ハンク(偽)が逝く戦場のヴァルキュリア   作:第2戦闘団

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週末に山登りに行った体力的に死にそうになった。
やべぇよべぇよ…体力落ちてるよ(呆れ)
そんな訳で、どうぞ。


第3話

 やぁ、ガリアに引っ越したハンク(偽)だ。10年も経つといろいろ変わるな。それと久しくて土地勘がなくなってるから迷ってしまう程になった。

 

 セルベリアはとっても拗ねたので仕方なく連れて来る事にした。あの時ほど、怒らせてはいけない存在だと感じたのは初めてだった。

 

 それくらい覚えてるだろって?帝国にいた時に出来た楽しいひと時の思い出で塗り替えられてます。

 

 てな訳で、俺はウルフスタン家に来ている。なんて言うかな、古い知り合いに会う時はね、何かこう……救われてなきゃ駄目なんだ。

 

 来る前に手紙を送っといたが、息子さんの方はともかく爺さんは俺の顔を覚えてくれているだろうか。

 

「…やぁ、ご無沙汰だな爺さん。覚えてるか?」

「ん?……あぁ!久しいな。最後にあったのはいつだったか?」

 

 10年も前の人間の事を覚えといてくれてた事とは、感謝の極みだ。人に会って嬉しく思ったのは久しぶりかもしれん。

 

「しっかしお前さんも随分と様になったじゃないか!あのひよっこがここまでになるとはな!!」

「お陰様で。大戦時はいろんな事を試せたもんでな。」

「ハハハハハハッ!あの時のお前さんを知らん者はおるまい。最も、その記憶も薄れかけているがな。」

 

 そりゃ10年も経てば段々と薄れていくだろう。仕方がないと言えばそれまでだ。

 

「忘れられるのならそれも良し。戦時の英雄が平時の英雄にはなれんよ。」

「それもそうだな。ま、とにかく上がれ。お前さんを待っているのは儂だけじゃないからな。」

「んじゃ、遠慮なく…。」

 

 やっぱ広いなぁ〜、うちの爺ちゃんがこんな感じだったな。鹿の首の剥製は飾ってないけど。それと、分かる人には分かると思うが懐かしい独特の匂いというか、そういうものが感じられる。

 

「……変わってないな。」

「20年弱経ったがお前さんがここにいる事に、不思議と違和感を覚えん。」

「それはそれは、嬉しいね。」

 

 1つ1つが変わっていない。爺さんは年老いているが前と変わらず元気に息子と狩猟仲間と一緒に狩りに出たりしているらしい。御年85歳、猟師です。

 

「…………」

 

 ダレカガ ミツケテホシソウニ カクレテイル。

 

「……そちら様は?」

「あぁ、覚えとらんか?儂の孫じゃよ、12年前と20年前に会った事があるじゃろ?。お前さんと話したいと言うてあったから儂は少しお暇させてもらうぞ。」

 

 ………あっそういう。はぇ〜マリーナさんですかい。てかあんまり変わった所は……あるにはあるが、左目を覆い隠すように伸びた髪はどういう趣旨があっての事なのか?後ででいいから聞いてみよう。後癖毛かアホ毛か判別しにくい物があるな。髪の手入れはしているようだが、随分と跳ねてるな。てか爺さん何ニヤけてるんだよ。

 

「…これ。」

「ん?あぁこれは…」

 

 懐かしいなぁ、万年筆か。俺のお気に入りだったが……あれ?、どういう経緯だあげたんだ?

 

「…待っていてくれたのか。」

「…大切に、してた。けど…」

「けど?」

「…インクの代替えが…ない。」

 

 あぁ、俺の万年筆カートリッジ式だったな。吸い取り構造の吸入式じゃないから入ってたインクが使い終わったらそれまでか。

 

「気にするな、減っても仕方がない物だからな。」

「…ごめん。」

「おいおい。なんで謝る?あげた身からしたら使い切ってもらって本望なんだが…」

「……(…貴方からの贈り物、使い切ったら勿体無いじゃない…。)ボソッ」

「ん?」

「ナ、ナンデモナイヨ。」

 

 なんか返しが不自然だが、まあいい。あまり詮索して嫌われるのは嫌だからやめておこう。

 

「…ねぇ?今日は用事とか無い?」

「そうだが…何か?」

「…だったら、泊まってはいかない?」

 

 う〜ん。別にいいが何も支度をしていないし、迷惑はかけたくはないし、ここは帰る一択だ。セルベリア怒らせるのは得策ではない。蒼色を纏う能力を使われると普通に俺の身体能力超えるから困る。

 

「いや、このまま帰(ry「いいでしょ?」」(ガシッ

「……え?」

 

 ちょっと待ってくれ。抱きつかれて上目遣いまでは良いよ。どっからこんな握力出てくるの?見た目に反してとっても怪力じゃないですかヤダー。

 

「あの…「いいでしょ?」」

「話を「い い で しょ」アッハイ。」

 

 最後目が光っていない。あれはドス黒く淀んだ目だ(確信)。……今のうちに言い訳考えておかねば。取り敢えずセルベリア、タスケテ(懇願)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最初に会った時は変な人だと思った。会う時はいつもマスクを被っているし、無駄に高い身体能力と、何かと変な言語で単語を連発したり、2日3日何をしても起きないとかだってあったし、ストレス発散で熊と戯れて(命懸け)いたり。人種を全くを気にしないし。色々おかしい人だが何かと気遣ってくれる。(絶対とは限らない)

 

 私は物心付いた頃からあまり喋らない。自分のペースを崩されるのが嫌だって言うのもあるけど人見知りが発動するのもある。あの人は私が何も話さなくても話しかけて来て、私が表情を変化させる度に驚いたり喜んだして。最初は恥ずかしかったりしたけど知らぬうちに嬉しく感じて来てしまった。家族以外に私を見てくれる人なんてあの人くらいかもしれない。私の誕生日を祝ってくれる時も、怪我した時に心配してくれる時も、私の成長を喜んでくれる時も、必ずあの人が側に居た。

 

 でもちょうど2年経ち、20年になった途端にスッと家から出て行ってしまった。お父さんやお爺ちゃんには話していたのに、私には何も言ってくれなかった。

 

 恐怖と怒りを抱いた。他の人間に向ける時のようなものじゃ無い。自分でも初めて抱いた、嫉妬に近い感じで、このまま戻ってこないなんて考えた時は鬱になりそうだった。

 

 あの人を感じられるのが誕生日にくれた、彼の父親の形見の…大切な万年筆だった。何処のものか知らないけど、彼は

 

「親父の形見だ。何処か遠くに行く時は、親父も母さんにそうしてた。あと、「大切な人」にしかこう言う事はしないぞ?」

 

 フフフ……「大切な人」、言われた時は嬉しかった。私の事を「大切な人」って思っていてくれた。でもその後は辛かった。10年、10年も彼に会えなかった。聞きたい事は山ほどある。私には何も言ってくれなかった事、勝手に出て行った事、私を1人にした事………たっぷり聞かせてもらうからね?(暗黒微笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 昨夜は死にそうだった。何が死にそうだったって?マリーナ・サンに嵌められて眠らされ、目が覚めるとベットの上で俺の上に騎乗していた。超焦った。それからは質問責めにあってセルベリアやリディアの事を話したら

 

「へぇ……そんな女どもといたんだ。て私をほったらかしておいて…」

「あぁ……マリーナ・サン?」(ガクブル)

「フフフ…そんなあなたには…お仕置きしなきゃねぇ?」(暗黒微笑)

「え?何を…うぐッ?!!」ガシッ

「ほらぁ、…ちゃんと抵抗しないとぉ…死んじゃうかもしれないよぉ?」)ギュゥゥゥゥッ

 

 こんな感じになって、殺されるとこだった。んで、俺の体を押さえつける力が弱まったので、勢いよく押しのたが……

 

「(あかんこのままじゃ死ぬぅ!?死ぬねんこんなんじゃ!?クソッ!こんな事で死んでたまるか!!)」

 

「こなクソォ!!ってうむっ?!」

「え?!ふむっ?!」

 

 ズゥキュゥゥゥゥゥゥゥウン!!!

 

 …………やってしまったのだ。しかしだ、これがクリティカルヒットしたのでマリーナ・サンはしめやかに気絶。顔を苺のように赤く染めてぶっ倒れたので、寝室まで運んで就寝した。翌朝、親父さんにはバレなかったが爺さんにはバレバレだった。なんかニヤニヤしてると思ったがマリーナ・サンが俺と顔を合わせたがらず、赤面して俯いている場面を見られていた様で爺さんには弱みとして記憶に保存されてしまった。

 

 爺さんはONとOFFが激しすぎる。狩猟中はマジで何も喋らんが帰った途端に騒ぎ出すので、ある程度付き合いを持たないとどう接したらいいか全くわからない。多分知らん人間が見たらどっちがOFFかONか分からないだろう。

 

 あとマリーナ・サン、すっごいキャラぶれしてた。普段大人しいのにあの時はまるで猛禽類の如くだったよ。首元にはまだ爪痕とか残ってるからセルベリアにどう誤魔化すかを頑張ってアイデアをひねり出している最中だ。

 

 それとだが、ここで頑張ってアイデアを考えていたが結局思いつかず。セルベリアに死ぬ程追いかけ回された。捕まった時に「食べないでください!!」と、どっかの獣アニメのセリフを言ったら「た、食べる訳がなかろうが!?」と返事が返ってきた。

 

 おかしいなぁ。俺は(物理)の事を言っていたんだが、セルベリアは赤面して考え込み始めたんだ。絶対勘違いしてるよ。

 

 そんなこんなだが、私はマリーナ・サンに睡眠妨害をされ、セルベリアには極限鬼ごっこに付き合わされ疲労が溜まっている。

 

 という事で私は寝る。おやすみ諸君、いい夢を。

 

 

 

 

 




疲れが取れない……(悲しみ)
ここ1番のショックは視力検査で両眼が一段階評価が下がった事です。
私の作文能力ではこれほどの時間ががががが……根気の強い人は気長に待ってください。

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