カイリキーが行く!   作:ハマグリオルタ
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脱出の代償

だんだん寒くなり始め、風に冷たさを感じる秋。おそらく山間部などは雪が積もってるんだろうな、などと呑気な思考にふける。
僕はヒビキ。ワカバタウンを出て早くも3年経った。古い型のポケギアを握りしめながら相棒に目をやる。ウツギ博士から貰ったワニノコは立派に成長し、今ではオーダイルとして最高の相棒になっている。

「まだカントーのジムは三つあるんだ。油断せず気を引き締めないとな」
「ダイッ!」

元気よく返事してくれる相棒のオーダイルもといルーカスに頼もしさを感じる。
荷物をまとめて旅を再開する。モンスターボールをしっかり確認して宿屋を出る。十六のバッジを集めた時には、本気の四天王とチャンピオンと戦えるという。
実は各地方でポケモンリーグのチャンピオンが決まっているが、カントーとジョウトは共通の人達が務めており、両方のジムを全て攻略して初めて本当のリーグに挑める、という仕組みになっている。

「…本気の四天王、か」

正直、最初に戦った時でもかなりの強さを誇っていた。だが、あれでも本気では無いという。
ゾクゾクと背筋を何かが走り、体は武者震いをしていた。不安があるはずなのに、なんだかとてもワクワクする。やはりかつてレッドさんに言われたように、僕達トレーナーは高みを目指さずにはいられないのだろう。

「よし、いくぞルーカス!」
「ダイッ!」

次の街はニビシティ。いわタイプ使いのタケシが相手になる。だけど問題ない。俺には頼もしい相棒がいるから。

□□□

「……は………です」

頭がボンヤリする。四肢、いや六肢を投げ出して横になっているようで、全身にかかる重力がはっきりと感じられる。はっきりとはきこえないが、自分以外の誰かの声も聞こえる。恐らくポケモンセンターだろう。

「……はい、一番酷いのは足ですね。発見時には手足の末端が凍りついていました」
「ふぅむ…切断などの必要はなさそうだな」

切断という言葉に一瞬ドキリとして思わず飛び上がるように上体を起こしてしまった。

「リキッ!?(切るの!?)」
「「うわあっ!?」」
「リキ…(あ…)」

近くにいたナースと医者は俺に驚いて同時に悲鳴をあげた。そしてやっぱりというか、俺の言葉は伝わらないらしい。しかし彼らの言葉はわかるという一方通行っぷり。悲しい(´;ω;`)

「ハッ、こ、このカイリキーは誰かのポケモンなのかね?カイリキーは野生なのかね?」
「あ、えっと、野生のようです。先程モンスターボールの電波を確認したところすんなり入りました」

え?俺もしかして捕まった?いや、だとしたらヒールボールに突っ込むか。てか野生に最終進化のポケモンがいてもおかしくないのか、って思ったけどドサイドンとかいたな。
しかしこれからどうしよう?特にやりたいこともないけど、このままここにいるわけにもいかんだろうしな…。一体どうしたらいいのやら。

「ま、まあ野生に返すか」
「そ、そうですね!」

あ、解放されるみたいです。よかったよかった。
って思ったらほとんど追い出されたに近かった。なんでや!なんで急に雑くなるんや!
そういえばさっきテレビでロケット団のニュースやってたな。どうやらゲームと違って潰されてないみたいだな。よし、じゃあアイツら潰すか!




ヒビキの手持ち

メイン
ルーカス(オーダイル)Lv100
デオン(ハッサム)Lv100
カイザ(カイリュー)Lv100
ドッペル(ゲンガー)Lv100
カノン(ゴローニャ)Lv100
ルギア(ルギア)Lv100

控え
サオリ(カイリキー)Lv100
ボルト(ライコウ)Lv100
タロー(オオタチ)Lv98
ジロー(オオタチ)Lv97
エル(スイクン)Lv100


主人公
カイリキーLv100(00)








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