最強の魔導師?そんなのいらないから飯をくれ!   作:白猫イチリン

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すいません。投稿が遅れました。新生活が忙しすぎて書けなかったです。これからちょくちょく出していくのでこれからもよろしくお願いします


もう一人の星霊使い

こんにちは。ブルーです。昨日はユキノとピクニックをしていたらなんかスカウトされましたが、興味がないので断りました。今はマスターの依頼を受けるためにギルドに向かっています。

 

ギルドの前に着くと聞きなれない声が中から聞こえてきた。

 

「ナツ!」

 

「なんだよ!ルーシー」

 

どうやらルーシーと言う声的、女性が中にいるようだが…関わらないようにしよう

 

そう思いながら俺はギルドの中に入る。するとナツとルーシーという女性が俺を見る。これはあれですね…

 

「ブルー!俺と勝負しろ!」

 

出ましたよ…ナツの悪い癖が…

 

「勝負しない」

 

俺がナツにそう言うと今度はルーシーが俺に話しかけてきた。

 

「あなたがブルーさんですか!?若いんですね!」

 

「ありがとう…」

 

俺は早くこの2人から離れないとと思いカウンターの所まで早足で行くのだが…後から炎が飛んで来た。絶対にナツだよな〜

 

それはその炎を消すために魔法を使う。

 

「ヒャド」

 

俺が出した氷とその炎がぶつかり水蒸気がギルド内で発生する。机と椅子が飛ばされるほどの威力だ

 

「やっぱり、ブルーは強いな!」

 

そんなナツに俺はイラッとする。なぜなら急に攻撃してきたからだ。俺はナツが反応できないほど素早くナツの懐に入り、ナツのお腹に拳を放つ。

 

「ぐは!」

 

と声に出しながらナツはギルドの外に飛んでいく。それを見たハッピーは飛んで追いかけて行った。

 

「ナツには困ったもんだ…」

 

そう言いながら俺はカウンターに座る。座る時にルーシーの方を見ると口を開けて固まっていた。カウンターに座るとミラが話しかけてきた。

 

「相変わらず凄い威力だよね〜」

 

「そうか?普通に殴っただけだが?」

 

「あなたはそうだけど周りの人からして見たら凄い威力だよ〜昔の私のサタンソウルの時のパンチより威力が出ていると思うわよ?」

 

「そんなことはないよ」

 

そう言いながら俺はミラが出してくれた水を飲む。

 

「ところでミラ。マスターはどこにいる?」

 

「マスターは今日の朝、他のマスターたちから緊急招集がかけられて出かけちゃったわよ」

 

「そうか…ありがとうミラ」

 

マスターがいない以上、依頼は受けられないな…さてどうしたものか…

そうやって考えていると誰かに声をかけられた。

 

「あの〜すいません」

 

声が掛けられたところを見るとルーシーがいた。

 

「何のようですか?」

 

「最近、入ったルーシーと言います。得意な魔法は星霊魔法です!これからよろしくお願いします!」

 

どうやら自己紹介をしに来たようだ。そして俺はルーシーの自己紹介で気になったところがある。

 

「星霊魔法だと?」

 

「はい…そうです」

 

それを聞いていたミラは笑う。なるほどミラはルーシーが星霊魔法が使えることを知っていたのか…

 

「ルーシー。実はね〜ブルーの家にはあなたと同じ星霊魔法が使える子がいるのよ」

 

「ミラ!あんまりそうやって個人情報をばらしていいものではないぞ!」

 

「あら〜ごめんなさい〜」

 

ミラは笑って謝る。全然反省していないなこれは…

 

「私以外にも星霊魔法が使える子がいるんですか!」

 

ルーシーは目をキラキラさせて俺を見る。めんどくさいことになりそうだな〜

 

「ああ…まだ魔法もろくに扱えないが星霊魔法が得意らしい…俺は使っているところは見たことないが…」

 

そう言うとルーシーは喜んでいる。多分、自分と同じ魔法が使える人に会うのは珍しいようだ

 

「もし良かったらその子に会わせて下さい!」

 

「え?」

 

俺がそう反応するとミラが話し出す。

 

「いいんじゃない?もしかしたらユキノちゃんの魔法について教えてくれるんじゃない?あなた星霊魔法わからないんでしょ?」

 

「それは…そうだが…」

 

「ならいいじゃない。ユキノちゃんも喜ぶと思うわよ」

 

「はいはい。わかりしたよ」

 

俺はルーシーの方を向く。

 

「ユキノに合わせるよ…だけどユキノを傷つけたりしたら分かるよな?」

 

とまぁ〜少し圧をかけると少し悲鳴を上げて頷いた。はぁ〜しょうがないと思って俺はルーシーを連れて家に戻ることにした。

 

『私の出番が…今回なかった…』

 

と誰かの声が聞こえたが、無視した。

 

 


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