戦姫絶唱シンフォギアXD・OGRE   作:メガイラ
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こんばんは!メガイラでこざいます!


予定通りバケガニ戦、完結いたします!


個人的には良いペースで進んでいて若干不安です…



それでは第11話、バケガニ戦ラスト!

〔叩く拳〕始めます





第11話 叩く拳




「なにこれぇぇぇぇぇ!?」


立花は自身のギアが全く別物に変わっていることに驚いていた。今、目の前にバケガニがいることを忘れるほどに


「立花さん!!バケガニが迫っている!!」


「っ!?」


響鬼の声に反応しようやく自分の置かれた状況を認識する。バケガニは無くなった脚を再生させながら立花に近づきだす


(ギアの姿がなんで変わったのかは分からない。だけど!!)


「今は、このギアで!!」


立花はバケガニに向けて走り出す。バケガニの鋏をかわしながら立花は無傷の脚に攻撃する。すると打ち込まれた所から甲羅にひびが入る


(やっぱり効いている。けど、姿が変わっただけでどうして?)


装者の攻撃は魔化魍に通用しなかった。しかし今、立花の攻撃が通用していることに響鬼は疑問を抱きながら戦闘を見ていた

しかしひびが入った甲羅は次第に傷が修復され始め、霧散した脚も元の形に戻りだした


「攻撃が効いても再生してる!どうすれば!?」


(魔化魍に通常攻撃が効く。ということはおそらく、清めの音が常に出ている事になる。けど倒しきれてない……。音波が弱いのか、僕達の様に直接内部に打ち込む必要があるのか。その両方か…)


響鬼は戦闘に参加せずとも戦況を常に確認していた


(……ッ!そうだ!!)


「立花さん!」


「は、はい!?」


「バケガニの腹の音撃鼓に直接拳を打ち込んで!!」


「え?」


立花は指示を聞き、バケガニの腹部を見る。そこには響鬼が取り付けていた音撃鼓が起動しており、大きくなっていた


「できる?」


「え~っと。どうすれば良いのかわかりませんが、やってみます!!」


鋏を掻い潜り、立花は音撃鼓の直ぐ下に着き…


「どりゃあぁぁぁぁ!!!」


右アッパーを放つ。叩かれた音撃鼓から音波が流れバケガニに伝わる



ギギィィィィィィ



「うわぁッ!?」


バケガニは一瞬動きが鈍くなったが、すぐさま鋏で立花を捕らえ挟み込む


「ううっ…!くぅぅぅぅぅ!!」


「猛士式…」


立花が挟み込まれぬ様、必死に抵抗している間に響鬼は右足に紫色の炎を纏わせバケガニとの距離を詰める。


「鬼蹴ぃぃぃ!!!!」



ギギギッ



「わあぁぁぁぁぁぁ!!!」


そして立花に意識を向けていたバケガニに渾身の蹴りを喰らわす。響鬼の鬼蹴をまともに受けたバケガニは、立花を離しながら仰向けに倒れる


「いまだっ!!立花さん!!」


「ッ!はあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


立花は空中で姿勢を取り、音撃鼓目掛けて拳を打ち込む。続けてバケガニの腹の上で拳を連続で打ち始める


「おおぉぉぉぉぉぉぉ!!」


バケガニは立花を振り落とそうとするが、脚を動かすだけで身体を起こすことができなかった

立花は拳を打ちながら、ツチグモと戦っていた響鬼の姿を思い出していた

(あの時の様に…、あの人の様に…!最短で!最速で!まっすぐに!!)


音撃鼓から発する音波を受け、バケガニの甲羅は徐々にひび割れていく。そして立花は右腕を大きく振り上げ、最後の一撃を入れる


「一直線にぃぃぃぃぃぃ!!!!」


立花の右拳が音撃鼓に打ち込まれた瞬間バケガニの動きは完全に止まり、爆発音と共に霧散した


「あいたッ!」


バケガニが消えたことにより、腹の上に乗っていた立花はそのまま落ちていき地面に激突した


「いたたたっ……」


「大丈夫?」


「あ、ありがとうございます!」


左手を差し出された立花はしっかりと握り返し立ち上がる


「助けられたかな…。ありがとう」


「いえいえ、私1人だけだったらやられてたかもしれません!響鬼さんのおかげで倒せたんです!」


「……!そっか…。じゃあ今回のはプラマイ0ってことで良いかな?」


「はい!!それでOKです!」


「ところで…。その「相棒!!」…!奏鬼!!」


そこに奏鬼達6人が、キハダガニを先行させて現れた


「無事だったか!まっ、お前なら簡単にくたばる訳無いか!」


「あまり心配されてなかったか…」


「…っ!?立花、そのギアは!?」


「なんだこりゃぁ!?」


「なんだか鬼っぽいデス!」


奏鬼達は合流すると立花の姿を見てそれぞれ別の反応をする


「嬢ちゃん…。イメチェンか?」


「違いますよ!!」


「じゃあ、一体どうして?」


「それがよくわからないんだ…」


「細かい話は戻ってからにしようよ。バケガニは、…ッ!!つぅ……!」


「ッ!あなた、その腕!」


「見せてみろ……………。あぁ、こりゃあ直ぐに治療した方がいいな…。2人共無事だったし、さっさと戻るぞ!」


合流した鬼と装者達は拠点で待っている茂崎と小日向の元へ帰りだした

















「…………08番の反応ロスト、か…」


暗い部屋で1人の男が呟いた


「まあ良い、今回ので魔化魍の成長を促す為のデータは充分に取れた。後はこの成果をあれに使えば…」


男の前にあるパソコンの画面には巨大な何かが蠢いていた


「この僕を侮辱した奴らを1人残らず…………殺す!」

















響サイド



「ぷはー、美味しーーい!!未来、おかわり!!」


「アタシもおかわりデース!!」


「ずずっ……、ふぅ…。おかわりお願いします」


「はいはい。ちょっとまっててね」


「おまえら…、何杯飲めば気が済むんだ!!」


無事に未来達のところに戻ってきた私達は、そこで未来と美帆さんが作ってた豚汁で昼食を取り始めた


「今ので3人共、10杯目だな」


「ちっとは遠慮しろ!!」


「だってバケガニを倒したらすっごいお腹が空いたんだよ!その後にこの豚汁は反則だよ~。とーーっても美味しいんだから!!」


「全くデス!このお味噌が疲れた身体の隅から隅まで行き届いてこれまでの疲れが綺麗さっぱり無くなるデース!!」


「美帆さんが言うにはこのお味噌は特別製で、魔化魍と戦う鬼の皆さんの為に考えて作ってるらしいよ」


「ぜひ作り方を教えて欲しい」


「だからって限度があんだろ!!」


「あら、あなたは口に合わなかったの?」


「いや……、そう言う訳じゃなくて…」


マリアさんの言葉にクリスちゃんは言い淀む


「あれを見たら、食う気が失せてくるんだよ………」


クリスちゃんの視線の先は…












「イデデデデデデデデデデデデ!!!!」


「うるさい!!静かにしろ!!!!」


響鬼さんが美帆さんの治療を受けていた

見てるだけで腕が痛くなりそうな光景だった……


「全く……。このぐらいで音を上げるとは。魔化魍と対峙するお前はどこに行った?」


「いやいやいやいや!!そもそもの問題はその薬だよ!!数ある薬の中でどうしてよりによってその薬を直接患部に塗るの!?」


美帆さんが持っている塗り薬のラベルには丸田と書かれてあった


「心配させた罰だ!この丸田印の薬で完治させてやる!なーに、安心しろ。即効性が高い薬だから直ぐに治るぞ!」


「安心できないよ!?丸田さんの薬の効力は知ってるから!!即効性が高いかわりに無駄に激痛が襲いかかってくること、ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ーーーーー!!」


響鬼さんは右腕を押さえ付けられながら薬を塗られ続けた

何故か美帆さんの表情が生き生きしているのは気のせいかな?


「た、助け…て……。そう…き」


「しっかり治して貰え。以上」


「非情だーーーー!!!」


「さ~て、続きを始めるか。ひ~び~き~」


この後響鬼さんは絶叫を上げられないほどに悶絶しました



響サイド終了






「生きてっか~?相棒?」


「川の向こう側で誰かが手を振っている光景が見えた……」


治療と言う名の拷問から解放された響鬼は折り畳み机に寝そべっていた


「ははっ、誰が手を振ってたんだよ」


「…………………」


「……相棒?」


「わからない…」


響鬼の言葉に奏鬼は真面目な顔になる


「見たことない、なのに知ってる人の様な気がする。最近夢でも同じ事があるんだ。知らない光景なのに『あの時の』みたいな感じで無意識に思ってしまうんだ」


「…………………」


奏鬼は響鬼の言葉を黙って聞いていた


「疲れがたまってるんだろ。豚汁飲んでゆっくり休んどけ。今回の功労者!」


「功労者は立花さんじゃないかな?」


「お前の支援のおかげで討伐したって言ってたじゃねぇか!だからお前も功労者なんだよ相棒!」


「……。了解。じゃ、いただこうかな」


そう言って響鬼は立ち上がり、豚汁を取りに向かう


「俺はな……、お前を苦しませたくないんだよ。………相棒」


奏鬼がしゃべった言葉に気付かずに……








ありがとうございました


オリジナルギアを出しながら様々な伏線も入れております!


正直な気持ち、なかなか面白く書いております!

その分不安もありますが…


次回からは新しいキャラも続々出てきます


キャラのプロフィールが多くなりそうなときは分けることもあると思います


ではまた会う日まで!!









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