何回も転生した奴がありふれた世界に転生しました。   作:オット
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日常編『あかりちゃん達と海』

暑い昼間に俺達は海へ来ていた。

 

「あっつぅ・・・。」

 

「あはは、車から出た瞬間にムワッてしたもんね。」

 

「更衣室は向こうな、俺は飲みもん買ってくるわ。」

 

「じゃあ俺はパラソル立てとこう、後ついでに椅子も。」

 

男組は女性陣が着替えている間に場所確保と雑用、いつも通りだ。

 

自動販売機の前で小銭が少しだけ足りないのが分かって札を入れる。

 

お釣りで500円が出てこねぇ・・・。

 

「財布が重くなったな、ていうかマジで暑い、さっさと海に入りてえなぁ。」

 

純さんの居るところに戻り、お茶とスポドリを置く。

 

「買ってきました、次は椅子ですか?」

 

「ああ、流石に重いから今から取りにいく。」

 

「よくもまぁあんなの乗せられましたね。」

 

「折りたたみ式なのが幸いしたな、行ってくる。」

 

「行ってらっしゃい。」

 

純さんは駐車場に歩いて行った。

 

「さて、待っとくか・・・。」

 

更衣室からは俺たちの位置は見えにくい為パラソルの下から移動して探さないといけない、純さんが帰って来てから探しに行こう。

 

「お兄さん遊ばなーい?」

 

「今日は家族と来てるんだ、すまんが遊べない。」

 

「えー。」

 

何で俺がナンパされてるんですかね。

 

俺に話しかけてきた女性は相方であろうもう1人の女性に呼ばれて何処かへ行った。

 

「あー助かった。」

 

「お疲れさんだな。」

 

「純さん・・・見てたんなら助けて下さいよ。」

 

「お前はうちの家族のルックスを考えた方がいい、それに、お前なら何だかんだ断るだろう?」

 

「そうなんですけどね、桜達呼んできます。」

 

「行ってら。」

 

更衣室の方に歩くと桜達は更衣室の前で話していた。

 

「いたいた、で、まぁ桜なら出るよな。」

 

3人くらいの男が桜達の方へ歩いて行ったのを見て呆れる。

 

まぁ、地味に桜は初めての海だし、ナンパ位なら許容範囲か。

 

流石に距離があるので歩いていく。

 

男達と桜達が話し始めたので気配を消して近付く。

 

「その家族が来るまで俺らと遊ぼうぜ。」

 

「でも待ち合わせが此処なので、ごめんなさい。」

 

そう言えばゆかりさんって見た目全然変わらなくなったよな、今も三十代手前くらいの見た目だし、俺は別に何もしてないから女性のアンチエイジングはすげえって事か。

 

「良いじゃん!俺らと一緒に遊んだ方が楽しいよ?」

 

「私達はお兄ちゃんと遊ぶんですー!」

 

煽るなぁ。

 

そろそろ出るか。

 

「まぁまぁ、ナンパならうちの家族以外にしてくれ、流石にこっちの保護者が切れそうだぞ?」

 

ゆかりさんを指差すと男達はビビっていた。

 

ゆかりさんは無言で威圧していたからだ。

 

「・・・風魔くん、やっぱり若い子の方が良いんでしょうか?」

 

「いや、大して見た目変わらんでしょあんた・・・。」

 

「一度たりとも私は誘われてなかったじゃないですか。」

 

「・・・落ち着こうぜ・・・。」

 

ゆかりさんを慰めているとテンションが上がった桜達が既に海に突撃していた。

 

「ほら、こっちに場所ありますから、来て下さい。」

 

「私は・・・私は・・・。」

 

ゆかりさん拗らせてんなぁ・・・。

 

純さんのところに戻ると純さんは驚いていた。

 

「・・・何でそんなにテンション低いの?」

 

「ナンパした奴があかりちゃんと桜しか誘わなかったのが原因ですね。」

 

「あー・・・。」

 

「何よ、純も似たようなものでしょ!?」

 

「俺は近くの誰かが笑顔なだけで満足だから。」

 

「「性格がイケメン過ぎる・・・!」」

 

純さんちょっと眩しすぎない?大丈夫?熱暴走しない?

 

とまぁそれは置いといて。

 

「じゃあ純さん、着替えに行きましょう、後ついでに桜達にこの場所教えておきましょう。」

 

「そうだな。」

 

「私は此処で待っておきます・・・。」

 

落ち込んでいるゆかりさんを置いて更衣室に入る。

 

「いやー、それにしても海って初めてじゃないですか?」

 

「だな、桜も異世界に行く前は考えられなかったし、色々と良い方向に向かってる。」

 

「ですねぇ。」

 

「向こうでは海は無かったのか?」

 

「ありましたけど、遊んではないですね、干上がらせたり爆発起こしたり位しか・・・。」

 

「・・・海だよな?湖とかじゃないんだよな?」

 

「・・・そうですね、海ですね。」

 

「妹の婿はバグキャラなようですねぇ。」

 

「何かの小説の題名みたいっすね。」

 

そんなことを言いながら着替えを終える、俺達は上に薄いパーカーの様なものを羽織っている、名称は知らん。

 

「で、桜達は・・・。」

 

砂浜で2人してこけていた。

 

純さんと2人で苦笑しながら近づいて行く。

 

「ほれ、大丈夫か?」

 

「うぷ、油断した。」

 

桜は髪についた砂を手で払っていた。

 

「あーあー、これまた大量についたなぁ。」

 

「だ、大丈夫だよ、多分。」

 

あかりちゃんは純さんが助けていた、あかりちゃん目がキラッキラなんだけど。

 

「あっちも無事そうだし、休憩場所の場所だけ案内したら遊ぶか。」

 

「おー!」

 

桜ってテンション上がると口調が幼くなるよなぁ。




ちょっと長かったので半分に

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