グレイトジェネレーション ゼロフォウルの野望   作:匠 良心

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39話 奴は番長

任侠 斑猫組に殴り込みをかけた大くんこと大甲 兜は頭斑猫の息子 対馬斑猫のツシマの斬撃を一瞬にして見切りそれを一発で覆した。

 

 

 

 

 

ツシマ「若造・・・・おめえの名は?」

 

 

 

 

兜「大甲 兜!」

 

 

 

 

ツシマ「大甲 兜か・・・・おめえの名前しかと覚えたぜ・・・・で?おめえの目的は何だ?まさか親父の「がたん!!」?」

 

 

 

 

兜「さっ出ろ」

 

 

 

兜は背負っている車を置くと車の扉から空、ひな、ハリー、はぐたん、えみるが顔を出した。

 

 

 

 

ひな「こんにちわ~~」

 

 

 

空「・・・・・・・・」

 

 

 

ひなは無邪気な挨拶をし、空は何が何だかわからなく後ろを振り向くと・・・・

 

 

 

 

 

子分「・・・・・・・・」

 

 

 

子分「・・・・・・・・」

 

 

 

子分「・・・・・・・・」

 

 

 

 

そこにはいろいろな昆虫人間がいて人間一人もいなかった。

 

空「・・・・むしがいっぱい・・・・」ヒュウウ

 

 

あまりのショックに空は気絶した。

 

 

 

 

ハリー「空 しっかりしいや!」

 

 

 

えみる「しっかりなのです!」

 

 

 

 

ハリーとえみるは空を心配している中ひなは兜に近づいてきた。

 

 

 

 

 

兜「怖くなかったか?」

 

 

 

ひな「ううん!むしろ楽しかった!」

 

 

 

 

ひなの笑顔に兜は心の底で笑っていた。

 

 

 

 

兜「じゃあ、俺の肩に乗れ」

 

 

 

ひな「うん!」ピョン

 

 

 

 

ひなは兜の肩に乗り親分こと頭斑猫のほうに近づいてきた。

 

 

 

 

頭斑猫「なんだ!?まさか四手虫組に頼まれた者か?今ここでワシの首を取るというのか!?」

 

 

 

兜「・・・・」ドス!

 

 

 

頭斑猫「ひい!」

 

 

 

 

兜は畳のほうを踏んで頭斑猫の前を通りすぎた。

 

 

 

 

頭斑猫「・・・・え?」

 

 

 

 

ゴミ郎「へ?」

 

 

 

 

兜が近づいた相手はひなの絵を破った張本人ゴミ郎であった。

 

 

 

 

兜は破った絵をゴミ郎に見せた。

 

 

 

兜「この子に謝れ。この絵を破ったことをな・・・・」

 

 

 

 

ゴミ郎「へ?え?まさか・・・・そんなくだらないことのためにここに来たってのか?」

 

 

 

 

兜「!!」ビキッ!!

 

 

 

 

ゴミ郎の言葉に兜はキレた。

 

 

 

 

兜「てめえにこの子のくだらねーことを言う資格なんざねえーー!!!」

 

 

 

 

ゴミ郎「ひ!ひいい」

 

 

 

兜の一喝がゴミ郎を失脚する。

 

 

 

 

兜「この子の絵にはな!てめえみてえな腐ったプライドなんざねえ!綺麗な心が沢山詰まってんだ!!」

 

 

 

 

ハリー「凄いで今の一喝で黙らすなんて・・・・」

 

 

 

 

空「・・・・」

 

 

 

 

兜「この絵を破ったことをこの娘に謝れ!但し!この子が許さない場合、てめえは覚悟を決めろ!」

 

 

 

 

ゴミ郎「ひいいいい!すんません!すんません!すんませんした!!あの時はついいらっとしてしまい、大事な絵を破ってすいませんでしたああああ!!!」

 

 

 

 

兜の鬼の形相にゴミ郎はひなに土下座して謝った。

 

 

 

 

それを見たひなは・・・・

 

 

 

 

ひな「・・・・」

 

 

 

ぽんぽん

 

 

 

ゴミ郎「へ?」

 

 

 

ひな「もうおこってないよ♪泣かないで!一緒に絵を直そう!」

 

 

 

ゴミ郎「あああ・・・・本当にすんませんしたー」

 

 

 

ひなに許しをもらえたゴミ郎は一瞬だけひなを救いの天使として見た。

 

 

 

 

 

それを見ていた子分のマイマイカブリとツシマは・・・・

 

 

 

 

マイマイカブリ「アイツ・・・・他のカブト虫とは違って強え・・・・何者なんすかね?」

 

 

 

ツシマ「あの体格といいあの一喝といい・・・・まるで“番長”だな」

 

 

 

マイマイカブリ「へ?なんすか?そのばんちょーって?」

 

ツシマの答えたキーワードに?を浮かぶマイマイカブリ

 

 

 

 

 

ツシマ「番長ってのはな喧嘩に強いが仁義に篤く、子分の面倒をよく見、弱い者を傷つけることを決して許さないというポリシーを持った奴等だ、かつて人間の中にそういうのがいたんだ。あの弊衣破帽に似た角、学ランのような服に下駄のような足!まさしくあれこそ番長!雄の中の雄だ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひな「直ったーー!!」

 

 

 

ドス!ドス!ドス!ドス!

 

 

 

絵をテープで貼って大喜びのひなそれを見て喜ぶ兜

 

 

 

 

 

空「それじゃ!私達はこれでひな、降りて」

 

 

 

 

ひな「はーーい♪」

 

 

 

ハリー「ほんじゃな!」

 

 

 

はぐたん「はぎゅう!」

 

 

 

えみる「帰るのです」

 

 

 

 

 

 

 

ひな達は兜に手を振って去っていった。兜も手を振って後ろを振り向き去っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハリー「それにしてもすごいやっちゃな!あの巨体で車を持つなんて並の怪力やないで」

 

 

 

 

えみる「ほんとなのです!あの人?根は悪い人ではないかもしれないのです」

 

 

 

 

 

空「・・・・・・・・」

 

 

 

 

ハリー「どうしたんや?空?そんなむすっとして」

 

 

 

 

空「してません!」

 

 

 

 

ハリー「なんや?」

 

 

 

 

空「そもそもここに来たのはひなを助けに来たことで私達はもうこの世界に来ることはありません!だからもういいんです!」

 

 

 

 

ハリー「空?」

 

 

 

 

その時、ハリーのポケットの中から着信メロディが鳴り響きポケットの中からワールドフォンを取り出して開くと着信相手が総弩であった。

 

 

 

 

ハリー「もしもし・・・・どないした?総弩?」

 

 

 

 

総弩『ハリーか?・・・・実は急遽変更することがあってな』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空「え?」

 

 

 

 

呆然とする空、愛子の指示で急遽この世界に留まり、修理したジゲンマジーンで一時アルカに戻りひかりと直枝を連れてこの世界に来た。

 

 

 

 

そして愛子に出された任務は

 

 

 

 

 

 

 

“学校に潜入して戦士を探し出せ”

 

 

 

空は総弩達と一緒に学校に転入するということで 引き続きひなと一緒にこの世界に留まるという形になった。

 

 

 

 

 

 

?「お?」

 

 

 

 

ドス!ドス!ドス!

 

 

 

 

空「へ?」

 

 

 

 

 

後ろから聞き覚えのある足跡が聞こえ振り向いたら

 

 

 

 

 

兜「お前、転校生だったのか?気がつかなかったぜ」

 

 

 

 

 

 

 

空「いやああああああああ!!!!!!!!」

 

 

 

 

to be continued




次回予告


総弩「誰だあれ?」



兜「あれはファーブル博士・・・・昆虫人間の生みの親だ」




そして現れるアナザーヒーロー




アナザーダークカブト

アナザービート

アナザーレムルズ

アナザーブレイド

アナザービーファイターカブト

アナザーカブトライジャー

アナザービートバスター

アナザーカブタック

アナザーブルービート

アナザーストロンガー




総弩「カブトづくしじゃねーか」




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