仮面ライダークローズ  ~episode Cinderella~   作:巌窟王蒼魔オルタ

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一言。   遅れてすいません。




大学がヤベーイ です。


二枚目気取りの三枚目  byTシャツ

スタークとの戦闘からはや三日体も無事回復し今日は久しぶりの学校だ。  ?土日しか挟んで無いだろって?  滅茶苦茶久しぶりな気がするんだよな? 具体的には数話ぶりくらい?

 

 

 

 

と、若干メタい事を考えながら歩いていると、

 

「万丈龍我だな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不審者が出ました。  もう全身のファッションがヤベーイ。    

 

『二枚目気取りの三枚目』と書かれたTシャツの上からピンクのビニールの上着を羽織り、下も同じくピンクのビニールのパンツルック。

 

 

 

とりあえずスマホを取り出し、

 

「すいません変態が出ました。〇〇の近くの公園の脇の道路沿いです。」

 

変態の相手は警察に任せるとしよう。まぁ、是非も無いよネ。

 

 

「誰が変態だ?  お前もこのファッションが理解できないか。 時代が俺に追いつかないとはな。」

 

「そんな不審なファッションが理解されることはねーよ。   ってかなんで俺の名前を知ってる?」

 

 

俺の知り合いに変な奴は………

 

ー回想ー

 

「俺の珈琲が不味いって?  って不味!?  ここまで来たら一種の才能だよな? 逆に不味さで売れるんじゃねぇか?」

 

 

「煩わしき太陽ね。我が盟友龍我よ、我に力を与えるがよい!(おはようございます。 龍我さん今日もレッスンお願いしますね!)」

 

「お前に足りないもの! それは情熱、思想、理念、頭脳、気品、 優雅さ、勤勉さ!  そして何よりもぉぉ   早さが足りない!」

 

 

 

 

ー回想終了ー

 

 

うん、滅茶苦茶いるな 変人。

 

 

 

「何を思ったか知らんがまぁ良い。 放課後、クスクシエという多国籍料理屋に来い。」

 

「あぁ?何だよ偉そうに? それが人に物を頼む頼み方か?髭野郎」

 

「五月蠅いぞエビフライ頭?」

 

「エビフライの何が悪ぃんだよ?」

 

「悪くはねぇがソースぶっかけんぞ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後少しばかり言い合いにはなったものの放課後クスクシエで待ち合わせることになった。

 

席に座ると俺の席まで速水がやってきた。

 

「おはよう万丈君。」

 

「おーす。」

 

「?どうかしたの?朝から疲れているようだけど?」

 

 

速水に朝から変態的な服装の変人に会ったことを話した。

 

「ふふっ…それは災難ね。ぷっ。それにしても二枚目気取りの三枚目って…」

 

どうやらつぼに入ってしまったらしく笑いをこらえ切れていない。

 

「ねぇ、万丈君って呼ぶのもあれだから龍我って呼んでも良いかしら? 私のことも奏でって呼んで欲しいし。」

 

「りょーかい。 そいやー奏、クスクシエって知ってるか?」

 

「クスクシエなら今日文香と行くわ。世界のスイーツフェスをやってるのよ。 クスクシエがどうかしたの?」

 

「人と会う約束があるんだが場所知らなくてよ…」

 

「なら、一緒に行きましょうか。文香も喜ぶと思うから。」

 

 

その直後、殺気を感じた俺は慌てて椅子から転がりよけると今まで俺が座っていた場所にコンパスやらハサミ等と言った文房具が突き刺さっていた?

 

またか…

 

修羅と化したクラスメート相手に拳を構えて向かっていく。

 

 

 

 

俺達の闘いはこれからだ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と言ったものの打ち切りなどになるわけが無い。てか何の打ち切りだよ。

 

346に一度向かい鷺沢さんと合流する。

 

「奏? で結局クスクシエってどこなんだ?」

 

場所を聞こうと奏に話しかけると後ろから鷺沢さんに裾を捕まれた。

 

「…万丈さん?何故奏さんのことを名前で呼んでいるのですか?」

 

「本人に言われたから何だが、なんかまずかったか?」

 

まがりなりにもアイドルだからな…でもクラスメートだしおかしくは無いか?

 

「…いえ、でしたら私のことも文香と呼んで下さい。 私も龍我さんと呼ばせて頂きます。」

 

「いや鷺沢さん年上「…文香」だし。 文香さん「…文香」   ああっ… 文香!これでいいか?」

 

「…はい。よろしくお願いしますね龍我さん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてようやくクスクシエに到着した。ドアを開けようとしたとき奏が何かを思い出したらしく聞いてきた。

 

「そういえばコブラ男?と戦ってた時に龍我叫んでたわよね。 惚れた女を守る! とか。  あれって誰のことなの?」

 

ニヤニヤと笑みを浮かべながら聞いてくる。    こいつ分かってて聞いてやがるな…

 

「私 気になります!」

 

文香も某古典部部長みたく聞いてくる。  いや、可愛いんですけどね?

 

 

「と、とりあえず入るぞ。」

 

誤魔化すべくクスクシエに入ったのだが

 

 

「遅かったな。」

 

 

そこにいたのは、もう五月だというのに黒いコートを羽織り、中には『今日のシェフ』と書かれたTシャツを来た男、  他でもない氷室幻徳だった。


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