巨影都市オブ・ジ・エンド   作:銀色の怪獣

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どうも!作者です。

今回は・・・色々と捻った内容です。あくまで「捻った」であった「皮肉」じゃないです。

どう捻ったのか・・・どうぞ本編をご覧下さい。


四十二話 "虚無る=ゲッター"する『巨影』

何気ない平和で当たり前の日常。もし、その平和で当たり前の日常に異形の存在「巨影」が現れたなら・・・

 

「では、始めよう。議題は・・・"連中"に対する対処、及び対抗策だが・・・」

 

「・・・正直、この場でああだこうだと議論しても意味が無いのでは?何せ"連中"はあまりにも・・・強くて厄介だ」

 

「その通り。加えて、"連中"は倒しても次から次に現れる。これではイタチごっこの堂々巡りなだけだ・・・」

 

とある大都市にある近未来的な巨大施設、その実は各種戦闘機や防衛機能を備えた「防衛組織」の極東本部があった。

そんな防衛組織の極東本部内の一室にて防衛組織のお偉いさんたちが集まり、ここ最近ある日を境に世界中の至る所に出現し始めた"連中"なる存在―――異常で異形で巨大な存在「巨影」、またの名を「怪獣」についての対策などを議論し合っていた。

 

「現在の装備では手ぬるい!怪獣どもに対抗しうる、いや、怪獣どもを殲滅できる防衛体制を敷き、もっと強力な武装をすべきだ!!」

 

そんな議論の最中、防衛組織の中でも有数のタカ派のお偉いさんがそう熱弁した。すると、

 

「待って下さい!防衛軍時代に逆行しては、戦うことばかり考えていてはいけません。今、我々に必要な事はなんでしょうか?怪獣を一匹残らず殲滅する事でしょうか?そのために恐ろしい殺傷力や悪影響を持ち得る兵器や武器を開発する事でしょうか?いいえ、我々にいま最も必要な事は相手を、怪獣たちの事を知ることです」

 

そう言って、先のタカ派のお偉いさんの発言に対し、防衛組織の中でも現場で、直に怪獣たちと戦う部隊の女性隊長が釘を刺した。

 

「ほぉ、言うじゃないかねイルマ隊長・・・そこまで言うなら、君たちのチームでは怪獣たちの事を解明できているのかね?連中は何者で、何処から現れて、何が目的なのか、全て解明できているというのかね?」

 

「それは・・・」

 

自分の発言に対して釘を刺した女性隊長の発言に嫌味を込めて食いつくタカ派のお偉いさん。その顔は嫌らしく、意地の悪い笑みを浮かべていた。

 

「それは、何かね?イルマ隊長、君、偉そうに言った割には何も解明できてないんじゃないのかね?ふふん、そうなんだろう?全く、女が出しゃばると余計な事になる―――」

 

尚も続くタカ派のお偉いさんによる女性隊長への嫌みったらしい発言。だが、

 

「確かに、怪獣について不明なことは多いです。しかし、ここ最近出現した怪獣の死骸などを調査して判明したことがあります。調査して判明した結果、怪獣の多くは何か外的な力によって恐竜から進化させられたと推測される超古代の生物たちです」

 

「なん・・・だと・・・?」

 

「恐竜?怪獣は恐竜から進化したのか?」

 

「まさか!だって恐竜は何億年も前に・・・」

 

「し、しかし、何故いまになってその超古代の怪獣たちが目覚めたんだ・・・?」

 

タカ派のお偉いさんの発言を、「自分に盾突いた女性隊長への嫌味」で議論を遮っていた"大人げない"タカ派のお偉いさんの発言を今度は女性隊長が遮り、更には女性隊長が率いるチームが解明した怪獣たちの秘密を大々的に発言した。

それを受けてその場にいる一同はざわつき、流石のタカ派のお偉いさんでさえも思わず黙ってしまった。

 

そう、ここ最近世界中の至る所に出没して破壊や殺戮の限りを尽くす怪獣たちの"正体"が太古の地球の支配者・恐竜であるという事、そしてその恐竜たちが「何か『外的な力』によって進化させられたのが怪獣である」という信じがたい事実が判明したのである。

 

しかし・・・一体「何者」が、「何のため」に、「何で」恐竜を怪獣へと進化させたのだろうか・・・?

 

その答え、それは―

 

 

 

『地球にのさばるトカゲ共よ。貴様らが支配者面するのは今日、今この時をもって終わりだ。貴様らは滅ぶのだ。大いなる宇宙の意思によって。このゲッターの意思によって―――』

 

遙かな昔、太古の地球を人類ではなく大型爬虫類―俗に言う「恐竜」たちが支配していた頃の出来事。

 

地球の支配者たる恐竜は陸に、海に、空に、と地球中の全てを我が物として思うがままに生きていた。

 

だがある日、突然なんの前触れも無く恐竜たちは滅ぼされた(・・・・・)のだ。

 

突如として宇宙(てん)より降り注いだ、ちっぽけな哺乳類(じゃくしゃ)どもを贔屓(ひいき)する意思を持った宇宙(ゲッター)線によって。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、恐竜たちは諦めなかった。恐竜たちは先の宇宙線に対抗すべく、「生き物として」当然の行動を起こした。それこそが―

 

 

―――ジィギィイイイィィィッ!!―――

 

―――カァアアアァァァッ!!―――

 

―――グガァアアアァァァッ!!―――

 

―――キィピュイイイィィィッ!!―――

 

―――グオオオオオォォォォ!!―――

 

―――ギィヤオオオォォォ!!―――

 

―――グワァアアアァァァッ!!―――

 

凄まじい咆哮を轟かせる者たちがいた。そんな彼らの大きさは―――雲を突くような巨体、体長が50mを余裕で超えていた。そんな彼らの容姿は実に様々であった。

 

 

―――ジィギィイイイィィィッ!!―――

 

あるものは鎧兜のような頭部、下顎からはみ出すようにして上向きに伸びた一対の牙、そして筋骨隆々の逞しい肉体を持っていた。

 

―――カァアアアァァァッ!!―――

 

ある者は全身を血のような赤で彩り、頭部には黄色い嘴と瞳の無い橙色の目、背中には巨大な翼と鋭い鎌のような両手を持っていた。

 

―――グガァアアアァァァッ!!―――

 

ある者は平面な顔に漆黒の目、頭頂部には一本の角、そして全身を鈍い灰色の外骨格で覆っていた。

 

―――キィピュイイイィィィッ!!―――

 

あるものは全身を赤紫の皮膚で多い、頭部には赤く爛々と光る目に牙の生えた嘴、そして背中には極彩色の翼を持っていた。

 

―――グオオオオオォォォォ!!―――

 

ある者は頭部に湾曲した一対の角と金色に爛々と輝く瞳の無い目、全身を覆う銀色の岩石のような皮膚と剣山のような背ビレ、そして筋骨隆々の逞しい肉体を持っていた。

 

―――ギィヤオオオォォォ!!―――

 

ある者は頭部には天に向かって真っすぐ伸びる一対の角、手には鋭い鉤爪が三本生え、黄金の皮膚と全体的に引き締まった肉体を持っていた。

 

―――グワァアアアァァァッ!!―――

 

ある者は四足歩行で、まるで岩山が生命を持ったかのように全身がゴツゴツしており、頭部には角が一本、あるいは二本生えたりしていた。

 

と、このように実に多種多様な巨大な存在が突如として地球上に現れた。

 

そんな彼らは実に様々な容姿をしているが、体に存在する「ある一点だけ」は共通していた。それは・・・体の何処かに「岩石のような鎧」を持っているという事であった。

 

 

 

―――ジィギィイイイィィィッ!!―――

 

―――カァアアアァァァッ!!―――

 

―――グガァアアアァァァッ!!―――

 

―――キィピュイイイィィィッ!!―――

 

―――グオオオオオォォォォ!!―――

 

―――ギィヤオオオォォォ!!―――

 

―――グワァアアアァァァッ!!―――

 

ある日、突如として地球上に現れた謎の巨大な存在たち。そんな彼らだが・・・実は元は「恐竜」であった。

 

だが、彼らの容姿は、大きさは、能力は、強さは、全てが元の恐竜とは比べものにならなかった。

 

今の彼らは言うなれば・・・恐竜、どころか「動物」という枠組みを大きく外れた存在、俗に言う「怪獣」と呼ぶべき存在になっていた。

 

しかし、なぜ彼らは突如として恐竜から怪獣になったのか?

 

その理由は―

 

『地球にのさばるトカゲ共よ。貴様らが支配者面するのは今日、今この時をもって終わりだ。貴様らは滅ぶのだ。大いなる宇宙の意思によって。このゲッターの意思によって―――』

 

―――ジィギィイイイィィィッ!!―――

 

―――カァアアアァァァッ!!―――

 

―――グガァアアアァァァッ!!―――

 

―――キィピュイイイィィィッ!!―――

 

―――グオオオオオォォォォ!!―――

 

―――ギィヤオオオォォォ!!―――

 

―――グワァアアアァァァッ!!―――

 

突如として恐竜から怪獣になった"元"恐竜たち。

そんな彼らが怪獣になった理由、それこそが恐竜であった自分たちを滅ぼし、ちっぽけな哺乳類どもを贔屓する「意思を持った(ゲッター)宇宙線」に"対抗"するためであった。

 

彼らは、元恐竜たちは自分たちを滅ぼそうとする意思を持った宇宙(ゲッター)線に対抗するために強く、大きく、そして・・・恐竜という「動物」のカテゴリを外れた「怪獣」になったのだ。

 

だから彼らは大きくなり、忌まわしい意思を持った宇宙線(ゲッター)線の影響を防ぐべく、体に分厚くて頑丈な「岩石のような鎧」を身に纏っていたのだ。

 

 

全ては「生き残りたい」という、「滅びたくない」という、生物として当然の「生存本能」が、恐竜たちを怪獣へと進化させたのだった。

 

同時に恐竜たちによって好ましくはない(・・・・・・)地球の環境が、あえて恐竜たちを怪獣へと進化させたのだった。

 

 

―――ジィギィイイイィィィッ!!―――

 

―――カァアアアァァァッ!!―――

 

―――グガァアアアァァァッ!!―――

 

―――キィピュイイイィィィッ!!―――

 

―――グオオオオオォォォォ!!―――

 

―――ギィヤオオオォォォ!!―――

 

―――グワァアアアァァァッ!!―――

 

 

恐竜という「動物」の枠組みを外れ、「怪獣」という全てを超越した存在になった元恐竜たちは再び地球を支配した。

結果、意思を持った宇宙(ゲッター)線」に贔屓されたおかげで、進化させられて(・・・・)知的になり、地球を支配していた哺乳類は怪獣たちの台頭で再び肩身の狭い思いをする事になった。

 

―――ジィギィイイイィィィッ!!―――

 

―――カァアアアァァァッ!!―――

 

―――グガァアアアァァァッ!!―――

 

―――キィピュイイイィィィッ!!―――

 

―――グオオオオオォォォォ!!―――

 

―――ギィヤオオオォォォ!!―――

 

―――グワァアアアァァァッ!!―――

 

再び地球の支配者に返り咲き、堂々と太陽の光の下を歩く事が出来る様になった怪獣たちは嬉しそうだった。

 

こうして再び地球は怪獣の支配する惑星となった―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハズだった。だが、

 

 

「シュワッ!!」

「タアッ!!」

「ヤアッ!!」

「トォウ!!」

 

―――ジィギィイイイィィィッ!?―――

 

―――カァアアアァァァッ!?―――

 

―――グガァアアアァァァッ!?―――

 

―――キィピュイイイィィィッ!?―――

 

―――グオオオオオォォォォ!?―――

 

―――ギィヤオオオォォォ!?―――

 

―――グワァアアアァァァッ!?―――

 

怪獣たちが再び地球の支配者になり、地球が怪獣たちの楽園になった矢先、突如として遙か遠い星雲より怪獣たちと同等、あるいはそれ以上の強さを持った異星人(ウルトラマン)たちが地球へ飛来した。

そんな異星人(ウルトラマン)たちは地球にやって来るや否や、持ち前の強さで怪獣を殺し、滅ぼし、追いやった。何故なら、

 

『我々ウルトラマンは弱いものの味方だ。この星の住民は怪獣に苦しめられている。これでは可哀想だ・・・だから、我々が怪獣を倒すのだ!!』

 

『『『おぉーーーっ!!!』』』

 

突如として地球に飛来した異星人(ウルトラマン)たちは非常に正義感が強く、同時に「お節介」だった。

 

彼らは広い宇宙を「宇宙の平和を守る」という名目で飛び回り、自分たちの正義感や観点を他の星の種族や摂理に"押し付け"る種族だ。

 

そして今回、そのお節介者の異星人(ウルトラマン)たちが目を付けたのが怪獣たちが支配する星、地球であり、正義感の強い自称(・・)「弱いものの味方」の異星人(ウルトラマン)たちは・・・あろうことか、地球の支配者たる怪獣たちを「悪者」と決めつけ、怪獣たちの影に隠れて生きるものたちを「怪獣の苦しめられている弱者」だと一方的に決めつけ、怪獣たちを滅ぼしにかかった。

 

「私はユザレ。地球星警備団の団長です。みなさん、今この地球に起きている大異変、怪獣たちの台頭による恐怖を、遙か遠い星雲よりやって来た"光の巨人"が解決してくれています。だからこそ、我々も彼らの力になりましょう」

 

「「「おぉーーーっ!!!」」」

 

突如として地球に訪れ、自分たちの観点などから怪獣たちを「悪」と決めつけ、滅ぼしにかかった異星人(ウルトラマン)たちは確かに怪獣たちからすれば迷惑この上なかった。

だが、その怪獣たちの影に隠れて細々と生きる肩身の狭い思いをしているものたち、かつて意思を持った宇宙(ゲッター)線によって進化した哺乳類、の中でも最も進化した種族「人類」からすれば、自分たちを恐怖させる怪獣を倒してくれる異星人(ウルトラマン)たちは「救いの神」であった。

加えて、異星人(ウルトラマン)たちは人類(じぶん)たちに優しい・・・そんな彼らの力に、強さに、存在に憧れないわけがなかった。結果、人類は異星人(ウルトラマン)たちを「神」と崇拝し、完全に陶酔していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

またしてもか・・・

 

またしても宇宙(そと)より来るものが我らを滅ぼそうとするか・・・

 

なぜ我らが滅ぼされねばならぬのか・・・

 

何故・・・

 

何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故

何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故

何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故

何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故

何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故

何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故

何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故

何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故

 

何故なのか・・・

 

 

 

―――ジィギィイイイィィィッ!!―――

 

―――カァアアアァァァッ!!―――

 

―――グガァアアアァァァッ!!―――

 

―――キィピュイイイィィィッ!!―――

 

―――グオオオオオォォォォ!!―――

 

―――ギィヤオオオォォォ!!―――

 

―――グワァアアアァァァッ!!―――

 

 

いや、迷うのは、逃げるのはもう止めよう・・・

 

我らは・・・もう逃げない!

 

我らはかつての我らではない!我らは大きく、そして強くなったのだ!!

 

だから我らは戦う!我らを滅ぼそうとする輩を、逆に滅ぼしてくれようぞ!!

 

 

ある日、突如として自分たちの楽園に現れ、自分たちを悪者と決めつけて滅ぼしに来た異星人(ウルトラマン)ども。

 

その際、怪獣たちはかつての恐竜だった時に体験した悪夢を、あの忌まわしい意思を持った宇宙(ゲッター)線による悪夢を思い出していた。

 

だが、その時と決定的に違っている事があった。

 

それこそ、今の元恐竜たちは動物の枠組みを外れる・・・どころか、遙かに超越した存在『怪獣』へと適応し、そして"強くなっている"点だ。

 

―――ジィギィイイイィィィッ!!―――

 

―――カァアアアァァァッ!!―――

 

―――グガァアアアァァァッ!!―――

 

―――キィピュイイイィィィッ!!―――

 

―――グオオオオオォォォォ!!―――

 

―――ギィヤオオオォォォ!!―――

 

―――グワァアアアァァァッ!!―――

 

いや、迷うのは、逃げるのはもう止めよう・・・

 

我らは・・・もう逃げない!

 

我らはかつての我らではない!我らは大きく、そして強くなったのだ!!

 

だから我らは戦う!我らを滅ぼそうとする輩を、逆に滅ぼしてくれようぞ!!

 

 

凄まじい咆哮を轟かせつつ、恐竜から進化した地球の支配者たち・・・「超古代怪獣」という種族に属する巨影たちが、

 

 

―――ジィギィイイイィィィッ!!―――

 

巨影「超古代怪獣 ゴルザ」が、

 

―――カァアアアァァァッ!!―――

 

巨影「超古代竜 メルバ」が、

 

―――グガァアアアァァァッ!!―――

 

巨影「超古代怪獣 ガルラ」が、

 

―――キィピュイイイィィィッ!!―――

 

巨影「超古代尖兵怪獣 ゾイガ―」が、

 

―――グオオオオオォォォォ!!―――

 

巨影「剛力怪獣 シルバゴン」が、

 

―――ギィヤオオオォォォ!!―――

 

巨影「超力怪獣 ゴルドラス」が、

 

―――グワァアアアァァァッ!!―――

 

巨影「岩石怪獣 ガクマ」が、

 

宇宙よりやって来たウルトラマンたち(しんりゃくしゃども)を迎え撃った。

 

 

全ては自分たちの住処を守るために。

 

全ては自分たちの命を守るために。

 

全ては過去の歴史を繰り返さないために。

 

だから超古代怪獣たちは異星人(ウルトラマン)たちと戦うのだ。

 

 

―――ジィギィイイイィィィッ!!―――

 

―――カァアアアァァァッ!!―――

 

―――グガァアアアァァァッ!!―――

 

―――キィピュイイイィィィッ!!―――

 

―――グオオオオオォォォォ!!―――

 

―――ギィヤオオオォォォ!!―――

 

―――グワァアアアァァァッ!!―――

 

「タアッ!!」

「ヤアッ!!」

「シュワッ!!」

「トォウ!!」

 

こうして、超古代怪獣の一族とウルトラマンたちの戦いの火蓋が切られた。

 

果たして、この勝つのは・・・

 

地球に住まう超古代怪獣たち(ちきゅうのしはいしゃ)たちか?

 

それとも宇宙(そと)よりやって来たウルトラマン(しんりゃくしゃ)たちか?

 

その結末は"神"のみぞ知る―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――バオオオオオオォォォォォォ!!—――

 

地球に住まう超古代怪獣たち(ちきゅうのしはいしゃ)たちと、宇宙(そと)よりやって来たウルトラマン(しんりゃくしゃ)たちとの戦いの結末は、地球の遙か内なる深海に潜む「暗黒の支配者」にして「邪神」たる巨影「邪神 ガタノゾーア」のみぞ知るのだ。

 




如何でしたか?

今回は『ウルトラマンティガ』にたくさん登場した「超古代怪獣」のみなさんに一堂に会して頂き、あえてウルトラマンたちを"侵略者"という表現にしました。

そもそも、何で今回こんな話を思いついたかというと、

まず、「ゲッター線」とは巨匠・永井豪氏と石川賢氏の「ゲッターロボ」シリーズに出てくる「もの凄いエネルギー」の事です。
で、このゲッター線は猿を人類に進化させる一方で、恐竜たちを一方的に滅ぼす超自己中な謎の宇宙線という設定です。

で、一方の超古代怪獣たちは「何か外的な力によって恐竜から進化させられたと推測される超古代の生物たち(とイルマ隊長は推測)」であるものの、その「外的な力」は何なのか分からないまま・・・

「だったら超古代怪獣たちの進化の"要因"はゲッター線にしてもいいんじゃね?」という単純な発想です・・・進化"させられた"っていうか進化"した"ですがね。


で、何故ウルトラマンたちを人略者扱いしたかというと・・・少なくともゴルザたちは「元々地球にいた存在」であり、彼らも地球の住民じゃないですか。それを部外者の宇宙人=ウルトラマンが絶滅させ、さらにはウルトラマンは地球人と交配して「地球人と宇宙人のハーフ」を量産した・・・正直、ウルトラマンたちの行為って「侵略」じゃないですかね?

そりゃ怪獣たちだって、その元締めのガタノゾーアはウルトラマンを憎むわ。追い出そうとするわ・・・

あえて視点を変えて物語を見たとき、別の物語が見えてくる・・・そういうの好きです。

ちなみに、ティガシリーズのメインライターでもある小中千昭氏いわく「シルバゴンもゴルドラスも、ついでにガクマも超古代怪獣の一味・・・な気がします。僕の仲では」と言っていますし、ティガの35話『眠りの乙女』での超古代怪獣の映像にはシルバゴンとガクマも入っているから彼らも超古代怪獣だということにしています。

だだし、シルバゴンとゴルドラスは「異次元怪獣」というグループで『異次元怪獣:地球とは別の次元からやってきた特殊能力を持つ怪獣だ』とも怪獣図鑑でいわれてるからなぁ・・・まぁ、その辺はご愛敬ということで。

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