巨影都市オブ・ジ・エンド   作:銀色の怪獣

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どうも、お久しぶりです。銀色の怪獣です。

無事に引っ越しが終わり、各種手続きが終わり、新居にてネットも繋がり、といった具合でやっと復帰できました。

ということで、今回は「リハビリ」を兼ねつつ「アイデア披露」なお話になります。

今回の内容、言わずもがな「あの映画」を元ネタにしつつ、「あの映画」を見たときに思いついたネタを好き勝手やります。

「もう巨影都市関係ねーだろ!!」って言わないで下さい・・・


では、どうぞ!!


番外編 『Up rising(アップライジング)』する巨影

何気ない平和で当たり前の日常。もし、その平和で当たり前の日常に異形の存在「巨影」が現れたなら・・・

 

 

「ジェットエル―――ロケットパーンチ!!」

 

「KAIJUとドリフトするんだ。相手の事を知るために」

 

「カテゴリー5です・・・」

 

『自爆システム機動』

 

『やりました!時空の裂け目が消滅しました!ローリーとマコがやってくれました!!』

 

 

西暦××××年のある日、突如として人類は絶滅の危機に晒された。

太平洋の深海に開けられた(・・・・・)「異次元の裂け目」から送り込まれる無数の巨影「KAIJU(カイジュウ)」によって。

 

だが、人類は決して諦めなかった。人類は自分たちの命を脅かす恐ろしいKAIJUに立ち向かうべく、国も人種も宗教も関係なく協力し合い、持てる限りの英知と技術を応用して対KAIJU兵器「イェーガー」という人が乗って戦う巨大なロボットを作り上げ、無数に襲い来るKAIJUたちを撃破し、その脅威を退けた。

 

そう、人類は例え敵が幾度攻めて来ようとも決して諦めず、幾度となく「Up rising(立ち向かう)」し続けたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

しかし、人々は忘れていた。

人類が途切れる事の無いKAIJUの襲撃に対して諦めずに戦ったように、相手も、KAIJUたちも、そのKAIJUたちを送り込んでいる"元凶たち"も地球侵略(もくてき)を諦めないことに。

KAIJUたちと、KAIJUたちを送り込んでいる"元凶たち"も目的の達成のためにUp risin(行動を起こす)する事を―――

 

―――ガァアアアァァァッ!!―――

 

―――ゴァオオオォォォッ!!―――

 

―――カロロロロォオォッ!!―――

 

―――シュギィイイイィィィ!!―――

 

―――ゲェアアアァァァッ!!―――

 

「な、何だありゃぁあああぁぁぁっ!!?」

 

突如として、とある大都市に轟く破壊音や炸裂音、逃げ惑う人々の悲鳴、そして・・・無数のKAIJUたちの咆哮。

 

見れば・・・何と、人類が死力を尽くして退けたはずのKAIJUたちが舞い戻り、大暴れをしていた―――それだけに飽き足らず、再び人類の前に現れたKAIJUたちはある「驚くべき変化」を遂げていた。それこそが―

 

「何で・・・何で・・・KAIJUがイェーガーと合体してる(・・・・)んだよ!!?」

 

そう言って、暴れ回るKAIJUたちから少しでも離れようと逃げ惑う人々の内の一人が呻くように言葉を漏らした。

 

そう、再び人類の前に姿を現わしたKAIJUたちの身に起きていた変化、それこそが人類の英知と希望の結晶たるイェーガーが、人類を脅かす恐怖の侵略者KAIJUと"合体している"した、言うなれば「メカ・KAIJU」となっているばかりか、その圧倒的強さで大都市を蹂躙し、KAIJU撃退のために出動したイェーガーたちを次々に葬っている光景であった。

 

 

―――ギギィ!ギギィイ!!―――

 

「クソッ!持久戦特化のオニババと遠距離戦特化のコヨーテ・タンゴの合体とか最悪じゃねぇかよ!!」

 

―――ギギィ!ギギィイ!!―――

 

「!?う、うわぁあああぁぁぁっ!!?」

 

今まさに、一機のイェーガーが一体のKAIJUに葬り去られた。

そんなイェーガーを葬り去ったKAIJUだが、KAIJUの強さや危険度などを現わす数値(カテゴリー)では大して強くない「カテゴリー2」に属する「甲殻怪獣 オニババ」というKAIJUであったのだが、今イェーガーを葬ったオニババはイェーガーの中でも銃撃戦・遠距離戦に特化した「コヨーテ・タンゴ」という機体と合体した、言うなれば「メカ・オニババ」とでも言うべき姿に変貌していた。

 

―――ギギィ!ギギィイ!!―――

 

そんなメカ・オニババだが、元となったオニババは持ち前の分厚い外甲による抜群の防御力の高さ、耐久力の高さで人類を苦戦させた。

だが、その反面でオニババは攻撃手段、特に遠距離攻撃には乏しいのでそこまで苦戦するような相手ではない、というのが常識であった。

しかし、このメカ・オニババはイェーガーの中でも有数の銃撃戦・遠距離戦に特化した各種武装を持ったコヨーテ・タンゴと合体しているが故、オニババの防御力と耐久力で相手を疲弊させ、相手が隙を見せた瞬間にコヨーテ・タンゴの各種ミサイルやレーザーなどで攻撃してくる、という厄介なKAIJUとなっていたのだ。

 

 

―――グゥオオオォォウ!!―――

 

「こ、コイツはヤバい・・・!どうやってもズタズタに切り裂かれちまう!!ナイフヘッドとクリムゾン・タイフーンの合体なんて悪夢だ!!」

 

―――グゥオオオォォウ!!―――

 

「!?ぎ、ぎゃあああぁぁぁっ!!?」

 

今まさに、一機のイェーガーが一体のKAIJUに葬り去られた。

そんなイェーガーを葬り去ったKAIJUは元はカテゴリー3に属する「衝角怪獣 ナイフヘッド」というKAIJUでああった。

が、今イェーガーを葬り去った去ったナイフヘッドはイェーガーの中でもスピードと柔軟性に特化した「クリムゾン・タイフーン」という機体と合体した、言うなれば「メカ・ナイフヘッド」とでも言うべき姿に変貌していた。

 

―――グゥオオオォォウ!!―――

 

そんなメカ・ナイフヘッドだが、攻撃手段は元のナイフヘッドの肩書きの「衝角」とも称される、頭部から突出した出刃包丁のような口吻を使った刺突、殴打だけではなく、クリムゾン・タイフーンが持つ三本の腕に装着された回転ノコギリを装着した三本の(・・・)腕を使った滅多斬りが主な攻撃手段であった。

メカ・ナイフヘッドは四本ある腕の内、何も装着されていない腕で相手を掴んで押さえ込むと、残りの回転ノコギリ装着の三本の腕で相手をズタズタに引き裂く文字通りの切り裂き魔、見た目通りの惨殺者へと変貌を遂げたKAIJUとなっていた。

故に、メカ・ナイフヘッドを見た人々は「KAIJU版"切り裂きジャック"だ」と称したという。

 

 

―――カロロロロォオォッ!!―――

 

「な、何て堅さなの!?オオタチにチェルノ・アルファの装甲が付いてるなんて・・・!!どこを責めればいいのよ!!?」

 

―――カロロロロォオォッ!!―――

 

「!?はぁっ・・・!?うぅう・・・!?!」

 

今まさに、一機のイェーガーが一体のKAIJUに葬り去られた。

そんなイェーガーを葬り去ったKAIJUは元はカテゴリー4に属する「凶悪翼獣 オオタチ」というKAIJUであった。

が、今イェーガーを葬り去った去ったオオタチはイェーガーの中でも随一防御力を誇る「チェルノ・アルファ」という機体と合体した、言うなれば「メカ・オオタチ」とでも言うべき姿に変貌していた。

 

―――カロロロロォオォッ!!―――

 

そんなメカ・オオタチだが、元のオオタチが攻撃手段・移動手段・知能などが非常に完成されており、特にイェーガーと合体する必要性は無いと思われていた。

しかし、オオタチは「完成している」が「完璧」ではない。実を言えばオオタチはKAIJUとしては珍しい「メス」である。加えてオオタチは「産卵」ではなく「妊娠・出産」を行うKAIJUだ。

それ故、オオタチの腹部は外骨格などが無く非常に軟らかくて無防備だ。

そこで、イェーガーの中でも随一の防御力を誇るチェルノ・アルファと合体することで大事な腹部を、子孫を産むための大事な体を守る装甲を得ることで「完成」から「完璧」となっているのだ。

 

 

―――ゲェアアアァァァッ!!―――

 

「コイツは・・・強ぇ!レザーバックとジプシー・デンジャーの合体たぁ、粋な事するねぇ・・・!!」

 

―――ゲェアアアァァァッ!!―――

 

「ちっ・・・!悔しいが・・・俺らの負けだぁあああぁぁぁっ!!!」

 

今まさに、一機のイェーガーが一体のKAIJUに葬り去られた。

そんなイェーガーを葬り去ったKAIJUは元はカテゴリー4に属する「電磁波暴獣 レザーバック」というKAIJUであった。

が、今イェーガーを葬り去った去ったレザーバックはイェーガーの中でも主人公・・・最もKAIJUを撃破し、数々の功績を挙げた最強のイェーガー「ジプシー・デンジャー」という機体と合体した、言うなれば「メカ・レザーバック」とでも言うべき姿へと変貌していた。

 

―――ゲェアアアァァァッ!!―――

 

そんなメカ・レザーバックだが、元のレザーバックがkAIJUの中で最も肉弾戦に優れている事、合体しているジプシー・デンジャーがイェーガーの中でも最強クラスとあって凄まじい強さを誇っていた。

特に、レザーバックの最大の武器である棍棒(メイス)のような腕の肘部分に、ジプシー・デンジャーの(エルボー)・ブースターが装着されており、ただでさえ破壊力抜群のメカ・レザーバックの「エルボー・ロケット」もとい「ロケットパンチ」は最早パンチの域を遙かに凌駕していた。

更に、メカ・レザーバックは生来持ち合わせた握力で相手に掴みかかった後、掌に装着されているジプシー・デンジャーの「プラズマキャノン」を相手を絶対に逃がさずにゼロ距離で撃ち込む、という芸当もやってのけるのだ。

また、レザーバックは「電磁波暴獣」の肩書き通り、電磁波を使ってデジタル操作のイェーガーを始めとしたあらゆる電子機器を機能停止させてしまう。しかし、メカ・レザーバックが合体しているジプシー・デンジャーはアナロの原子力式動力炉で動くため、電磁波を操るレザーバックもといメカ・レザーバックとの相性は抜群であったのだ。

 

 

―――ガァアアアァァァッ!!―――

 

―――ゴァオオオォォォッ!!―――

 

―――カロロロロォオォッ!!―――

 

―――シュギィイイイィィィ!!―――

 

―――ゲェアアアァァァッ!!―――

 

その他にも、首の周りに付いた開閉する顎状のヒレを持った「巨顎怪獣 ライジュウ」は、ご自慢の開閉するヒレにジプシー・デンジャーなどが装備している「チェーンソード」が装着された「メカ・ライジュウ」に。

 

カテゴリー4では最大級の大きさの「突貫角獣 スカナー」は、鋭利なブレードを武器とするイェーガーの「タシット・ローニン」と合体して「メカ・スカナー」に。

 

数いるKAIJUの中でも単一で、唯一のカテゴリー5に属する「大魔獣帝 スラターン」は、同じく数あるイェーガーの中でも唯一無二の存在であった「ストライカー・エウレカ」と合体した「メカ・スラターン」に。

 

 

といった具合に、この他にも実に様々なKAIJUたちが数々のイェーガーと合体して「メカ・KAIJU」となって人類を恐怖させ、絶望させた。

 

 

 

 

 

 

『作戦は成功だ。これでようやく地球が手に入るぞ』

 

『あぁ、長かったがやっとだな。全く、あの虫ケラどもめ・・・さんざん我々の邪魔をしおってからに』

 

『全くだ。だが、おかげで実に面白いものが見れた。見ろ、この虫ケラどもの顔を。実に愉快だ』

 

『あぁ、実に愉快だな。この絶望に染まった表情・・・!我らの邪魔をした報いだ』

 

人類が再び現れ、前以上の脅威となったメカ・KAIJUに「蹂躙」されていた頃、地球とは違う何処ともしれない場所、俗に言う「異次元」では"何者かたち"がメカ・KAIJUに蹂躙される地球人の様子を見てさも愉快そうにしていた。

 

そんな"何者かたち"の後ろをよく見れば・・・何と、今まさに地球で地球人を蹂躙しているメカ・KAIJUたちの同族個体が「無数に」製造されていた―――そう、実はこの異次元こそが地球人類を蹂躙するメカ・KAIJUたちを地球に送り込んでいる全ての元凶たちが住まう地『アンティ・ヴァース』であったのだ。

 

そんなアンティ・ヴァースに住まい、地球へと無数のKAIJUやメカ・KAIJUを送り込んでいた元凶たる巨影こそ、まるで昆虫のような体に醜悪な深海魚の如き顔をした「侵略知的生命体 プリカーサー」であった。

 

実はこのプリカーサーという存在、気のおもむくままにアンティ・ヴァース意外の他の星や土地を侵略するのを生業としており、その際に使うのが彼らがクローニング技術で生み出したKAIJUだ。

そう、今まさに地球を襲っているKAIJUたちも、そもそも地球がKAIJUに襲われている原因も、全てはプリカーサーたちによる「侵略行為」だったのだ。

 

しかし、以外にも地球人類はイェーガーを作るなどしてプリカーサーの侵略行為に抵抗した。

 

当然、それはプリカーサーたちからすれば腹立たしい行為であり、自分たちより遙かに劣る文明レベルの「虫ケラな種族」である地球人によって地球侵略を妨害されたプリカーサーたちは激怒した。

 

そこで、プリカーサーたちは自分たちの邪魔をした地球人(虫ケラ)」をただ滅ぼすのでは無く、相当にいやらしい、地球人(虫ケラ)なりに見せていた「抵抗」を徹底的に踏みにじる行為を行ったのだ。それこそが、

 

 

『しかし・・・あの虫ケラどもは自分たちが使っていた"オモチャ"が、怨敵たる我らのKAIJUと合体しているのを見てさぞかし悔しかろう・・・だが、見せしめにはもってこいだ!!』

 

と言いつつ、人類を蹂躙し続けるメカ・KAIJUの姿を水晶のようなモニターで見てほくそ笑むプリカーサー。

 

そう、プリカーサーが行った"自分たちの邪魔をした愚かな地球人(虫ケラ)"に対する「見せしめ」こそ、その地球人(虫ケラ)が必死の思いで自身を脅かすKAIJU撃退のために作ったイェーガーを、地球人たちを脅かすKAIJUとわざわざ合体させたメカ・KAIJUにすることで地球人たちに屈辱を味合わせ、精神的に追い詰めようとしたのだ。

 

これこそがKAIJUとイェーガーが合体している理由だったのだ。

 

全てはプリカーサーたちの人類への「嫌がらせ」だったのだ。

 

たかが「嫌がらせ」でここまでの事をしでかすとは・・・恐るべき存在、としか言いようがない。




如何でしたか?

今回はあの大人気映画『パシフィック・リム』の続編『パシフィック・リム・アップライジング』を元ネタにしました。

ちなみに、どこが元ネタかと言えば→今回登場させた今回登場させた「メカ・KAIJU」は『アップライジング』で出ていた「メガ・KAIJU」と、あの「ドローン・イェーガー」が元ネタです(「メガ」と「メカ」、まさかのイェーガーとKAIJUの合体、ということです)

話は変わりますが、ここ最近は「怪獣モノ」な映画が多くて嬉しいです。

『パシフィック・リム・アップライジング』、『ランペイジ 巨獣大乱闘』、『レディ・プレーヤー』などなど・・・いいですよねぇ。

え?『GODZILLA 決戦起動増殖都市』? あれは・・・「SFアニメ」でしょ?


思うのは、なぜ僕らは「怪獣モノ(怪獣映画)」に行くのか?答えは簡単です。怪獣が見たいから、これにつきます。
怪獣が見たいから怪獣モノを、妖怪が見たいから妖怪モノを、ミステリーが見たいからミステリーを・・・「なぜその映画を、その作品を観るのか?その作品のコンセプトが、その作品の"ジャンル"を見たいからその作品を観る」非常に当たり前な事です。

にもかかわらず、最近はその"ジャンル"を無視して、「わざわざこの作品でこれやるか!?」って言うのが多い・・・件の決戦起動とかその代表のような・・・

それはさておき、作者はまた投稿を再開致します。何卒よろしくお願い致します。

ついでに、アニゴジの三部作目『星を喰う者』に関した情報を僕の活動報告において書いております。よければご覧下さい

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