精霊使いのハイスクールD×D   作:人参スタッフ
<< 前の話 次の話 >>

22 / 27
フランの郷帰り 後編+α

???side

 

 

 

「ねぇ、クルル」

 

「どうしたの、阿朱羅丸」

 

「何かさ、凄い力の波動がこっちに近付いてない?」

 

「そうね」

 

やっぱりか・・・・・、フランって子を僕たちのいた世界に飛ばしたけど、それから何も無いから退屈だったんだよね。

久しぶりに面白い戦いが出来そうだな〜

 

「君はどんな血を流すのかな」

 

 

???sideOUT

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神斗side

 

今、俺たちは阿朱羅丸とクルルの所へ向かっている。

紫の話だと紫の家から遥か北にある広い洞窟の中にいるらしい。

 

グレートレッドクラスが二体なので眷属から主力メンバーは俺、レスティア、エスト、オーフィス、バハムートだ。

洞窟の周りに結界を張る役割として僧侶と兵士からジャンヌ、オルタ、シノンについてもらっている。

念の為に阿朱羅丸とクルルを縛るためにアーチャーとティナ、ユウキ、黒歌、イリヤ、クロ、美遊、レム、ラムに来てもらっている。

フランたちは近くにいる幻想郷の住人たちを避難させている

 

「そろそろ目的地だ、全員気を引き締めろ!」

 

『はい!!』

 

「予定通り俺とレスティア、エスト、オーフィス、バハムートが洞窟に入った後、結界を張り、結界を張ってないものは警戒体制をとれ」

 

ふぅー、まさか幻想郷にまで来て本格的な戦闘に入るとはな・・・・・

 

「行くぞ」

 

俺が洞窟に入るとそれに続くようにオーフィスとバハムートが洞窟に入ると結界が張られた

 

「そこにいるのは分かっているぞ」

 

「あははは、何だ分かってたんだ」

 

「阿朱羅丸、うるさいわよ」

 

コイツらが阿朱羅丸とクルルか・・・・・、確かにグレートレッドと同じくらいのオーラを感じるな

 

「オーフィスとバハムートはクルルの相手を任せた」

 

「分かったわ」「ん」

 

「貴方たちは、無限の龍神オーフィス・・・・・、それに最強の竜精霊バハムート、まさかこの世界に来てまで貴方たちと戦うことになるなんてね」

 

「御託は良いから早くしてくれない?私はカミトたちと幸せに暮らしたいの」

 

「ん、我もカミトたちと過ごす」

 

「じゃあ戦いましょうか」

 

「その前にー」

 

バハムートは事前に渡しておいた『領域結界』を発動させクルルとオーフィス、バハムートを包みその中で戦闘が始まった

 

「俺たちもやるか」

 

「そうだね、そうしようか」

 

阿朱羅丸の言葉に空間から剣が現れ、阿朱羅丸自身も剣を取る

 

「レスティア、エスト」

 

俺の言葉にレスティアは真実を貫く剣、エストは魔王殺しの聖剣に変わった。

俺もある程度の力を出さないとヤバいな

 

「絶剣技・初ノ型──紫電」

 

俺は最速の絶剣技を使うが、阿朱羅丸は俺の剣技を難なく受け止めた

 

「阿朱羅観音」

 

阿朱羅丸の言葉で空間にあった剣が一斉に襲って来た

 

『カミト、剣は左、上よ』

 

「っち!!」

 

『カミト、その次に右、左上です』

 

「絶剣舞・水舞──閃水」

 

真実を貫く剣を高速で回転させ、オリジナル精霊魔術『水銃』を使い阿朱羅丸に攻撃するが真正面から斬られる

 

「あははは、君は強いね。でも、オーフィスちゃんやバハムートちゃんの方が強いかな」

 

「はっ!言ってくれるじゃないか、絶剣技・破ノ型──烈華螺旋剣舞百二十連」

 

「くっ、結構やるね。でも、まだ甘いよ」

 

絶剣技を受けて出来た傷が回復していく。

まぁ、そうなるか・・・・・グレートレッドクラスだからな

 

「僕もそろそろ本気でいくよ」

 

ッ!!気配が変わった・・・・・、油断は出来な────

 

「ぐはぁ!!」

 

自分の身体を見ると、斜め右から深い斬られた後があった、意識は外してないのに見えなかった。

コレが阿朱羅丸の本気か・・・・・

 

「ほらほら、どうしたの?」

 

「っち!!」

 

洞窟には俺と阿朱羅丸の剣が打ち合う音しか聞こえない。

『領域結界』は音すら漏れない結界だからあっちの戦闘状況は分からない

 

「ほら行くよ〜、鬼爆」

 

阿朱羅丸の空間に浮いていた剣がいきなり爆発し、その破片が俺の腹に突き刺さる。

流石に意識がやばくなってきたな

 

『カミト大丈夫!?』

 

「大丈夫・・・・・とは言えないな、かなりキツい」

 

「案外楽しめたよ、じゃあバイバイ」

 

阿朱羅丸の剣が俺の腹を突き破った

 

『『カミト!!』』

 

 

神斗sideOUT

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三人称side

 

〜カミトの深層意識〜

 

カミトは阿朱羅丸に腹を突き破られた後、深層意識に落ちた

 

「うっ、此処は、俺の深層意識か・・・・・。情けないな、この程度じゃアイツらを守ってやれねぇ」

 

カミトの深層意識は空は闇の様に広がり草原の様になっている。

暫く草原を歩いていると三つの光が見える

 

「何だ?何故、俺の深層意識に光があるんだ?」

 

『思い出して・・・・・、貴方に宿っている私たちを』

 

「っぐ、何だ・・・・・、頭が、」

 

カミトの脳裏に幾つもの記憶が流れ込んでくる。

レスティアとエスト、バハムート、さらに三人の少女と過ごした記憶、一人の少女は黄昏色の長髪に黒色の瞳、二人目の少女は水色の長髪に紫色の瞳、最後の少女は銀色の短髪に金色の瞳を持つ少女たち

 

「誰何だお前らは・・・・・」

 

『いつまでも待っています。だから、忘れないでください』

 

カミトがふと頬を手で触ると涙が流れていた

 

「何で・・・・・俺は泣いている。・・・・・・・・・・そうだ、いたじゃないか。思い出せ、俺の大切な家族を、アイツらを!!守りたかったヤツらを!!思い出せ、思い出せ!!」

 

カミトの脳裏に再び記憶が流れ込む。

今度は記憶だけではなく、言葉も同時に流れ込んできた

 

『貴方様は魔王の後継者。私たちを統べる王の存在』

 

『我々、精霊は貴方様に服従を誓います』

 

『や、やめてよ、僕はみんなと家族みたいに暮らしたいんだ』

 

『なんと勿体なきお言葉』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『我が君、貴方様は何を望みですか』

 

『俺はお前らと平和に暮らせればそれで良いよ』

 

『なら、私たちの事をお忘れないでくださいね』

 

 

───────────────────

 

 

「・・・・・思い出した。何で今まで忘れていたんだ、アイツらを守るとか言ったのに忘れて・・・・・屑じゃないか」

 

カミトは自分の顔を全力で殴り、目を覚ましたかのように顔つきが変わる。

今まで忘れていた自分の愛しき家族を守る為に真の最強が目を覚ました

 

三人称sideOUT

 

 

 

 

 

神斗side

 

「さてと、クルルの方はどうなったのかな〜」

 

「・・・・・神威、解放」

 

俺の言葉に俺を中心として闇の神威が解放された。

ああ、この感覚だ、アイツらを守る為に手に入れた力・・・・・・・・・・家族の為の力

 

『カミト!大丈夫?』

 

「ああ、大丈夫だ。レスティア、俺、思い出したよ」

 

『ッ!!思い出したのね。帰ったらしっかり謝りなさい』

 

「分かってるよ。待たせたな、阿朱羅丸」

 

「へぇー、顔つきが変わったね。何かあったのかな?」

 

「まぁ、色々とな・・・・・さぁ、第二ラウンドだ!!」

 

俺は阿朱羅丸に闇の神威を纏ったまま、突撃した。

もう繰り返すつもりは無い、最初から全力だ

 

「絶剣技・破ノ型──烈華螺旋剣舞五十連」

 

「あれ?数が減っちゃ────」

 

阿朱羅丸の言葉は途中で途切れた。

理由は一つ、俺の絶剣技に対応しきれてないからだ。

それもその筈だ、今の俺はグレートレッドすら屠れる存在となったからだ、そんな存在の連撃をくらえば対応しきれない筈だ

 

「中々やるね」

 

阿朱羅丸は阿朱羅観音を使おうとするが、そんな暇は与えない。

俺はレスティアとエストの二刀流で阿朱羅丸を斬る

 

「レスティア、バハムートたちのサポートしてやってくれ。相手はクルル、阿朱羅丸の姉だ警戒するに越したことはない」

 

『分かったわ』

 

レスティアは少女の姿となり、結界の中へ入っていく

 

「あれれ、二刀流やめちゃったの?僕を舐めてるのかなー?」

 

「そんな訳無いだろ。神威を使ってない状態とはいえ、俺を倒したんだ油断はしないさ」

 

「代わりに」と言って俺は大切な精霊の詠唱を始める

 

「汝、冷酷なる王女、死の槍よ!今ここに氷結の槍となりて、我が敵を討ち滅ぼせ!」

 

今まで無意識に使っていた槍、その槍の本来の姿は精霊魔装『冷酷たる死の槍』(ループレス・ザ・スピア)。

今までは『凍てつく死の槍』として使っていたが記憶を思い出したお陰で精霊魔装として使えるようになった

 

「・・・・・その槍、危険だね。さっきの剣の子と同等の力を感じるね」

 

「ああ、お前の感じてる通りだ。この槍はレスティアと同じくらいの力だよ。・・・・・久しぶりだな、イリス」

 

『私を思い出してくれましたね、カミト』

 

イリス、俺が魔王の後継者として修業していた時、レスティアとエスト、バハムートたちと一緒に俺を励ましてくれた精霊だ

 

「目覚めたばかりで悪いが付き合って貰うぞ」

 

『我が君の仰せのままに』

 

「あはっ、面白そうだね」

 

「絶剣舞・氷聖ノ舞──氷流聖牙」

 

氷の流星が阿朱羅丸の阿朱羅観音を破壊し、聖なる牙が阿朱羅丸の身を焦がしていく。

イリスが帰って来てくれた事により絶剣舞も新たな舞を使えるようになった

 

「ぐぅぅぅぅ!!」

 

阿朱羅丸は剣舞を抜けて突撃してくるが、それは間違いだった。

今の俺は闇の神威を発動している事で阿朱羅丸の突撃の勢いを消し隙を作れる

 

「そこだ!!双剣技・六ノ型──車輪」

 

本来はレスティアとエストの二刀流で行う技だが今回はイリスで応用する。

イリスが阿朱羅丸の剣を弾き、エストが阿朱羅丸の身体を斬り続ける、そこに最後の技を叩き込む

 

「これで終わりだ!!双剣技・祖ノ型──星ノ怒り」

 

氷結の隕石と光の隕石が落ちてくるかのような俺の神威を纏わせた剣技が阿朱羅丸を斬り裂いた

 

「・・・・・ここまでだね」

 

阿朱羅丸は気絶した

 

神斗sideOUT

 

 

 

 

 

 

バハムートside

 

「さて、始めましょうか。オーフィス行くわよ」

 

「ん」

 

私の言葉でオーフィスはクルルに殴り掛かった、そこにオーフィスへの身体強化、魔力上昇、ダメージ分解の精霊魔術をかける

 

「オーフィス!カミトに貰った剣を使って!!」

 

オーフィスに合図をかけるとオーフィスは魔法陣からカミトの作った『龍王剣』を取り出し、クルルを斬る

 

「くっ!その剣、吸血鬼殺しがあるのね・・・・・。でも、そんな剣を誰が・・・・・」

 

「私たちの主、優雅焼神斗の作った剣よ」

 

「まさか、あの人間がこんなとんでもない物を作るなんてね」

 

「ん、油断大敵、龍神剣・無限間」

 

オーフィスがクルルの周りに魔法陣を作り出し、その魔方陣でスピードを加速させクルルを斬る

 

「私もいくよ〜、『竜星』」

 

クルルの真上に数十体の竜が出現した。

竜たちがクルルだけを追尾し、クルルの身体に遠慮なく噛み付く

 

「くっ、邪魔よ!」

 

クルルの回し蹴りをくらい竜たちは消滅するがその後ろからオーフィスがクルルを斬る

 

「鬱陶しい、わね!!」

 

クルルの爪がオーフィスを斬ろうとするが、黒い魔雷がクルルの腕を焼く。

あの魔雷は、レスティアの・・・・・

 

「大丈夫?竜王、オーフィス」

 

「レスティア!カミトは?」

 

「記憶が戻って剣精霊さんと阿朱羅丸を討伐してるわ」

 

「そっか・・・・・思い出したんだね」

 

「ええ、私たちもすぐに倒してカミトの元に戻るわよ」

 

「ええ」「ん」

 

「ふん、くだらないわ」

 

クルルがレスティアを狙ってくるがオーフィスが間に割り込むクルルを叩き落とす。

そこに私とレスティアの精霊魔術がクルルの身を焼く

 

「オーフィス、終わらせるわよ」

 

「ん」

 

私たちは魔力を合わせ、クルルに解き放つ

 

「「「無限魔竜」」」

 

漆黒の竜がクルルの意識を一瞬で奪い取り、私たちの無限魔竜の跡地にクルルが倒れていた

 

「さぁ、カミトの元へ戻りましょう」

 

 

バハムートsideOUT

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神斗side

 

「よぉ、終わったのか?」

 

「ええ、それよりも記憶が戻ったんでしょう」

 

「ああ、やっと思い出せたさ。というか、レスティアたちも何で教えてくれなかったんだ?」

 

「カミトは覚えてないけど、その話をするとカミトが叫んでその後気絶しちゃうのよ」

 

「そうだったのか・・・・・。だが、何で記憶が無くなったんだ?」

 

「多分だけど一度グレートレッドと遭遇して闇の神威を百年間使い続けたからだと思うわ」

 

確かにグレートレッドとの戦闘を振り返ると幾つかおかしい部分があるな・・・・・

無意識に考えがいっていなかったが思い出せてよかった

 

「それで、阿朱羅丸とクルルはどうするの?」

 

「まずは起きるのを待とう」

 

暫くして阿朱羅丸とクルルが起きて話を始めた。

話を聞くと、阿朱羅丸とクルルは次元の狭間を泳いでいたらグレートレッドに見つかり打ち落とされこの世界にやってきたらしい。

その後、幻想郷を回っていたらフランが狂気で苦しんでおり周りの人に迷惑を掛けたくないと思っていたから俺たちの世界に送ったらしい

 

「これで話は終わりだよ。で、僕たちをどうするの?」

 

阿朱羅丸とクルルの瞳には死への恐怖が無く、無関心だった。

やっぱり、グレートレッドクラスの二人となると死への恐怖が無いみたいだな・・・・・

 

「そうだな〜、良し、俺の眷属になってくれ」

 

「へっ?」

 

「お前たちはフランの為に世界を渡らせたんだろ。根は優しい奴らじゃないか」

 

「ぷっ、あははは、僕たちを優しいなんて捉えるのは君が初めてだよ。良いよ、気に入ったから君に従うよ、クルルは?」

 

「私もよ。彼の血は美味しそうだし」

 

「む〜、カミトの血、吸いすぎるの、めっ!」

 

「あははは、あの龍神が嫉妬するなんてやっぱり君は面白いね」

 

「お前らは神器の様になれるか?」

 

「ん?どういう事?」

 

「二天龍みたいに神器になったり、レスティアたちみたいに契約して精霊魔装みたいになれないのか?」

 

「あ〜、一様なれるよ」

 

「じゃあ、眷属入りと神器化のどっちがいい?」

 

「じゃあ、僕は神器化」

 

「私も阿朱羅丸と同じでよろしくね」

 

いや、自分から言っといて何だけどなれるのかよ。

そこにびっくりだわ・・・・・、まぁ、この後アイリスたちと話をしなくちゃな

 

「これからよろしく、阿朱羅丸、クルル」

 

「うん!よろしくねカミト」

 

「ええ、よろしくカミト」

 

この後、眷属たちに事情を説明して幻想郷に迷惑を掛けた事から紫に俺の作った剣やスペルカードを渡し、帰る準備に入った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

「みんな、準備はいいか?」

 

大体朝九時ぐらいに紅魔館の前で集合し、帰る準備を整えた

 

「でもカミト、私たちの世界に戻ったら時間がおかしくなるんじゃないの?」

 

「安心してくれ。神威を応用してあっちに戻っても十分くらいしか経ってない」

 

「あははは、カミトは本当に規格外だね」

 

阿朱羅丸の一言でみんなも笑い出した。

まぁ、最近では自分でも規格外だと思っているしな・・・・・

 

「さぁ、戻ろう。『世界と故郷』よ、我が愛しき故郷への扉を開け」

 

世界と故郷は光だし、俺たちを飲み込み世界を移動した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光が止むと俺の部屋に戻っていた、時計を確認すると移動した時の時間から十分しか経っていなかった。

今更だが、リアスがライザーとの一件の後一誠の家に住み出し、アーシアもそっちに引っ越した。

レイナーレの方はドナシークたちと共に神の子を見張る者の寮で暮らし始めた

 

「さて、阿朱羅丸とクルルは一様部屋を決めといてくれ」

 

「了解〜」「分かったわ」

 

「カミト、私たちは?」

 

「霊夢たちも部屋を決めてくれ。二人一部屋でも良いし、一人部屋でも良いぞ」

 

『はーい』

 

「さて、話を始めようか。レスティア、エスト、バハムート、イリス」

 

「そうね始めましょうか」

 

「まず最初に、イリスすまなかった。お前も含めて記憶を無くしていたとはいえ、忘れるなんて」

 

「気にしないでください。貴方様は私たちを助ける為に闇の神威を使い、グレートレッドを撃退したのですから」

 

アイリスは俺を抱きしめ、撫でてくれる。

水色の髪と紫色の瞳が俺をあの頃の弱い俺に戻しそうになる

 

 

「一様、記憶に変化が無いか確かめましょう。カミト、貴方は今私たちを含めて何体の精霊と契約してる?」

 

「人の姿を取れる高位の精霊はレスティアたちを含め八体、獣などの精霊は六体、ゴーレムや聖騎士の様な姿をした精霊を三体、魔精霊を二体、軍用精霊を一体だろ」

 

「ええ、ここまでは問題ないわね。・・・・・あの子たちの事は覚えてる?」

 

「・・・・・ああ、忘れる訳が無いさ」

 

「細かい話はここまでね。ほらカミト、イリス以外の子も呼んで謝りなさい」

 

「ああ。汝、黄昏の王、すべてを飲み込む神剣よ!今ここに黄昏を統べる者となりて、我が覇道を導け!」

 

詠唱を終えると、俺の目の前に『黄昏王の神剣』(トワイライト・キンガー)が顕現した

 

『お呼びですか、我が君』

 

「よぉ、ラナ。悪かったなお前らを忘れていて」

 

『いえ、私は寂しくありませんでしたよ。我が君が他の精霊たちや少女たちとイチャイチャしていても』

 

「分かった、悪かったって。俺に出来る事があるなら言ってくれ」

 

『では、今日は数百年ぶりに一緒に寝てください』

 

「・・・・・分かった」

 

『では、人間の姿になります』

 

その言葉と同時に黄昏色の髪、黒色の瞳を持つ、ラナが俺の右腕の近くに現れた

 

「ほら、まだ終わってないわよ」

 

「汝、白金と白銀の女王よ、光り輝く大剣よ!今ここに我が剣となりて、馳せ参じたまえ!」

 

金色の光を放つ銀色の大剣が俺の前に神々しく顕現する。

というか、人型にみんななれよ・・・・・

 

『我が君、何か言うことはありますか』

 

「えっと、すまなかった。俺に何が出来ることはあるか?」

 

『・・・・・なんですか、誘っているのですか?私は我が君の事は好きですが、まだそういうのは早いです/////』

 

いや、照れるのなら言わなければイイよね・・・・・

まぁ、そういう所が可愛いけどさ

 

「はいはい、イチャイチャしないでねミリア。折角なんだからカミトに何かして貰いなさい」

 

『では、私はデートを要求します』

 

「分かった。今度一緒に出掛けよう」

 

『はい♪』

 

ミリアは返事と共に銀色の短髪に金色の瞳を持つ少女に姿を変えた。

少女の姿に変わるとミリアはいきなりキスしてきた

 

「「「「「あーーーー!!」」」」」

 

「ご馳走様です♪」

 

ミリアのキスで場が騒がしくなる

 

「我が君!私にもして下さい!!」

 

「カミト!私は貴方の為に阿朱羅丸と戦ったわ、だから、私にキスしなさい!!」

 

「マスターは、節操無しです・・・・・」

 

「カミト〜、私はクルルと戦ったわ。だから、その、私にも・・・・・」

 

「我が君、あの、その、一緒に寝なくても良いのでキスして下さい/////」

 

この後、眷属の女性陣も加わり大騒ぎになった。

 

数日後、リアスに部室に来いと言われて仕方なく行くことにした。

眷属には各自自由にしていろと言って、出掛けたが、レスティア、エスト、イリス、ラナ、ミリア、阿朱羅丸、クルルは俺の深層意識に居る。

理由は俺の深層意識で囚われている可能性のある精霊の探索だ。

そんな事を考えていると部室についた

 

「カミト、いらっしゃい」

 

リアスは俺が来るのを扉の前で待っていたのか入った瞬間抱き着いてきた

 

「よぉ、リアス。今日はどうしたんだ?」

 

「これから眷属の顔合わせがあるの。それで、カミトにも一様参加して欲しくて・・・・・/////」

 

「じゃあ、来るまでは自由にさせて貰うぞ」

 

「ええ、他の子も来るから待っていて」

 

部室には俺とリアス、朱乃、小猫が待機している。

俺は小猫の座っているソファーに腰を下ろし、魔法陣からマカロンを取り出し食べ始める

 

「カミト先輩、そのマカロン何処で買ったんですか?」

 

「俺の手作りだぞ。食べるか?」

 

小猫はマカロンを食べると顔がどんどんと蕩けていく・・・・・、そんなに美味いか?

小猫は頭を俺の腹の辺りに擦り付け、「にゃ〜」と鳴いている。

ヤバい・・・・・めちゃくちゃ可愛い

それから、数十分後木場と一誠、アーシアが部室に入ってきた。

アーシアは入ってくるなり、「カミトさ〜ん」と俺に抱きつき上機嫌になっている

 

「そろそろ、来るわよ」

 

リアスの声が聞こえる前に気配を感じて、辿ってみると生徒会が此方に向かっていた。

そういえば、ソーナと椿姫って悪魔だったな・・・・・

 

「こんにちわ、リアス」

 

「いらっしゃい、ソーナ」

 

「生徒会が何でここに?」

 

いや、普通に考えろよ。悪魔なんだから此処に来たんだろ・・・・・

 

「リアス先輩、言ってないんですか?悪魔なのに魔力も察知出来ないのかよ。とりあえず、自己紹介しとくわ。俺は匙元士郎、兵士だ」

 

何だ、この小僧は?自分が強いとでも思っているのか?

 

「兵士って、俺と同じか・・・・・」

 

「俺としては変態三人組と一緒っていうのは釈然としないがな」

 

「んだと!!」

 

一誠と匙が口論していると、ソーナが俺を見て驚き近くに寄って来た。

まぁ、リアスも覚えていたしあの事だろう・・・・・

 

「あ、あの、カミト君」

 

「どうした?」

 

「その、私の事、覚えて、ますか・・・・・?」

 

「ああ、あの時はレン・アッシュベルとして名乗った者だ。改めて自己紹介しよう、グレモリー眷属、シトリー眷属。精霊勢力代表レン・アッシュベル。この学園では本名の優雅焼神斗として生活している、以後よろしく」

 

俺が自己紹介するとシトリー眷属は何故か頬を赤く染めている。

というか、匙が睨んでくる

 

「何で人間の優雅焼が此処に!?」

 

「今更かよ。というか、自己紹介聞いてないな・・・・・」

 

「お前、会長とはどういう関係なんだ!!」

 

「そ、そんな、関係なんて・・・・・/////」

 

「はぁー、リアスとソーナがはぐれ悪魔に襲われていた時助けたんだよ」

 

匙がまだ文句を言うので、その時の状況を説明してやると暫くして納得したらしい。

面倒臭いな、コイツ

 

「というか、匙」

 

「な、なんだよ」

 

「一誠との口論の内容を聞いたが図に乗るなよ。てめぇは俺の足元にも及ばねえ、神器がないお前なら普通の人間でも勝てるやつはいるぞ」

 

「そんなに言うなら勝負だ!」

 

「良いぞ。その代わり、俺が勝ったら・・・・・まぁ、真面目になれ」

 

「なら、俺が勝ったら会長に近づくな!!」

 

匙の条件を飲み込み、外に出てお互いに構える

 

「良いぞ。朱乃、審判を頼む」

 

「はい。それでは、これから匙元士郎君対優雅焼神斗君の試合を始めます・・・・・。始め!!」

 

「行くぞー!!」

 

「ドライグ」

 

『WelshDrgon BalanceBreaker』

 

「な、何で・・・・・。今代の赤龍帝は兵藤じゃ・・・・・」

 

「このドライグは俺が作り出した存在だ。だから赤龍帝が二人いてもおかしくは無いだろ」

 

俺は匙の懐に入り、腹に一撃入れる。

その衝撃で匙が吹き飛びソコを追尾する、『精霊王の炎剣』を使い酸素を無くし一気に追い詰める

 

「王の炎よ、愚かな者に裁きを与えよ、『炎王の断罪』」

 

精霊王の炎剣から出た炎で匙は気絶し、勝負は俺の勝ちで終わった。

この後、話をしてリアスとソーナの眷属たちでそれぞれ新人の為に使い魔を捕獲しに行くらしい

 

「カミト、貴方は使い魔はいないの?」

 

「あ〜・・・・・、話すか。お前ら、精霊って信じるか」

 

「ええ、遥か昔、私たち悪魔の魔王では無く、魔王と名乗る者が居てその魔王は精霊を従えていたと本に書いてあったわ。他にも女性が精霊と契約していたというのも書いてあったわ」

 

「俺は、その精霊と契約している。だから、ある意味では精霊も使い魔となるから持っていると言えば持っている」

 

その話をすると皆は目を見開き、俺を見つめている。

そして、一誠が話し掛けてくる

 

「な、なぁ、優雅焼、その契約してる精霊見せてくれよ」

 

「まぁ良いが、汝、我が身を守る盾よ、我が敵を撃つ剣よ、今ここに顕現せよ!!」

 

詠唱が終わると騎士のような姿をした精霊、『ティターン』が現れた

 

「すげー!!」

 

一誠はティターンを見て、興奮していた

 

「まぁ、こんな感じだ。いるにはいるが、俺もついて行こう」

 

リアスが俺の言葉を聞いて、転移の準備を始めて暫くして転移した

 

▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼

 

 

 

 

 

使い魔の森に来たが薄気味悪い。

空の色が紫色って言うのにもテンションが下がり、やる気を無くしそうになる

 

「リアス、此処には案内人とかいないのか?」

 

「いるわよ。多分、もう少しで来ると思うけど・・・・・」

 

「ゲットだぜ!!」

 

「ひゃ!!」

 

アーシアの後ろから奇妙な声を出したおっさんがいたので、斬ろうとするとリアスとソーナから止められた

 

「危ないあんちゃんだ。俺はマダラタウンのザトゥージ!使い魔マスターだぜ!!」

 

「カミト、イッセー、アーシア、この人は使い魔の専門家なの。今日は彼のアドバイスを聞いて、自分に適した使い魔を手に入れなさい」

 

「「はい!」」

 

「あの、オススメってありますか?」

 

一誠が控え目に聞くと、ザトゥージは鞄からカタログを取り出し一誠に見せる

 

「天魔の業龍(カオス・カルマ・ドラゴン)ティアマット。こいつは龍王最強で龍王唯一の雌ドラゴンだ」

 

「嫌々、無理ですって・・・・・」

 

「面白そうだな。良し、俺が使い魔にしよう」

 

俺の言葉を聞いて、全員が一斉に振り向く。

何を驚くんだ?リアスとソーナ、朱乃は俺の実力を知っているだろ?

 

「おいおい、あんちゃん危険だぜ?オススメして何だがそこら辺の奴らじゃ生きて帰って来れねえぜ」

 

「ははは、面白い。なら、俺が最初に使い魔にしてやろう」

 

気配でティアマトの位置を探り、そこに向った。

リアスたちには別行動するから一誠とアーシアと匙の使い魔は適当に探してくれと残した。

飛んでティアマトの方へ向かっているとレスティアから話し掛けられた

 

(カミト、良いかしら?)

 

「どうした?」

 

(二人が見つかったわ。どうするの?)

 

「・・・・・帰ってから助け出す」

 

(分かったわ。それと、イリスとラナが精霊魔装として使えるわよ)

 

「了解した」

 

レスティアと会話している内にティアマトの住処についた。

洞窟の様な場所で中に入ると確かに龍がいた

 

「何者だ、妾になんの用だ?」

 

「お前を使い魔にしに来た人間だ」

 

「ほぅ、妾を使い魔にすると?面白い人間だ。良かろう、妾を使い魔にしたくば実力を示せ」

 

「そう来なくちゃな。汝、冷酷なる王女、死の槍よ!今ここに氷結の槍となりて、我が敵を討ち滅ぼせ!」

 

「汝、黄昏の王、すべてを飲み込む神剣よ!今ここに黄昏を統べる者となりて、我が覇道を導け!」

 

俺の右手に『冷酷なる死の槍』、左手に『黄昏王の神剣』が現れる

 

『我が君、敵は』

 

「龍王ティアマトだ。使い魔にするから殺す必要は無い」

 

『我が君、我が君闇の神威は使いますか?』

 

「いや別の神威を使う、神威解放」

 

俺を中心に目で見えるほどの神威が渦巻く。

色は二色、青と黄昏の神威が発せられている

 

「・・・・・貴様、只者では無いな」

 

「知ってるかは分からんが精霊勢力代表レン・アッシュベルだ」

 

「貴様がレン・アッシュベルか・・・・・」

 

「さぁ、殺ろうか」

 

ティアマトに近付き、冷酷なる死の槍を振るう。ティアマトは避けるが冷酷なる死の槍が周囲の空気を凍りつかせ、ティアマトに傷を与える

 

「厄介じゃな。その槍から妾以上の力を感じる」

 

『当然です。我が君と私が揃えば敵無しです』

 

ティアマトは洞窟を破壊し、空高く飛ぶ。後を追いかけるとティアマトがブレスを放ってきた

 

「黄昏の王よ、喰らい尽くせ」

 

黄昏王の神剣がティアマトのブレスを吸収し、黄昏王の神剣は炎を纏う。吸収したティアマトのブレスを纏い、一撃を加える

 

「絶剣舞・火炎舞──黄昏炎」

 

炎が黄昏色に変化しティアマトの身体を焼く。その威力はオーフィスですら苦しむ威力だ

 

「ぬぅーーー」

 

「終わりだ。汝、冷酷たる槍よ、凍てつけ!」

 

冷酷なる死の槍がティアマトの周りを凍らせ、逃げ場を無くしティアマトの体温を奪う

 

「汝、黄昏の王よ、我が敵を喰らえ」

 

黄昏王の神剣が光り輝き、ティアマトを飲み込む。ティアマトの身体が傷が付いたまま落ちていく

 

「くそ!間に合え」

 

神威でティアマトの身体を包み込み、地に降ろす

 

「大丈夫か?」

 

「あ、ああ、すまぬな」

 

「それで、俺の実力は認められたのか?」

 

「うむ、お主に従う」

 

良し!これで龍の種族が増えたな。

オーフィスも顔見知りかは知らないが同じ種族がいれば寂しく無いだろ

 

「仲間がいるから付いてきてくれるか?」

 

「良かろう、乗るが良い」

 

俺はティアマトの背に乗り、リアスたちの元へ向った。

リアスたちを見ると此方を驚いた様に見ている、そんなに驚くか?

 

「ただいま〜」

 

「か、カミト、その龍って・・・・・」

 

「ティアマトだが?」

 

「まさか、本当に使い魔にするとはな・・・・・、恐ろしいあんちゃんだ」

 

この後、部室に戻って聞くと使い魔を手に入れられたのは俺とアーシアだけで、一誠と匙はダメだったらしい

 




強さの基準を示すときます

カミト(神威解放)>>>グレートレッド>>オーフィス=バハムート=阿朱羅丸=クルル>カミト>>>二天龍







※この小説はログインせずに感想を書き込むことが可能です。ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に
感想を投稿する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。