千冬と一夏   作:Scotchs

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今回は千冬目線から書きました。

さて、千冬はどこでどう間違えて進んでいなたのでしょう


絶望の日々I

千冬「いちかぁ」

 

私は、その後の記憶が無い。

気がついたときに、死体安置所の前で女医に呼ばれていた。

 

女医「失礼ですが、死亡判断書とその他書類になっています。この書類のみここでの提出ですのでよろしくお願いします。それでは、ご冥福を心からお祈りいたします」

 

そう言って書類を渡し、私の前から消えた、女医は察したのだろう。こんなやつらを多く見ているから。

そう思いつつ、私は死亡判断書を見る

 

ー7月9日 20:56 死亡を確認 死亡原因は拳銃で頭を撃ち抜いたことによる、即死ー

 

千冬「(あっそうだ、一夏は…)」

 

思い出してしまった…あの時私の前で・・

 

千冬「(あれっ、意識が・・)」

 

女医「千冬さん大丈夫ですか?千冬さん!」

 

目をさますとそこは病院のベットの上でさっきの女医が叫んでいた。

 

女医「大丈夫ですか?千冬さん」

千冬「はい、なんとか」

千冬「(大丈夫じゃ無い)」

女医「驚きましたよ、急に倒れられて」

千冬「すみません、あっ書類を書かなくては」

女医「それは、後でもいいですよ千冬さん。それより、ご家族さんのお姿を見に行ってあげてください」

千冬「あっ、はい」

 

死体安置室が並んだ廊下はなんだか異様な光景であり、不思議な感覚を覚えた。

 

『織斑一夏』

 

と書かれた部屋の前に着くと、すぐさま入りそばに近寄った。白く・冷たくなったい一夏がそこにはいた。起きないことなんて、見ればわかるのに…

 

千冬「おい、一夏起きろ今日はお前の誕生日だろさっさと起きて、帰るぞ…」

一夏「・・・」

千冬「さっさと起きろいちかっ」

千冬「起きてくれ、いちかっ…」

 

その場には、泣く姿すら見せなかった姉の姿があった。

 

その声は、どこか…悲しく

どこか…寂しげで

愛情が感じられる声であった

 

千冬は日ずけが変わる時間まで一夏のそばにいると帰宅した。

 

家に帰ると、警察官が立っていた

 

警察官「現場検証ができましたので入られても結構です」

 

そういうと、千冬に家の鍵を渡した

 

千冬「なぜ、この鍵を持っているんだ…」

警察官「床に落ちていたのを鑑識課の人が見つけたんです」

千冬「そうですか…ありがとう」

警察官「それでは、ご冥福をお祈りいたします」

 

そう言うと、警官は去っていった。

ドアの鍵を開けて、

 

千冬「ただいまー」

「・・・」

千冬「一夏はいなかったな」

 

「おかえり、千冬姉ー」

 

千冬「えっ!一夏いたのか!心配したんだぞ!」

 

そう言って抱きつくがそんなことはできないのは

 

千冬「幻覚かぁ・・」

千冬「・・」

千冬「私は、どこで間違ってしまったんだ・・何故もっと一夏を・・・」

千冬本人は分かっていた。

どうしておけば良かったのかを・・・。

 

そばにいてやれなかったことに……

 




この後は、少し一夏が出てきません

姉千冬仕事に走るのはいいが弟の面倒みろやと突っ込みを入れたくなりますよね?
(本編アニメISでも思いました)

そんな思いの結末を、最悪点を通過しました。
どんな人間でも、失ってからわかるものはたくさんあります。
そんな、気持ちがこの作品で感じていただければ良いと思います。
主も納得がいっていないのでところどころ変えると思いますので、お楽しみに

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