DDDの最新刊はいつでるのでしょうか。
みんなー俺だよ俺。
四季だよー。
慎久に半殺しにされて、起きたら遠野家を追放されていた。
まあ反転して当主に殺意込めて襲いかかったんだ。
殺されてもおかしくない。
というか追放で済んでいるこの状況の方がおかしい気がする。
現在、俺は表向き「四季は反転衝動が安定せず、遠野家の当主として不適格。しかし徐々に収まってきてはいるので様子見。」という玉虫色な理由で慎久の知人に預けられている。
実際は遠野家からの放逐だろう。
さて、何故前回あれだけ殺伐とした殺し愛(家族愛)空間だったのに、何故今の俺がこんなに安らかかというと琥珀についての懸案事項が解決したからだ。
慎久や秋葉、志貴達からの手紙によると、慎久の所業が秋葉にバレたらしい。
俺達が派手にドンパチしていたため、秋葉と志貴にバレた。
まあ当たり前か。
幼いといえど混血とそれを狩る暗殺者の家系だもん。
寝室から距離があっても、窓ガラスとか割ってたらそりゃ起きるわ。
その結果
①俺は生き残る。
②紅赤朱な秋葉により慎久問い詰められ、諸々ゲロ。
③今後琥珀と翡翠は秋葉付きの従者として、志貴は護衛として育成される。
④今後は血液による反転衝動の防止。
となった。
俺の怪我とはなんだったのか、最初から秋葉に頼ってればよかったのか?
なんとも複雑な気分である。
まあ俺とガチ殺し愛(家族愛)をしたため、反転衝動がかなり減少したというのが一番の理由
らしいがそんなストレス解消みたいな方法で良いのだろうか?
また今回の件で、慎久は理由があるとは言え、琥珀に非道を行ったため、秋葉から汚物を見るような目で見られている。翡翠はそのことについて知らないらしい。
慎久はそういった環境のため胃痛を患っている。
自業自得とは言えまた反転衝動が悪化しないか心配である。
慎久にサンドバックを送ることを考えておこう。
次に慎久とは逆に俺の株がうなぎ登りとなっている。
秋葉からは見直され、志貴からはヒーローのような扱いとなっているらしい。
また琥珀からは手紙で「助けてくれてありがとう」ときた。
正直、気絶している間にデウス・エクス・マキナな妹様のおかげで問題が解決していたため、実感が薄い。
善意ではなく、ただの慎久に対する同族嫌悪の結果ということもあり、純粋な好意でマジ俺のストレスがマッハ。
やはり自分用も含めてサンドバックは購入しよう、3つくらい。
4時間ほど車に揺られて、着いたのは山奥の小さな町。
その中でも最も奥、山の麓に位置する大きな屋敷がこれから俺が生活する「日守家」の屋敷だ。
この家は日本では珍しい魔術師の家系で、
何でも「全ての因子を収集していけば最終的には根源にたどり着くんじゃね?」という思想の元、様々な分野で突出した才能や特性を持つ者を善悪問わず、一族に向かい入れていわゆる「超人」を創りだすことを目的としている。
その為、魔術協会や退魔組織、混血たちとそれぞれに広く繋がりを持ち、窓口のような役割を持っているとのこと。
慎久もその関係で知り合っており、俺の話をしたところ、遠野の血を引く俺か俺の子供を
一族に向かい入れれるならばと喜んで俺を引き取ったそうだ。
新しい環境で不安もあるが、成長するにはうってつけの環境だ。
頑張ろう!
日守家に来て2年経過したが、
この日守家の住人は皆何かしらの分野で才を持つ人間ばかりだった。
日守家当主 魔術師 日守秋星
当代の当主。魔術師で広く浅く魔術を習得しており、小ワザを得意としている。御年72歳
株等で巨額の富を稼いだらしいが、どうみても髪が生えて血色のいい臓硯である。
未だに慣れない。
日守桜夏
長女。一流のピアニストで音大の講師もしているそうだ。今年で26歳。指揮者の恋人がいるらしい。
関係ないが、ロアの記憶にピアノを練習していた記憶があった。
美人だが、なんかムラムラしない。
日守弥一郎
長男。魔術回路が多く、魔力量も豊富で魔術師として期待されていたが魔術のセンスが壊滅的
だったので諦めたらしい。現在は体を鍛え、プロ格闘家をしている。
なんとマジカル八極拳の使い手で俺も教えてもらっている。2年前の慎久より強い気がする。
「武術で根源に至ろうとした」遠坂永人の話をしたら、感銘を受けて冬木に出かけていった。
半年経っても帰ってこない。(;´Д`)
「因子の収集」とやらで出自の善悪の性質関係なく、優秀な血を入れてきたからだろうか。
才能豊かかつ癖の強い面々だ。
次回はギャグになりそうです。