何回も転生した奴がありふれた世界に転生しました。   作:オット
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ゲームはやっぱり楽しいがお前はNG

「フハハハハハハ!見たかこの野郎!さっきはリスキルしてきやがって!」

 

「あ、そこ地雷あったぞ。」

 

警告が遅れた。

 

すでにハジメのキャラは地雷で吹き飛んでおり、俺の警告と同時に爆発した為出鼻が挫かれた。

 

「ノー!」

 

「カバーはいけ・・・ないな、敵の本隊がそっちに向かった、裏取りするか。」

 

「クッソ、あいつ次見たら即殺してやらぁ・・・!」

 

「あんまり視界を狭めるなよ。」

 

近くの高台に登ってスナイパーライフルで敵の頭を撃ち抜いていく。

 

「毎回思うけどヘッショ上手いよな、エイムアシストとかなかっただろ、このゲーム。」

 

正直なところ近接のほうが強い。

 

「そうだな、わざと外して仲間に殺させたりはしてるが頭に当たらないと一人じゃそこまで敵を倒せないからな、最初の方の動画とか見てみろよ、メイン武器がハンドガンだぞ。」

 

「それでも3発に1発くらいは頭に入ってた気がするがな。」

 

「ハイ回復、弾薬は・・・諦めて。」

 

「分かった、フラグ構えて突っ込むわ。」

 

「お、神風か?良いぞー、敵をやれー。」

 

俺の視界が真っ白になってしまったな、スタンか、だったら構えといて・・・死んで・・・爆破した、キル2つか、かなり美味いな。

 

「屋上制圧された、ヘリはまだリスポーンしないか、地上で戦車倒すか。」

 

「俺今チャーリーに篭ってるから来れるなら来てくれ、ミニガン持ちがいる。」

 

「課金武器め・・・。」

 

「買えるけど値段が高いんだよなぁ。あれ確か数十万クレジットくらい要るだろ?」

 

だから課金武器とか言われてる訳だが。

 

「ゾンビゲーの如く向かってきやがって、鹵獲してやろうかあの野郎。」

 

「多分その頃には弾薬なくなってんぞ、止めとけ。」

 

「畜生。」

 

ハジメの思考が追い剥ぎに近くなってきているところを見るにイライラしてるな?そんなにミニガン持ちがうざいのか?

 

「今からそっちに向かう、ロック出来るならしてくれ。」

 

「タレット置いてるから多分ギリギリいけると思いたい。」

 

向かうとわざと敵の注意を引いているように見える動きをしていた。

 

「・・・後ろに気をつけろ、音が聞こえない、多分裏取りとかいる。」

 

「マジで?あ、ナイフキルされた。」

 

「ミニガン確保、弾薬量やばい、10000くらい余裕あるぞ。」

 

「制圧は?」

 

「やってる、フラグ投げ込んでキル取れるの楽しいわこれ。」

 

「出たら弾薬の雨に貫かれるからな、仕方ねえよ。」

 

「ヘリがリスポーンした、屋上制圧してくる。」

 

「了解、頑張れよ。」

 

「その回復に回る私が物凄く忙しいんだけどね!」

 

「ずっと無言で回ってんもんな、その忙しさには同情するよ。」

 

「敵が強いぃ〜!」

 

「「分かる。」」

 

その試合は接戦だった。

 

拠点の位置がグルグル回っていきデスしてないのが桜一人だけだった。

 

「もう疲れた、ちょっと休憩してくる。」

 

「お疲れさん、流石にここから先は生放送止めるか、という事で終わりまーす。」

 

「お疲れー。」

 

コメントが一斉に来る、内容は大体桜ちゃんお疲れといった内容ばかりだ。

 

「フフフ俺の闇の力を見てみるが良い。」

 

「後で精神的に苦しくなるぞ、止めとけ。」

 

生放送中などは何時ものハジメなのだがプライベートになると途端に厨二的な発言が多くなる、いや、前々からそれを匂わせる言動はあったから別に良いんだがそこまで付き合いはしない。

 

動画でハイテンションになって無駄に仰々しくなったりするのは様式美だ。

 

「そろそろいろんなゲームが増えてきたなぁ。」

 

「ダウンロードとか良さそうなものだがそこまで容量に余裕がある訳でもないからな。」

 

「小学校からやってるからな、そういえば高校は何処にするんだ?」

 

「取り敢えずお前らの学力に合わせる、就職先が既に決まってるから何処だろうと変わらん。」

 

「やっぱりうちで働くのか?」

 

「あったり前よ、お前らと居るのが楽しいしな、桜も前にそう言ってただろ?」

 

「そうなんだけどな・・・。」

 

ハジメとしては少し恥ずかしくもあるのだろう、なんとも言えない微妙な感情だ。

 

「というかお前異世界召喚されたらって話したよな。」

 

「・・・いつしたっけ?」

 

「この前の休み、桜が用事でいなかった時。」

 

「ああ、やったやった。」

 

「お前チートで楽しみたいとか言ってたけど俺は行くなら面白い方につきたいな。」

 

「例えば?」

 

「主人公を裏切ってライバルになり主人公に殺されてから実は主人公達を守ってたと発覚するとか面白そうじゃね?」

 

「ああ、なるほど、お前黒幕になりたいタイプか。」

 

「まぁな、人の考えることなんざ大体パターン化出来るし、そこまで苦労がある訳でもないだろう。」

 

チートがあればの話だが。

 

「というか個人的に身勝手な正義を強要してくる輩は生理的に無理レベルで嫌いだからな。」

 

「なんで?」

 

「こうこうこういう理由でこうするから見逃してって言ってもそれは悪だ!お前は外道だ!って突っかかってきそう、理想と現実の区別も付かない愚か者には何もしないのが最適解よ。」

 

「・・・もしかして、会ったことあるのか?無駄に実感篭ってるぞ。」

 

「・・・中学に上がる時に近くの公園で子供達がサッカーして遊んでた奴の一人がボール蹴飛ばして車に轢かれそうになっててな、無事だったから良かったもののそれを怒ってた年長に怒るのは悪い事だと横から入り込んだ奴が居たんだよ、しかも俺らと多分同年代。怒ってたやつ途中から嫌気さして帰っていってたわ、それから何かとそいつを見るようになった。正直ああいうのは嫌いだ。」

 

「うわぁ。」

 

「世間ではああいうのがモテるとか最近の奴らの思考が分からない。」

 

桜が帰ってくるまで俺の正義感振りかざした害悪の愚痴は終わらなかった。




はい、天之川光輝君です、既に好感度が最低レベルにまで下がってます。

思い込みの激しいという事を知らないのできっともっと下がるでしょう。







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