巨影都市オブ・ジ・エンド   作:銀色の怪獣

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はいどうも、銀色の怪獣です。

さて、今回は・・・って、元は今回はご友人の方より頂いた&していただいた話を参考にした

『巨影・2020年への挑戦or2020年からの挑戦』

を投稿予定でしたが、ちょっと変更しました・・・其方は次回で。

で、今回ですがサブタイトルからも分かるように&ただいま放送中である

『ウルトラマンゼット』

から"海賊な宇宙人"が出て、彼を出した意味合いのあるお話をやっていますのでどうぞお楽しみ下さい。

後、今回はどうも『ウルトラQ』的なテイストです。

ではどうぞ~


第六十二話・巨影『海賊版』

『バーロバロバロバロッサァー!バーローサッ!!』

 

「ゼット!今のは何て言ったのアイツ!?」

 

『うむ『我らバロッサ星人の技術の前に跪くがいい!!』だってさ―――他者の技術や物を奪い、さも自分のもののように振る舞ちゃうんだ。ソレがヤツらが『海賊宇宙人』と言われる所以だ、ハルキ』

 

「許せない・・・!これ以上、お前の好きにはさせないぞバロッサ星人、行くよゼット!!」

 

『勿論だハルキ―――ご唱和ください我の名を!!』

 

ある日、遠い宇宙から海賊の(・・・)宇宙人(・・・)がやって来て大暴れした。

 

ちなみに、一般的に

 

「海賊」

とは

『海上、あるいは河川などで略奪行為を行う盗賊を指す』

 

とされ、同時に

 

「宇宙」

『数多の惑星(ほし)が浮かぶ広大な海(のような場所)』

 

と定義・表現する事もあるので宇宙に海賊がいる、というのもあながち間違っていないのだ、現にこうして地球にやって来た

 

「一族総出で海賊家業を行い、余所様から奪った技術や品々で生計を立てたり我が物顔で使用する」

 

という厄介・迷惑極まりない"金と紫のボディカラーの渦巻き模様が特徴の鎧に、頭にはウサギの耳のような飾りと青く発光する目"をした巨影

 

「海賊宇宙人 バロッサ星人」

 

なる宇宙の海賊が―――そのバロッサ星人を迎え撃つは、

 

「ゼット・Z」

 

の名を冠する光の巨人(ウルトラマン)とその相棒の青年・ハルキだった。

 

『バーロバロバロバロッサァー!バーローサッ!!』

 

『「M78流・竜巻閃光斬!!!」』

 

『バッ!?バ―――バーロバロバロバロッサァー、バーロー!!?』

 

「やった!ヤツを倒したよゼット!!」

 

『ああ、終ったな・・・が、ヤツは遺言で『俺の弟たちがきっと仇を討つ』と言っていたな』

 

「へっ!そんなのいくらでもかかってこいよ!!」

 

『ハルキ、バロッサ星人は一度に卵を一万個産む、つまり弟があと9999人いるという事だな』

 

「マ、マジすか・・・」

 

激戦・・・姑息な手と、余所様から奪った強い武器や技術を使うだけだったバロッサ星人、はゼットの名を冠する光の巨人と相棒のハルキ青年に当たり前のように敗れて花火となったが、あろうことに

 

「自分の仇を弟たちが討に来るぞ」

 

と、バロッサ星人という

 

「卵胎生の宇宙人で、一度の産卵に1万個の卵を産む。なので後9999人の弟がいる」

 

というトンデモナイ事実が告げられたのだった―――それからしばらくの間、最初に倒されたバロッサ星人の言う通り無数のバロッサ星人(の弟たち)が地球にやって来てはゼットの名を冠する光の巨人と相棒のハルキ青年に挑み、色んな騒動を起こしまくっていたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『バーロバロ・・・バロッサー。バロッサァー、バーロー・・・バロ』

 

赤黒い空の下、一面に荒涼とした乾ききった風景の広がったどこぞの惑星が、あのバロッサ星人の故郷、バロッサ星の小高い丘の上で一人のバロッサ星人がため息交じりに地球から奪ってきたらしいパソコンをいじりながら独り言を呟いていた。

 

その独り言を地球人に分かるように訳すとこうだ。

 

『兄貴たち、あるいは弟たちは乱暴すぎる。これではいくら命があっても、兄弟がたくさんいてもダメだ。もっと賢く生きるべきだ。ただし、我々の生命線である海賊行為(・・・・)は続けていきたいが・・・何かいい方法はないだろうか?』

 

だ―――事実、最初のバロッサ星人がゼットの名を冠する光の巨人と相棒のハルキ青年に敗れて以降、兄の敵を討たんとして地球に殴り込む弟のバロッサ星人が大勢いたが、皆ことごとく敗れていた・・・まぁ、それでもまだバロッサ星人の兄弟は9000人ぐらい生き残っていたが。

 

だが、多くのバロッサ星人が光の巨人に敗れて命を落したのは紛れもない事実であるし、何を言っても復讐や敵討ちにばかり精を出す、夢中になる、挙句は躍起になっているせいで彼らの家業にして生命線である海賊行為を行っていないため、今やバロッサ星人たちは餓えてボロボロになっていた。

 

このままでは敵討ちどころか遺された弟たち、あるいは種族全体が滅びかねない―――と、その時だった。

 

『バロッ・・・?バロッサ!バーロバーロ!!バロッササ!!』

 

突然、あのパソコンをいじりながら独り言を呟いていたバロッサ星人が飛び上がったかと思えば、大慌てで兄弟たちの元へ駆けて行った―――そう、彼は見付けたのだ、彼が言った

 

「賢く生きて、尚且つ家業である海賊行為も出来る生き方」

 

を―――果たしてその方法とは一体なんなのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「新刊700円で~す!」

 

「○○のスタッフ書き下ろしの設定資料集で~す!如何ですか~?」

 

「○○ちゃんが脱いで乱れてしっぽり・・・スゴいですよ~!!」

 

夏の日差しが照りつける中、もの凄い数の人・人・人・・・人でごった返すのは、今や

 

「クールジャパン」

 

を象徴し、(ある意味では)日本の夏(と真冬)の風物詩となった所謂

 

「同人誌イベント・同人誌即買イベント」

 

の会場であり、その中にあろうことかいたのだ(・・・・)

 

『シ、新刊ミテイッテ下サーイ』

『アニメ○○○ノ同人デース。イカガデスカ~?』

『今ナラ新刊トグッズノセットデ1500円デース』

 

というどこかカタコトの日本語で呼び込みをするサークルがあったが、そこにいる者は全員が同じ姿を、

 

"金と紫のボディカラーの渦巻き模様が特徴の鎧に、頭にはウサギの耳のような飾りと青く発光する目"

 

コスプレ(・・・・)らしき(・・・)一団(・・)がサークルを出して同人誌や同人グッズを売っていた―――がその実、このサークルの一団は決してコスプレでは無いのだ。

 

「ちょっと中を拝見してもよろしいですかな?」

 

『ハイ、ドーゾ!イマ話題ノ作品ノヒロインノ絡ミガ多デスヨ!!』

 

「おぉ・・・!これは素晴らしい・・・新刊、頂けますかな?」

 

『ハイ、オ買イ上ゲアリガトウゴザイマース!』

 

「コッチも『電光超人マン』と『(ウルトラ)怪獣擬人化』の同人もらえますか?」

 

「僕はこの抱き枕カバーと、アクリルキーホルダーを」

 

『ハ~イ、毎度ドーモデース!!』

 

そんな謎の一団のサークルであるが、そのの同人誌や同人グッズの題材は流行りの作品だし、何よりもクオリティが高いので売り上げは好調らしく、サークルの前には商品を求める待機列が出来上がり、同人誌もグッズも飛ぶように売れてお金がガッポガッポのようだった。

 

(バーロバロバロバロッサァー・・・バーローサー)

 

(バーロ、バロバロッサァー。バーローサー)

 

(バーロバロバロバロッサァー、バーローサッサー!!)

 

と、目の前で自分たちのサークルに並ぶ大勢の人々、もとい"彼ら"からすれば本来(・・)ならば(・・・)

 

「原語を話したくない下等動物」

 

である地球人を心の中で内心バカにする謎の一団は自分たちの星の言語で会話しつつも、前までは(・・・・)見下して(・・・・)いたが(・・・)今となっては

 

「生きるための糧である"金"を生んで落してくれる恰好の商売相手」

 

と考えを改めた地球人相手に"彼ら"の家業(・・)である(・・・)

 

「海賊行為」

もとい

「海賊版」

 

でお金を稼いでいたのだ、彼ら

 

「海賊宇宙人 バロッサ星人」

 

は―――元々、同人誌や同人グッズは版権元が許可したわけでも無いし、著作権を持っているわけでもない作品群の事を指し、本来は金銭のやり取りが発生してならないのだが、ソコは版権元や公式が広い心で許してくれているのだ。

 

(バーロバロバロバロッサァー、バーローサッサー!!)

 

そんな中とあるバロッサ星人が、あの

 

『兄貴たち、あるいは弟たちは乱暴すぎる。これではいくら命があっても、兄弟がたくさんいてもダメだ。もっと賢く生きるべきだ。ただし、我々の生命線である海賊行為(・・・・)は続けていきたいが・・・何かいい方法はないだろうか?』

 

と言っていたバロッサ星人がたまたま地球の、というか日本の"ある文化"を奪っていたパソコンで見かけ、そして実行していた。それこそ、

 

『バーロバロバロバロッサァー、バーローサッサー!!』

 

『バ、バーロ?バロッサ・・・?』

『バロッサ・・・バーロ?』

『バロバロッサ・・・バロッサ?』

 

『バロッサ!バーローサッサー!!』

 

目の前にいる大勢の、まだまだ9000人はいる兄弟を前にあのバロッサ星人が見付けた地球の日本の"ある文化"を、手にしたパソコンに映し出される同人誌や同人グッズを前に力説していたのだ、

 

『俺たち一族総出で海賊家業する宇宙人にはピッタリの、余所様のアイデアとかで儲けられる文化があるんだ地球の日本には!だから、俺たちもソレに倣おう!!そうすれば、安全にかつ平和的に金が稼げるぞ!!』

 

と。

 

そう、彼ら

 

「生きるためには他から略奪するのが当たり前で同時に仕方ない種族」

「生きるために一族総出で海賊家業をしている種族」

「余所様のアイデアや武器、技術をいけしゃあしゃあと自分のもののように語り、挙句はソレを使って威張ったり、それを悪いとも思っていない種族」

「一度に1万個の卵を生み落とし、数と人手がとてつもなく多い星人」

 

にはピッタリだったのだ、同人誌や同人グッズといった

 

「ある意味では海賊行為、というか実際は海賊版」

「余所様のアイデア・著作物でお金儲けしてしまっている」

「著作権や原作使用料を払うわけでもなく、儲かれば自分のポケットマネーに。せいぜいお金を払うとしても同人誌の印刷代とかグッズの製作費・・・も、印刷所とかメーカーに依頼している」

「人手さえあれば好きに出来る。だって色んな制約や期限、権利などが絡むメーカーや公式と違って自由にやれるから」

 

は肩書きに「海賊」を頂くバロッサ星人たちにはピッタリだったのだろう・・・事実、バロッサ星人たちが出した同人誌や同人グッズは飛ぶように売れているし、ソレを買い求める客も多いのも事実なのだから。

 

「いや、宇宙人が同人誌とか作って売り捌くって・・・大体、怪しまれたりヒーローに捕まるのが関の山でしょう?」

 

と思われたり言いたい人もいるだろうが、そうはならないのだ―――同人誌即買会場などのイベントでは宇宙人もビックリの、奇抜だったりビックリするような恰好の早い話が大多数の人間がコスプレを、それこそアニメや漫画の世界から飛び出てきたようなクオリティの高いコスプレをしている人間もいるので、

 

「これコスプレですから。よく出来てるでしょ?」

 

と言えばいいし、周りだって勝手にそう思ってくれるのでカモフラージュにはピッタリだ。

 

加えて、ソレこそヒーローが乗り込んできたとしてもだ―――周りにはそのヒーローが守るべき・傷付けられない人間が大勢いるので盾に出来るし、そもそもバロッサ星人たちがっているような活動は、海賊版云々は周りの人間たちだって率先してやっている・・・コレでは、いくらヒーローでもバロッサ星人たちだけをしょっ引くなど出来ないだろう。

 

つまり、バロッサ星人たちにとって今の日本の文化は実に性に合っているし、何を言っても安全かつ平和的にお金が稼げるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ああ、ですが安心して下さい。

 

バロッサ星人が、宇宙人が(・・・・)同人誌や同人グッズで荒稼ぎとかがフィクションですから―――

 

『公式が売り上げを独占しないでもらえます?』

 

『公式で利益独占しないでくれません?』

 

『公式って本当に自分たちだけ金儲けする事しか考えてねーな』

 

『俺たちが宣伝してやってるんだから儲けさせろよ!!』

 

『同人禁止とか、もう観てやらねぇ!!みんなも観ないでおこーぜ!!』

 

『先日、有料サイトにて公開させて頂きました電光超人マンの漫画と画像に関して、権利元様から金銭の発生する場での公開を停止するよう警告をいただきました・・・せっかく書いたのになぁ』

 

昨今、こんな事を実際に宣う頭が(・・)宇宙人な(・・・・)方々が、一部のアレなオタクや同人作家がいるので一概にバロッサ星人たちの事を言えないのも事実なのである、悲しいかな。

 

『同人活動・同人誌などは限りなくアウトに近いグレーな存在。公式に訴えられれば・公式が禁止すれば即座に違法・取り締まりの対象となる』

 

『同人活動などは厳密には著作権侵害に相当する。もし訴えられると5年以下の懲役又は500万円以下の罰金などが定めれられている』

 

『そもそも、同人活動などは公式が"認めてあげている"あるいは"やらせてくれている・やらせてもらっている"のであって、決して金儲け・生活の手段としてはならない』

 

ということを、同人活動などは公式のご厚意に甘えさせてもらい、公式が笑って許してくれているからやらせて戴ている・・・のに、昨今の(一部の)オタクや同人作家の為体はもはや

 

「頭が宇宙人で海賊(的な行為)」=「海賊宇宙人 バロッサ星人(一族総出で海賊家業を行っている宇宙人)」

 

と同類ではなかろうか―――我々地球人類が宇宙規模の(・・・・)『海賊』な『星人』にならないように、あるいは頭が(・・)宇宙人な(・・・・)海賊に(・・・)ならないように気を付けたいですよね?




はい、如何でしたか?

今回はウルトラシリーズの最新作

『ウルトラマンゼット』

から先週登場した海賊な宇宙人、バロッサ星人を出しつつ、彼の肩書きである

「海賊(行為)」

を、近年何かと(どっちかと言えば悪い意味で話題になる)

「海賊版」

にかけた話・・・早い話がダジャレというか何というか。

『ウルトラマンゼットの10話の最後、バロッサ星人が一杯いた所に『終』ってウルトラQみたくしたら怖かった』

『何かコミカルだけ、何となくウルトラQ的な終わり方したね今回(10話)』

という意見や、僕もそう思ったので今回は何となくウルトラQ的な終わり方にしました。

あ、今回あえてバロッサ星人の言葉を訳してない部分ありますがワザとです・・・ただ

「呆れている、引いている」

のは事実です、宇宙人に引かれるオタク達・・・笑えねぇ。

ただ、間違ってないでしょう?という―――某『SSSS.』の同人騒動しかり、盗っ人猛々しい、人の褌で相撲を取る、最近の同人展開やオタク達の素行にはよく言いますよねぇ。

「最近、日本の企業やメーカーは心が狭くなった」
「公式とかメディが厳しすぎ。昔はもっと寛大だった」
「俺たちオタクが、ファンが支えてやってるのに」

・・・イヤイヤ、アンタらが無闇矢鱈に金儲けに走る・図々しくなったせいでしょう?という。

そうです、我々や同人とは公式などに

「させてもらっている・容認してもらっている・寛大な心で許して頂いている」

のに、図々しくなってまるで侵略者のように略奪や侵略をする、言葉や価値観などが通じない宇宙人を相手にしているみたいな状況に―――

『人間は便利なツールを手に入れどんどん退化し始めたからさ。町中サルだらけ。放っておいても滅びるよ』
『新しい道具で人間の脳は委縮し始めている。もう戦う必要はない』
『ねぇ?低能化して環境を破壊して礼儀も知らない人類を、物好きに守る必要もなかろう?』

とどこぞの明太子みたいな宇宙人が言ったみたいになっちゃっている・・・我々がバロッサ星人みたくならないように気を付けたいですね。

しかし9999人の弟たちがいて、敵討ちに・・・円谷はまたしても世代を跨げるキャラを得たし、彼らはどうやって攻めて来るのかな?

アレですかね、

「9999人のバロッサ星人が合体する=キングバロッサ星人、バロッサレギオン」

とかみたいになったりする?のかな・・・みたいな。皆さんどう思います?

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