バトルスピリッツ 欠落   作:えむ〜ん

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第17話!前のバトルの続きです。お楽しみください!


Turn-17 少年が見た輝き

駆 デッキ31 手札4

ライフ3 リザーブ2

トラッシュ4

秩序軍撃墜王ソレイユ・ルヴァン

LV1 BP8000 Sコア (1)

 

神器ミョルニール

LV1 BP1000 (1)

 

バースト

無し

 

手元

無し

 

 

 

ノア デッキ29 手札1

ライフ3 リザーブ0

トラッシュ4

煌星龍王メビウスドラゴン

LV3 BP8000 疲労 (1)

 

龍星皇メテオヴルム

LV2 BP12000 (2) Sコア 疲労

 

星の砂漠 LV1

 

バースト

有り

 

手元

電岩竜ダイナモドラゴン

 

ラビィ「ここまででライフは互角…凄い!」

 

グリーフィア「でも、このターンで場が大きく動くわね」

 

駆「俺のターン!スタートステップ、コアステップ、ドローステップ、リフレッシュステップ、メインステップ」

 

駆 デッキ31→30 手札4→5

リザーブ2→7

 

ライフで受けたことによってコアが大幅に増えた。やることは増えたのは嬉しいところだな。

 

駆「まず、バーストをセット。次にソレイユの上のソウルコアを通常のコアとチェンジ。そしてソレイユ、ミョルニールのLVをコアを1つ乗せることでそれぞれをLV2にアップさせる。続いてコスト4、白2軽減2コストにて、秩序戦艦バチマン・ド・ゲールをLV2で召喚する」

 

すると、超巨大戦艦が変形を繰り返し、人型の形態で登場する。その大きさはソレイユやミョルニールを遥かに凌駕した。大迫力の戦艦。まるでマ〇ロ〇である。

 

駆「アタックステップ!秩序戦艦バチマン・ド・ゲールでアタック。

そして、バチマン・ド・ゲールのLV1、2のアタック時効果、デッキトップからカードを1枚オープンし、そのカードが系統武装を持つスピリットカードならコストを支払わずに召喚できる!」

 

オープンカード

鉄騎皇イグドラシルREVIVAL〇

 

駆「オープンされた鉄騎皇イグドラシルREVIVALは系統武装を持っている。よってこのカードをLV2でノーコストで召喚する」

 

駆 デッキ30→29

 

バチマン・ド・ゲールはカタパルトを展開し、イグドラシル出撃のシーケンスを開始する。

そして、シグナルが赤から青に変わりイグドラシル出撃のスタンバイができる。

イグドラシルはバチマン・ド・ゲールのカタパルトから勢い良く出撃。戦場であるバトルフィールドにその雄々しい姿を現す。

 

駆「LV2でイグドラシルを召喚する為にバチマン・ド・ゲールからコアを2つイグドラシルの上に乗せる。そして、コアが0になったバチマン・ド・ゲールは消滅する」

 

イグドラシルの出撃後、活動に必要なコアが無くなりバチマン・ド・ゲール機能を停止。ボロボロに崩れ去ってしまった。

 

駆「そして、鉄騎皇イグドラシルREVIVALの召喚時効果を発動」

 

イグドラシルは白いバリアをイグドラシルを含めた俺の武装スピリット全てに展開させる。

 

駆「それは次の俺のターンまで、自分の系統武装を持つスピリット全ては相手の効果を受けないというものだ」

 

鉄騎皇イグドラシル…煌臨編第2章蒼き海賊にて収録されたキャンペーンREVIVALのXレア。その強さは外の世界の多数のプレイヤーの財布を掴むほど。

 

ノア「全耐性を付与…やるね!フラッシュは無い!」

 

駆「こちらもフラッシュは無い。そして、バチマン・ド・ゲールが消滅したことによってアタックは終わる。

続けて、鉄騎皇イグドラシルREVIVALでアタックする」

 

イグドラシルは愛用する巨大な剣を装備し、戦闘態勢になる。

 

駆「ここで、手札にあるこのカードの効果を発揮させる。このカードは自分の鉄騎皇イグドラシルがアタックした時、手札からコストを支払わずに召喚することができる。よってLV1で

 

終焉の騎神ラグナ・ロックREVIVAL

 

をリザーブのソウルコアを乗せることで召喚する」

 

駆 手札3→2

 

ノア「嘘!?」

 

ラン「ここでラグナ・ロック!?」

 

イグドラシルはその手に持つ巨大な剣を天に向かって掲げる。

それがまるで帰ってくる船を迎える灯台の光となったのであろう。

蝶の羽を生やしたその機体は人型であるが、シャープで刺々しいシルエット且つ白と黄金の装甲を纏い、今ここに終焉を司る戦騎が星煌めく砂漠の真ん中に舞い降りた。

そのラグナ・ロックはイグドラシルの力を受け、バリアを展開する。そう、このラグナ・ロックも系統武装を持っている。

終焉の騎神ラグナ・ロックREVIVAL。このカードは煌臨編第4章にてREVIVALを果たし収録されたXレア。

このカードの登場により武装デッキは最終形態に完成された。そして、今から発動されるラグナ・ロックの効果はまさに相手に終焉を与えると言っても過言では無い。

 

駆「ここで、終焉の騎神ラグナ・ロックの召喚時効果を発揮。ボイドからコアを6つラグナ・ロックに置くこれでラグナ・ロックはLV1から3にアップする」

 

ラグナ・ロックは緑色のオーラを放ち力を解放する。

 

ノア「フラッシュは無いよ」

 

駆「こちらフラッシュタイミング、ラグナロックのソウルコアをトラッシュに置き、秩序軍ブリゲイド・ガンナー[煌臨]させる」

 

駆 手札2→1

 

ソウルコアの力を受け、イグドラシルはその姿を変える。

生まれ変わったイグドラシルの姿は黒い装甲を纏い、右手にバズーカを装備している。

 

駆「秩序軍ブリゲイド・ガンナーの[煌臨時]効果を発動。相手のスピリット一体を手札に戻す。よって煌星龍王メビウスドラゴンを手札に!」

 

ブリゲイド・ガンナーはメビウスドラゴンに狙いを定め、バズーカのトリガーを引く。ズドォンと発射されたバズーカの弾丸はメビウスドラゴンに命中。爆発に巻き込まれたメビウスドラゴンはフィールドから姿を消した。

 

ノア 手札1→2 リザーブ0→1

 

ノア「こっちのフラッシュは無いよ!」

 

駆「ならこちらは秩序軍ブリゲイド・ガンナーのLV2、3のフラッシュ効果を使用する。煌臨元のカードを1枚コストを支払わずに召喚することで相手のバーストを1つ破棄させる。

よってもう一度、

 

鉄騎皇イグドラシルREVIVAL

 

をLV2で召喚する。そのためにミョルニールからコアを2をイグドラシルに置く」

 

ブリゲイド・ガンナーはその機体から光を放つ。そしてその光からブリゲイド・ガンナーとその煌臨元であったイグドラシルがフィールドに戻る。そしてコアが無くなったミョルニールは消滅する。

続けてブリゲイド・ガンナーはノア・フルール先輩のフィールドに伏せられたバーストに狙いを定めバズーカをぶっぱなす。命中しバーストカードは跡形もなく粉砕される。

 

破棄されたバースト

絶甲氷盾

 

絶甲氷盾だったか…これで防御札は尽きただろう。このターンで終わらせる。

 

ノア「ぐぬぬ…フラッシュは無いよ!」

 

駆「こちらもだ」

 

ノア「そのアタック、ライフで受けるよ!」

 

ブリゲイド・ガンナーはノアに向けバズーカを乱射。次々と爆発が起こり、彼女のライフを1つ破壊する。

 

ノア ライフ3→2 リザーブ1→2

 

駆「これで…終わりだ!終焉の騎神ラグナ・ロックREVIVALでアタック!

ラグナ・ロックREVIVALのアタック時効果、ターンに1回このカードは回復する。そしてラグナ・ロックは白と緑のシンボルを持つダブルシンボルスピリット…!」

 

ラグナ・ロックは強い光を放つ。まだまだアタック出来る証拠だ。だが、そんなものは今となっては関係ない。残り彼女のライフをラグナ・ロックは全て破壊してくれるからだ。

 

ノア「フラッシュタイミング!4コストでマジック、デルタバリア!このターンの間、相手のスピリット、マジックの効果とコスト4以上のスピリットのアタックでは私のライフは0にはならない!」

 

彼女の周りに三角状に白いバリアが張られる。

 

駆「…!フラッシュはありません」

 

ここで終わらせるつもりだったのに残りの手札の中に防御札があったなんて思わなかった。

一方でラグナ・ロックは蝶の羽を展開。彼女に接近し、右手に持つイグドラシルよりも巨大な剣を彼女に突き立てる。

 

バリィィィィィン!

 

ノア「きゃああああああ!!」

 

セイナ「ノア!」

 

ノア「大丈夫、まだライフは残ってる!」

 

ノア ライフ2→1 リザーブ0→1

 

 

終焉の騎神、その攻撃の威力は凄まじかったのであろう。ライフはデルタバリアの効果で0には出来ないが1つは削ることが出来た。そして、その余波でノア・フルール先輩が吹き飛ぶ。

幸い壁に叩きつけられることは無かったので一安心だった。

しかし、デルタバリアを持っていたのならミョルニールを消滅させる必要は無かった。ここはプレイングミスだ。

所詮これは結果論に過ぎないのだが、次からは気をつけるべきだな。…これ以上のアタックは無意味だ。ターンを終了させるしかない。

 

駆「…アタックステップ終了。ターンエンドです」

 

駆 デッキ30→29 手札2→1

ライフ3 リザーブ0

トラッシュ2 Sコア

終焉の騎神ラグナ・ロックREVIVAL

LV3 BP18000 (6)

 

鉄騎皇イグドラシルREVIVAL

LV2 BP10000 (2)

 

秩序軍ブリゲイド・ガンナー

LV2 BP8000 (2)

 

秩序軍撃墜王ソレイユ・ルヴァン

LV2 BP10000 (2)

 

バースト

有り

 

手元

無し

 

ノア「…す、凄いね!君みたいな強い人、久しぶりに見たよ!ほら、観客席の方見て、君の怒涛の攻撃に皆驚いて空いた口が塞がらない見たいだよ。

ふふ…だからね、私だってここから逆転して凄い君を倒してやるんだ!

 

私の…ターン!スタートステップ、コアステップ、ドローステップ、リフレッシュステップ、メインステップ!」

 

ノア デッキ29→28 手札1→2

リザーブ2→9 Sコア

 

ノア「行くよ!4コスト、赤2軽減2コストでマジック、フェイタルドローを使用!

デッキから2枚ドロー、そして、自分のライフが2以下ならもう1枚ドローする!

 

こい!私のカード、ドロー!!!」

 

ノア デッキ28→25 手札1→4

 

ノア・フルール先輩はデッキから叫びながらデッキからカードをドローした。

 

ノア「…来たよ、逆転のカード。6コスト、赤2軽減4コスト…

 

疾走する光、轟く雷鳴!天に響け!

 

雷皇龍ジークヴルム

 

LV1で召喚!」

 

星空の夜の中雷を司る赤いドラゴンが彼女のフィールドに舞い降りる。

 

ノア「さらに、星の砂漠にコアを1つ置いてLV2にアップ!さぁ、アタックステップだよ!雷皇龍ジークヴルム、激突!

そして、星の砂漠の効果、系統星竜を持つスピリットがアタックしたのでデッキからカードを1枚ドロー!」

 

ノア デッキ25→24 手札3→4

 

駆「フラッシュは無いです」

 

ノア「こちらも同じだよ!」

 

駆「阻め、終焉の騎神ラグナ・ロック!

ブロック時効果でターンに1回ラグナ・ロックは回復する!」

 

ジークヴルムは炎を全身に纏い、ラグナ・ロックに突撃する。ラグナ・ロックはそれを左腕で掴み取り、ジークヴルムを握り潰さんとする。

 

雷皇龍ジークヴルム

LV1 BP4000

VS

終焉の騎神ラグナ・ロックREVIVAL

LV3 BP18000

 

ジークヴルムは押し潰させる苦しみに呻き声を出す。

 

駆「フラッシュは無いです」

 

ノア「耐えて…ジークヴルム、今助けてあげるからね…!リザーブのソウルコアをトラッシュに置いて…

 

宇宙に輝け光、神聖なる炎よ…私を救う翼になって!!

 

超神星龍ジークヴルム・ノヴァREVIVAL

 

を雷皇龍ジークヴルムに[煌臨]!!」

 

駆「何、ジークヴルム・ノヴァREVIVALだと!?」

 

光のエネルギーがラグナ・ロックに握り締められているジークヴルムに集中し、ジークヴルムは眩い光と熱線を放つ。

その拍子にジークヴルムはラグナ・ロックの拘束から抜け出し、煌臨を果たす。

その姿はジークヴルムの進化した姿。真紅の翼、白い鎧のような衣に、天使の翼が生え、その龍は終焉の騎神と対峙する。

超神星龍ジークヴルム・ノヴァREVIVAL。これはラグナ・ロックと同じ煌臨編第4章にて収録されたXXレアのカード。その効果は使用者に希望をもたらし、敵対するもの全てを絶望のそこに叩き落とす紅き救世主。

まさか、ここでノヴァREVIVALと対峙するとは思わなかった…

 

ノア「超神星龍ジークヴルム・ノヴァREVIVALの[煌臨時]効果!自分のトラッシュのコアを全て、このカードに置く。これでジークヴルム・ノヴァのLVは3になる!そしてカード名称にヴルムを含むカードで[煌臨]した時、自分のライフが5になるようにボイドからコアをライフに置く!」

 

ジークヴルム・ノヴァは咆哮。発した赤いオーラは彼女のライフを5つになるように回復させた。

 

ノア ライフ1→5

 

ラン「逆転のジークヴルム・ノヴァきたぁぁ!」

 

ノア「再バトルだよ!」

 

超神星龍ジークヴルム・ノヴァREVIVAL

LV3 BP25000

VS

終焉の騎神ラグナ・ロックREVIVAL

LV3 BP18000

 

2体の距離は離れている。それを利用してラグナ・ロックは全身からレーザーを発射。飛翔するジークヴルム・ノヴァを墜さんとする。

ジークヴルム・ノヴァはその機動力を利用しレーザーを次々と回避。ラグナ・ロックに躍りかかり、ラグナ・ロックはシールドで防御体勢を取る。その一方でジークヴルム・ノヴァはラグナ・ロックに対して回し蹴りを行う。一撃目にラグナ・ロックの体勢を崩し、もう一撃目は思いっきりボディに打ち込み、その超重量の機体をぶっ飛ばす。蹴りを入れられたラグナ・ロックは壁に叩きつけられる。そこに追い打ちとばかりにジークヴルム・ノヴァは火炎放射を放つ。

すかさずにラグナ・ロックはシールドを構え火炎放射を防ぐ。そして、カウンターとばかりにシールドで吸収していたジークヴルム・ノヴァの炎を返す。想定の範囲外だったのだろうジークヴルム・ノヴァの反応がワンテンポ遅れ、回避できず炎をまともに喰らう。そのうちにラグナ・ロックは体勢を整え蝶の様な翼を展開。巨大な剣を構えジークヴルム・ノヴァを叩き切ろうと接近し、剣を振るう。ジークヴルム・ノヴァはギリギリに回避するが本命では無い。ラグナ・ロックは左腕でジークヴルム・ノヴァの首を掴み、そのまま地面に押し倒す。

そして、至近距離で全身から無数のレーザーを発射し、確実にダメージを与えるがジークヴルム・ノヴァも至近距離で火炎放射を発射。互いに大きなダメージを負いながら距離をとり、空に2つの翼が羽ばたく。

そして、ジークヴルム・ノヴァは全身に炎を纏い超高速でラグナ・ロックに接近し、ラグナ・ロックは近づけさせまいと全身からレーザーを発射しつつ何処からでも来いと言った様な体勢でジークヴルム・ノヴァとの戦闘を望む。

 

駆「…フラッシュはありません」

 

ノア「フラッシュタイミング!4コスト、赤2軽減2コストでメテオストームを使用!コストはジークヴルム・ノヴァからコアを2つ取って確保!そして、メテオストームの効果でカード名称にヴルムと入っているスピリットカード一体にこのスピリットのアタック時、BPを比べ相手のスピリットを破壊した時このスピリットが持つシンボル1つと同じ数、相手のライフのコアをリザーブに置く効果を与える。対象は勿論、超神星龍ジークヴルム・ノヴァ!」

 

駆「メテオ…ストーム…!」

 

たちまち空から降り注ぐ流星が砂漠に大迫力の爆発を巻き起こす。

まさかここでヴルムサポートカードのメテオストームを使用してくるとは…今ラグナ・ロックのBPを上げることは出来ないのでバトルに勝利することは出来ない…

 

駆「こちらのフラッシュのカードは無いです」

 

ノア「こっちも無いよ!いけぇ!ノヴァアア!!」

 

ジークヴルム・ノヴァは超高速で旋回し、ラグナ・ロックを翻弄する。

飛び交うレーザーの中ジークヴルム・ノヴァはラグナ・ロックの背後に回り、突撃。それがこの戦いの決めてとなった。

ラグナ・ロックの体勢が崩れ、全身のレーザーは止まる。そこに追撃とばかりにジークヴルム・ノヴァは突貫。

急所を突かれたラグナ・ロックは機能を停止し、大爆発を起こす。

 

ノア「ジークヴルム・ノヴァはダブルシンボル!よってメテオストームの効果でライフを2つ破壊するよ!!」

 

ズドオオオオン!!

 

大量の流星が俺に降り注ぐ。その大爆発は俺のライフを2つ破壊し、俺をぶっ飛ばす。

 

駆「うぁぁ、くぅぅ…!くっ、はぁ…!」

 

その衝撃は凄まじいものだった。俺はバトルフィールドの地面に叩き落とされ地面を転がる。黒い装甲と地面が接触する音が何度も聞こえる。

 

レイ「駆君!!」

 

美弥「か、駆君大丈夫!?」

 

レイと美弥は心配して声を掛けてくれた。こんな俺を心配してくれるなんて君達はホントに優しいんだな。

 

駆「大丈夫さ…ありがとう。レイさん、美弥さん。でも心配は要らない。相手による自分のスピリットの破壊後バーストを発動!ランパートウォール。破壊された終焉の騎神ラグナ・ロックREVIVALを手札に加え、俺は手札から白の探索者RZ-7をノーコストでコアを3個置き、LV2として召喚する」

 

俺のフィールドに2丁拳銃を装備した機体が召喚される。

 

駆「RZ-7の召喚時効果でデッキトップからカードを3枚オープンする」

 

オープンカード

聖皇ジークフリーデンREVIVAL✕

秩序軍神グレイス・オーダー○

終焉の騎神ラグナ・ロックREVIVAL✕

 

駆「その中の煌臨を持つ秩序軍神グレイス・オーダーを手札に加え、残ったカードは破棄する」

 

駆 デッキ29→26 手札1→2

 

駆「さらに、コストを支払うことでフラッシュ効果を使用。4コスト白2軽減2コスト。このカードのフラッシュ効果はこのバトルが終了した時、アタックステップを終了させる」

 

ノア「…ならこれでアタックステップは終わってターンエンド!」

 

ノア デッキ25→24 手札4→2

ライフ1→5 リザーブ0

トラッシュ2

超神星龍ジークヴルム・ノヴァREVIVAL

LV3 BP25000 (6) Sコア 疲労

 

龍星皇メテオヴルムREVIVAL

LV1 BP8000 (1)

 

 

星の砂漠

LV1 (1)

 

バースト

無し

 

手元

電岩竜ダイナモドラゴン

 

駆「俺の…ターン。スタートステップ、コアステップ、ドローステップ、リフレッシュステップ、メインステップ」

 

駆 デッキ26→25 手札2→3

リザーブ3→8 Sコア

 

駆「俺は全てのスピリットのLVをそれぞれ1にする。そして、5コスト白2軽減3コストで手札の終焉の騎神ラグナ・ロックREVIVALのアクセルを使用。

相手のスピリットを全て疲労させる」

 

すると、ラグナ・ロックが発生するレーザーにより回復状態のメテオヴルムは戦意を失い疲労する。

 

ノア「!?」

 

駆「その後、ラグナ・ロックは手元に置かれる。そして、9コスト白3軽減6コストで手元の

 

終焉の騎神ラグナ・ロックREVIVAL

 

をLV1で召喚する」

 

すると、地面が割れひび割れから白い光が溢れ出す。

そして飛び立つ翼の騎神。それは終焉の騎神が再びこのフィールドに降臨した証。

召喚されたラグナ・ロックは緑色のオーラを放ち自身の力を最大限に解放する。

 

駆「終焉の騎神ラグナ・ロックREVIVALの召喚時効果によりボイドからコアを6つラグナ・ロック自身置く。これによりラグナ・ロックはLV3となる。

さらに、5コスト白2軽減3コストで砲凰竜フェニック・キャノンREVIVALを召喚する。そしてフェニック・キャノンREVIVALの召喚時効果により、ネクサスを1つ破壊する。対象は星の砂漠だ」

 

2つのキャノン砲を装備した赤色のフェニックスが現れる。このバトルで2回目の登場のフェニック・キャノンREVIVAL。

そして、次の瞬間にフェニック・キャノンは2つのキャノン砲を乱射し、ネクサスである星の砂漠を破壊。

爆発とともにバトルフィールドの背景が元に戻る。

 

駆「ブリゲイド・ガンナー、ソレイユ・ルヴァンともにLVを2にし、フェニック・キャノンREVIVALを終焉の騎神ラグナ・ロックREVIVALに右合体。さらに、秩序軍ブリゲイド・ガンナーに左合体させる」

 

すると、フェニック・キャノンの右のキャノン砲のエネルギーがラグナ・ロックに左側のキャノン砲のエネルギーがブリゲイド・ガンナーに注がれ、それぞれのBPは3000ポイント上がる。

 

終焉の騎神ラグナ・ロックREVIVAL

LV3 BP18000+3000=21000

 

ブリゲイド・ガンナー

LV2 BP8000+3000=11000

 

駆「アタックステップ、今度こそ右合体スピリットでアタック!

終焉の騎神ラグナ・ロックREVIVALのアタック時効果によりラグナ・ロックはターンに1回、回復する」

 

フェニック・キャノンの加護を受けたラグナ・ロックは無防備なノアのフィールドに突撃する。

 

ノア「まだだよ!フラッシュタイミング!3コストでエターナルディフェンスを使用!

コストはジークヴルム・ノヴァから2つ、リザーブから1つを使って効果を発動!自分のスピリットを一体を指定。このターンの間指定されたスピリットは疲労状態でブロックが出来る!

対象は勿論超神星龍ジークヴルム・ノヴァREVIVALだよ!」

 

ジークヴルム・ノヴァは白い光を纏い戦闘体勢を取る。

 

駆「エターナルディフェンス…まさかそんなカードを握っていたなんて、フラッシュはありません」

 

まさかここまで防御札を持っているなんて彼女はかなり引き運に恵まれている。正直感服したよ。

 

ノア「なら、ジークヴルム・ノヴァでラグナ・ロックをブロックするよ!」

 

男子T「またノヴァとラグナ・ロックのバトルか!」

 

美弥「ジークヴルム・ノヴァの方がBPは高いよ!どうするの?駆君!」

 

終焉の騎神と超神星龍がバトルフィールドの真ん中で合間見えた。

 

終焉の騎神ラグナ・ロックREVIVAL

LV3 BP18000+3000=21000

VS

超神星龍ジークヴルム・ノヴァREVIVAL

LV3 BP25000

 

先に仕掛けたのはジークヴル厶・ノヴァだ。真っ直ぐにラグナ・ロックに向かって突進をしてくる。

その進路にフェニック・キャノンの援護射撃が通りジークヴルム・ノヴァは軌道を変え着実にラグナ・ロックとの距離を縮める。

 

ノア「こちらのフラッシュは無いよ!」

 

駆「なら、フラッシュタイミング!リザーブのソウルコアをトラッシュに置いて左合体スピリットに秩序軍神グレイス・オーダーを[煌臨]させる」

 

ジークヴルム・ノヴァとラグナ・ロックがギリギリの戦いをしている最中、ブリゲイド・ガンナーは輝きを放ち別の武装に煌臨する。

秩序軍の神、グレイス・オーダーがフィールドに降臨した。

 

駆「手札が無くなった以上、もうここでやるしかない!秩序軍神グレイス・オーダーの[煌臨時]効果、デッキトップよりカードを2枚オープンする。その中の系統武装を持つカードを1枚コストを支払わずに召喚することが出来る。

 

…来い、2枚オープン…!」

 

オープンカード

翼神機グラン・ウォーデンREVIVAL○

神器ミョルニール〇

 

駆「…!よし、俺はその中の神器ミョルニールをコストを支払わず、グレイス・オーダー、ソレイユ・ルヴァンからコアを1つずつミョルニールに置き、LV2で召喚し、残ったグラン・ウォーデンは破棄される」

 

駆 デッキ25→23

 

白い装甲の兵士がフィールドに召喚される。

その一方でジークヴルム・ノヴァはラグナ・ロックの腕を掴み、地面に押し倒している。ラグナ・ロックは手に持つ剣とシールドを無くし、抵抗出来なくなっている。もう時ジークヴルム・ノヴァはラグナ・ロックにトドメを刺すだろうという所だった。

 

ノア「私のフラッシュは無い!」

 

駆「なら、ミョルニールのLV2効果、このカードを疲労させることで、このターンの間、神器ミョルニール以外の系統武装を持つスピリットカード一体を回復させ、そのスピリットのBPを+5000させる。

対象は終焉の騎神ラグナ・ロックREVIVAL!」

 

「「「んな!?」」」

 

ここで俺以外の全員が驚いた。

それは恐らくこのバトルもジークヴルム・ノヴァが勝利するだろうという予想をしていたからだろう。

そして、ミョルニールのエネルギーがラグナ・ロックに注がれラグナ・ロックはジークヴルム・ノヴァの拘束から抜け出し、彼の首を両手で絞める。

 

終焉の騎神ラグナ・ロックREVIVAL

LV3 BP18000+3000+5000=26000

VS

超神星龍ジークヴルム・ノヴァ

LV3 BP25000

 

首を絞められたノヴァはラグナ・ロック相手に足掻くがこちらのラグナ・ロックはずっと首を絞めている程、呑気はしていない。相手に隙を与えないようにラグナ・ロックは力技でジークヴルム・ノヴァを思いっきり地面に叩きつける。

一方でジークヴルム・ノヴァは体勢を立て直そうとするが右の翼と左脚をラグナ・ロックがそれぞれの両足で踏みつけ行動を制限させる。ジークヴルム・ノヴァは何とか引き剥がそうとラグナ・ロックに右の拳を叩き込もうとするが、ラグナ・ロックは左腕でジークヴルム・ノヴァの腕を掴み。ありえない方向へジークヴルム・ノヴァの腕を曲げていく。

やがて、バギッ!っと骨が折れるような音がしたと同時にジークヴルム・ノヴァの右腕は力を無くし、垂れ下がる。その痛みからか、ジークヴルム・ノヴァは咆哮をする。そして、抵抗とばかりに口に炎のエネルギーを集中させて火炎放射を放とうとするが、ラグナ・ロックは即座に右腕でジークヴルム・ノヴァの口を塞ぐ。

頼みの綱出会った火炎攻撃が出来なくなったジークヴルム・ノヴァはラグナ・ロックに対してこれ以上抵抗できる力を持ってはいなかった。そこへラグナ・ロックは追い打ちと言わんばかりに暇している左腕でジークヴルム・ノヴァの腹部に連続して鋼鉄の拳を打ちだす。

そのうちにジークヴルム・ノヴァは力尽きてしまい消滅。フィールドから姿を消してしまった。

 

ノア「ジークヴルム・ノヴァ…」

 

駆「続けてアタック行きます。秩序軍神グレイス・オーダーでアタックします。アタック時効果によりデッキからカードを2枚オープン。その中の系統武装を持つスピリットカードを1枚コストを支払わずに召喚出来ます。よってデッキトップからカードを2枚オープン」

 

オープンカード

秩序戦艦バチマン・ド・ゲール○

秩序軍撃墜王ソレイユ・ルヴァン○

 

駆「ではその中から秩序戦艦バチマン・ド・ゲールを神器ミョルニールのコアを1つ置きLV1としてノーコストで召喚します。その際神器ミョルニールのLVは1にダウンします」

 

すると、空中に超巨大な人型の戦艦がまたも姿を表した。

 

ノア「フラッシュは無いよ…!」

 

駆「フラッシュはありません。左合体しているグレイス・オーダーはトリプルシンボル、ライフを3つ破壊します」

 

ノア「…ライフで受ける!」

 

グレイス・オーダーはフェニック・キャノンの砲撃と合わせて2発レーザーを放ちノアのライフを3つ一気に破壊する。

 

バリリリィィィィィン!!

 

ライフが砕ける音がフィールドに響く。

一気に3つ砕かれた、その痛みが彼女を襲う。

 

ノア「ぐぅぅ!!」

 

ノア

ライフ5→2 リザーブ5 Sコア→7 Sコア

 

駆「これで終わりです。終焉の騎神ラグナ・ロックREVIVAL…いえ、右合体スピリットでアタックします。こちらもグレイス・オーダーと同じトリプルシンボルです」

 

ラグナ・ロックは赤色オーラーを纏いながら先程の戦闘で落とした巨大な剣を拾い上げゆっくりと彼女に接近する。

 

ノア「フラッシュは…無いよ!!」

 

駆「こちらも同様にフラッシュは無いです」

 

ノア「フフ…君との勝負楽しかったよ、ライフで受ける!」

 

ノア・フルール先輩はニカッと笑い、ライフで受けることを宣言した。そして、ラグナ・ロックは剣を逆手に持ち地面に突き刺すようにして彼女の残りライフ2個を容赦なく砕く。

 

バリィィィィィン!バリィィィィィン!

 

ノア「うぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ノア

ライフ2→0 リザーブ7 Sコア→9 Sコア

 

彼女はラグナ・ロックの攻撃により吹き飛ん出しまうが何とか体勢を維持することが出来たようだ。どうやら壁や地面に叩きつけられることは無かったので安心した。

そして、彼女のライフが0になったことによりこの勝負は俺の勝利となり幕を閉じた。

 

 

To be continued……




次回予告
入学早々に先輩との手合わせはとても貴重な体験だろう。しかし、ここまで実力のある先輩がさらに強い人を部活に求める理由が分から無かった。

部活に入るか否かを悩む俺を夕焼けの光が照らした。

次回、バトルスピリッツ 欠落

Turn-18 迷いと疲れ

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