メニュー34 スパゲッティナポリタン
久しぶりにナザリックに戻って来た俺達だが、戻ってきてすぐ俺に待っていたのはNPCの歓迎とかではなく
「カワサキさん、正座」
「はい」
激怒モードのモモンガさんの説教だった……
「めちゃくちゃ大変なことになってるじゃないですか!?」
「だな。俺も予想外」
予想外じゃないですよ!?状況判ってますか!と凄い身振り手振りを交えてモモンガさんが怒鳴る
「あ、今の動きパンドラに似てるな」
「え?そうですか?ってそうじゃないですよ!話を逸らそうとしないでください!!」
ちいっ駄目だったか。上手く話をそらせたと思ったんだが……
「それにプレイヤーの事を知っている蒼の薔薇が居る以上、南方って言う設定自体ばれてる相手がいるんですよ!」
「だなーそれは想定外だよ」
まさかツアーの知り合いが王国で冒険者やってるとか思わないよな
「しかも帝国と王国が手を組むかもしれないんですよ!帝国を荒らしたモンスターの討伐……はっ!まさかクックマンの姿で暴れてないでしょうね!」
「あ、それは大丈夫。姿を隠すローブと星の戦士の腕輪を使ったから、背格好が似てるモンスターに星の戦士の腕輪を持たせるのはどうだろう?」
「あんな激レアアイテムを無くすつもりですか!?」
アイテムコレクターめ、星の戦士の腕輪はコラボアイテムと言う分類で、神話級でも伝説級でもないのだが、そのレア度はワールドアイテムにも匹敵する。まぁ確かにあれを無くすのは惜しいかもしれないか
「じゃあ、なんか上手い事考えてくれるか?」
「ええ!考えますよ!考えますから!もう本当こんな酷い無茶をしないでください!」
アルベドとデミウルゴスを呼んで考えるので部屋を出てくださいと、半分追い出されるようにしてモモンガさんの部屋を後にする
「ちょっとやりすぎたか」
あの時は最善だと思ったんだけどな……今考えると穴があるような気がしてならない。とりあえず部屋に戻ろうとしたその時
「カワサキ様、少しお時間宜しいですかな?」
「パンドラ?待ってたのか?」
通路の影から顔を出したパンドラに呼び止められる。パンドラは帽子を目深に被りながら
「無礼は承知ですが、どうしてもお伝えしたい事がありまして」
何か深刻な問題がナザリックで起きているのか?と思い。パンドラに判ったと返事を返す
「ではこちらに。モモンガ様が私の部屋をこの階層に用意してくれたのです」
「ああ、空き部屋だらけだからな」
ギルメンの部屋をのぞいても40くらい空き部屋がある。宝物殿にも部屋はあるらしいが、それでも用意したのか。こういう所はモモンガさん豆だよなと思いながら、俺はパンドラに案内され、パンドラの部屋に向かう
「ずいぶんとさっぱりした部屋だな」
「必要な物しか配置してませんから」
パンドラの部屋はベッドと机と椅子、それと衣装棚が2つ。大きなギルメンの部屋をずいぶんと小さく使ってるなと感じた
「とりあえず簡単な物でも作りましょうか?」
パンドラの言葉に思わずお前料理作れるのか?と尋ね返してしまった
「ええ、簡単な物ですが。お嫌ですかな?」
「いや、頼むよ。おまえがどんな物を作るのか興味がある」
料理のスキルを設定で与えられているシホ達と違うパンドラがどんな料理を作るのか、それに興味があるのでお願いすることにした。ではしばしお待ちくださいと頭を下げ、隣の部屋に向かうパンドラを見ながら、相当怒ってたから明日は少し豪勢な昼食と夕食をモモンガさんに用意しようと思い。そのメニューを考え始めるのだった……
ピーマン、ソーセージ、玉葱の3つの食材をそれぞれ食べやすいように細切り、1口大、乱切りにし、それを皿の上に乗せ、今度はフライパンに手を伸ばす
(私くらいでしょうなあ)
あの食事会の最中も、そのあともひたすらに私は考えた。シモベとして、創造された者として何をすれば良いのか?それをひたすらに考え、考え、そして考え続けたある時。自分の中で何かが砕けた様な気がした、そこからは色んな事を考え、覚えられるようになった。この料理もその1つだ、暇なので読んでいた料理の本等を見ている内に出来るんじゃないか?と思い。そして練習したら出来るようになったのだ
「サラダ油にケチャップを多めに入れてっと」
弱火でサラダ油を温め、その中にケチャップを入れて炒める。いためているパスタにそのままケチャップを混ぜたりしたが、色々試した結果。これが一番美味しいと思ったのだ
「パスタは太めの1.9っと」
細いパスタは私の好みではないのでやや太めの1.9mm。塩は茹で汁1.5ℓに対して大さじ1杯と半分、もう殆ど目分量だ。
「良い頃合ですね」
ケチャップの水気が飛んで来たところで最初に切っておいた野菜を加え、中火で炒める。んーすこしケチャップが足りませんね。大さじ1のケチャップを加え、少しだけ火を強めて具材を炒める。水気が多いと美味しくないので、ケチャップを追加するなら少し早めに投入するべきだ
「パスタもOKっと」
やや固めのタイミングで鍋から上げる。少し炒めるのでやや固めでも問題は無いですしね
「塩・胡椒とバター1欠け」
具材がしんなりして来たら、塩・胡椒で軽く味付けをして、バターを1欠加え、茹で上げたパスタも一緒に入れてパスタを具材とバターと絡める。パスタにソースが良く絡んだら火を止めて皿に盛り付ける
「お待たせしました。スパゲッティナポリタンです。お口に合えば良いのですが」
「ナポリタンか、久しぶりだな」
余りにシンプルすぎる料理。カワサキ様に出すには失礼だったかと思ったのですが、喜んでいただけているようで安心しました
「「いただきます」」
手を合わせていただきますと口にしてからフォークに手を伸ばす
「うん、良いじゃないか。こういう料理俺は好きだな」
ピーマンと玉葱、そしてソーセージって言うシンプルな食材とケチャップの味ってなんかホッとすると言われ、私は少し驚きながら返事を返した
「そうなのですか?」
私のイメージではもっとこう、高級な料理を好まれるかと思ってましたが?と言うとカワサキ様は笑いながら
「料理人って言うのは味を真似したいから他の店の料理を食べたりするが、自分に作る時はシンプルな物だったり、試作品だったりするのさ」
自分が美味い物を食べるんじゃなくて、食べてくれる人に美味しい料理を出す為に色々と試す事があるんだとカワサキ様は仰られる
「粉チーズとかあるか?」
「ありますよ。勿論タバスコなども」
机の上の調味料ケースにこちらが粉チーズ、こっちがタバスコですと言うとカワサキ様は粉チーズを2振り、そしてタバスコを大丈夫ですか?と心配になるくらい振り掛ける
「うん。美味い、良い腕してるじゃないかパンドラ。このアルデンテの茹で具合は早々出来る物じゃないぞ」
これで味が美味いといわれると若干複雑な気分でしたが、パスタの茹で具合を褒められると正直嬉しい
「お褒めに預かり恐悦至極でございます」
自分の分も用意しましたが、正直味なんて殆ど判りませんでしたが、カワサキ様に褒められたその時にやっとその味が良く判るのだった
「太めのパスタって言う選択が良いな。それにこれケチャップだけだな?それに最初に炒めた時サラダ油だったろ?それは大正解だ」
大体パスタはオリーブオイルで炒めるんだが、それだとナポリタンの味が悪くなるんだよなあとカワサキ様が口にする。単純にオリーブオイルがなくてサラダ油にしたのですが、正解だったようで一安心する
「はい、シンプルな品で作りました」
「だよなあ、俺が作ると赤ワインとか入れたりするんだ。そうすると味がグッと高級になる。後牛乳とか、ウスターソースも加えるんだが……俺としてはこういうケチャップだけってのが好きだな。あとソースの味のカツサンドとかも好きだし」
良い味を作るレシピを知っているのと、そういう料理を好むというのは別物と言う事なのですか……私はまた1つ、至高の御方に対する誤解を解く事になるのだった
「コッペパンに挟んでも美味いんだ。試してみろ」
シンプルな長細いパンをカワサキ様に差し出され、ナイフで真ん中に切れ込みを入れて、ナポリタンを挟んで頬張って見る
「むう、これは……」
「美味いだろ?炭水化物同士って信じられないくらい合うんだよなあ。太るけど……所でこの世界でも俺とか太るのかな?」
カワサキ様が冗談めいた口調で笑いながら言う。さすがに返答しにくかったので苦笑いを浮かべ、パンに齧りつく事で誤魔化した。パンの柔らかい食感にナポリタンの濃い味付け、そして太めのパスタの食感が合わさり、信じられないほど味が良くなっている
「私はこんな食べ方思いつきもしませんでした」
「じゃあ、今1個学んだな。焼きそばって言う麺料理もコッペパンに挟むと美味いんだよ」
ナザリックじゃ出せないかもしれないけど、店を出す時には出せるかもなと上機嫌に笑うカワサキ様。その姿は実に楽しそうなのだが、私はこれから言わなければならないことに若干気落ちしながら、カワサキ様との食事を終え
「カワサキ様、非常に聞きにくいことなのですが、自分で考えている以上に短絡的に行動してしまうことがありませんか?」
シャルティア様達からカワサキ様との帝国への旅の話を聞いて、どうしても引っ掛かることがあり、それを調べた。そしてその結果をカワサキ様に告げなければならなかった……
パンドラから告げられた言葉。自分で考えている以上に短絡的に行動しておりませんか?と言う言葉……俺は少し考えてから
「ある。ザイトルクワエの時も、リザードマンの時も、帝国の時も、そして王国の時もだ」
モモンガさんと行動している時でさえ、そういう行動に出てしまう。今落ち着いて考えてみれば、アルシェの妹を助けるのだって、帝国で暴れる必要は無かったし、自分の事を勘ぐっている蒼の薔薇に接触する必要も無かったかもしれない。行動している時はそれが最善だと思ったんだけどな。後で考えるとどうしてそんな選択をしたのかと自分でも疑問に思う事がある
「クックマンは料理に全てを懸ける種族と言う事はご存知ですよね」
ユグドラシルのクックマンの設定は、マスターと呼ばれるクックマンの元で修行し、認められれば旅に出る種族で自分の一生を懸けて作れる料理を増やし、料理のアレンジを考え、その生涯を懸けて料理の道を究めるという設定だった
「それは知ってる」
自分の選んだ職業なので基本的な設定は勿論覚えているし、その設定も俺から見れば自分に重ねることが出来る設定だった。だからユグドラシルで不人気種族NO.1のクックマンを選んだのだ。そこまで惚れこんだ種族の設定は忘れようと思っても忘れることなど出来ない。だがそれがどうしたというのだろか?
「私の考えですが、クックマンの御姿の時は思考が短絡的になるのではないでしょうか?料理だけが全て、それ以外を深く考えることが出来ないのではないでしょうか?」
パンドラが紙に何かを書いて俺に向けてくる。そこには5つの枠が並んでいた
「ここを目的達成と考えると、人間の御姿の時は段階を踏んでここを目指します。ですがクックマンの御姿の時は、5つの枠のうち2つだけでここに辿り着こうとするのでは?」
パンドラが紙の枠を指差しながら、自分の考えを口にする。そしてそれは驚くほどにすんなりと俺も納得出来るほどの説得力があった
「あーなるほど」
ふんわりとだが理解出来た。本来なら目的を設定して、そこに辿り着くために色々と考える。こうなったらこうなるとか、こうなるかもしれないと言う最悪の予想って言う物を人間ならするものだ
(凄い納得したな)
アルシェの妹を連れ出す時は、あんな派手に立ち回る必要も無かったし、エルフを連れ出す時にバジウッドや兵士に見つかる必要性も無かった。
「俺のことを心配してくれたんだな。ありがとよ」
こんなことを調べるのは叛意があると受け取られても仕方ないのに、それを調べてくれた。そのことには素直に感謝したい
「いえ、シモベとして少し不安に思うことがあったので」
パンドラが言いたいことは判る。俺もそれは判っているが口にはしない、口にしたくない
「今度礼になんか飯を作ってやるよ。じゃあな」
まだ何か言いたそうにしているパンドラに背を向けて、パンドラの部屋を後にする。自分の部屋に向かいながらあえて口にしなかったことを考えていた
(影響を受けていたのはモモンガさんだけじゃなかったか)
人間を同族に思えないモモンガさん。余りに判りやすい変化だったからこそすぐに目立った。それに対して俺は思考能力の低下って事になるんだろうな。多分……今までは大きな問題もなく過ごしてきた。だが帝国や王国での事で俺自身にも種族としての影響が出ている事が判った
(俺はどうなるのかねえ)
人間の姿をしていればちゃんと人間の思考能力になるのか、それとも人間の姿でもクックマンの種族としての思考能力の低下が俺を襲うのか……
(……これは怖いな)
最初は自分は自分だと確信を持っていられた。だがそれを覆す物が現れた。しかもそれは決して軽い物ではない。今はまだいいが、最終的に料理の事しか考えられなくなったら、モモンガさんはこの世界で1人になってしまうだろう
「それはなんとかして避けないとなぁ……」
俺は深い溜息を吐きながら自分の部屋に向かった。既に静まり返っている部屋。奥の部屋で寝ているであろうリリオットとクレマンティーヌを起こさないように自分の寝床に入り、明かりの消えた自室の天井を見つめる。普段は直ぐに眠る事が出来るが、今日はどうも直ぐには眠れそうにないな……
(ギルメンが居ない方が良いと思っていたが、もしかするといてくれた方が良かったかもな)
俺が俺で無くなるかも知れない。その可能性が生まれた瞬間にギルメンが居てくれた方が良かったなんて思う。自分本位で最悪の考えだが、それでもモモンガさんを人に戻した後、俺が人間じゃなくなるなんて冗談じゃない。それではモモンガさんが結局独りになってしまう
(守護者達の考えを変えるとしてもそれも間に合うか……)
1回最悪の考えに辿り着くとそればかり考えてしまう……俺が眠りに落ちたのは寝床に入ってから2時間後の事で次の日、俺は成人してから初めての朝寝坊をするのだった……
カワサキさんが珍しく寝過ごし、今日の朝食はアルベドが用意してくれた。俺の好きな卵焼きもある、完璧な食事だ。そしてこれもまたいつもの、俺、アルベド、カワサキさんの3人での食事なのだが、どうにもカワサキさんが元気が無いように見える
「カワサキさん、どこか調子が悪いんですか?」
「いや、そうじゃない。ちょっと考え事をしててな。中々寝付けなかったんだよ」
もしかして俺が怒った事が原因だろうか?でも流石にカワサキさんがやった事は仕方ないで済ませることが出来る問題ではなかったし
「エ・ランテルで店を出す時のメニューを考えてた」
……俺の心配をなんだと思っているのだろうか?だけど、思い悩んでいるようじゃなくて良かったと安堵し、卵焼きを頬張る
「む?これは醤油か?」
「はい、お嫌いでしょうか?」
「いや、悪くないな。普段は甘いが、これも美味い」
アルベドもアルベドなりに料理を頑張っているのだろう。カワサキさんと比べると焦げてるかな?と思うが、それでもちゃんと卵焼きになっているし、味噌汁も豚汁でおかずとしても、汁物としても美味い
「「「ご馳走様でした」」」
アルベドも一緒なので3人で手を合わせてご馳走様でしたと挨拶をする。もうアルベドが俺の隣を陣地にしているとか、明らかに自分用の小物が置いてあるとかは気にしないことにした。気にすると、なんか怖い事になりそうだから……
「カワサキ様。本当に人間の街で店を開くのでしょうか?」
「まぁそうなるだろうな。話の流れ的にもう断る事が出来ないだろうし、情報収集をすると言う目的で開いてみる」
カワサキさんがエ・ランテルで店を開くと聞いてアルベドが嫌そうな顔をする
「これも必要な事だ、アルベドよ」
「は、はい、判ってはいます……判ってはいるんですが」
やっぱりNPCの人間軽視はまだ根深いか……だけど直ぐ排除とか言わなくなっただけ良しとしよう
「昨日の話し合いで決まったのですが、1度王国領でも帝国で暴れたのと同じ騒動を起こしてみようと思います」
「クックマンで暴れるのか?」
「いえ。パンドラに演じて貰います。最悪の場合撤退出来るように色々と対策を施してですが」
カワサキさんを自由にさせると色々と怖いので、別の意味で怖いパンドラを使うのは不安だが、それでもカワサキさんが危険に晒されることを考えれば、パンドラの方がよっぽど良いだろう。俺と同じアイテムコレクターなら、星の戦士の腕輪を無事に持って帰ってくれるだろう
「クレマンティーヌの話を聞いた方がいい。どうも今回のアンデッド騒動の犯人とされそうだった遺体に見覚えがあるそうだ」
「判りました。ではアルベドよ、一時ナザリック周辺の警戒レベルを最大に。更に外に出ているアウラ、マーレ、コキュートス、セバス、ソリュシャンの5名の帰還命令を出せ」
「畏まりました。それではアインズ様、カワサキ様、失礼いたします」
アルベドが恭しく頭を下げ、俺の部屋を出て行く。今回のエ・ランテルの事件は調べる事も不可解なこともかなり多い
「やっぱり八欲王関連かな?」
「可能性があるのでまずは徹底的に調べます。漆黒聖典も一時的に解放して、情報を聞きだしますが、殺すことも視野に入るでしょう」
そもそも楽しんで異形種狩りをしているような連中、不快でしょうがない。だが今は情報だ、情報を集めることを最優先とするべきだ
「ハムスケの事もありますし、それにシャルティアに褒美も出さないといけないですし……5日で全部出来るか不安です」
「そうだな。俺もエントマにご褒美出さないといけないし、あ、それに店を出すのに手伝わせる人員も必要だな」
……5日って結構時間的余裕があると思っていたが、思ったよりも時間的余裕は無いようだ
「忙しくなりますね」
「本当だな、特にシャルティアのご褒美は確実に洋食だ。モモンガさん、テーブルマナーとか大丈夫?」
カワサキさんのその問いかけに俺が黙り込む。カワサキさんは苦笑いしながら
「これから必要になるかもしれないから覚えようか?」
「……はい」
王国と帝国に繋がりが出来た以上必要になると言われれば、嫌だと言う事なんて出来はしない。だけど、俺は正直食事をする時に、そんなことを考えながら食事なんかしたくないなと心の底から思うのだった……
メニュー35 ナザリック食堂の1日
今回料理したのは設定を超えて進化しているパンドラでした、多分今一番人間に近い考え方をしているのがパンドラだと思います。設定を何処まで越えるのか楽しみにしていてください、次回は1話を通じてシホとピッキー等のNPCの話を書いて見たいと思います。それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします
やはりカワサキさんがオラリオにいるのは……
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間違っている
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間違っていない