何回も転生した奴がありふれた世界に転生しました。   作:オット
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投稿二度目、全話から見てくだせえ


ノイント戦

「ハジメ、塔は登ったか?そこが牢屋のはずだ。」

 

『ああ、こっちも中に先生がいるのを確認した。トラップの類はよく分からない、もう少し調べてみる。』

 

「救出すると同時に先生を連れて姿をくらませる、スピードが命だ。気張れよ。」

 

王女さんに話を聞いてから1日程度しか経っていないが、車を止める事なく飛ばしまくったせいですぐに王都に着いた、ハジメは一人で神山に登り、俺はその中間で王都全体を見られる位置に残り、全員のオペレーターとして通信をする事になった。

 

指示が通りやすい様に王女さんにはポッドを着けてある、念話ができない俺たち用にポッドを着けて貰っているがいつか念話の出来るアーティファクトを作ってもらいたいな。

 

「王女さん、そこを右だ、左には兵士がいる。」

 

『ありがとうございます!』

 

「王城に登るには気づかれない様にするしかないが、やれるな?」

 

『はい!雫の部屋に行きます!最初からあの人の説得ができるとは思えないので!』

 

「・・・幼馴染だぞ?何か言う事はあるかね?」

 

『的を得た発言良くできました!』

 

どうやら、阿呆は王女さんからも残念な奴だと思われているらしい。

 

「クハハ、良いね、面白い、やってこい、桜、アッシュ、ミナ、準備は良いな?」

 

『『『大丈夫(だ/よ)!』』』

 

「上出来だ。」

 

俺がそう言うと同時に転移魔術だろうか、敵の大軍が王都の目の前に出現した。

 

「・・・戦闘開始、各々その力を見せてやれ、死にたい奴から死んでいける様にな!」

 

そんな事を言うと同時に銀色の光が俺に向かって降り注いだ。

 

地面は分解された様に砂になり、さらさらと風に吹かれて消えていった。

 

砂の大地に俺の姿は無く、世界から消え去ったと思う程の静寂が訪れた。

 

「こんなものですか。」

 

「そんな訳がないだろう?」

 

それを空に浮かびながら見ていた修道服の女は俺の言葉に一瞬で反応する。

 

その手にはさっきの山が砂になった魔法、いや、能力が付与されている大剣。

 

「おいおい、同じシスターでもこっちの方がおっかないもん持ってやがるな。」

 

それを手で掴みとり山に叩きつける。

 

「分解の能力であってたみたいだな、予想が当たって助かったぜ、なぁ、神の尖兵さんよ?」

 

「やはり、貴方はイレギュラー!ここで消えなさい!【闇夜の天使】!」

 

なんだその厨二病じみた名前は!!?

 

驚き過ぎて切り掛かってきた女性を蹴り飛ばすしか出来なかった。

 

「ちょっと待って!?何の話だ!?何だその名前!」

 

「貴方の天界での通称です、転生神夜月の唯一の天使、熾天使である貴方はその突出した戦闘能力からそう呼ばれています、出処は知りません。」

 

「でしょうねぇ!絶対嫌がらせだろうそれ!」

 

というか質問には答えてくれるんだな。

 

「貴方は我が主人の命により抹殺させて頂きます。」

 

「はっはっは、やれるものならやって見なさい・・・ただの人形風情が粋がるな、ただ戦闘が上手いだけではそんなものがつく事などありえんよ。」

 

天使は大剣を振りかぶって切り掛かってくる。

 

だが次の瞬間天使の体の中から大量の剣が飛び出してくる。

 

天使は死んだ。

 

「・・・まぁ初見殺し過ぎるよな、コレ、理解出来なくても別に構いやしねえよ、そう言うものだ。」

 

ただ魔術で魔力夢散の呪符を張った剣を大量に転移させただけだし、そんなに強い技でもないし、数千、数万居るならまだしも一人じゃな。

 

「さてと、桜達の援護でも行きますかね。」

 

ハジメも天使の一人と戦っている様だ、性能からして量産品、それも転生もさせてない素人だ、というか魂自体が無い人形だったし、エヒトってのは深刻な人材不足だな。




ノイントさんが名乗る暇すら与えない、というか単純なスペックが違い過ぎただけである。

長い時間失敗を繰り返して強くなった奴と最初期のスペックが段違いなだけの素人だったらこうなるよねという例である。







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