「イヤァー!!」

 

「がっ!?はぁ・・・っ!!?お、おのれタロウ"・・・め・・・!!」

 

「トォーゥ!!」

 

―――ドォオオオォォォン!!―――

 

「ぎ、ぎゃあああぁぁぁっ!!?ひ、卑怯もラッキョウもあった・・・ものではな・・・ない・・・」

 

所変わって、とある「M78星雲」と呼ばれる特殊な天体と、そのM78星雲出身の光の戦士たち(ウルトラ兄弟)が活躍する世界では今まさに「タロウ」の名を冠する光の巨人(ウルトラマン)が、恐ろしい毒を持った怪草(マンダリン草)を使って地球を侵略しようとした悪の宇宙人(メフィラス星人)の"二代目"を討ち破っていた。

 

 

 

 

時空は違えど、世界は違えど「悪は滅び、正義が勝つ」これは覆されることの無い"世の理"だ。

 

 

しかし、万が一に・・・二つの世界が交わったとき、出会ってはいけないもの同士が出会ったとき、出会ってはいけないもの同士が出会って交わった時(・・・・・)、悲劇の幕が上がる事となる―

 

 

 

 

 

「はい、こちらGUTS―――ええっ!?分かりました・・・はい、はい、了解。みんな、大変よ!!」

 

「どうされましたか隊長?」

 

「また出たそうよ、ギジェラが!!」

 

「「「「「「!!な、何ですって?」」」」」」

 

ある日、突如として防衛組織《GUTS》に一本の電話があり、その内容を聞いた女性隊長が青ざめた表情で隊員たちに電話の内容を伝えれば、隊員たちも総じて青ざめたり飛び上がったりして驚いていた。それほどに電話の内容が驚くべき内容であったのだ。

 

「まさか・・・まだ残ってたのか!?」

 

「そんな・・・!だってギジェラはティガが・・・!!」

 

「そうだぜ!俺はこの目で確かにティガがデカいギジェラを倒すのを見たぜ!?」

 

「いや、あんだけの繁殖力のある植物や。まだ残っとってもおかしくはないやろ」

 

「・・・隊長、これはすぐに出撃してギジェラを殲滅すべきでは?」

 

「ええ、勿論よ。ヤズミ隊員、ギジェラの出現場所をモニタリング!」

 

「は、はい!ギジェラの出現ポイントは・・・以前と同じ高原です!!」

 

「分かったわ。GUTS出撃!!」

 

「「「「「「了解!!!」」」」」」

 

防衛組織(GUTS)にかかってきた電話の内容、それは以前たしかに殲滅したあの超古代植物(ギジェラ)が再び姿を現わしたという内容であった。

当然、超古代植物(ギジェラ)の恐ろしさを"身をもって"知っている防衛組織(GUTS)はその知らせを受け、再び超古代植物(ギジェラ)によって起きるであろう騒動を防ぐべく、超古代植物(ギジェラ)殲滅に乗り出したのであった。

 

 

―――ガラッギィ!!―――

 

「何だ・・・アレ・・・!?」

 

「何か・・・前と違う・・・」

 

人類を破滅へと導く恐ろしい超古代植物(ギジェラ)再出現の一方を受けて出撃した防衛組織(GUTS)の面々が見たもの、それは・・・以前の超古代植物(ギジェラ)と違い、黄色い花弁こそあるが赤く(・・)膨らんだ蕾のような形状を持った花へと変化している超古代植物(ギジェラ)"らしき"謎の巨大植物の姿であった。

 

「ギ、ギジェラなんやろか・・・アレ?」

 

「あ、あぁ・・・何か違うだろアリャ・・・」

 

「動揺するな!確かに少し違うが、あの黄色い花に加えて・・・見ろ!ヤツのばらまいている花粉によって人々が集まっている!!ということは、アレは間違いなくギジェラだ!攻撃開始!!」

 

「「「「「り、了解!!!」」」」」

 

その目で見た謎の植物が「本当に超古代植物(ギジェラ)なのか?」と戸惑う防衛組織(GUTS)の面々であったが、防衛組織(GUTS)の副隊長の一喝で件の超古代植物(ギジェラ)"らしき"謎の巨大植物に攻撃を開始した。

 

その後、防衛組織(GUTS)の活躍で謎の巨大植物は殲滅された。しかし―

 

「あ、足が・・・!足が動かない・・・!!」

 

「だ、ダメだ・・・立てない、立てないよぉ・・・!!」

 

「動け!動け!!頼む、動いてくれよ俺の足・・・!!」

 

 

 

「い、一体どうなっているんだコレは・・・!?」

 

突然現れた超古代植物(ギジェラ)"らしき"謎の巨大植物が殲滅された直後、医療機関では大騒ぎが起きていた。

何故なら、医療機関には件の謎の巨大植物の花粉を吸ってしまった人々が大勢運び込まれたのだが、運び込まれた患者たちは一様に足に力が入らない、足が動かない、立てないなどの「下半身不随」の症状を訴えていたからだった。

 

「一体なにが原因なんでしょうか?やっぱりギジェラのせいでしょうか・・・?」

 

「で、でもよぉ、ギジェラにあるのって幻覚と依存ぐらいだろ?こんな下半身不随の症状なんて無かったハズだろ?」

 

「本当に・・・どうしてなのかしら?」

 

謎の巨大植物の花粉を吸った大勢に人々の身に起きた異変を目の当たりにした防衛組織(GUTS)の面々は首を傾げるばかりだった。

何故なら、確かに超古代植物(ギジェラ)の花粉には強烈すぎる幻覚作用と依存性があるが、今回のような下半身不随を起こすような作用は無かった・・・しかし、今はご覧のように下半身不随になってしまった人々が大勢いるのだ。これでは首を傾げるのも当然だ。と、ここで―

 

「分かったで!"アイツ"の正体が!!」

 

「ど、どうしたんですかホリイさん?」

 

「いや、だから分かったって言うとんねん!みんなの下半身不随の原因も、あのギジェラぽい草の正体もな!!」

 

相変わらず数々の不可解な事柄に首を傾げるばかりの防衛組織(GUTS)の面々の元に走ってきた防衛組織(GUTS)の科学者のホリイ。そんなホリイは今回の下半身不随の原因、そしてあの超古代植物(ギジェラ)"らしき"植物の「正体」を解明したのだ。果たしてその原因と正体とは?

 

「アイツは、アイツは・・・ギジェラと"何か"の交配で生まれた突然変異(ミュータント)やねん!!」

 

突然変異(ミュータント)ですか―――あっ!?だからギジェラに似てるけど何か違うし、今回みたいな新しい症状が現れたんですね!!」

 

「せや!ダイゴ、お前の言う通りや!!しっかしまぁ・・・ホンマ厄介なのと自然交配したみたいやなぁ、ギジェラは。幻覚と依存性はともかく、下半身不随の症状の改善方法が皆目見当もつかへん・・・困ったなぁ・・・」

 

ホリイ隊員が出した結論、それは・・・まさかの超古代植物(ギジェラ)が"何か"と「自然交配」し、その結果で凶悪で始末の悪い突然変異(ミュータント)を生み出した、というものであった。

 

そして、実はその通りなのだ・・・

 

 

 

―――カラッ!?キ・・・キィ・・・―――

 

時は遡り、超古代植物(ギジェラ)超古代の光の巨人(ウルトラマンティガ)に撃破された直後のこと。

 

あの時、確かに超古代植物(ギジェラ)は確かに跡形も無く焼き尽くされて吹き飛んだ・・・だが、超古代植物(ギジェラ)の「花粉」だけはまだその辺に漂っていた。

 

すると、どうだろうか。不意に、本当に偶然に別の世界(・・・・)から、M78星雲出身の光の巨人たち(ウルトラ兄弟)が活躍する世界から恐ろしい毒を持った怪草(マンダリン草)が、超古代の光の巨人(ウルトラマンティガ)のいる世界へと時空を越えて飛ばされて来た・・その結果、超古代植物(ギジェラ)の花粉と怪草(マンダリン草)が出会い、そして「受粉」したのだ。

 

当然、植物は受粉したら「実」を結んで「種」を作り、作られた「種」は発芽して「芽」を出して最後は「花」を咲かせる。

そして、その咲いた花は、違う種類の親から生まれたハーフもとい突然変異(・・・・・)の花は親となった植物(ギジェラとマンダリン草)の特徴を受け継ぐ―――

 

そう、今回人々を苦しませる下半身不随の原因は、本来ならば超古代の光の巨人(ウルトラマンティガ)のいる世界には存在してはならない(・・・・・・)植物の巨影「怪草 マンダリン草」が、同じ植物の巨影「超古代植物 ギジェラ」と出会い、種を越えた愛を育んだ結果で起きた生物災害(バイオハザード)だったのだ。

 

「あ、足が・・・!足が動かない・・・!!」

 

「だ、ダメだ・・・立てない、立てないよぉ・・・!!」

 

「動け!動け!!頼む、動いてくれよ俺の足・・・!!」

 

 

「じゃあ、一体どうすればみんなを助けられるんですかホリイさん・・・?」

 

「分からへん。何せギジェラが何と交配したのか、交配したのが何なのかすら分からへんねん・・・分からんこと尽くしや」

 

 

こうして、偶然が招いた生物災害(バイオハザード)による影響は、マンダリン草とギジェラが自然交配して誕生したミュータント種「超怪草 (まん)()()ジュラ」による影響はその爪痕を深々と人々の身に刻み、人々を恐怖に震え上がらせたのだった。

 

 

 

 

 

一方で、実はマンダリン草が超古代の光の巨人(ウルトラマンティガ)のいる世界に迷い込んだように、ギジェラもまたM78星雲出身の光の巨人たち(ウルトラ兄弟)が活躍する世界に迷い込み、そしてマンダリン草と交配して曼陀羅ジュラを生み出して人々に影響を及ぼしていた―――

 

「気合だこんなモンは!気合で依存を断つんだーーーっ!!」

 

「そうだ!人間は自分の意思で悪いモノを断ち切れるんだーーーっ!!」

 

「うおおおぉぉぉっ!マンダリン草の毒に比べれば依存とかヘでも無いぜーーっ!!」

 

確かに曼陀羅ジュラはM78星雲出身の光の巨人たち(ウルトラ兄弟)が活躍する世界でも悪影響を及ぼしていたが・・・如何せんこの世界の人々は、特に一般人が異様にタフというか活きがいいというか、肉体的にも精神的にも"無駄に"頑丈だった。

 

結果、こちらの世界では曼陀羅ジュラ世界ではの影響など大した問題にもなっておらず、おまけに元々こちらの世界の人々はマンダリン草の解毒方法を知っていたので本当に大した問題になっていなかったのだ・・・恐るべしは「(ウルトラマンタロウの世界の)一般人」と言うべきなのかもしれない。




如何でしたか?

今回はウルトラシリーズでもヤバい特性を持った二つの植物が、「ダメな方の弟」が使ったマンダリン草と、超古代文明を滅ぼす一因となった麻薬植物ギジェラが登場し、更にその二種類が現実世界でも起きている「自然交配によるバイオハザード」で新種の「曼陀羅ジュラ」という恐ろしい新種を生み出す、という展開にしました。

しかし・・・強烈すぎる依存性+幻覚作用+下半身不随になる、なんて・・・現実の麻薬もビックリですな。コイツがウルトラシリーズに出たら・・・現代の規制が厳しいご時世じゃ無理か。

ちなみに、マンダリン草とギジェラの交配種「曼陀羅ジュラ」の名前の由来は『薬物中毒者ですら手を出さないレベル』と称される「曼陀羅華(まんだらげ)、曼陀羅葉(まんだらよう)」や「キチガイナスビ」の異名を持つ「チョウセンアサガオ(ダチュラ)」がモチーフです。マジでダチュラのヤバさはスゴいですよ・・・気になったら検索をば。

さて、これにしてしばらく更新をお休み―――一応、スマホでも地道に書いて出来上がったら投稿したり、コメントや感想を頂けると嬉しいもといちゃんと返信しますので、その際はよろしくお願い致します。

 ▲ページの一番上に飛ぶ
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。