バトルスピリッツ 欠落   作:蛇マグナ卿

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お待たせしました!12話です。相変わらず、クオリティが絶望的な作品ですがそれでも!という方はどうぞ!


Turn-12 城塞の裁き

第3バトルステージ

 

昼休憩も終わり午後の部。

俺は今、あいつに言われた通り第3バトルステージに立ってDQNと対面している。

 

DQN「逃げずに来たか。」

 

とDQNは言う。…完全にアニメの悪役が主人公との決戦時のセリフだな、と頭に浮かべて、笑いかけた。

まぁそんなことはどうでもいい。ちなみに、紫煙獅子は俺が預かっている。DQN本人がいらないと言っているから俺が貰って紫色のデッキにでもピンで刺そうかと思っている。まぁ使用制限されたカードだから1枚しか入れることが出来ないんだけどな。

俺はソウルコアを掲げてバトルアーマーを装着した。対するDQNもガッチリとしたアーマーを纏いいつでも来いという顔をしいる。

その前に俺は相手に気づかれないようにバトルアーマーに盗撮などの用途で使用されるカメラをプレイボードにセットする。

バトルアーマーにセットするとライフで受けた時の衝撃でカメラが飛んでしまうからだ。

盗撮になってしまうのだが、相手も違反を犯しているんだ。このバトルが終わったら保存されたデータを先生に提出することにしよう。

 

DQN「さぁ始めようぜ、俺が勝てばお前の大事な物を寄越しな!」

 

駆「…乗り気では無いんだが仕方ない。後悔しても知らないぞ?」

 

俺は手札4枚を確認する。…なるほど悪くは無い。

 

駆 ライフ5 デッキ36 手札4

リザーブ3 Sコア トラッシュ0

 

 

DQN ライフ5 デッキ36 手札4

リザーブ3 Sコア トラッシュ0

 

DQN「俺から行くぜ!俺のターン!スタート、ドロー、メインステップ!」

 

DQN デッキ36→35 手札4→5

リザーブ3 Sコア

 

先攻後攻を決めずに勝手に進めている目の前の少年。こんなので本当に試験に合格できたのかが不思議だ。

まぁ正直な話、後攻の方を取りたかったので好都合だが。

 

DQN「俺は2コストダークディノニクソーをLV2で召喚。ターン終了だ」

 

DQN デッキ36→35 手札5→4

ライフ5 リザーブ0

トラッシュ2

ダークディノニクソー LV2 BP4000 Sコア

 

バースト

無し

 

手元

無し

 

なるほど赤緑地龍か、しかし一体スピリットを召喚しただけか…Sコアがある故に煌臨を狙っている可能性はあるな、何にせよ警戒と予想を怠ってはいけない。

 

駆「ターン貰います。スタートステップ、コアステップ、ドローステップ、メインステップ」

 

駆 デッキ36→35 手札4→5

リザーブ3→4 Sコア

 

駆「1コストイグアバギーREVIVALを召喚、さらに1コスト白1軽減でもう一体イグアバギーを召喚。

そして4コスト白2軽減でメインアクセル丁未機グロリアス・ラクーン効果によりデッキから3枚オープン。その中の系統神皇、十冠のスピリットと異魔神のブレイヴカードを1枚ずつを手札に加える」

 

俺のデッキから3枚のカードがオープンされる。この効果はリボルコレオンと同じ効果だが、俺のデッキは赤白、両方を採用することによって安定性が増す。

 

オープンカード

甲獣キャノン・ピューマ〇

炎魔神〇

未の十二神皇グロリアス・シープ〇

 

ふむ、最近の自分の引きはかなり良くなっているのだが、ここまで良くなると自画自賛と言うより逆に自らの引きが恐ろしく感じてしまう。

 

駆「俺は3枚の中の未の十二神皇グロリアス・シープと炎魔神を手札に加え、残りのキャノン・ピューマは破棄する。そしてバーストをセットしてターン終了」

 

駆 デッキ35→32 手札5→3

ライフ5 リザーブ0

トラッシュ3

イグアバギーREVIVAL LV1 BP1000 Sコア

イグアバギーREVIVAL LV1 BP1000

 

バースト

有り

 

手元

丁未機グロリアス・ラクーン

 

 

観客席side

 

魔理沙「強っ!?なんなんだよ今の引き」

 

と魔理沙が驚いている。グロリアスラクーンでのオープンの時だ。

 

ダン「炎魔神を引いたか…次のターンで一気にコントロールされるな」

 

弾も冷静ながら彼の引きに感心した。そしてより一層駆と勝負をしたいという心情に駆られていた。

 

 

バトルステージside

 

DQN「結構デッキが回ってんじゃねぇか!?」

 

とDQNはそんなリアクションをとる。

 

駆「俺のことよりまずは自分を心配したらどうだ?」

 

DQN「言われるまでも無い!俺のターンスタート、コア、ドロー、リフレッシュ、メイン!」

 

DQN デッキ35→34 手札4→5

リザーブ0→3

 

DQN「俺は1コスト赤1軽減でピナコチャザウルスを召喚し、3コスト赤2軽減でブロンソードザウルスを召喚!召喚時効果、ネクサスを破壊するが緑連鎖(ラッシュ)によりボイドからコアを1つをブロンソードにおく。言い忘れたがダークディノニクソーもピナコチャザウルスも赤のカードだが、緑の色としても扱うんだぜ。

さらにさらに!ダークディノニクソーのコアを1つ使い5コスト3軽減2コストでラッシュドローを使うぜ。

デッキから2枚ドロー、そして2枚オープンし、その中の[連鎖](ラッシュ)があるスピリットかブレイヴをどれか1枚を手札に加える」

 

オープンカード

黄昏の暗黒銀河✕

闇龍ダーク・ティラノザウラー〇

 

DQN「俺はオープンされた闇龍ダーク・ティラノザウラーを手札に加え、残った黄昏の暗黒銀河はデッキトップに戻す。

さぁいくぜぇ…アタックステップやれ!ダークディノニクソー!」

 

ソーを内蔵したちいさな恐竜は俺に向かって走ってくる。

 

駆「フラッシュはありません」

 

DQN「こちらも無い」

 

駆「ライフで受ける」

 

ダークディノニクソーのソーは俺が展開したバリアを砕く。

 

駆 ライフ5→4 リザーブ1

 

DQN「もういっちょ!ブロンソードザウルス!」

 

さらに、ダークディノニクソーの隣にいた剣のような尻尾をした四足歩行の恐竜が俺に近づく。

 

駆「フラッシュは無い」

 

DQN「俺も無いぜ」

 

駆「ライフだ…!」

 

バリィィン!

 

ブロンソードザウルスは尻尾を俺に叩きつけバリアを破壊する。

 

駆 ライフ4→3 リザーブ2

 

2回連続の衝撃に俺の体は仰け反るが俺の伏せられてあったバーストが火を吹くことになる。赤白リボルなら3枚刺しておくべきカード…

 

駆「…ライフ減少後バースト発動丑の十二神皇アバランシュ・バイソン。こいつをノーコストLV2で召喚。」

 

俺のフィールドに巨大な氷塊が現れそれを砕きながらアバランシュ・バイソンが姿を表す。それはまさに鉄壁の城塞、要塞という言葉が似合う程の巨大な機獣である。

 

駆「その後自分のスピリット上のSコアを自分のライフに置く。[バースト封印]だ」

 

イグアバギーのSコアが白く輝き俺のバトルアーマーにセットされる。これによりコアを失ったイグアバギーは自動的に消滅する。そして4度目のこの感覚。そして溢れる燐光…今は赤では無く白い燐光をこのバトルアーマーは発している。封印するスピリットの色によってバトルアーマーの光の色が違ってくるのか…?

 

DQN「[バースト封印]…だと!?」

 

駆?「まだだ。アバランシュ・バイソンの召喚時効果、相手のスピリット、もしくは

アルティメットをデッキボトムに戻す。ピナコチャザウルスを指定し、デッキの下へ戻す」

 

アバランシュ・バイソンは砲台から白いレーザーを発射。そのレーザーは容赦なくか弱い恐竜へと降り注ぎその恐竜をデッキの奥底に沈める。

 

DQN「アタッカーがいなくなっちまった。クソが!ターンエンドだ。」

 

DQN デッキ34→31 手札5

ライフ5 リザーブ0

トラッシュ3

ダークディノニクソー LV1 BP2000 Sコア 疲労

 

ブロンソードザウルス LV1 BP2000 疲労

 

バースト

無し

 

手元

無し

 

駆?「…俺のターン。スタートステップ、コアステップ、ドローステップ、リフレッシュステップ、メインステップ」

 

駆 デッキ32→31 手札3→4

リザーブ0→4

 

駆?「俺は丁未機グロリアスラクーンを4コスト白2軽減で召喚。コアを2個乗せLVは2とする。

そして召喚時効果、手札の異魔神ブレイヴをノーコスト召喚。よって炎魔神をノーコスト召喚し、アバランシュ・バイソンとグロリアスラクーンにそれぞれ左右にブレイヴ。

アタックステップに移行し、右ブレイヴ時のグロリアスラクーンでアタック。炎魔神の

効果によりブロンソードザウルスを破壊する」

 

炎魔神の追撃の炎の鉄槌はブロンソードザウルスを粉々に粉砕する。

 

DQN「くっ!フラッシュは無い」

 

駆?「こちらもだ」

 

DQN「ライフだ。くれてやる!」

 

グロリアスラクーンは背中に装備された砲台と炎魔神の加護を受け砲撃を放ちダブルシンボルを叩き込んだ。

 

DQN ライフ5→3 リザーブ3

 

駆?「トドメだ。アバランシュ・バイソンでアタック」

 

炎魔神の加護を受けた機動要塞は前進する。

 

DQN「ふ、フラッシュバードウインドを使用。コストは4赤1軽減で3コスト。俺のダークディノニクソーを回復させ、赤[連鎖](ラッシュ)でBP4000以下のイグアバギーを破壊する!」

 

進撃するアバランシュ・バイソンのそばで爆散するイグアバギーREVIVAL。

そして相手には回復状態のダークディノニクソー。その場凌ぎの延命処置に過ぎないが上手いプレイングだ。

 

駆?「フラッシュ5コスト赤1軽減、白2軽減で2コスト壬獣アクセルエッジのアクセル効果を使用。コアはリザーブのコアとアバランシュ・バイソンから1つずつ使うこととする。よってアバランシュ・バイソンはLV1にダウン。そして効果によりBP6000以下のスピリット…ダークディノニクソーを破壊することでワンドロー」

 

DQN「嘘だろ!?」

 

しかし、俺はアクセルエッジを握っていたんだよ。無残に破壊されるダークディノニクソーを尻目にアバランシュ・バイソンは攻撃態勢に入る。

 

DQN「…てめぇ!」

 

駆?「フラッシュはあるか?」

 

DQN「ッ!?フラッシュはねぇよ…!」

 

駆?「そうか、俺も無い。殺れアバランシュ・バイソン。」

 

アバランシュ・バイソンは俺の命令によりレーザーを何発も発射。

がら空きのフィールドを何線もの白い光が駆け抜ける。

そのトリプルシンボルのアタックはDQNの残りライフを全て削り切るには十分な数だ。

 

DQN「うわぁぁぁぁあ!!」

 

DQNはアバランシュ・バイソンの無慈悲な攻撃によりバトルステージの地面に叩き落とされる。

 

DQN ライフ3→0 リザーブ3

 

そして、勝負は俺の勝利に終わった。悔しがる目の前の相手を無視し俺は第3バトルステージから退出する。別に勝利しても相手のカードは取る気が無かったからだ。

それよりもこいつのアンティールールの件をマギサ先生に暴露するか。バトルを引き受けてはしまったが俺は被害者だから大丈夫だろう。DQNの方はおそらく退学だろうが運が良ければ謹慎で済むだろう。どっちかと言うならば断然前者を望む。

それはそうとDQNとの勝負の後、数人から対戦を申し込まれ、全て引き受けた。

しかし、こんなにも楽しいと思える時間はあっと言う間に過ぎてしまう。そして今日の授業は終わりを迎えてしまい、SHRを終えた俺は寮の部屋に戻りる。荷物を自分が使っている机に置いた後思いっきりベッドに倒れる。フカフカのベッドが疲れきった俺の身体を受け止める。このベッドはとても肌触りが良く、夜もぐっすりと快適に眠れるほど品質が良いとものだ。

まぁそれはそれとして俺はあれから数えては無いが5回以上はバトルをした。それもバトルアーマーを着てだ。ライフで受ける衝撃を何回も受けられるほど俺には体力は無い。そんな貧弱な身体に疲労が溜まっていて、もうこのまま寝てしまってもいいと思ったのだが俺はまだご飯を食べていないし、明日の準備もしていない。

備えあれば憂いなしとも言う。ならば早速明日の準備をしよう。

と思いベッドから起き上がったと同時に美弥が部屋に戻っていたのを確認した。

そう言えばDQNとの討論の後の美弥の様子がおかしいことに今気づいた。

勝負には勝って一安心といったところなのにまだ彼女の中で引っかかることがあるのだろうか?

それとも俺がまた今朝みたいに何かやらかしたのだろうか?今日の俺の発言を振り返ってみるが心当たりが無い。俺は思考を切り替えて明日の準備をする。

明日からは通常の授業だ、気を引き締めていかないと落第することになるかもしれない。

チラッと横目で美弥を見てみるとまだ何かを考えている様な表情をしている。一体何を考えているのだろうか?ふと俺の方を向いた美弥と目が合った。

俺は準備をしようと視線を鞄の方へ移す。

 

美弥「ねぇ…駆君」

 

ふと美弥から声がかけられてきたので俺は彼女のほうへ向く。普段元気のある彼女なのだが今日はやけに真剣な顔をしている。

 

駆「どうした、美弥さん?君にしては、らしくない顔をしているね」

 

と俺は言う。彼女はそう?と言い次にこう言った。

 

美弥「さっき不良君と言い争ってた時に駆君の過去がちょっと気になってて…それで少しでもいいから話してほしいなって思ってたの。あ、言いたく無いとかトラウマだとか…とにかく嫌だったら話さなくていいよ」

 

納得した、彼女は過去の俺に何があったのか、それをずっと考えていたのか。

俺はここ、幻想郷に来る前の昔の生活を脳内に思い浮かべる…それはもう二度と思い出したくない程の地獄だった。

と、自分語りはここまでとして彼女にこれを教えることはよろしくは無いだろう。

俺も正直嫌だし、もしかしたら俺の過去の話を聞いて彼女の気分が悪くなるかもしれない。そう考えれば話さない方が断然いい。

 

駆「…今はその話をする気分じゃない。それに仮にその話したところでお互いの気分も悪くなるだろう。

…この話はいずれ近いうちにすることになると思うけどその時は覚悟して置いた方がいい。本当に酷いものだから」

 

美弥「う、うん…ごめんねこんな話いきなり切り出しちゃって…多分ものすごく辛かったんだと思う。

昔のこと思い出しちゃった?」

 

と彼女は申し訳なさそうな表情をする。

 

駆「あぁ、でも大丈夫。君が気にする必要は無い。そんなことより夕食にはいい時間だ、一緒にどうだ?」

 

俺は時計を確認し美弥を夕食に誘う。すると先程の暗い顔と打って変わってキラキラっとした笑顔に変わる。それはまるで晴天の日に咲く美しい一輪の花の様に俺は感じた。

 

美弥「やっと駆君の方から誘ってくれた!うん、勿論行くよ!

それとちゃんとバランス良くご飯食べてね。まさか夕食もカロリーメイトのつもりなの?」

 

駆「…昼食の時、君に釘を打たれたというのにも関わらずカロリーメイトを選択するわけ無いだろ?ちゃんと美味しいものを頼むつもりだ」

 

美弥「そっか!じゃあ早く行こ♪」

 

俺の手を取って部屋を出ようとする美弥。

待て待てと俺は言いながら最後に部屋の窓が空いていないかを確認する。そして俺はドアに鍵をかけ食堂に向かった。

 

 

To be continued……




次回予告
俺は高校生活というものをよく知らない。それは家庭の事情、俺自身の事情で学校に行くことが出来なかったからだ。
もう二度と体験出来ないであろう高校生活が忘れられた最後の楽園である幻想郷で過ごせるとは思わず内心ワクワクしている。
普通の外の世界の高校と非常識な幻想郷の高校…バトルスピリッツ以外にも一体どんな違いがあるんだろうね?

次回、バトルスピリッツ 欠落

Turn-13 部活動

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