このすば! ─カズマがいた異世界最初の街は王都にある王城です─   作:Sakiru
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朝の騒動

 

 冤罪、というものがある。

 罪がないのに疑われたり、罰を受けたりする事だ。

 日本でも冤罪のあとは尽きない。

 近年少しは緩和しているようだが……それでも中々減らないのが実状だ。

 この世界に来る前、学生兼引き籠もり兼ニートの身分だった俺は、何も一日中ゲームをしていた訳ではない。

 ……ま、まぁ大半はネトゲか惰眠を貪っていたけれども、それでも気が向いた時は社会についてネット記事を漁っていたりした。

 政治、国際、スポーツ、芸能など、もとより知能がそこそこ高い俺は──それは冒険者カードのステータスに如実に表れている──様々なことを学習していったものだ。

 だったら学校行けよ! という突っ込みが出るだろうが、一度学校を休むと中々に行きずらい。

 この気持ちは、きっと誰もが共感してくれるだろう。

 兎も角俺はある日、ある記事をたまたま見つけ、それを拝読した。

 それは、冤罪についての記事だった。

 ある男性Aさんが謂れのない罪によって無期懲役の罪に課せられたが、実は無実だったことが明らかになったのだ。

 彼は二十歳の時に捕まり、勝利を獲得した時は八十一歳の時。つまり、六十一年の時間を無駄に過ごしてしまった訳だ。

 当然世間はそれを良しとしなかった。

 警察の怠慢だと責め、彼には莫大な謝礼金が贈られたという。しかしそれでも、国民の非難の声はやまなかった。

 俺はそれを薄暗い自室の部屋で読んだ時、うわぁ可愛そうに……という同情しか湧かなかった。

 いやだって、仕方がないだろう。

 俺は俺、彼は彼で別の人間なのだ。

 人生の道が違うのだから、共感などできる筈もないし、だからそれ故に同情しかできない。

 けれどまぁ、自分がそうなったら嫌だなぁ……と思ったことは鮮明に覚えている。

 男性Aさんのように、冤罪だと証明するのには多大な時間を必要とする。

 だからこそ彼は自分の人生を支払うことで「大罪人」の烙印を消そうとしたのだろう。

 と他人事に考えていたのだが……──もしそれが自分に降り掛かったらどうしようか。

 そんなの決まっている。

 

 無理ゲー。

 

 クソゲー。

 

 そのような感想が思わず浮かぶのは、必然だろう。

 

 

 §

 

 

 朝、目が覚めた。

 瞼を開けるとそこにあるのは、知らない天井。寝やすいようにという気配りか、満天の夜空が描かれている。

 昨日まで泊まっていた主人の宿屋ではない。

 じゃあ此処は何処だろうと思案したところで、すぐに答えは出た。

 正解は、王族が所有する別荘の一つだ。

 俺の為に用意された、二階にある小部屋で睡眠を取ったのだ。……そうはいっても、王族専用の為に馬鹿みたいにでかいのだが。

 嘆息しながらむくりと起き上がると、視界の右端には金色の髪の毛が目に留まる。

 それを辿るとそこには、幼い……けれど整ったパーツで構成された女の子の寝顔があった。

 ……。

 いやなんで……?

 ……あぁそうだ。

 昨日は女の子──アイリスが気を遣ってゲームに誘ってくれたんだっけ……。盛り上がって寝落ちしてしまったのだろう。

 ……えぇと確か、俺が王城にいた際教えたチェスをやっていた気がする。

 チェスはゲーム理論では、二人零和有限確定完全情報ゲームに分類される。

 理論上では「完全な先読み」が可能であり、双方のプレイヤーが最善手を打ち続ければ先手必勝……もしくは引き分けになるというものだ。

 つまり、「運に左右されない」ということ。

 例としては、チェッカー、将棋、五目並べ、オセロなどが挙げられるだろう。

 運に左右されない故に、プレイヤー間の実力の差がモロに出るゲームでもある。

 さて、そんなチェスを遊んでいた俺とアイリスなのだが……当たり前だが最初は──つまりは王城にいた際だ──俺の圧勝が続いた。

 この世界で最も普及しているあの悪魔のボードゲームでは俺の連敗が続いていたが、流石にルールが明確にあるのなら自分より歳下には負けやしない。

 というかそもそも、あれはゲームとはいえないと思う。

 ……けれどどうやら、俺は慢心していたらしい。

 久し振りに対局した俺は、最初こそ俺が勝っていたのだがそれでも正直ぎりぎりであり……五戦目になると僅差で負けてしまった。

 あの時のアイリスの顔は、とても嬉しそうで……俺は思わず笑みを零してしまった。

 国家転覆罪が掛けられているのに呑気なもんだと自分でも思うが、そんな簡単に状況は好転しないし、プロゲーマーならではの矜持がある。いや、プロゲーマーというのは言ってみたかっただけだが。

 今度は俺から六戦目を申し込み、友達は満面の笑みで即答。

 今度は勝ってやる! ──……と意気込んだのはいいものの負け、その後も連敗。

 流石におかしいぞと思った俺は、このゲームのゲーム理論を思い出し……唖然したものだ。

 上記に述べた通り、チェスは二人零和有限確定完全情報ゲームだ。

 七回連続で負けてから俺はこれを思い出し、ある結論に至る。

 

 アイリスは既に俺より強いのだ。

 

 でもなんでだろう。

 確かにあの時からはかなりの月が経っているが、それでも俺はこのゲームを何年も前からやってきたのだ。

 それなのに負けるなんて、少々……いやかなり腑に落ちない。

 そう訊ねるとアイリスはこう言った。

 

「実は私、カズマ様が城を立ち去った後も練習してたんです。クレアやレインに相手をしてもらいました! あなただったらどうするのかを想像しながらです! ……カズマ様が仰ったように、大抵の努力は実るんですね!」

 

 その時俺は、涙腺が崩壊したものだ。

 いやだって、そうだろう?

 ここまで純粋な女性を、俺は見たことがない。

 いやまぁ、アイリスはまだ思春期に入っていないからなんとも言えないが。

 もしこれで昨日のように「大嫌いです、あなたなんて」と言われようものなら俺は、立ち上がれる気が微塵もしない。

 あの時の彼女の仮面は、たとえ意図して作られたものだとしてもとても恐ろしかった。

 というかぶっちゃけ、これまでの戦ってきたどんなモンスターよりも恐怖を抱いた。

 もし次あんなことを言われたら俺は、自殺するかもしれない。

 とそのようなことを考えていると、不意に扉がゆっくりと開かれ、そこにはクレアが息を荒くしながら立っていた。半歩下がって後ろには、レインさんもいる。

 俺達が寝ている間に、『テレポート』でレインさんがクレアを迎えに行ったのだろう。

 クレアの表情が真剣そのものなのに対して、レインさんは眠たげに小さく欠伸を漏らしている。

 部屋に取り付けられた時計式魔道具をみると、朝の六時を少し過ぎたところだった。

 そりゃあ確かに眠いよなぁ。

 俺だってこの時間は何時もなら寝ているし……と恩師に同情したところで、あぁそっかと気づく。

 どうやら俺は無意識下で緊張していたらしい。

 もし友達がいなかったらと思うと、心底ぞっとする。

 季節は真冬とあってか、太陽はまだ出ていない。とても寒い。風邪を引いていないのは奇跡だろう。俺は毛布をアイリスに掛け、暖を取らせた。

 漆黒に覆われた朝空を眺めていると、クレアが用心深く辺りを見回しながら、

 

「おいサトウカズマ! アイリス様は、アイリス様はいらっしゃるか!? お部屋にいらっしゃらなかったのだが!」

 

「落ち着いてくださいクレア様……頭に響きますので」

 

「レイン、貴殿は何を言っている! 私達はアイリス様の護衛だぞ、これに慌てずして、何が護衛か!」

 

「そう言われましても……眠いですし……それに答えは予想できますし……」

 

 騒々しい二人に呆れたところで、そうかと一人合点する。

 俺はクレア達の方……つまり扉側で寝落ちしていたが、アイリスはベランダ側の方で寝息を立てている。

 あちら側からでは彼女が見れないのだろう。

 ふかふかもふもふの毛布をぽんぽんと叩きながら、俺は答えることにした。

 

「アイリスだったら、此処で寝ているから安心しろよ。っていうか朝からうるさいぞ。もうちょっと静かにしてくれないか?」

 

「そうか、それなら良かった。私はてっきり、アイリス様が何者かによって連れ去られたのかと……──いや違う!」

 

「いやいや、何が違うんだよ? 俺今から二度寝したいから、さっさと出ていってくれると助かります」

 

「なんで貴様の部屋にアイリス様がいらっしゃるのだ!」

 

「なんでってそりゃあ、一緒に寝たからだな」

 

 レインさんがほらやっぱりという表情を浮かべる中、白スーツは目を大きく見開き、

 

「……!? 今……なんっ、……一緒に寝た!?」

 

 彼女は酷く動揺する。 あわあわと口を半開きにし、心なしか焦点も合っていないようだ。

 なんだろう、絶対に何か勘違いしているな。

 それを他所に俺は、眠気を堪えるのに苦労していた。見れば何時の間にか、レインさんは立ったまま半睡している。

 あのままでは転んで怪我するのも時間の問題だろう。眠っている人を見ると、こちらも眠くなってきた。

 ……あぁ、眠い。

 ヤバい、ベッドが高級すぎていくらでも寝れそうだ。

 よくよく考えてみれば、俺の罪はそう簡単に覆らないらしいし、だったら悩むだけ無駄かもしれない。

 いっそのこと、開き直って惰眠を謳歌しよう。

 いざ夢の世界へ今行かん……と朦朧したところで、クレアが俺の両肩をガシッと強く握ってくる。

 刹那、俺は無理やり覚醒させられた。

 

「痛い痛い痛い! ちょっ、お前力入れ過ぎだから!」

 

「貴様! あ、アイリス様と……ね、寝ただと!? も、もしかして既に一線を超えたのかそうなのか!? ロリマとかクズマとか巷で有名な貴様が、けれどヘタレでチキンな貴様が……!?」

 

「おい、ちょっと待て。その話詳しく」

 

「えぇい、しらばっかくれるな! 嗚呼アイリス様……私の生き甲斐、象徴……──」

 

 うわぁ、とどん引きする俺なのだが……まさかここまで酷いとは思わなかった。

  白スーツは陶酔しきっただらしのない顔に歪め、「アイリス様は……アイリス様……」とぶつぶつ呪詛のように呟き続ける。

 これが俗にいうヤンデレなのか?

 というか思うんだが、この国の貴族はマトモな奴が少なすぎる。

 何処ぞのドMクルセイダーや目の前にいる本物のロリコン(アイリス限定)とか……あれっ、俺の知り合い貴族でまともな人って、レインさんとダクネスの親父さんだけなのでは?

 やっぱりアレだ、世の中は権力と金で回っているんだなぁ。

 俺を捕まえる前に、この犯罪者予備軍の女を捕まえた方がいと思います。

 半眼になりながらそのようなことを考えていると、女の子が小さく身動ぎしながらうっすらと瞼を開ける。

 寝ぼけ眼をごしごしと可愛らしく拭い、微笑を浮かべた。

 

「ふわぁ……おはようございます皆様」

 

 

 

 

 ──騒々しい朝を迎えた俺達は、一階のリビングで朝食を取ることに。

 流石は王族専用の別荘とあってか、巨大冷蔵庫にはありとあらゆる食材が陳列していた。

 中にはキャビアやトリュフ、フォアグラといった世界三大珍味も普通にあるのだから恐ろしい。

 王城で居候していた時は身分の差があるから一緒に食べれなかったからなぁ。

 アイリスが座っていた周りにはクレアとレインさんががっしりと座り護衛していたし、俺はそんな彼女達を遠目から眺めながら食べていたものだった。

 だから何気に、俺とアイリスが一緒に飯を共にするのは初めてだったりする。彼女がアクセルに来た時は非常事態だった為カウントしない。

 とそのようなことを考えながら出された料理を口に運ぶが……あまり美味しくない。

 いやなに、別に不味い訳ではない。

 ただその……アレだ、舌が違和感を訴えてくるのだ。

 平民の俺では、このような高級料理は口に合わないのだろう。

 あぁ……たった一日食べていないとはいえ、唐揚げ定食が懐かしく感じるなぁ。

 そんな俺を見かねてか、俺の対面に椅子に腰掛け、子供とは思えないほどに上品にフォークを動かしていたアイリスが、

 

「カズマ様、お身体の調子が悪いのですか?」

 

「いや、そうじゃないんだけど……。味に慣れないというか……」

 

 せっかく出されのに文句を言うのは失礼だとは自分でも思うが、感じたことをそのまま告げた。

 すると俺の斜め左に座り、アイリスの隣になれたのが余程嬉しいのか顔をだらしないものにしているクレアがその表情のまま……

 

「ふっ、やはり貴様は平民だな。一生を真面目に働いてやっとこの食にありつけるかどうかというものなのだぞ? 精々貴様の貧相な舌で味わうんだな」

 

 ……我慢だ。

 イラッ、とするがここは我慢するのだ。

 そう、俺は大人なのだ。

 いちいち子供の言うことに腹を立てたりはしない。

 青筋を浮かべそうになるのを理性で抑えながら、俺はある事が気になり訊ねる。

 

「そんなに高いのか。ちなみにどれくらい?」

 

「そうだな……私も詳しくは分からないが……」

 

「おい」

 

「レインの家の財産と同じくらいだろう」

 

 その衝撃的な言葉に俺は、マジでと思わず横に座るレインさんに視線を送る。

 彼女は涙目になりながら、「クレア様!?」と文句を言い……元凶の白スーツは同僚を傷つけたことに気づかないのかはてと首を傾げるばかりだ。

 流石は王に仕える四大貴族のうちの名家。

 ヒエラルキーは無意識でも発動しているらしい。

 というか、レインさんが不憫でしょうがないのだが。

 アイリスはもとより、クレアはクレアで世間知らずのお嬢様だからなぁ。

 きっとレインさんは大変苦労している違いない。

 ……今度何かして労わろう。

 そのようなことを話しながらも、俺はフォークやナイフを駆使して高級料理を口にするのだが……やっぱり駄目だ。

 数ヶ月前なら兎も角として、舌が完全にこの世界特有の材料の味を覚えてしまっている。

 おまけに、食べても食べても腹が膨れない。

 作ってくれた恩師には申し訳ないが、ここは追加で何か作るとしよう。

 

「すみません、冷蔵庫にある食材使っていいですか?」

 

「……? えぇはい、それは構いませんけど……何かお作りになるのですか?」

 

 それに答えようとして、先に食べ終わっていたアイリスが目を爛々と輝かせる。

 どうやら彼女のお腹もぺこぺこのようだ。

 思い返せば首無し騎士(デュラハン)討伐の前、唐揚げを沢山頬張っていたっけ。

 俺はわざとらしく咳払いを一つして。

 

「アイリスも何か食べるか?」

 

「はい、食べたいです!」

 

「なら『料理』スキルを所持している俺が存分に振る舞おう!」

 

「わぁっ! とても楽しみです! あっ、そうだ。私もお手伝いしますねっ」

 

「おっ、それは助かるな。よし、ならまずは手を洗うんだ。衛生管理は重要だからな」

 

 アイリスはそれにぱあっと喜びの色に染め上げた。そのまま彼女は台所に突入する。

 俺は苦笑いしながら追いかけようとして……王女様にそんなことが許されるのかと疑問に思った。

 不安に駆られレインさんを見ると、彼女は大丈夫ですとばかりに頷いてくれた。それでもくれぐれ怪我をさせないように言われたが、そんな事を俺がさせる筈もない。

 だが、ここには過保護の憎き白スーツがいる。反対されるかなぁとそちらに目を向けると、クレアはうとうとと寝ていた。

 改めて見れば、中々の美女といえるだろう。貴族特有の金髪は光を反射しているし、鎧の上からでも分かるその巨乳。ダクネスと同じくらい、といえばその凄さが伝わると思う。

 ダクネスは着痩せする体質だから、普段は中々その山を拝めないのだ。

 ありがたやありがたや……!

 ひたすらに桃源郷を眺めていると、レインさんは何か勘違いしたのか、

 

「クレア様、ここ最近はお疲れですから。一応建前としては、シンフォニア家がカズマ様のお身柄を預かっていることになっています。あと少ししたらまた、私とクレア様は王都に戻り議会をしなくてはなりません」

 

「うん? アイリスはどうするんですか?」

 

「アイリス様は此処でお留守番ですね。いくら王族でも、実権はゼロに等しいですから……それに万が一が起こったらいけないので」

 

「……本当に、ご迷惑をお掛けします」

 

「そんな! 貴方様を助けるのは当たり前のことです。アイリス様をはじめとして、私達は貴方を尊敬しているのですから。それはもちろん、クレア様もですよ」

 

「ほほぅ……誰が誰を尊敬しているって?」

 

「それはクレア様がカズマ様のことを……──」

 

 割り込んで来た声に顔を向ければそこには、クレアが目を覚ましていた。

 何時の間にか席から立ち、後ろからレインさんの頭をガシッと掴み、力を入れ続けている。

 どうやら恩師が告げたことは正しいようだ。だってその証拠に、クレアの頬が若干赤いんだもの。

 

「痛い! 痛いですクレア様!?」

 

「レイン。私が言いたいこと……分かるな?」

 

「分かります、分かりますから! 手を離してください! カズマ様、助けてもらっていいですか!?」

 

 そう助けを求められても困る。

 俺はレインさんの助けを求める視線からふいっと目を逸らし、わざとらしく口笛を吹く。

 刹那、彼女の顔が絶望に染まった。

 そんなレインさんをクレアは高笑いしながら粛清している。

 とここで、奥から。

 

「カズマ様、お手洗い終わりました! 早速作りましょう! 早く来てください!」

 

 俺はこれに乗じて椅子から立ち上がり、レインさんに軽く謝ってからさっさと逃げる事にした。

 何時もだったらからかうところだが、自分から死地に行くような、そんな愚考なことはしないのだ。

 台所に行くと、そこにはアイリスが頬を膨らませて俺を待っていた。

 

「遅いです!」

 

「悪い。さてそれじゃあ何を……──」

 

 と献立を考えていると、リビングからは。

 

『クレア様、鳴っちゃいけない音が!』

 

 あちらは盛り上がっているらしい。

 アイリスは部下の悲鳴を聞いて顔を青ざめてから、

 

「あ、あのカズマ様! 何やら悲鳴が聞こえるのですが! 特にレインの悲鳴が!」

 

「いや気にするな、アイリス。あれはスキンシップだから、当人達が問題なければいいんだよ。いいか? 世の中には踏み入れちゃいけない線があるんだ」

 

「そ、そうなのですか……? なら、仕方ありませんね。それじゃあカズマ様、ご教示お願いします!」

 

「よし、今から作るものは……──」

 

「作るものは?」

 

おにぎりだ 」

 

「そ、それは一体……!?」

 

 賑やかな朝が過ぎていくのであった。

 

 

 








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