やはり俺の素晴らしい世界でのラブコメは間違っている。   作:color90

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第10話:八幡はクリスとのデートで何を思うか。

八幡

「で、今日は何処に行くんだ?」

クリス

「そうだね~…そうだ!マジックアイテム店に行ってみよ!」

八幡

「何でマジックアイテム店なんだよ。」

クリス

「まぁあそこは揃えてるのがほとんど使えない物だけど、

 結構色々あって面白いんだよね~だから結構良い場所だと思うんだけど。

 それにそこの店長がいい人で、皆からも評判よくて有名なんだよ。」

何気に酷いこと言ったなこいつ。てかマジックアイテム店なのに使えないものしかないって…

まああれだ。折角の提案だし、乗るか。

八幡

「なるほどな。分かったよ。それじゃあ行くか…案内よろしく。」

クリス

「本当だったら八幡にエスコートしてもらいたいんだけどな~

 まあ八幡知らないししょうがないか!じゃ、ついてきて…あっ!手繋ぐ?」

おっと?クリスさん。まさか俺にそんなことを聞くんですか。

まあ当然ココは、

八幡

「いや、別にいいよ。」

クリス

「ええ~いいじゃん!こうなったら無理やりにでも繋いでやる!」

なんでそんな手を繋ぐことに必死なんですか!

繋げばいいんですか?繋げばいいんですか?大事なことなので2回言いました!

八幡

「だがいいのか?周りに勘違いされるぞ?」

ふふふ、こういえば相手は絶対に「え・・・きも、何考えてんの?」っていう。ソースは俺。

女子から「今空いてる?」と聞かれ、俺が思わず「皆に勘違いされるけどいいの?」と聞き、

「は?何考えてんの?きも」といわれた。あの時は本当n

クリス

「ちょっと八幡?大丈夫?なんか目がさらに腐っていってるよ?

 後、コレはデートって言ったんだから、別に勘違いされても大丈夫だよ…///」

自分がいったことに恥ずかしくなったのか、クリスは頬を赤くした。

てかそれだと、周りが勘違いする前に俺が勘違いしてしまうんですが!

 

てかクリス可愛いんだけど、思わず告白しそうになったぞ。

そして振られてたぞ。振られんのか…」

 

クリス

「えっ、あ…///最近無かったから油断してたな…///」ボソ

八幡

「なんか言ったか?」

クリス

「何でも無いよ!ほら!手、繋ご!」

たぶんこのままではクリスはきっとNPCの如く同じことを言ってくる。

そんな気がするので、ここは繋ぐか。俺なら大丈夫なはずだ。

前に妹である小町と手を繋げた。だから大丈夫だ。問題ない。

八幡

「はぁ…参ったよ。ほら、」

クリス

「えへへ~…八幡の手、おっきい~♪」

どうやらクリスはお喜びのようだ。てか可愛いな。まるで天使だ。というかこの人女神だったわ。

てかクリスの手、ちっさいな…って俺はなに意識してんだ!静まってくれ、俺の煩悩。

そんなこんなでマジックアイテム店の前まで行くと、

〈ワーワーキャーキャーヤメローアンデントォーヤメテクダサイー

八幡

「…どうする?クリス、俺はなんだかこの店に入りたくないんだが…」

クリス

「んん~まあとりあえず入ってみて、駄目だったら他行こ。」

八幡

「いや、もう入る以前にもう駄目って分かる気が…」

クリス

「お邪魔します!」

八幡

「おい!人の話を…!」

カズマ

「おいアクア!止めろ止めろ!ウィズが消えかかってる消えかかってる!」

アクア

「離しなさいカズマ!痴漢よ。それと消えてるのは当たり前じゃない!

 消そうとしてるもの。しかも生意気よこのアンデット!

 私たちよりもいいとこ住んで、ましてや店まで構えてるなんて。」

ウィズ

「ごめんなさいごめんなさい!」

カズマ

「だからやめr…おっ、クリスじゃねえか。」

八幡

「俺もいるぞ。」

カズマ

「うおっ!八幡いたのか。そんなことよりこいつ止めんの手伝ってくれ!」

おいこいつ、何気に俺に気がついてなかったぞ…ん?ってことは、

【ステルスヒッキー】は発動してるってことだよな…ホントなんでクリスに効かねえんだよ。

アクア

「いいえクリス、八幡!早くカズマを私から離して今すぐこのアンデットを消すわよ。」

うん…なんかめんどくさいとこに出くわした。ホントなら、さっさとさっ閉じたいのだが、

知り合いがなんか今すぐにでも人を殺す勢いなので、止めたほうがいいだろう。

だが、普通に止めてもこいつはきっとまた消しかけようとするだろーし…

ん?そういえばココってマジックアイテム店だよな。確かクリスが…!

八幡

「おいアクア、たしかこの店有名だったと思うぞ。そうだよな?クリス。」

クリス

「うん、ココのは結構有名だよ。まあ主にウィズさんが色々としてるからなんだけど。」

八幡

「だそうだ。で、だ。もし今ウィズを消したりなんかしたら、

 街中の冒険者はどうするだろう~な~?」

カズマ・アクア・クリス

「…?」

八幡

「いや~きっと!いや絶対そのウィズを消した張本人を消しにくると思うんだよな~

 いや~困ったな~このままだとウィズまでもか、アクアまで消えるぞ~?」

アクア

「!!…そ、それはやばいわね…くっ、いいわ。今回はコレくらいに済ませてあげるわ。」

ホッ…よかった。もし「張本人なんて探せるわけないでしょ!」

とかいわれてたらどうしようかと思った。それに冒険者も実際に探すなんて分からんしな。

まあこいつ基本アホだから大丈夫だという確信はあったが…

カズマ

「ああ~よかった。…それで気になったんだが、何でクリス達は手、繋いでんの?」

あっ…そういえばずっと手、繋いでるな。


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