楽しみです。
雷光寺の門の前にたどり着いた一馬?と開春
開春「雷光寺か・・・・あまりいい思いではないなあ」
一馬?「所長はここに来たことがあるんですか?」
一馬?は物珍しそうに言った。
開春「ああ、俺はその時は門下生として入門してたんだがこの寺の宝である槍に触れたことで破門になっちまったんだ」
一馬?「へえ・・・・」
開春「だから俺はその怪奇現象を解決させる専門家 妖事務所を立ち上げたのさ」
開春は昔のことを懐かしそうに語っているとき一馬?は禍禍しいオーラを発した。
開春「へ?一馬?」
一馬?「もう貴方には用はありません・・・・だからここで・・・・」
開春「へ?何?これ?」
一馬?「死ねえええええええ!!!!」
開春「ひええええええええええ!!!」
一馬?は禍禍しい色の槍、麒麟を取り出し開春を串刺しにしようとしたが・・・・
≪ジカンギレード!ギリギリスラッシュ!≫
総弩「はああ!!」
一馬?「なっ?くっ!」ドンッ!
ジオウとなった総弩の必殺技を一馬?はそれを防いだ。
一馬?「貴様は!?」
開春「ほえ?君たちは・・・・」
総弩「危なかったな。所長さん!」
そこには仮面ライダージオウとなった総弩、滝東也、はな、さあや、ほまれ、ルールー、えみる、狛、九が駆けつけた。
一馬?「貴様ら・・・・やはり生きてたか」
総弩「いい加減死んだ人間の名前と弟弟子の顔で悪さをするのはやめろ!斬田 電火!!」
開春「え?斬田 電火?」
一馬?「ふふふ・・・・さすがは赤の勇者だな」
一馬?は顔を手のひらで覆うとそこに現れた顔はかつて雷光寺で一馬、麟輝と共に麒麟槍士となるために修行し、継承者の儀で選ばれなかった腹いせに一馬を殺し槍を奪った男、斬田 電火がその姿を現した。
開春「え!?一馬?」
電火「ふっ!」
電火は懐からアナザーガロのライドウォッチを取り出し、
≪ガロ!≫
ドオォォォォーーーーーーーーーーン!!!!
鬼丸「なんだ?」
雷光寺の外から大きな音が聞こえ中にいた鬼丸、美津、師範、師範代、門下生達がさわめきはじめた。
夜にたちならぶ煙、そこに現れたのは・・・・
アナザーガロ「くくくく・・・・」
美津「きゃあああ!!」
鬼丸「あれは・・・・」
アナザーガロに変身した電火が現れ、美津は声を上げて気絶してしまい、鬼丸はアナザーガロを見てその正体が誰なのか覚えていた。
鬼丸「電火・・・・」
アナザーガロ「久しぶりだな・・・・先代の麒麟槍士、」
鬼丸「貴様・・・・」
鬼丸はアナザーガロを睨んだ。
アナザーガロ「なあ、師匠・・・・あの時、どうして俺じゃなくて一馬なんだ?俺のほうが力が強いはずなのにな・・・・」
鬼丸「確かに麒麟槍士となるためには力と言うものが必要だ。故に電火・・・・お主の技はきれる!・・・・だが・・・・いくら技が優れようとも心がともなわなければなんの意味もないのだ」
アナザーガロ「心だと?」
鬼丸「そうだ!強さを求めるあまり異形の存在となった貴様では麒麟槍士になりはせん!だからこそワシは一馬を麒麟槍士として選んだのじゃ!」
アナザーガロ「くくく・・・・」
鬼丸「何がおかしい?」
アナザーガロ「心だと・・・・笑わせるな!心だけでは強い相手を倒すことなど不可能だ!!やはり力だ!力があれば他のものなんぞどうでもいいんだよ!」
鬼丸「電火・・・・そこまで落ちたか!」
アナザーガロ「老いぼれが!死ねえええええええ!!!!」
アナザーガロが鬼丸に襲い掛かろうとしたが・・・・
総弩「待ちやがれ!」
ガキン!
アナザーガロ「貴様!」
アナザーガロが鬼丸に襲い掛かろうとしたその時にジオウが飛び出しジカンギレードでなんとか止めた。
鬼丸「あれは?」
狛「お父様!」
鬼丸「狛!九!お前達どこに行っていたのだ?」
九「分かりやすく言えば我々は麒麟槍士の後継者およびそれを止める者達を探していたのであります」
鬼丸「止める者達・・・・まさかあれが」
鬼丸は仮面ライダージオウを見て感心した。
総弩「さあ!電火!今ここでお縄を頂戴するぜ!」
アナザーガロ「それはどうかな?」ばっ!
ゴロゴロゴロゴロ・・・・
えみる「くもゆきが怪しくなったのです」
総弩「一気に決める!はああああああ!!」
アナザーガロ「来い!」
ドオォォォォーーーーーーーーーーン!!!!
総弩「うわあああ!?」
鬼丸「あれは・・・・」
ジオウはジカンギレードで切り裂こうとしたがアナザーガロはそれを待ちわびたかのように手を上げそこに現れたのが紫色の雷に禍禍しい形となった麒麟槍士の槍、麒麟を持っていた。
狛「麒麟!」
アナザーガロ「さあ、やるぞ!」
アナザーガロは槍を構えジオウに突撃した
バチィィィィ!!!
総弩「なっ!?」
アナザーガロ「ふん!」バリバリバリバリバリバリ!!!
ビビビビビビビビビビビビ!!!!!
総弩「ああああああ!!!」
滝東也「総弩!!」
はな「!!」
ジオウがアナザーガロに攻撃しようとしたがアナザーガロの持つ麒麟の雷がジオウに襲いかかった。だがこの雷は痺れるという可愛いものではなく死ぬかもしれないという高圧電流並の力を持っていた。
総弩「糞・・・・」
はな「私達が!」
総弩「駄目だ!」
はな達はプリキュアになって助けようとするがジオウはそれを止めた。
ほまれ「なんでだよ!今変身しなきゃあんたの命が危ないだろ!」
ハリー「せや!今ここではな達が変身すれば総弩はんを助けられるやろ!」
総弩「駄目なんだよ!もしお前達がプリキュアに変身すれば・・・・お前達自身に・・・・」
総弩「取り返しのつかないことが出来てしまう!」
はな「え?」
アナザーガロ「うらああっ!!」
バリバリ!!!
総弩「だから変身するな!」
ジオウの言葉に悩むはな達
はな(取り返しのつかないこと?それって一体?でも勇光さんが危ない・・・・でもどうすれば)
?「簡単なことですよ」
はな「え?」
さあや「一体!」
ほまれ「どこから」
えみる「どこにいるのですか?」
ルールー「あそこです!」
ルールーは上を見るとそこにいたのは・・・・
釀下院「どーもHugっとプリキュアのみなさん」
はな「あなたは・・・・」
醸下院「申し遅れました。私は醸下院 罰人、彼をアナザーヒーローに変えた帳本人です!」
はな「あなたが!」
醸下院の言葉にはな達は醸下院を睨み付けた。
醸下院「今のあなた方はプリキュアになって私を倒そうとしたいですが彼によって止められているんでしょ?違いますか?」
はな「うっ!」
醸下院の言葉にはな達はそれを聞いてはな達は黙るしかなかった。だが醸下院は・・・・
醸下院「ではあなた達を素敵な所で戦わせてあげましょう♪」
はな「え?」
ハリー「はな!」
はぐたん「ママーー!」
総弩「あいつら・・・・まさか」
醸下院は懐から黒いカードを取り出しそのカードをはな達の前の地面に刺しそこからドーム上の黒い液体がはな達を包み込んでいく。
総弩「あれは・・・・まずい!」
ジオウははな達を包み込む液体に違和感を感じ止めようと駆けつけた。
総弩「やめろーーーーーー!!!」
アナザーガロ「お前の相手は俺だろ!」
バリバリバリバリ!!!
総弩「うわあああああああああ!!!」
駆けつけようとしたがアナザーガロの麒麟の雷で止められてしまった。
黒い液体がはな達を包み込み丸い球状となった物体は消えてしまった。
総弩「しまった!」
醸下院「くくくく・・・・さあ始まりますよ!バッドエンドのショーが」
醸下院は悪魔のような笑みを出しながら言った。
ジオウとアナザーガロが戦っているとき一人だけポツンと座っている青年 麟輝が座っていた。
麟輝(俺に何が出来るんだよ!俺は一兄のように強くないし電火のような気迫さえもない・・・・)
総弩「俺と一緒に戦え!」
総弩の言葉に麟輝は迷った。
麟輝(戦うってなんだよ!俺は槍を持っていないのにあの電火にどう立ち向かえって言うんだよ!)
怒り狂いながら悩みまた落ち込んでしまう。
麟輝(一兄・・・・)
麟輝 当時14歳
麟輝「90!91!92!」
麟輝は雷光寺に弟子入りをして1ヶ月、槍の突きの稽古に奮闘していた。
一馬「そんなんじゃ駄目だ!麟!」
麟輝「一兄。」
一馬が現れ一馬は麟輝の後で槍の構え方を教えた。
一馬「いいか?まず肩の力を抜け!左手を槍の棒の内側を握りしめ、そして右手を槍の先端の部分を握りしめろ!そして両足に思いっきり力を入れろ!」
麟輝「はああっ!!」
一馬の教えたとおりに麟輝の槍の突きが今より鋭くなった。
一馬「やったな麟」
麟輝「いやー一兄の教え方が上手だったんだよ!」
稽古を一時中断し水分補給をしていた二人、
麟輝「それにしてもすげえよな一兄、槍の構えも綺麗だしあの電火さんにも勝つなんて・・・・」
一馬「なあに・・・・あれはたまたま運があったからだと思う・・・・次はこうは行かないと思うがな」
麟輝「それに比べて俺は・・・・まだまだだし槍の構えだって雑なままだし」
一馬「ははははははは!!なあにお前は徐々に強くなってるよ!だからへこたれんな稽古をもっと続ければ地道に強くなるよ!」
継承者のその後
麟輝「すっげえ!一兄!今日から麒麟槍士って奴なんだ!」
一馬「ああ、そうだな!」
麟輝「これで悪い魔鬼をバッタバッタとぶっ飛ばしていくんだろ?」
一馬「ああ!」
麟輝「でもやっぱり俺もその槍欲しかったな!俺だって地道に稽古を休まずにやって来たんだから力も一兄には負けないのにさ」
一馬「麟」
麟輝「ん?」
一馬「俺はこれを握りしめた時、この槍に必要なのは力だけじゃないと思うんだ」
麟輝「え?」
一馬「この槍には力以外にも友情とか優しさとかそういう心を持たなければいけないと感じたんだ!これがもし力だけで握りしめると俺は選ばれなかったと思う。」
麟輝「一兄・・・・」
一馬「麟!」
一馬は麟輝の頭をポンと撫でた。
一馬「お前にもチャンスはある!だけど力だけでこの槍を持つな!大切なのは心だ!強い心を保つんだ!」
そしてアナザーガロとなって一馬を殺したあの一言、
麟輝「一兄!死ぬな!死ぬなよ!」
一馬「がはっ!はあ、はあ、はあ、麟・・・・」
瀕死の状態の一馬は麟輝の頬を触るとある言葉を言った。
一馬「麟!・・・・泣くな!今は悲しくても・・・・お前はいずれあの槍を持つべき時が来る・・・・」
麟輝「なに言ってんだよ?一兄!」
一馬「例え、俺が死んでも・・・・俺はお前の心の中で生き続ける・・・・」
麟輝「何だよ!それ死ぬんじゃねーよ!」
一馬「麟輝!!」
麟輝「!!」
一馬ははじめて麟輝を名字で答え一馬はにこりと微笑んだ!
一馬「今日から・・・・お前が・・・・新たな・・・・麒麟槍士だ・・・・」
それだけを言い残し一馬は息をひきとった。
麟輝「おい・・・・・・・・一・・・・兄・・・・かず・・・・にいちゃん・・・・・・・・う・・・・うう・・・・ううう」
麟輝「うわあああああああああーーーー!!!!!!」
麟輝「一兄・・・・」
麟輝がふくいこんで落ち込んでいるとき頭の中から何かが声をかけてくれた。
?「・・・・・・・・麟・・・・」
麟輝「え?・・・・この声・・・・懐かしい・・・・とても・・・・懐かしい声が・・・・まさか」
後ろを振り向くとそこにいたのは死んだはずの稲荷一馬であった。
麟輝「一兄!!!!!」
一馬「・・・・・・・・麟」
麟輝「一兄!!!!!!!!!!!」
一馬「動くな!」
麟輝「え?」
麟輝は大好きな一兄がいることに歓喜し一馬に近づこうとするがそれを拒否されてしまう。
一馬「麟・・・・忘れたのか・・・・」
麟輝「え?」
一馬「お前が忘れるってことは俺を忘れるってことだ!麟!彼らが戦っている場所にお前も行くんだ!」
彼ら、総弩達のことである。
麟輝「無理だ!俺は怪物になってみんなに迷惑をかけてしまった!いまさらあそこに戻るなんて・・・・いやだよ!」
一馬「思い出すんだ!麟!お前は新たなる麒麟槍士でありこの世界を守る力を持ってるんだ!」
麟輝「無理だ!無理だよー!!」
一馬「・・・・」
麟輝「一兄?」
一馬「ふんっ!!」
バキッ!
麟輝「うわああっ!?」
駄々をこねていた麟輝を一馬は麟輝の頬を殴った。
麟輝「な・・・・何するんだよ!一兄!?」
一馬「バカ野郎!!お前は忘れたのか!!俺とお前が交わした約束を!!」
麟輝「約束・・・・はっ!」
麟輝は思い出した。
それは雷光寺に行く前、麟輝と一馬はある施設で暮らしていた。
麟輝の両親は麟輝が小さい頃に他界してその親戚の紹介で施設に入り、一馬は親の顔をよく知らない・・・・赤ん坊の頃から施設に住んでいたのであった。
雷光寺に向かうため施設を出る決心をした一馬、だがそれについていこうとする麟輝がいた。
麟輝「一兄!」
一馬「麟!」
麟輝「一兄!どこに行くんだよ?」
一馬「麟・・・・俺はこれから悪い奴等と戦うために雷光寺と呼ばれる所に行く!」
麟輝「だったら俺も行くよ!」
一馬「駄目だ!あそこはやわな覚悟で行く所じゃない!来るな!」
麟輝「行くったら!行く!!」
一馬「・・・・」
諦めの悪い麟輝の駄々に一馬はあることを約束した。
一馬「だったら麟!これだけは約束してくれ!」
麟輝「え?」
やろうと決めたことを最後までやりきれ!!
麟輝「はっ!」
麟輝はその事を思いだし一馬はにこりと笑顔をふるう。
一馬「麟」
ポン
麟輝「一兄・・・・」
一馬「お前はまだ始まったばかりだ!それにあの総弩って奴もお前のことを信用してるらしいからな・・・・お前の実力は俺がよく知っている・・・・だから麟!」
麟輝「一兄!?」
薄々と消えていく一馬に涙が溢れる麟輝
一馬「お前なら・・・・俺の知らない所まで越えていけると俺は信じている・・・・だからお前もお前自身を信じろ!お前なら出きる・・・・」
スウッ・・・・
それだけを言い残し一馬は消えてしまった。
麟輝「・・・・・・・・」
一人だけになり立ちぱなっしの麟輝は拳を握りしめ、涙を拭い、その目は決意の眼に変わった。
麟輝「っ!!」
麟輝は全速力で雷光寺に向かう。
そしてついに麒麟槍士が誕生する!
まて次回!
to be continued
次回!ついに麒麟槍士が・・・・
総弩「行こうぜ!」
麒麟槍士「ああ!!」
次回「麒麟槍士!誕生!」