その男の名は「ヤン・ウェンリー」   作:第2戦闘団

6 / 10
前回の半分になってしまった…

後、お気に入り登録や見にきてくださる方々には感謝し切れません。本当にありがとうございます。

今更ですが、誤字報告をしてくださった方ありがとうございます!


第6話

新年になりそうだよ。朝から出勤しなきゃいけないけど。

 

本当だったら、今日もだらだら図書館で本を漁っていたいが、呼び出しがある事をすっぽかす訳にもいかないし遅れた分の時間をどう誤魔化すかの理由作りが捗らない。

 

なんで今日に限って晴れるんだか。私に本当だったら、今日もだらだら図書館で本を漁っていたいが、呼び出しがある事をすっぽかす訳にもいかないし が遅れた分の時間をどう誤魔化すかの理由作りが捗らない。

 

なんで今日に限って晴れるんだか。私に真面目に謝れとでも言いたいのか?

 

嫌だね。現状、休日出勤させられてる社員みたいなものだし、まあ大体はシェーンコップのせいなんだが。

誰か身近に言い訳の天才は居ないかねぇ…

 

そんな事考えてたらもう着いてしまうんだなこれが。嫌な事考えてると時間の進みが早く感じるのは私だけではないはず。

 

此処にも寛容な上官がいる事に期待しようかな。前任のダウディング大将は寛容だったからなぁ。

 

しかし…所々聞き覚えがある名前が入ってくるが気のせいか?そうだとしたらやっぱりこの世界はパラレルワールドとかそう言う類の物なのだろうか…

 

いかん話が逸れた、しかし下手な嘘付くより真実話した方が軽く収まる事もあるしありのままを伝えよう。しかし普段注意する人間なんてクリスとかジョンとか身近にいる人間しかいないなぁ。

 

それにクリスは注意の仕方がだんだんユリアンに似て来てしまった。まあ管理職になってから習慣が以前の自分に戻って来た感じがしてならないし、何と言っても書類に目を通さなければならない立場だ。

 

他者に見せられない様な内容の書類とか、重要書類を間違って処分されたりしたらたまったものではないからな。

とかなんとか考えてら内に着いちゃったよ。

 

「入らなきゃいかんのか…」

 

嫌だなぁ、初見のお偉いさんの部屋に入る時は無駄に緊張してしまうからな。他のドアより引くのが重く感じるよ。

ではまずはノックから。

 

「んん、え〜ウォルター・レーヴェン中将、只今出頭しましたが…」

 

「ん?どうしたんです?」

 

「あぁ、呼び出しを食らっていてね」

 

「ではあなたが中将ですか。丁度よかった、呼び出しの件なのですが白紙になりました」

 

白紙…だと?普通だったら延期か準備か全員揃うまでしばらく待機してろとかそんな所だと思ったが…いやまあいいか、わざわざ下手な芝居を打たなくて済むんだから。

 

「ああ、どうして?」

 

「その…元帥が…お倒れになりまして…」

 

「それは、ちょっとした風邪かね?」

 

「はい、連日立て込んでおりましたので…」

 

ああ過剰労働の末、遂に倒れてしまったか。

適度な休息と食事と睡眠を取らんと連日勤務なんてとても出来んぞ?

 

……これをブーメランって言うのか?

 

「なら個室はないかね?理事会が無くなったのなら今すぐにでも着替えたいんだ」

 

正装なんて私の柄じゃない。息苦しくてたまったもんじゃないや。

 

「あるにはありますが…休憩室の様なもので人が来ない訳ではないので気をつけてください」

 

「そうか、なら遠慮しよう」

 

「賢明ですね」

 

そんな所上官にでも見られたら暁には何か言われるのは必至だし。

 

「ああ…これは帰ってもいいのか?」

 

「無くなったんですからいいんじゃねいですかね?」

 

元帥が倒れたってんだからそっち優先だよな。ならいいか、だが連絡先だけ渡しておこう。

 

「なら私は帰るよ。また何かあったら此処にかけるよう伝えておいてくれ」

 

「わかりました…では、責任を持ってお預かりします」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

現在午前11時、帰ってもやる事が無い今日この頃、晴れててもそもそもの気温が低いし、散歩するには雪のせいで歩きにくいったらありゃしない。

 

シェーンコップがいれば私が死んだ後の事を聞きたいものだが、ユバスキュラに送り出しちゃったし話し相手ががががが…

 

仕方なし、本を漁りに行こうか。軍の中堅職が昼前後から営業時間ギリギリまで図書館に引きこもってるってのも面白い話だな。

 

「………………」

 

視線を感じるのは仕方ない事なのかはさて置き、此処に私が求めている内容の物が有るかどうかなんだが時間なんていくらでも有るから気にすることはない。

 

強いて言うなら今の所の記録が本のみだってことだな。前世じゃAIに任せたり関連タグだけでも絞り出せたが、此処だとそうもいかないんだよなぁ。

 

「………………」

 

やっぱり誰かつけてるんじゃないか。私がいつも小言や話が面倒な上官を避けるために上げてきた感知センサーは対象を選ばない様だ。

 

野生動物が殺気とか気配を感じるのと同じ様な物かな。

 

「………………」

 

が、対象が誰であるかは程度面識のあるものしかわからんし意外と不便。

 

まあほっとけば勝手にいなくなってるだろ。こう言うのは気にしないことが一番だ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

率直に言うと、ダメだ視線のあるじは全然諦めてくれない。

小一時間ずっと飽きずに誰も知らない人間を眺め続ける気力と精神力は尊敬に値するな。

 

落ち着いて読書もできんからには大人しく自宅にでも帰ろうかな。紅茶も自分で作れる程度には技術を手に入れることができたからな。

 

さっさと帰ってしまおう。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

結局な所、私が図書館から出てきてからも続いている。

 

後ろに振向こうものなら絶妙なタイミングで隠れてはやり過ごされるの繰り返しで少しどころではない苛々が立ち込めてきた。

 

仕方なしか、捕まえて憲兵か警官にでも引き渡そう。

避けることは出来てもそれは対象の動作があってこその物、死角や物陰からの行動は対処できないはず。

 

そこの曲がり角を曲がって、銃を片手に持ちながら、憎き上官の顔を思い浮かべて殺気を放つ準備をする。

 

…………それ!

 

「うあっ?!」

 

んな馬鹿な、これを避けるだと?!

 

「うあああっ?!!」

 

「ゴハァ!?!」

 

けっ蹴られた…ヤバイ内臓が捻り切れそうだ…

 

「イデデデデデデ…」

 

「あ…あう…あ……」

 

しゃ、喋れウォルター…此処で気まずい雰囲気作ってはいけない…いけない気がする…

 

「イデデ…すまなかった……」

 

「エ?…ア、いやこちらこソ…」

 

ん?この声は…昨日の子か?

 

「すまんが…手を貸して…は…くれない…か?」

 

「あ、あア…わかっタ!」

 

あ、ダメだこれ。意識を保つより途切れる方が先だ。

 

「グフッ…」

 

「え?あ!おいしっかりしろヨ?!いやしてくれ!」

 

嗚呼…なんでこうも雪ってのは冷たいんだ…

 

「私…殺しちゃっタ?」

 

……勝手に殺さないでくれ。




ちょっとマジですいませんでした。

色々調べながらだとキツイ…キツイ…

最もな理由は銀英伝を見ていたことや飛空士の何とかとか色々見てました。

本当に申し訳ない(博士並感)

感想か指摘などはコメントしてください。

 ▲ページの一番上に飛ぶ
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。